マルタ留学

【2025年最新版】マルタの生活費はいくら?総額・物価・節約術をわかりやすく解説

地中海に浮かぶマルタは、リゾート地としての知名度が高い国です。近年はそれに加えて、語学留学の行き先として選ばれる機会も増えてきました。

2026年1月には日本とマルタのワーキングホリデー協定がスタートする予定であり、今後はワーホリ先としてもより身近な選択肢になっていくと考えられます。

一方で、物価上昇や円安の影響もあり、「実際に暮らすにはどのくらいのお金が必要なのか」「留学やワーホリの総額はどの程度なのか」を不安に感じる人も少なくありません。

そこでこの記事では、マルタで1か月暮らすための生活費の目安を起点に、ライフスタイル別・目的別の費用、物価と収入の関係、節約のコツ、治安や安全面までを順番に整理して紹介していきます。

 

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マルタの1ヶ月の生活費の目安と主な内訳

まず押さえておきたいのが、マルタで生活するうえで必要になる1か月あたりの生活費の全体像です。ざっくりとした全体像を知っておくと、自分の予算と照らし合わせながら計画を立てやすくなります。

家賃や学費を除いた最低限の生活費は、約540ユーロ(約9.7万円)が一つの目安です。ここに住居費を含めると、月1,200〜1,600ユーロ(約21.5〜28.7万円)を見込んでおくと、ある程度ゆとりを持った生活を送りやすくなります。

代表的な費目ごとの目安は、次の通りです。

費目 月額の目安 ポイント
住居費(賃貸) 700〜1,200ユーロ(約12.6〜21.5万円) バレッタやセントジュリアンズなど中心地の1ベッドが中心価格帯。シェアで大きく節約可能
食費 200〜350ユーロ(約3.6〜6.3万円) 自炊中心なら下限に近づけやすい
交通費 15〜30ユーロ(約0.3〜0.6万円) Tallinja Card利用でバス・フェリーを割安に利用できる
水道光熱費 60〜150ユーロ(約1.1〜2.7万円) 冬季は暖房利用で上振れしやすい
通信費(携帯・ネット) 25〜40ユーロ(約0.5〜0.8万円) プリペイドSIMや格安プランを選べる
雑費・生活用品 150〜300ユーロ(約2.7〜5.4万円) 日用品・衣類・洗剤など消耗品全般
交際費・娯楽費 50〜150ユーロ以上(約0.9〜2.7万円以上) 外食やカフェ、週末レジャーの有無で変動
保険・医療費 40〜100ユーロ以上(約0.8〜1.8万円以上) 加入する保険と健康状態で金額が変わる
学校関連費 250〜500ユーロ以上(約4.5〜9.0万円以上) 語学学校や子どもの教育費など

中でも変動幅が大きいのは住居費と学校関連費です。人気エリアに住むのか郊外を選ぶのか、シェアか個室か、現地校かインターナショナルスクールかといった選び方によって、同じマルタ生活でも必要な予算は大きく変わってきます。

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ライフスタイル別|マルタの生活費の目安

続いて、ライフスタイルの違いによって、どれくらい生活費が変わるのかを見ていきます。

一人暮らしなのか、夫婦二人なのか、子ども連れの家族なのかによって、無理なく暮らせる予算の目安は大きく変わります。自分がイメージしている暮らしに近いモデルを探しながら、参考にしてみてください。

単身者(一人暮らし)がマルタで暮らす生活費の目安

単身で暮らす場合は、住居費込みで月1,000〜1,500ユーロ(約17.9〜26.9万円)を見込んでおくと、大きなギャップは生まれにくくなります。

食費・交通費・交際費など、家賃以外にかかるお金は月780〜860ユーロ(約14.0〜15.4万円)前後に収まるケースが多く、このあたりを一つの基準にすると、無理のない予算を立てやすくなります。

都市中心部の1ベッドルームを借りて、外食や週末のレジャーも楽しみたい人は、月1,300〜1,600ユーロ(約23.3〜28.7万円)ほどの予算を用意しておくと、生活に余裕を持ちやすくなります。反対に、自炊を増やしたり、交際費を意識的に抑えたり、郊外やルームシェアを選んだりすれば、1,000ユーロに近い水準まで生活費を下げることも十分に狙えます。

