「〇〇万円で初期費用は足りるかな？」「具体的にどこにいくらの費用がかかるの？」

カナダのワーホリ費用について、このような疑問を抱えている方もいるでしょう。

そこで本記事では、期間別や目的別にカナダのワーホリ費用を解説します。

ワーホリ中の収入目安や、費用を抑えるコツ・ポイントについても解説していますので、カナダへのワーホリを検討している方はぜひ最後までご覧ください。

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【期間別】カナダへのワーキングホリデー費用はどのくらい？

カナダのワーホリに必要な留学費用を、1年間・半年間・3ヶ月間の期間別に紹介します。

渡航前に貯めておくべき資金の目安になるので、ワーホリを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

1年間のワーキングホリデー費用

内訳	金額
ビザ取得代金	4万円
往復航空券	24万円
海外旅行保険（1年間）	25万円
授業料(3か月)・通学期間中の滞在費(3か月)	94万円
アパートシェア9カ月	90万円
生活費	66万円
出費合計	約303万円
現地でのアルバイト収入（8カ月）	約153万円
合計	約150万円

1年間ワーホリに行った場合、渡航費用は約150万円です。

今回は語学学校に3ヶ月通い、現地で8ヶ月働いた場合で計算しています。しかし、語学学校は最大6ヶ月通えるので、その場合はさらに多くの費用が必要です。

現地で稼ぐ想定や留学費用を節約する目的で語学学校の期間を短くし過ぎると、英語力が足りずに就職先が見つからず、そのまま資金が尽きて帰国しなければいけなくなる可能性もあります。

そのような状況に陥らないためにも、語学学校の期間は自身の英語力を考慮しつつ決定するようにしましょう。

※1カナダドル=110円（2024年10月時点のレート）で換算

半年（6ヶ月）のワーキングホリデー費用

内訳	金額
ビザ取得代金	4万円
往復航空券	24万円
海外旅行保険（6ヶ月間）	15万円
授業料(3か月)・通学期間中の滞在費(3か月)	94万円
アパートシェア3カ月	30万円
生活費	33万円
出費合計	約200万円
現地でのアルバイト収入（2カ月）	約38万円
合計	約162万円

半年間（6ヶ月間）ワーホリに行き、語学学校へ3ヶ月通った場合の費用は約162万円です。

航空券やビザ取得代金、授業料・滞在費は変わらず、現地でのアルバイト収入が少なくなるため、1年間ワーホリへ行った場合と比較すると、全体の費用では割高になります。

※1カナダドル=110円（2024年10月時点のレート）で換算

3ヶ月のワーキングホリデー費用

内訳	金額
ビザ取得代金	4万円
往復航空券	24万円
海外旅行保険（3ヶ月間）	8万円
授業料(1ヶ月)・通学期間中の滞在費(1ヶ月)	32万円
アパートシェア2カ月	20万円
生活費	17万円
出費合計	約105万円
現地でのアルバイト収入（1ヶ月）	約19万円
合計	約86万円

