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オーストラリアラグビー留学ワールドでは、2020年2月22日に、オーストラリア・ブリズベンにあるサンコープスタジアムで開催された、レッズ対サンウルブズの試合に留学生を無料招待して観戦してきました。
そもそもスーパーラグビーとは何なのか?
本日はそんな解説と、当日の留学生とプロ選手の交流の様子をお伝えいたします。
スーパーラグビーとは、オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・アルゼンチン・日本の計15チーム(2020年現在)のプロチームからなる、ラグビーユニオンの国際プロフェショナルラグビーリーグです。
オーストラリアで爆発的に人気なラグビーリーグ(13人制ラグビー)に対抗するために開催された、ニューサウスウェールズラグビー協会での招待試合がスーパーラグビーの発起です。1986年から1991年までオーストラリア・ニュージーランド・フィジーからなる6チーム参戦のサウスパシフィック・チャンピオンシップを起源に持ち、スーパー6と名称が変更されました。
その後は拡大と縮小を繰り返し、10チーム参戦型のスーパー10、スーパー12、スーパー14と着々とチーム数を増やし続け、2011年に15チームとチーム数が増えた段階で現在のスーパーラグビーへと名称を変更しました。
南アフリカ・アルゼンチン・日本から1チームずつ参戦し、18チームでの国際マッチとなった2016〜2017年シーズン終え、2018〜2020年現在の15チーム構成へと縮小し、2021年より14チームでのリーグ編成となる予定です。
2016年シーズンよりスーパーラグビーに日本のプロチーム・サンウルブズが参戦しています。慣れない長時間の移動や慣れない環境での順応を強いられる中、世界一のフィジカルバトルとも称されるこのスーパーラグビーで、サンウルブズは、参戦当初より思うような結果を残すことはできず、参戦初シーズンは、1勝と苦い思いを味わいました。
しかし、その後サンウルブズは慣れない環境でも着々と進化し、翌年には2勝、その翌年には3勝と勝利数も着々と伸ばしていきましたが、2019年にスーパーラグビー開催団体は成績不振とリーグの編成の見直しを理由に2021年シーズン以降、サンウルブズをスーパーラグビーより除外することを発表しました。
除外は決まってしまいましたが、紛れもなくラグビー日本代表の2019年W杯の躍進の基盤となったのはサンウルブズで、彼らの2020年スーパーラグビーラストシーズンにも注目をしたいです。
*左からラグビー留学ワールドの宣原とレッズのアレックス・マフィ選手。クラブラグビーの同じチームのメンバーとして一緒に戦ったことも。
2月22日にブリズベン・サンコープスタジアムで開催された、オーストラリア・クイーンズランドに本拠地を持つレッズとサンウルブズの試合観戦に、留学生を無料で招待させていただきました。
地元・レッズの初ホーム試合ということもありその日は大盛り上がりで、結果は開幕から3連敗していたレッズが見事初ホームで初勝利を飾ることができました。当日の試合には、留学生と同じアマチュアクラブにも所属する、2番のアレックス・マフィ選手、5番のアンガス・ブライス選手、11番のヘンリー・スペイト選手、12番のハミッシュ・ステワート選手の活躍も間近で見ることもでき、留学生の所属クラブでもプレー経験のある彼らの活躍は、留学生の大きな励みにもなりました。
9番、テイト・マクドナルド選手
13番、ハンター・パルサミ選手
試合後はレッズのプロ選手達との写真撮影や英会話を留学生は楽しみました。所属クラブが同じ同上の選手達とだけではなく、ヤングスターの9番のテイト・マクドナルド選手や13番のハンター・パルサミ選手、更にはオーストラリア代表・ワラビーズのキャップホルダーでもある、ブランドン・パエンガ・アモサ選手とも交流することができました。
親日家でも有名なアモサ選手は、留学生に、「こんにちは」、「ありがとう」と流暢な日本語を披露してくれ、「どこのラグビークラブでプレーしているの?」、「日本でも僕の友達がプレーしているよ」、「頑張ってね」と留学生と英語で会話もしてくれました。
そんなプロ選手との近い距離感は留学生活の励みとなります。
*オーストラリアラグビー組織図
オーストラリアのラグビーの組織図は日本と異なります。
大きく異なるのは高校卒業以降で、日本では高校卒業後、多くのラグビー選手は大学ラグビーを志し、そこで結果を出すことでプロ入りの道が大きく近づきます。要するにプロラグビー選手になるには、4年間で結果を出すことが求められ、さらに強豪校でなければそのレベルと注目度は大きく落ちてしまうため、狭き道となってしまいます。
しかしオーストラリアラグビーでは、高校卒業後は、地域のラグビークラブに所属します。その地域クラブにもカテゴリー分けが細かくされていて、コルツ(高校卒業後から19歳まで)とシニアに分けられます。強豪クラブではコルツで1〜3軍まで、またシニアでは5軍まで要するクラブがあり、実力のあるものがシニアの1軍でプレーします。
1軍での活躍が認められると、州代表(NRC)・セミプロ、そこでまた結果を残すとスーパーラグビー、ワラビーズとプロ契約に繋がって行きます。
実力があれば、ピラミッドの上へ上へと上がっていけます。その証拠に現在レッズ・ワラビーズで活躍するゴールドコースト出身のジェームス・オコナー選手は、当時17歳という若さで、スーパーラグビーデビューを果たし、その後ワラビーズへと選出されました。
スーパーラグビーの日本人選手のパイオニアでもある、田中選手や堀江選手も州代表での活躍が認められ、ハイランダーズ(NZ)、メルボルンレベルズ(AUS)との契約に繋がったとされています。また2015年W杯での活躍が認められた五郎丸選手は、レッズでもプレーしました。
近年では、日本人の実力が世界でも大きく評価され、ここオーストラリアでもクラブラグビーの1軍でプレーする日本人も増えてきて、その後の州代表でプレーした選手もいます。
誰にでも公平にプロ入りのチャンスが与えられていて、年齢制限がないのも海外ラグビーの魅力のひとつです。そんなラグビーを志す気持ちがあれば、高いレベルでも続けられる海外でラグビー留学に挑戦し、実力を高め上へ上へと登って行き、プロ契約を目指しましょう!
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