「住む場所」「外食の頻度」「個室かシェアか」という三つの要素の組み合わせ次第で、単身者の生活費は大きく変わってきます。

夫婦(二人暮らし)がマルタで暮らす生活費の目安

夫婦二人で暮らす場合は、月2,200〜3,000ユーロ(約39.4〜53.7万円)をひとつの目安にするとイメージしやすいです。

この中には、1〜2ベッドルームの家賃、2人分の食費、水道光熱費、通信費、交際費など、基本的な生活費が含まれます。

自炊を増やし、外食やレジャーを控えめにすれば、2,200ユーロ寄りの水準でも暮らしやすいでしょう。

一方で、立地の良い物件を選び、週末の外食や小旅行も楽しみたい場合は、3,000ユーロ前後を前提にしておくと安心です。快適さをどこまで重視するのか、それとも貯蓄や余裕資金を優先するのかによって、適切な生活費のラインは変わっていきます。

家族(子連れ)がマルタで暮らす生活費の目安

夫婦と子ども2人の4人家族を想定すると、住居費を除いた月々の生活費は2,800〜3,100ユーロ(約50.2〜55.5万円)が目安になります。食費、交通費、生活用品、保険、子どもの習いごとやアクティビティなど、家族4人分の支出を含んだ金額です。

ここに家賃や学校関連費を上乗せすると、月3,000〜4,000ユーロ(約53.7〜71.6万円)以上になるケースが多くなります。現地校に通うのかインターナショナルスクールを選ぶのか、どのエリアでどのくらいの広さの物件を借りるのかによって、必要な金額はさらに変わります。

教育費と住居費が家計の大部分を占めやすいため、「どの教育環境を選ぶか」「どのエリアで暮らすか」を早めに検討しておくことが、家族でのマルタ生活を考えるうえで大切なポイントになります。

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目的別|マルタの生活費の目安(留学・ワーホリ)

続いて、マルタに行く目的ごとに必要な費用を整理します。語学留学を中心に考えているのか、それともワーホリで働きながら滞在したいのかによって、資金計画の立て方や総額のイメージは大きく変わります。

マルタ留学にかかる費用の目安(3ヶ月・半年・1年)

マルタ留学の生活費は、住居費込みで月600〜1,000ユーロ(約10.8〜17.9万円)を目安に考えておくと安心です。ここに語学学校や大学の授業料が加わることで、トータルの留学費用が決まってきます。

食費や交通費などの日々の出費は、自炊や住まいの選び方によってある程度コントロールできますが、授業料が全体の中で大きな割合を占める点は、あらかじめ意識しておくとよいでしょう。

期間 授業料の目安 生活費の目安 総額の目安
3か月 ・経済校 2,400〜3,000ユーロ(約43.0〜53.7万円)

・上位校 4,500〜6,000ユーロ(約80.6〜107.4万円)

約1,800〜3,000ユーロ(約32.3〜53.7万円) 約4,200〜9,000ユーロ(約75.2〜161.1万円)
半年(6か月) ・経済校 4,500〜6,000ユーロ(約80.6〜107.4万円)

・上位校 8,500〜12,000ユーロ(約152.2〜214.8万円)

約3,600〜6,000ユーロ(約64.5〜107.4万円) 約8,100〜18,000ユーロ(約145.0〜322.2万円)
1年 大学・長期プログラム 7,000〜15,000ユーロ(約125.3〜268.5万円) 約7,200〜12,000ユーロ(約128.9〜214.8万円) 約14,200〜27,000ユーロ(約254.2〜483.3万円)

同じ3か月の留学でも、「経済校+シェアルーム」と「上位校+プライベートルーム」では、総額に大きな差が生まれます。到達したい英語レベルや学校の雰囲気、どの程度まで生活の快適さを重視したいかを整理したうえで、複数の学校から見積もりを取り、生活費とあわせて比較することが大切です。

マルタワーホリにかかる費用の目安(半年・1年)

マルタのワーキングホリデー制度は、2026年1月からスタートする予定です。現地で働きながら生活費の一部をまかなえる点が大きな魅力ですが、到着してすぐに安定した収入を得られるとは限りません。

