どのくらいの英語力が必要?ラグビー留学中のコミュニケーション!

 

みなさんこんにちは。木村勇大です。

ブリスベンはすっかり秋になり、人々は長ズボンを履くようになりました。僕は引き続き一生半パンを履いています。

日本やイングランドのラグビーシーズンは5月末で終わるため、この時期は色んなチームに選手が加入します。
僕のチームにもイングランドから2人(AlexとScott)加入し、Alexは加入後10日間だけ僕の家に住んでいます。

同い年であり、お互いこの年齢で初めて海外のチームに所属するなど共通点が多く、会って2日目でマブダチになりました。チームメイトとオモロい話や深い話をすることができた時に、英語でコミュニケーションが取れるということはこんなにも楽しくて幸せなことなのかと実感します。

と、まるで英語ペラペラかのように語っておりますがそんなことはありません笑。というわけで今回は僕がどれくらいの英語力で生活してるのか?どのようにコミュニケーションを取っているのかについて書いていきます。

木村の英語力とラグビー留学前の学習期間

前提として僕の英語力や、僕がオーストラリアに行く前にどれくらい英語の勉強をして行ったかをお話しします。

中学生の頃は進学のための内申点を得るためにしっかり勉強していたため、中学英語は全体的にうっすら頭に入っていました。直近で勉強した期間は2年ですが1週間の勉強時間は3時間程度でした。猛勉強したと言えるのはこの後お話しするフィリピン留学の期間くらいです。

ちなみに2022年6月ごろに受けたTOEICのスコアは410点でした。TOEICで高得点を取るにはTOEICそのものへの対策が必要であり、日常会話とは全くの別物であることを僕の名誉のために強く主張したい。

その後2023年2月に前所属先のチームが活動休止になり外国人選手たちと話す機会を失いました。そこで英語学習へのモチベーションを保てなくなり辞めてしまいました。
その後空白の半年を経て7月にオーストラリア行きを決め、衰えた英語力の向上が必要だと感じ約8週間フィリピンに留学しました。

フィリピンの学校では先生は全員英語しか話さないため、英語で英語を習います。英語分からんから英語習いに来てるのに英語で英語を教わります。それでもこの8週間で明らかに成長を感じたし、日本語に逃げることができないという状況を事前に経験できたので良い経験でした。

学習期間についてはこんな感じです。

留学生活中に分かった勉強の成果

語学留学に行ってからのオーストラリア生活、準備万端で向かったかのように見えますね。
安心してください。到着して最初に入ったお店で「How’s it going?」と言われたとき、本当に何を言っているのか分かりませんでした。How are you?ではないタイプのあいさつをされただけで、当時の僕はうっすらパニックになりました。

みなさんはラッキーです。最初は全然聞き取れないということが事前に分かっていればパニックになることも無いでしょう。その時は僕のことを思い出して感謝してください。

耳が慣れてきても相手が話していることの全部は聞き取れないし、音としては聞き取れるけど意味が分からないことは多々あります。大丈夫です、そんなもんです!

チームメイトとの英語でのコミュニケーション

ラグビーのトレーニングや試合、チームメイトとの日常会話について、ラグビーに関する話は聞こえている言葉から内容をだいたい予測できるのであまり困らないです。完全に聞き取れて理解できるようになりたいですが。

日常会話は年が近かったりプレーするポジションが同じ選手、気の合う選手とたくさん話をしています。とにかく話さないと話せるようにならないので、話しやすい人を見つけるのが上達の近道なのかなと最近は思います。

僕の場合はチームメイトのJordan(30)が毎回の練習後に家まで送ってくれるので、その時にめちゃくちゃ話します。また、先述のAlex(31)もよく話してくれます。

ベテランの選手ほどこちらが理解できる速さで話してくれたり、分かりそうな言葉のチョイスをしてくれる傾向にあると感じていて、気がついたら歳の近い選手やコーチとよく話しをしています。

もちろん何回も聞き返してしまう時もあります。それでも「あ、分からないなら大丈夫です」みたいな態度を取る人は本当に見たことがありません。

なんとなくしか聞き取れなかったら「それってこういうこと?」と聞き返しますし、一部しか聞き取れなかったら聞こえた部分をリピートした後に「what?」を付けて聞き返したりします。本当に会話を諦めないことが大事だと思います。

あとは英語は関係ないんですが、周りの選手の状態や出来事に目を配るようにしています。
例えば前の練習で足を痛めた選手がいたら、次に会った時に「How is your leg?(足の調子どう?)」と聞くことができます。コミュニケーションの種となるものを常に探すようにしています。

いちばん大事なことは?

オーストラリアに着いた当初は本当に何も聞き取れなかったし、全然話せなかったです。ですが話すことを恐れない生活が数ヶ月経つと、これまで積み重ねて来たものが少しずつ自分のものになっていく感覚が出て来ました。

自信がなくても話さないと、どうやら話せるようにはならないっぽいです。中々難しいですよね。でも困難を乗り越えて成長することは、たぶん留学の醍醐味の1つです。

ここまで言語に関することをつらつらと書きましたが、いちばん大事なのは”良いヤツ”であろうとすることじゃないかと思っています。今までの話何やったん?って話なんですが笑。

相手に興味を持つ、気に掛けるなどの基本的な部分は、コミュニケーションをとる上で言語よりも重要な気がします。そこは日本でもオーストラリアでも一緒でした。

あと3ヶ月程度しかありませんが引き続き英語が話せる”良いヤツ”を目指していきます!

 

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この記事を監修した人


諸澤 良幸
諸澤 良幸
株式会社Morrow World 代表取締役社長
日本内閣府認定 NPO留学協会 RCA海外留学アドバイザー
オーストラリア政府認定PIER QEAC留学コンサルタント資格保有
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 加盟

4年制大学法学部を卒業後大手レジャー企業に就職。複数の新規店舗立ち上げや人事業に従事した後、退社し26歳で単身海外留学。海外での英語学習と海外現地企業での管理職経験を経て2015年に株式会社Morrow Worldを設立し留学エージェントサービスを提供開始。2024年時点で9年以上留学エージェントを運営しており、「サポート無料留学エージェント」や「2カ国留学」の先駆けとして留学サポートを提供。
2020年6月にはオンラインに特化した英語コーチングサービスENGLEADを開始、2023年からは学研教室オーストラリアのFC本部の運営会社の代表取締役にも就任。
現在世界8カ国、約100名のスタッフと共に、世界で羽ばたく子どもから大人に向けて幅広く教育関連サービスを提供している。
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