マルタの生活情報

マルタ島の危険情報と治安の現実|留学・ワーホリ前に確認しておきたいことを解説

 

【この記事の要約】

  • マルタの危険レベル、治安水準が分かります。
  • マルタで実際に起こっている犯罪やトラブルについてお伝えします。
  • マルタ留学で特に注意が必要なエリアについて解説します。
  • 緊急時の連絡先と実際に被害に遭ってしまった場合についてお伝えします。

 

マルタ島への留学やワーキングホリデーを検討しているとき、「マルタは本当に安全なの?」「危険なエリアははどこ?」という疑問は誰もが気になるポイントです。

英語が公用語のヨーロッパの島国として人気が高まっているマルタですが、治安の実態は事前に把握しておくことが大切です。

この記事では、米国国務省・英国外務省(FCDO)の公式情報をもとに、マルタの治安の現状と注意が必要なエリア・犯罪の種類・女性の注意点・防犯対策を解説します。

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マルタの治安は「比較的安全」─ 世界基準での位置づけ

マルタ島は世界的に見て治安の良い部類に入ります。

ただし、安心は禁物で、観光客が集まる場所や夜間には注意が必要です。渡航前に公式情報を確認し、正しい知識を持って現地に臨みましょう。

外務省・各国の安全情報が示すマルタの危険レベル

マルタの治安に不安を感じている方は少なくありませんが、公式の安全評価を見ると不安はある程度解消されるでしょう。

米国国務省は、2026年6月現在もマルタに「Level 1: Exercise Normal Precautions(通常の注意を払う)」を適用しています。これは4段階評価の中で最も安全なレベルで、世界の中でも比較的安心して渡航できる国と評価されています。

英国外務省(FCDO)も2026年6月の情報でマルタへの渡航禁止勧告を出しておらず、通常の注意を払うことで旅行・留学が可能な国として扱っています。

なお、日本の外務省のマルタ安全情報については、外務省海外安全ホームページ(anzen.mofa.go.jp)で最新情報を必ずご確認ください。

複数の公式機関がマルタを比較的安全な渡航先と評価している一方、スリや夜間のトラブルは実際に発生しています。「安全な国」というラベルに安心しきらず、具体的なリスクを知った上で渡航することが重要です。

マルタ ワーキングホリデー情報マルタ留学のメリット・デメリットも、渡航前の情報収集として合わせてご覧ください。

ヨーロッパ諸国と比べたマルタの治安水準

「マルタは他のヨーロッパ諸国と比べて治安はどうなの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

パリやロンドンといった主要ヨーロッパ都市と比較すると、マルタは軽犯罪の発生率が低い傾向にあります。首都バレッタは世界遺産にも登録された美しい街で、日中の治安は良好です。

マルタ全体の人口が約55万人と小さい島国であるため、大都市圏特有の匿名性によるリスクが相対的に低いとも言えます。

ただし、夏季を中心に外国人観光客が急増するため、観光客をターゲットにしたスリやぼったくりは確かに存在します。「ヨーロッパの中でも安全」という印象に油断しすぎると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

適切な準備があれば、マルタは留学・ワーホリ先として非常に過ごしやすい国です。

マルタ留学はなぜ安い?という疑問から「安い=危険?」という誤解を持つ方もいますが、コストパフォーマンスの高さと治安は別の軸で評価することが大切です。

マルタで気をつけたい犯罪・トラブルの種類

マルタで報告される犯罪の多くは、スリやぼったくりなど旅行者・留学生を狙った軽犯罪です。犯罪の種類を知って事前に備えましょう。

スリ・置き引き・ひったくり(バス・観光地)

荷物の管理に不安を感じるのは、初めてのマルタ渡航者にとってよくある心配事のひとつです。

米国国務省(2026年6月)によると、マルタで最も多く報告される犯罪はスリ・置き引き・ひったくりなどの軽犯罪です。英国FCDO(2026年6月更新)も同様に、強盗・ハンドバッグひったくり・スリ・駐車車両からの盗難を報告しています。これらの犯罪は、観光客が多く集まる場所や公共交通機関で特に注意が必要です。

特に夏季のバスでは、バレッタとセントジュリアンズを結ぶ路線でスリ被害が多発しています。混雑した車内でリュックサックを前に抱えず背負ったままにしたり、スマートフォンをポケットから出したりすると狙われやすくなります。バッグはファスナーを閉め、貴重品は体の正面で管理する習慣を持ちましょう。

ホームステイ先や留学生向けシェアハウスでも油断は禁物で、貴重品の管理は日本よりも意識する必要があります。マルタのホームステイ完全ガイドでは、住環境の選び方について詳しく解説しています。