仕事が見つかるまでの期間も考慮すると、一定の自己資金を用意しておくことが欠かせません。

期間ごとの費用感は、次のように考えられます。

期間 生活費の目安 その他費用の目安 総額の目安
半年(6か月) 約3,600〜6,000ユーロ(約64.5〜107.4万円) 渡航費・初期費用・保険・予備費など約1,000〜2,000ユーロ(約17.9〜35.8万円) 約4,600〜8,000ユーロ(約82.4〜143.2万円)
1年 約7,200〜12,000ユーロ(約128.9〜214.8万円) 初期費用・保険・旅行など約2,800〜3,000ユーロ(約50.2〜53.7万円) 約10,000〜15,000ユーロ(約179.0〜268.5万円)

現地でのアルバイト収入が、これらの費用の一部をカバーしてくれる可能性はありますが、求人状況や英語力、働ける時間数によって収入は大きく変わります。「最低限このくらいの自己資金があれば安心できる」というラインを自分の中で決めておき、そのうえで現地収入を上乗せしていくイメージを持っておくと、資金計画を立てやすくなります。

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参考:マルタ共和国との間のワーキング・ホリデー制度に関する口上書の交換|外務省

マルタの物価はどれくらい?日本との比較と最新動向

生活費の感覚をつかむには、マルタと日本の物価水準の違いも知っておきたいところです。コスト・オブ・リビング比較サイト「LivingCost」によると、1人あたりの平均生活費(家賃込み)の目安は、日本が約1,130米ドル、マルタが約1,647米ドルというデータがあります(2025年11月時点)。単純に比較すると、マルタの方が日本よりも約46%生活費が高い水準とされています。

この数字だけを見ると「マルタはかなり物価が高い国」という印象を持ちやすいかもしれませんが、内訳を見ていくと特徴が分かれてきます。

生活費全体は日本より高めになりやすい一方で、交通費は日本と比べて抑えめの水準です。バスやフェリーの料金は比較的安く設定されており、公共交通機関を上手に活用すれば、移動コストは管理しやすいと感じる人も多いでしょう。

また、マルタは西ヨーロッパ諸国の中では比較的生活費を抑えやすい国の一つとされています。同じヨーロッパ圏で見ても、ロンドンやパリといった大都市と比べると、家賃や日常の出費は抑えやすいケースが少なくありません。

ただし、首都圏にあたるエリアか郊外か、どのような住まいを選ぶか、自炊中心か外食中心かといった住む場所とライフスタイルの違いによって、実際の支出は大きく変わります。

さらに、為替レートの変動も、日本から見たときの「物価の高さ」に影響します。ここで紹介した数値はあくまで一つの目安としてとらえつつ、住むエリアや暮らし方、渡航時点の為替状況によって、必要な生活費が変動することを意識しておくと安心です。

マルタの生活費を抑えるための節約術7選

悩む人

ここからは、マルタでの生活費をできるだけ抑えたい人向けに、日常の中で取り入れやすい節約術を7つ紹介します。暮らし方を大きく変えなくても、ちょっとした工夫で月々の出費に違いが出てきます。

  • 地元の市場やLidlを活用して食費を効率よく抑える
  • Tallinja Cardを使ってバス・フェリーの交通費を節約する
  • 格安SIMを利用して通信費の負担をできるだけ減らす
  • シェアハウスやルームシェアで家賃を無理なく抑える
  • 冬は暖房の使い方を工夫して光熱費の出費を少なくする
  • 外食はハッピーアワーやランチを選んで出費を抑える
  • 島内の移動はフェリーやバスを中心に選んで交通費を節約する

生活スタイルと相談しながら、取り入れやすいものから少しずつ試してみることが、無理なく続けるためのポイントです。

地元の市場やLidlを活用して食費を効率よく抑える

食費を抑えたいときは、地元のマーケットやLidlなどディスカウント系スーパーの活用がポイントになります。野菜や果物、肉や魚を市場や比較的安価なスーパーでまとめ買いし、自炊をベースにした生活に切り替えると、外食中心の生活と比べて月々の出費を大きく抑えやすくなります。

旬の食材を選べば価格も落ち着き、栄養バランスも整えやすくなります。週末に買い出しと作り置きをしておけば、平日の食事づくりがぐっと楽になり、外食の回数も自然と減っていきます。

「外食はご褒美の日に楽しみ、ふだんは自炊で整える」という考え方に切り替えるだけでも、食費と健康の両方でメリットが期待できます。

Tallinja Cardを使ってバス・フェリーの交通費を節約する

マルタでは、バスとフェリーが日常の主要な交通手段です。

Tallinja Cardを利用すると、通常運賃よりもお得な料金でバスやフェリーに乗ることができます。長期滞在や通学・通勤がある人にとって、毎月の交通費のベースを抑えやすい方法です。

