アイルランドの通貨はユーロ!紙幣・硬貨と支払い方法を解説
【この記事の要約】
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アイルランド留学で使う通貨は一般的にユーロですが、北アイルランドの通貨は英ポンドになります。アイルランド留学の準備として、通貨の使い分けだけでなく、現金とカードの使い分けも気になるところです。この記事では、紙幣・硬貨の種類からATMの使い方、そしてカード決済時に円建て請求を選ばされるDCC(Dynamic Currency Conversion)の注意点まで解説します。
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アイルランド共和国の通貨はユーロ

アイルランド共和国の通貨はユーロです。通貨コードはEUR、記号は€で、1ユーロは100セントに分かれます。
一方、同じアイルランド島にある北アイルランドは英国の一部です。北アイルランドではユーロではなく英ポンドを使うため、旅行や移動の予定がある方は混同しないようにしましょう。
2つの地域の違いをまとめると、以下の通りです。
| 地域 | 通貨 | 通貨コード | 記号 |
|---|---|---|---|
| アイルランド共和国 | ユーロ | EUR | € |
| 北アイルランド | 英ポンド | GBP | £ |
出典:アイルランド中央銀行「Banknotes & Coins」、北アイルランド政府「About Northern Ireland」(2026年8月確認)
この記事では、特に断りがない限りアイルランド共和国のユーロを扱います。北アイルランドの通貨は、後半で詳しく紹介します。
ユーロ紙幣と硬貨の種類

アイルランド共和国で現在発行されているEuropaシリーズ(ユーロ紙幣の第2世代デザイン)のユーロ紙幣は6額面、硬貨は8額面です。額面を知っておくと、渡航直後の買い物や釣り銭の確認がしやすくなります。
現在発行中のEuropaシリーズは6額面
アイルランド共和国で現在発行されているEuropaシリーズのユーロ紙幣は、6額面(€5〜€200)、硬貨は8額面(1セント〜€2)です。額面を知っておくと、渡航直後の買い物や釣り銭の確認がしやすくなります。
出典:欧州中央銀行「Banknotes」(2026年8月確認)
旧シリーズには€500紙幣もあります。€500紙幣は新たな発行が終了していますが、価値を失ったわけではなく、引き続き使用できます。ただし、日常の支払いに用意する紙幣としては扱いにくいため、両替時に希望する必要はありません。
普段の買い物では、€5から€50までの紙幣を中心に持つと支払いや釣り銭の受け取りがしやすいでしょう。€100以上の高額紙幣は、店舗によって受取を断られる場合があるため、会計前に確認しましょう。
硬貨は8額面
ユーロ硬貨は、1、2、5、10、20、50セント、€1、€2の8種類です。硬貨にはユーロ圏共通の面と、発行国ごとに異なる面があります。
出典:欧州中央銀行「Coins」(2026年8月確認)
アイルランド発行の硬貨には、ハープとアイルランドを意味する「Éire」が描かれています。別のユーロ圏で発行された硬貨は国別面の絵柄が異なりますが、アイルランドでも利用可能です。
アイルランド硬貨の柄ではないという理由で、使えないと思う必要はありません。
現金支払いの5セント丸め