パーチャビルのドリンクスパイクと酔っ払いトラブル

マルタのナイトライフを楽しみたい方にとって、パーチャビル(Paceville)は外せないスポットです。しかし、このエリアには特有のリスクがあることを知っておくことが大切です。

米国国務省は、パーチャビルのナイトクラブ地区について「飲酒過多・混雑・人種差別的暴力のリスクがある高リスクエリア」として明示しています。

英国FCDO(2026年6月更新)も、パーチャビル地区のバーやクラブでのドリンクスパイク(飲食物への薬物混入)事件を報告しており、強盗や暴行被害が起きる場合もあるとしています。

具体的には、飲みかけのドリンクを席に置いたまま離れる、見知らぬ人からドリンクを受け取る、といった行動がドリンクスパイクの被害につながるケースがあります。

深夜のパーチャビルでは、アルコール過多になった人物からの絡みや、財布を狙った接触トラブルも報告されています。

友人と複数人で行動する、深夜一人でのエリア内移動を避ける、ドリンクは自分で注文して目を離さないというルールを守ることで、リスクを大幅に下げることができます。

セントジュリアンズエリアの情報と合わせて、事前にエリアの特性を把握しておきましょう。

タクシーのぼったくりと詐欺

マルタ到着後の移動でよく使うタクシーですが、英国FCDOが詐欺を報告しているという事実はぜひ知っておいてください。

観光地や空港周辺ではメーターを使わないタクシーが存在し、乗車前に料金を確認しないまま法外な請求をされるケースがあります。

正規タクシー会社や配車アプリ「Bolt」などを使えば事前に金額が確定するため安心感が高まります。空港ではホワイトキャブ(公式タクシー)を利用し、観光地での声かけタクシーには乗車前に必ず料金を確認しましょう。

マルタ島のワーホリが2026年にスタートなど渡航前の情報収集も合わせて参考にしてください。

特に注意が必要なエリアと安全な地域

マルタ全体が危険というわけではなく、エリアによって安全度は大きく異なります。特に注意が必要な場所を事前に把握しておきましょう。

パーチャビル(Paceville)─ ナイトライフの高リスクエリア

パーチャビルに行く予定がある方に、ぜひ事前に知っておいていただきたいことがあります。

パーチャビルはセントジュリアンズ内に位置するナイトクラブ集積エリアで、マルタ最大のナイトライフスポットとして多くの若者が訪れます。

米国国務省はこのエリアを「飲酒過多・混雑・人種差別的暴力のリスクがある高リスクエリア」として名指しで警告しています。英国FCDOも暴行(強姦・性的暴行を含む)のリスクを明記しており、深夜は特に注意が必要です。

パーチャビル周辺は深夜を避けて複数人で行動することが基本的な安全対策です。特に女性の場合、深夜一人での帰宅は極力避け、タクシーや配車アプリで直接帰宅するルートを事前に決めておくと安心です。

セントジュリアンズエリアのページや、マルタワーホリで仕事は見つかる?の情報も合わせて確認しておきましょう。

バレッタ・セントジュリアン・スリーマ(中心部の治安)

マルタで最もよく訪れるエリアについて、具体的な安全状況を確認しておきましょう。

首都バレッタは、2018年に欧州文化首都にも選ばれた歴史ある美しい街で、日中は観光客や地元住民で賑わい比較的安全に散策できます。

スリーマはショッピングや飲食店が多い住宅街を含み、昼間は落ち着いた雰囲気です。セントジュリアンズはパーチャビルを除けば語学学校が多く、留学生コミュニティが根付いています。

ただし、夏季はバレッタからセントジュリアンズを結ぶバス路線が混雑し、スリ被害が多発するため注意が必要です。

バスの中でスマートフォンをポケットの外に出したままにする、リュックを背中側で開けたままにするといった行動は避けましょう。

エリアごとの詳細はバレッタエリアスリーマエリアのページで確認できます。

マルタの生活費・物価の情報と合わせると、現地での生活イメージが具体的になります。

女性一人旅・女性留学生が気をつけること

マルタは全般的に女性一人旅でも過ごしやすい国です。

ただしいくつかの注意点を知っておくと、より安心して過ごせます。

ナンパ・しつこい声かけと夜間の行動指針

「女性一人でマルタに行っても大丈夫?」という不安は、渡航前に多くの方が感じるものです。

南欧・中東出身者からの声かけやナンパは、マルタでの留学経験者がよく言及するポイントです。これはマルタ特有というよりも地中海地域に共通した傾向ですが、日本との違いに戸惑いを感じる方は少なくありません。

無視する・毅然とした態度で「No」と言う・足を止めずに立ち去るといった対応が基本で、声かけに応じると誤解を与えしつこさが増すケースもあります。

パーチャビル周辺の深夜や人通りが少ない路地では一人歩きを避けることが安全な行動指針です。複数人での行動、帰宅ルートの事前確認、配車アプリの活用をセットで意識することで、安心感は大きく上がります。