カードには居住者向けや学生向けなどいくつか種類があり、適用条件も異なります。滞在期間や生活スタイルに合うカードを選び、通学・通勤・買い物などでバスをどの程度利用するのかをイメージしておくと、自分に合ったプランを選びやすくなります。

路線図や時刻表をアプリで確認する習慣をつけておくと、タクシーに頼らず移動できる場面も増えていきます。

参考:Making Use of Public Transport

格安SIMを利用して通信費の負担をできるだけ減らす

通信費を抑えたい場合は、現地キャリアのプリペイドSIMや格安SIMプランを利用するのがおすすめです。事業者によっては、プリペイドSIMが5〜12ユーロ程度から利用できるプランもあり、データ容量や通話の有無に応じて細かく選べます。

日本のキャリアをローミングで使い続けると、高額請求につながるおそれもあります。マルタ到着後に現地SIMへ切り替える前提で準備しておくと安心です。

自宅や学校、カフェなどWi-Fiが使える場所ではWi-Fiを優先し、モバイルデータは必要な場面だけに絞るだけでも、毎月の通信費は大きく変わってくるはずです。

シェアハウスやルームシェアで家賃を無理なく抑える

家賃は、マルタでの生活費の中で最も大きな固定費になりやすい項目です。シェアハウスやルームシェアを選ぶと、一人あたりの家賃を大きく抑えられる可能性があります。

たとえば、1,200ユーロの物件を3人でシェアすれば、一人あたりの負担は約400ユーロです。浮いた分の費用を語学学校のグレードアップや旅行費用、貯蓄に回すこともできます。

共有スペースの使い方や生活リズムの違いへの配慮は必要ですが、事前にルールを確認しておけばトラブルのリスクは減らしやすくなります。

住居費をどこまで抑えるか考えるとき、シェアの選択肢は検討する価値が高い方法です。

冬は暖房の使い方を工夫して光熱費の出費を少なくする

マルタの冬は日本ほど厳しくはないものの、建物の断熱性が高くない物件も多く、暖房の使い方によって光熱費がかさみやすい面があります。電気ヒーターを長時間つけっぱなしにするのではなく、厚手の衣類やブランケット、湯たんぽなどを組み合わせて体を温める工夫を取り入れると、電気代を抑えやすくなります。

暖房を使う部屋を限定したり、タイマー機能を活用したりすれば、快適さと節約のバランスを取りやすくなります。窓やドアの隙間をふさぐ簡単な対策や、厚手のカーテンを利用するだけでも体感温度は変わります。「家全体を暖めるのではなく、自分がいる空間を効率よく暖める」という意識が、光熱費を抑えるうえでのポイントになります。

外食はハッピーアワーやランチを選んで出費を抑える

マルタのレストランやカフェは、日本と比べるとやや割高に感じることもあります。その一方で、ランチタイムのセットメニューやハッピーアワーの時間帯を狙うと、同じお店でも手頃な価格で楽しめる場合があります。

「平日はランチ中心で外食し、夜は自炊にする」「週末だけレストランでゆっくり食事を楽しむ」といったマイルールを決めておくと、食費と満足感のバランスが取りやすくなります。お気に入りのお店をいくつか見つけておくと、その日の予算と相談しながら“外食の日”を計画できるようになるでしょう。

島内の移動はフェリーやバスを中心に選んで交通費を節約する

タクシーや配車アプリは便利ですが、頻繁に利用すると交通費が大きくなりがちです。日常の移動はフェリーやバスを中心にし、タクシーはどうしても必要なときに絞って使うと決めておくだけでも、毎月の交通費を抑えやすくなります。

マルタ島内の移動だけでなく、マルタ島とゴゾ島の行き来にもフェリーは役立ちます。通学・通勤ルートについては、「バス+徒歩」「フェリー+バス」など複数のパターンを試し、時間と費用のバランスが良いルートを早めに見つけておくと安心です。最初の数週間で自分なりの移動パターンを固めておくと、その後の生活費の見通しも立てやすくなります。