アイルランド共和国では、現金払いの合計額を5セント単位に端数を丸める場合があります。これは任意の仕組みであり、1セント硬貨と2セント硬貨が廃止されたわけではありません。
端数を丸めるのは、個別商品の価格ではなく会計の合計額です。カードや電子決済では丸めず、表示された合計額をそのまま支払います。現金でも正確な釣り銭を希望する場合は、その旨を伝えられます。
現金合計額の丸め方は、以下の通りです。
| 合計額の末尾 | 現金で支払う額の末尾 | 例 |
|---|---|---|
| 1・2セント | 0セントへ切り下げ | €10.21は€10.20 |
| 3・4セント | 5セントへ切り上げ | €10.24は€10.25 |
| 6・7セント | 5セントへ切り下げ | €10.27は€10.25 |
| 8・9セント | 次の10セントへ切り上げ | €10.29は€10.30 |
出典:アイルランド中央銀行「Rounding」(2026年8月確認)
会計額が数セント変わっても、計算間違いとは限りません。現金かカードか、会計全体に端数処理が適用されたかを確認してみましょう。
現金とカードはどう使い分けるか
支払いはカードを主軸にし、少額の現金を予備として持つ方法がおすすめです。利用できる決済方法は店舗や端末で異なるため、カードだけ、現金だけに頼らない方が安心でしょう。
カードやスマートフォンなどの非接触決済は、日常の買い物で使いやすい決済方法です。利用前には海外決済の設定や利用上限を確認しておきましょう。
カード会社の不正利用検知により、海外で一時的に利用停止となる場合もあります。万一に備え、海外からでもカード会社に連絡できる手段(アプリ、国際電話番号など)を事前に控えておくと安心です。
現金は、カードを受け付けない場合や通信・端末の不具合に備える役割があります。必要額は一律ではなく、到着直後の交通費や食事代、滞在先までの移動手段によって変わります。多額の現金を一つの財布へまとめず、カードと分けて保管しましょう。
留学全体の予算を決める場合は、アイルランド留学の費用も参考にしてください。学費や家賃を含む総額を確認すると、手元に用意する現金の役割も整理しやすくなります。
両替・ATM・DCCで確認する手数料
日本円からユーロへ換えるときは、為替レートだけでなく手数料まで確認しましょう。両替、ATM、カード決済では換算事業者が異なるため、表示額だけで比較せず、レートと手数料の両方を確認することをおすすめします。
為替は固定せず確認時点で計算
日本円での目安額は、ユーロの金額に確認時点のEUR・JPYレートを掛け、必要な手数料を加えて計算します。為替は変動するため、記事に記載された古い固定レートを留学予算へそのまま使わないでください。
同じ日に両替しても、銀行、両替サービス、カード会社で適用レートや手数料が異なります。「手数料無料」と表示されていても、為替レートへ費用が含まれる場合があるため、最終的に受け取れるユーロ額で比べましょう。
ATMは画面とカード会社の条件を確認
ATMでは、ATM運営者の手数料、カード発行会社の海外利用手数料、為替換算に関する費用が発生する場合があります。全国一律の固定額ではないため、出金を確定する前に画面を読んでください。
日本で発行されたカードは、海外ATMの利用設定や1日の上限がカード会社ごとに異なります。クレジットカードの現金引き出しはキャッシング扱いになることもあるため、利息や返済条件を渡航前に確認しましょう。
ATMで現金を受け取った後は、防犯上、長く財布を開かないようにします。暗証番号を隠し、予備カードと引き出した現金を別々に保管することも重要です。
ユーロ払いと日本円払いを比較
カード端末やATMで、ユーロ払いと日本円払いを選べる場合があります。日本円へその場で換算する仕組みがDCCで、店舗やATM側の換算レートと上乗せ分が適用されます(Your Europe「Pricing and payments in the EU」、欧州委員会「Cross-border payments Regulation FAQ」)。
ユーロ払いを選ぶと、日本のカード会社や国際カードネットワーク側で後から円換算されます。DCCの日本円払いとユーロ払いのどちらが安いかは、提示された上乗せ率とカード会社の条件によって変わります。
画面にJPYとEURが表示されたら、見慣れた日本円という理由だけで決めないようにしましょう。取引確定前に換算レート、上乗せ率、手数料を読み、DCCを断ってユーロ払いを選ぶこともできます。
北アイルランドでは英ポンドを使う

北アイルランドの通貨は英ポンドで、通貨コードはGBP、記号は£です。北アイルランドは英国を構成する地域であり、アイルランド共和国のユーロとは通貨制度が異なります。
英国ではイングランドの紙幣に加えて、北アイルランドの認可銀行が発行する独自デザインのポンド紙幣も流通しています。見た目が違っても、いずれもポンド建ての紙幣です(イングランド銀行「UK Notes and Coins」)。
共和国から北アイルランドへ移動するときは、ユーロをそのまま使えると思わず、英ポンドか現地で使えるカードを準備しましょう。
渡航前に確認する通貨・支払いチェックリスト

支払い手段は、渡航前に必要な設定と不測の事態に備えた連絡先まで確認しておくと安心です。現地でカードが止まった場合も想定し、複数の手段を分散して持ちましょう。
主な確認項目は以下の通りです。
- カードの海外利用設定と利用上限
- 暗証番号と本人認証の方法
- 海外決済・海外ATM・為替換算の手数料
- カード紛失時の停止窓口
- 国際ブランドの異なる予備カード
- 到着直後に使う少額のユーロ現金
- 現金とカードを分散して保管する場所
- 北アイルランドへ行く場合の英ポンドやカード
- 予算を確認する時点のEUR・JPYレート
学費や家賃を支払う際は、請求通貨、振込先、受取人、手数料の負担者を契約先へ確認してください。学校や滞在方法によって支払条件が異なるため、一つの方法をすべてに当てはめないようにしましょう。
まとめ|ユーロとポンドの違いを押さえて準備しよう

アイルランド共和国の通貨はユーロで、現在発行中のEuropaシリーズは6額面、硬貨は8額面あります。現金払いでは合計額を5セント単位に丸める場合がありますが、1セント硬貨と2セント硬貨は今も有効です。
カードやATMでは、ユーロと日本円のどちらで処理するか、換算レートや手数料を確定前に確認しましょう。北アイルランドの通貨は英ポンドなので、島内を移動する場合も別の通貨圏として準備する必要があります。
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