「危ないから行けない」ではなく「知識と準備があれば安全に楽しめる」というスタンスでマルタ留学に臨みましょう。

マルタ留学で失敗する人の特徴と対策社会人のマルタ留学も、リスク回避の視点から参考になります。

語学学校・シェアハウスでの荷物管理(留学生特有のリスク)

観光客が遭うトラブルだけでなく、留学生特有の生活環境にも盗難リスクがあります。学校・住居での荷物管理は日本より意識する必要があります。

寮・シェアハウスの盗難リスクと実践的な防犯

語学学校やシェアハウスでの生活に不安を感じている方に、具体的な対策をお伝えします。

マルタでは置き引きなどの軽犯罪(petty theft)が多く報告されています。これは観光地だけでなく、留学生が生活する語学学校の教室・共用スペース・シェアハウスのリビングでも起こりえます。多国籍の学生が同じ空間で生活する環境では、日本国内の感覚で貴重品を放置することは避けた方が賢明です。

語学学校の教室では、財布・スマートフォンなどを鞄の中にしまい、席を離れる際は必ず持ち歩く習慣をつけましょう。

シェアハウスでは自室のドアに鍵をかけること、貴重品は共用スペースに置かないことが基本的な防犯対策です。

パスポートの原本は安全な場所に保管しコピーを携行する形にすると、紛失・盗難時のリスクを減らせます。渡航前に海外旅行保険(留学保険)に加入しておくことで、万が一の盗難時にも対応できます。

タビケン留学が扱うマルタ島の語学学校については、マルタの語学学校一覧から各校の詳細ページをご確認ください。

タビケン留学のサポート内容では、渡航前から帰国後までの一貫したサポート体制を確認できます。

費用面についてはマルタワーホリの費用・内訳も参考にしてください。

緊急時の連絡先と被害後の対処手順

万が一トラブルに巻き込まれた場合でも、事前に連絡先を知っておくと対応がスムーズになります。被害直後の行動フローも確認しておきましょう。

緊急通報・大使館・被害届と旅行保険

「もし何かあったときに、どこに連絡すれば良いのか分からない」という不安は、渡航前の準備で解消できます。

マルタの緊急通報番号は112(警察・救急・消防共通)です。困ったことが起きた際、まず112に電話することで警察や救急の対応を求めることができます。英語が公用語であるため、英語で事情を説明できます。

在マルタ米国大使館の電話番号は(+356)2561-4000です。日本国大使館の連絡先は外務省海外安全ホームページ(anzen.mofa.go.jp)でご確認ください。

盗難被害に遭った場合は、まず現地警察署で被害届(ポリスレポート)を提出して受理証明書を取得します。次に、加入している旅行保険会社の緊急連絡先に連絡して指示を仰ぎましょう。保険会社によっては、現地での対応を電話でサポートしてくれる場合もあります。

タビケンプライムにはJTBグローバルアシスタンスが無料で付帯されており、現地でのトラブル時に日本語で相談できる窓口があります。マルタの医療水準は米国国務省が「米国基準に達している」と評価していますが、緊急性のない治療は待ち時間が長い場合があるため、渡航前に留学保険への加入をおすすめします。

マルタ留学は意味ない?後悔する人の特徴では、渡航前の準備不足による失敗例も紹介されています。

はじめての留学ガイドも、初めての海外生活の不安を解消する情報が揃っていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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マルタの治安情報を調べていると、「思ったより気をつけることが多い」「一人で判断できるか不安」と感じる方もいるでしょう。渡航前の不安を一人で抱えたままにする必要はありません。

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この記事を監修した人

諸澤 良幸

諸澤 良幸

株式会社Morrow World 代表取締役社長

日本内閣府認定 NPO留学協会 RCA海外留学アドバイザー
オーストラリア政府認定PIER QEAC留学コンサルタント資格保有
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 加盟

4年制大学法学部を卒業後大手レジャー企業に就職。複数の新規店舗立ち上げや人事業に従事した後、退社し26歳で単身海外留学。海外での英語学習と海外現地企業での管理職経験を経て2015年に株式会社Morrow Worldを設立し留学エージェントサービスを提供開始。2024年時点で9年以上留学エージェントを運営しており、「サポート無料留学エージェント」や「2カ国留学」の先駆けとして留学サポートを提供。
2020年6月にはオンラインに特化した英語コーチングサービスENGLEADを開始、2023年からは学研教室オーストラリアのFC本部の運営会社の代表取締役にも就任。
現在世界8カ国、約100名のスタッフと共に、世界で羽ばたく子どもから大人に向けて幅広く教育関連サービスを提供している。
JAOS 一般社団法人 海外留学協議会

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