マルタの収入事情|最低賃金と平均給与の目安

お金と金庫

マルタでの長期滞在やワーホリを考えるなら、現地でどのくらい収入が見込めそうかを把握しておくことも大切です。生活費の目安だけでなく、最低賃金や平均給与の水準を知っておくと、どの程度自己資金を用意しておくべきかイメージしやすくなります。

現在、マルタの18歳以上に適用される全国最低賃金は週額221.78ユーロ(約4万円)とされています。週40時間勤務と仮定して単純計算すると、時給は約5.54ユーロ(約1,000円前後)程度が目安になります。

ただし、これはあくまで概算であり、実際のフルタイム勤務時間や、産業・職種ごとに定められた条件によって、実際の時給水準は前後します。

一方で、マルタの平均月給(基本給)は約1,997ユーロ/月(約35.7万円前後)とされています。これはマルタ国家統計局(NSO)が公表している2024年第4四半期のデータに基づく数値です。

金融・保険・IT関連などの分野ではこの平均を大きく上回るケースもある一方で、サービス業や観光関連の初級職では最低賃金に近い水準となることもあります。同じマルタで働く場合でも、業界や職種によって収入レンジには大きな幅があるという前提を持っておくと安心です。

マルタでの就労を前提に留学やワーホリを検討する場合は、希望する業種や働き方に応じた給与水準を事前に確認しておくことが欠かせません。求人サイトや口コミ、現地で働く人の声などを参考にしながら、「自分の英語力やスキルなら、どのくらいの時給・月給を目安に考えておくとよいか」をイメージしておくと、資金計画や生活費のシミュレーションもしやすくなります。

※1ユーロ=約179円で換算しています。(2025年11月時点)

参考:National Minimum Wage – The Department

Labour Force Survey: Q4/2024 – NSO Malta

マルタの治安状況と安全に暮らすための注意点

マルタは、ヨーロッパの中では比較的治安が良い国とされています。日常生活の中で大きな危険を感じる場面は多くないといわれますが、観光客が多いエリアや夜間の繁華街では、スリやトラブルへの注意が必要です。安心して暮らすために、基本的なポイントをあらかじめ押さえておきましょう。

観光地・バス・フェリーでは身の回りの物をしっかり管理する

セントジュリアンズやスリーマ、バレッタといった観光地や、混雑したバス・フェリーの中では、スリや置き引きのリスクが指摘されています。バッグはしっかり閉じて前に抱える、財布やスマートフォンをズボンの後ろポケットに入れないなど、日本でも有効な基本的な防犯対策がそのまま役立ちます。

特に、バスの乗り降りや人が密集している車内は、注意がそれやすいタイミングです。

「混雑している場所では荷物から手を離さない」「貴重品は一か所にまとめない」といった小さな心がけでも、被害を防ぎやすくなります。パスポートや多額の現金は常に持ち歩かず、宿泊先のセーフティボックスなども活用しながら分散して管理すると、より安心です。

夜間の繁華街(パーチャビル地区)では一人歩きしない

バーやクラブが集まるパーチャビル(Paceville)地区など、夜間の繁華街では、酔客同士のトラブルやスリ、薬物関連のトラブルに巻き込まれるリスクがあるとされています。常に危険というわけではありませんが、遅い時間帯に一人で長時間歩き回る行動は避けた方が無難です。

夜に出かけるときは複数人で行動し、飲み過ぎないことや、知らない人から飲み物を受け取らないことを意識するだけでも、安全性は高まりやすくなります。終バスやフェリーの時間を事前に確認し、「遅くなりそうな日は早めに帰る」と決めておくことも大切です。

外務省や各国政府の海外安全情報などで最新の治安状況をチェックしながら、自分の行動も見直していくと、より安心してマルタ生活を続けやすくなります。

参考:Safety and security – Malta travel advice – GOV.UK

Travel advice and advisories for Malta

マルタ留学・ワーホリの不安を一気に解消!まずはタビケン留学へご相談ください

ここまで、マルタで暮らす際の生活費や物価、収入事情、治安について整理してきました。

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私たちタビケン留学では、費用面の不安から渡航前の英語学習、現地でのキャリア準備までを一貫してサポートできる体制を整えています。マルタ留学やワーホリを検討し始めた段階でも、無料カウンセリングで現状や希望を一緒に整理していくことで、次に踏み出す一歩を描きやすくなります。