3ヶ月間ワーホリに行った場合の留学費用は、約86万円です。

語学学校に1ヶ月のみ通学する想定の費用なので、出費の合計は中・長期でワーホリに行く場合と比較してかなり抑えられます。

しかしその分、就職時に必要な英語力を磨くための期間が短いので、渡航前に十分な英語力が必要です。

※1カナダドル=110円（2024年10月時点のレート）で換算

【目的別】カナダのワーキングホリデーに準備すべき予算

カナダのワーホリに準備しておくべき費用は、ワーホリの目的によっても大きく異なります。

以下では、ワーホリの目的別に必要な留学費用について解説しました。

【100万円】仕事・アルバイトをメインに渡航する場合

仕事・アルバイトをメインにワーホリへ行く場合、準備しておくべき費用は約100万円です。

語学学校へは通わず、渡航後すぐに仕事を見つける必要があるため、語学力に自信のある方におすすめします。

語学力があっても、カナダですぐに就職先と住居が見つかるとは限りません。もしもの時のために、1ヶ月は生活できるように100万円は確保しておきましょう。

仕事・アルバイトが順調にいけば、帰国後の貯金に充てたり、生活を充実させたりも可能になります。

物価の安い都市であれば、ワーホリの最後に観光やアクティビティを楽しむ余裕もできるかもしれません。

【150万円】仕事もアクティビティも楽しむ場合

仕事もアクティビティも楽しみたい場合、必要な留学費用は約150万円です。

3ヶ月程度は語学学校に通うため、英語力や予算に自信がない方におすすめします。

贅沢な暮らしは難しいですが、切り詰めるべきところを切り詰めれば、勉強・仕事・観光・アクティビティをバランスよく充実させることも可能です。

語学学校後に無駄な時間を過ごさないためにも、語学学校へ通っている間に就職先を探しておきましょう。

同じくワーホリしている日本人の方や現地の方と仲良くなっておくと、おすすめの就職先や住居を紹介してもらえるのでおすすめです。

【300万円】アクティビティ・趣味をメインにする場合

アクティビティや趣味をメインにする場合、準備しておくべき留学費用は約300万円です。

4〜6ヶ月ほど語学学校に通い、残りは週に数日働きつつ、趣味や観光を楽しむ時間が作れます。

語学学校の期間も長く、フルタイムでアルバイトしなくて良くなるので、予算に余裕のある方におすすめです。

また、カナダはアメリカやヨーロッパなどが近く、海外旅行の選択肢もたくさんあります。

時間と余裕がある方は、カナダだけでなく他の国への観光も楽しめるので、より充実したワーホリ生活が送れるでしょう。

カナダのワーキングホリデー費用を項目別に紹介

カナダのワーホリにかかる留学費用を項目別に紹介します。

どこにどのくらいの費用がかかるか把握できれば、留学費用を大幅に節約できるかもしれません。

ワーキングホリデービザ取得の費用

ワーキングホリデービザには、ビザ申請料CA$272（29,920円）とバイオメトリクスの登録料CA$85（9,350円）が必要で、合計CA$357（39,270円）が必要です。

ビザ条件や申請料は毎年変更されるので、ビザを申請する際は必ずカナダ移民局に記載されている情報を確認するようにしましょう。

カナダへ渡航するのにかかる費用

カナダへの渡航に必要な費用には、航空機運賃と海外留学保険費用があります。

それぞれ見ていきましょう。

航空機運賃

カナダへの航空機運賃の目安は、往復で約24万円です。

航空券の価格は時期によって数万円の違いがあり、オフシーズンに渡航すれば往復で10万円程度に抑えられます。

留学費用を最大限に抑えたい場合は、オフシーズンである冬季に渡航することをおすすめします。

海外留学保険費用

カナダのワーホリビザの取得には、1年間の海外留学保険への加入が必要です。

保険会社や保障内容によって金額は大きく変わりますが、目安は8万円〜25万円です。

日本の保険か現地の保険かによっても、保障内容や金額は大きく変わります。

ワーホリや就労ビザを持っている場合、条件を満たせば月額保険料が無料になる保険もあるので、検討してみてください。

カナダへの滞在費用

カナダへの滞在費用の内訳は、大きく分けて次の3つです。

• 学費
• 生活費
• 趣味・アクティビティ費用

この辺りの費用は人によって大きく異なる部分ですが、それぞれ目安となる費用を見ていきましょう。

学費

カナダのワーキングホリデーは、最長6ヶ月まで語学学校に通えます。

半年間語学学校に通う場合にかかる費用の内訳は次のとおりです。

項目	費用の目安
入学金	1万円〜1.6万円
教材費	6,500円〜2万円
学費	90万円〜170万円

語学学校では、学費のほかに入学金と教材費がかかります。

学校に寮を併設している学校では、さらに寮の家賃がかかるので費用は大きくなります。

生活費

カナダのワーホリ費用には、当然生活費が必要です。

生活費には滞在費や食費が含まれます。1年間の生活費の目安は次のとおりです。

項目	費用の目安
家賃	約96万円〜170万円
食費	約24万円〜48万円

家賃はシェアハウスにするのか、ホームステイにするのかで大きく変わります。

ホームステイでは食事が出るところもあるので、まだ生活に慣れていない序盤はホームステイを検討してみてもよいでしょう。

食費の場合は、自炊するか外食するかでかなり変わります。特にカナダの場合、外食するとチップを払わなければいけないので、自炊するよりも高くなりがちです。

節約するのであれば、自炊するように心がけましょう。

趣味・アクティビティ費用

ワーホリには趣味・アクティビティ費用も必要です。

アクティビティとは観光や体験などの課外活動のことを指します。カナダでは特に野球やアイスホッケーなどのスポーツが盛んなため、スポーツ観戦・体験がおすすめです。

また、カナダは観光地が複数の都市にあり、アメリカへの旅行も簡単なため、旅行へ行く機会も必然的に多くなります。そのような場合にも渡航費が必要なので、注意しましょう。

どのような活動をするかによって費用は大きく変わるので、あらかじめ体験したい趣味・アクティビティを絞っておくことをおすすめします。

【滞在先別】カナダのワーキングホリデー収入目安

滞在先別にカナダのワーホリ収入目安をまとめました。

滞在先	最低賃金	人気の職業
ビクトリア	CA$16.75（1,842円）	・リゾートホテルのスタッフ ・レストランのスタッフ
バンクーバー	CA$16.75（1,842円）	・アパレルショップのスタッフ ・レストランのスタッフ
カルガリー	CA$15（1,650円）	・ベビーシッター ・ツアーガイド
トロント	CA$16.75（1,842円）	・お土産店のスタッフ ・日本語教師
モントリオール	CA$15.25（1,677円）	・ジャパニーズレストランのスタッフ ・日系ツアーガイド

基本的にカナダは日本よりも最低賃金が高く、1,600円以上です。

またチップ文化が根付いている国なので、レストランなどで働く場合は給料に加えてチップがもらえます。

カナダのワーホリでは1週間に40時間までの労働が認められているので、フルタイムで働けば週に6万円以上稼げます。

とはいえ、上記の例は人気な留学先での話なので、地方都市へ留学する場合はもう少し最低賃金は低いので、注意が必要です。

カナダへのワーキングホリデー費用を抑えるコツ・ポイント

ワーホリは現地での収入が得られるとはいえ、数百万円を留学費用として用意するのは難しいです。

そこで以下では、カナダのワーホリ費用を抑えるためのコツ・ポイントを紹介します。

日本で英語の勉強を進めておく

ワーホリ費用を抑えるためには、渡航前に英語の勉強を進めておきましょう。

留学費用で最も大きな支出は語学学校です。学習期間が長くなるほど学費も高額になるので、できるだけ通う期間は短くしておいた方が良いでしょう。

語学学校の期間を短くしたいのであれば、事前にオンライン留学や英会話スクールなどを利用することで、英語力を高めておくことをおすすめします。

十分な英語力を事前に身につけておければ、わざわざ語学学校に通わずにすみ、費用も時間も大幅に節約可能です。

航空券が安いオフシーズンに渡航する

航空券もまた、ワーホリの留学費用で大きな割合を占めます。少しでも費用を抑えたい場合は航空券が安いオフシーズンを狙いましょう。

カナダのオフシーズンは10月から11月、1月から3月の冬季です。この時期はイベントも少なく、かなり気温も低いため、観光客にはあまり人気のない時期になります。

しかし、冬のカナダは極寒となるため、冬の寒さに弱い方には不向きです。

寒さに耐性のある方は、オーロラやアイスバブルなどの観光やアイススケートやスキーなどの冬ならではのアクティビティも体験できるのでおすすめです。

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