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タビケン留学では、留学・ワーホリのサポート費が0円の「サポート費無料制度」を採用し、語学学校の授業料についても最低価格保証の仕組みを設けています。できるだけ費用の負担を抑えながらマルタ留学を実現していただけるよう、料金面のサポート体制を整えています。

渡航前の準備をしっかり行っていただくことで、現地で高時給の仕事を得られる可能性も高まり、現地収入と組み合わせて留学・ワーホリの実質的な自己負担額を大きく下げられるケースも期待できます。費用が気になってなかなか一歩を踏み出せない方に対しては、無料カウンセリングの場で具体的な金額感やプランを一緒に整理しながら、無理のない計画づくりをお手伝いしています。

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タビケンプライムなどのプログラムでは、渡航前からオンラインで英語学習とキャリア準備を進められる環境を用意しています。英会話や文法に加えて、現地での仕事探しに役立つ英語表現、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策といった実践的な内容まで、私たちがサポートします。

渡航前に英語力を高めておくことで、現地到着後に申し込む語学コースのレベルを調整し、授業料を抑えながら効率的に学べる可能性も生まれます。なお、タビケン留学では職業紹介や職業あっせんは行っていません。

仕事探しに役立つ情報の提供や、履歴書の準備・面接対策など、渡航前にできる準備のサポートに力を入れている点が私たちの特徴です。

2026年ワーホリ情報やビザ手続きも専門スタッフがしっかりサポート

タビケン留学では、マルタのワーホリ制度やビザ手続きに関する最新情報の収集と、必要なステップの整理も継続して行っています。2026年1月にスタートするワーホリ制度については、今後も詳細や申請条件が更新されていく可能性があるため、最新の情報に基づいて準備の流れをお伝えできるよう心がけています。

マルタでワーホリを検討している方の中には、「いつまでに何を準備しておくべきか」「今の英語力やキャリアの状況ならどんな準備が必要か」といった不安や疑問を抱えている方も多いはずです。私たちの無料カウンセリングをご利用いただくことで、こうしたポイントを一つずつ確認しながら、ビザ手続きや渡航準備を含めた全体像を一緒に整理していくことができます。

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まとめ:マルタで暮らす前に生活費をしっかり確認しよう

マルタの生活費は、日本よりやや高めではあるものの、工夫次第で無理のない範囲におさえやすい水準です。

家賃を含めた1か月の生活費は、単身者で1,000〜1,500ユーロ(約17.9〜26.9万円)前後、夫婦や家族世帯では2,200〜4,000ユーロ(約39.4〜71.6万円)程度を目安にしておくと、全体のイメージをつかみやすくなります。
※1ユーロ=約179円で換算しています。(2025年11月時点)

留学やワーホリを考えるときは、生活費だけでなく、授業料や渡航費、保険料なども含めたトータルの費用をあらかじめ整理しておくことがおすすめです。日本円に置き換えながら大まかな金額感を確認しておくと、現地で予算オーバーになりにくくなります。

あわせて、最低賃金や平均給与、治安、ビザ制度といった基本情報もチェックしておくと、準備の方向性をより具体的に描きやすくなります。

マルタ留学やワーホリについて具体的に相談したくなったときは、私たちタビケン留学の無料カウンセリングを活用してみてください。費用やプランの整理を一緒に進めながら、マルタでの生活計画づくりをしっかりサポートします。

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この記事を監修した人

諸澤 良幸

諸澤 良幸

株式会社Morrow World 代表取締役社長

日本内閣府認定 NPO留学協会 RCA海外留学アドバイザー
オーストラリア政府認定PIER QEAC留学コンサルタント資格保有
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 加盟

4年制大学法学部を卒業後大手レジャー企業に就職。複数の新規店舗立ち上げや人事業に従事した後、退社し26歳で単身海外留学。海外での英語学習と海外現地企業での管理職経験を経て2015年に株式会社Morrow Worldを設立し留学エージェントサービスを提供開始。2024年時点で9年以上留学エージェントを運営しており、「サポート無料留学エージェント」や「2カ国留学」の先駆けとして留学サポートを提供。
2020年6月にはオンラインに特化した英語コーチングサービスENGLEADを開始、2023年からは学研教室オーストラリアのFC本部の運営会社の代表取締役にも就任。
現在世界8カ国、約100名のスタッフと共に、世界で羽ばたく子どもから大人に向けて幅広く教育関連サービスを提供している。
JAOS 一般社団法人 海外留学協議会

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