ニュージーランド最大の都市オークランドは、都会の便利さと自然の豊かさをあわせ持つ、世界的に人気の留学先です。温暖な気候と治安の良さ、そして多文化が息づく環境は、学びや生活の両方を充実させたい人にぴったりです。

その一方で、「何から準備を始めればよいか」「どのくらい費用がかかるのか」「自分に合う学校はどう選べばよいか」といった不安や疑問を抱く人も少なくありません。

この記事では、そんな悩みを持つ方が安心して計画を進められるよう、オークランド留学の基本を順を追って解説します。学校選びのポイントや費用の目安、出発までの準備など、知っておきたい流れをわかりやすくまとめました。

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オークランドはどんな街？基本情報をわかりやすく紹介

まずは留学先となるオークランドの基本情報を確認しておきましょう。

オークランドはニュージーランド北島にある国内最大の都市で、かつて首都だった歴史を持ち、今も経済や文化の中心として発展しています。美しい港にヨットが並ぶ景観から「帆の街（City of Sails）」と呼ばれ、都会的な街並みと豊かな自然の両方を楽しめるのが魅力です。

市内中心部からフェリーで約40分のワイヘキ島ではワイナリーめぐりができ、西海岸には火山活動で生まれた黒砂のビーチが広がります。都会と自然を気軽に行き来できる環境は、学びと生活を充実させてくれます。

人口は約170万人で、その約4割が海外出身者です。ヨーロッパやアジア、ポリネシアなど多様な文化が入り交じり、街には国際色豊かなレストランやイベントが数多くあります。日常生活の中で自然と国際感覚を身につけられる都市です。

＜参考＞
・Office of the Auditor-General New Zealand – Latest content
・Auckland City | NZ History

オークランド留学の概要まとめ｜魅力・費用・期間を一目で比較

オークランド留学の全体像をすぐに把握できるよう、主なポイントを表にまとめました。費用はあくまで目安であり、学費や滞在スタイル、為替レートによって大きく変動する可能性があります。まずはここで全体のイメージをつかんでください。

項目	概要
最大の魅力	都会の便利さと豊かな自然をどちらも満喫でき、多文化交流を日常的に体験できる
費用の目安（1ヶ月）	約350,000～600,000円
費用の目安（6ヶ月）	約1,500,000～2,500,000円
費用の目安（1年間）	約2,500,000～4,000,000円
おすすめの留学スタイル	語学留学、ワーキングホリデー、専門スキルを学ぶ留学、大学・大学院留学など
こんな人におすすめ	・都会と自然の両方を楽しみたい方 ・多国籍の人々と交流して国際感覚を磨きたい方 ・治安の良い環境で安心して学びたい方

上記の費用はあくまで目安であり、学費・滞在費・為替の影響で上下します。最新のレートや現地の家賃相場を必ず確認し、ご自身の留学プランに合わせて具体的な試算を行いましょう。

タビケン留学では、学校手配の手数料無料や最低価格保証、個別の資金計画の提案など、留学費用を無理なく準備するための基本的なサポートを行っています。費用面に不安がある方も、無料カウンセリングにてご相談いただくことで、最新の為替や現地の生活費を考慮した現実的なプランを立てることが可能です。

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【目的別】自分に合うオークランド留学のスタイル

オークランド留学は、年齢や目的によって選べるスタイルがさまざまです。ここでは代表的な3つのタイプを紹介し、それぞれの特徴や魅力をまとめます。

• 中高生向け： サマースクールや現地高校への長期留学
• 大学生向け： 休学・認定留学やワーキングホリデー
• 社会人向け： 短期語学研修や専門スキルを習得する留学

これから、各スタイルを順番に見ていきましょう。

中高生向け：サマースクールや現地高校への長期留学

ニュージーランドは教育水準が高く治安も良いため、10代が初めて海外生活を体験する場所として人気があります。特にオークランドは留学生の受け入れ体制が充実しており、中高生が安心して学べる環境です。

長期休暇を利用したサマースクールでは、午前中に英語レッスン、午後はカヤックやハイキングなどのアクティビティを楽しめます。より長期的に学びたい場合は現地高校への留学がおすすめです。現地の同世代と学ぶことで、実践的な英語力と自立心を身につけることができます。

多くの学校ではガーディアン制度（現地で保護者の代理となる人が生活や学習を支援）や留学生専門のカウンセラーが整備されており、安心して学業に専念できます。

タビケン留学では、24時間緊急連絡対応や現地サポートを提供し、保護者の方が安心して送り出せる体制を整えています。

大学生向け：休学・認定留学やワーキングホリデー

大学生にとってオークランド留学は、将来のキャリアにつながる大きなチャンスです。代表的な方法としては、大学を1年間休学して語学力の向上に専念する休学留学があります。さらに、オークランドの大学で取得した単位を日本の大学の卒業単位として認定してもらう認定留学を選べば、卒業を遅らせずに留学を実現できます。

また、費用を抑えながら実践的な経験を積みたい場合は、ワーキングホリデーの利用もおすすめです。現地のカフェでバリスタとして働いたり、観光地で接客の仕事をしたりと、就労を通じて生活費を補いながらビジネス英語や異文化理解を身につけられます。こうした体験は帰国後の就職活動でも強みとして高く評価されます。

タビケン留学では、渡航前にフィリピンなどの英語圏で基礎を固めてからオークランドに移る二カ国留学や、帰国後のキャリア相談といったサポートも充実しています。留学経験を将来のキャリアへ最大限生かせるよう、専門カウンセラーと一緒に具体的なプランを立てることができます。

社会人向け：短期語学研修や専門スキルを習得する留学

社会人の方々には、キャリアアップやキャリアチェンジを目的とした留学が人気です。たとえば、会社の夏季休暇や年末年始などを利用して1週間から参加できるビジネス英語集中コースを受講する短期留学があります。プレゼンテーションや交渉など、特定のビジネスシーンで求められる英語力を集中的に高めることが可能です。

さらに、より専門的なスキルを身につけたい場合には、ニュージーランドでは公立のポリテクニック（Te Pūkenga/テプケンガ など）や私立の専門学校で提供されている実践的な専門コースが選択肢となります。IT、保育、調理、デザインなど多彩なプログラムがあり、修了後は現在の職務に専門性を加えるだけでなく、新しい分野へのキャリアチェンジにもつながります。

タビケン留学では、多忙な社会人でも準備を進めやすいよう、初回のカウンセリングから出発までの手続きをすべてオンラインで完結できるサポート体制を整えています。ご自身のペースで効率的に留学準備を進めることが可能です。

＞＞オークランド・ニュージーランド留学について詳しく見る

＜参考＞
Te Pūkenga – New Zealand Institute of Skills and Technology

オークランド留学が選ばれる5つの理由

世界には多くの留学先がありますが、その中でもオークランドが多くの人に選ばれているのは主に次の5つの理由からです。

• 都会と自然の両方を楽しめる
• 多文化環境で英語力と国際感覚が育つ
• 治安が良く安心して暮らせる
• 温暖な気候で一年中過ごしやすい
• 学校やコースの選択肢が豊富

それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。

都会と自然の両方を楽しめる

オークランドの大きな魅力は、都会的な利便性と豊かな自然を同時に楽しめることです。市内中心部のクイーンストリートやブリトマート地区では、ショッピングやおしゃれなカフェでの食事が満喫できます。

一方で、バスやフェリーで少し足を延ばすだけで、ミッション・ベイのような美しいビーチや緑豊かな公園が広がり、週末にはハイキングやマリンスポーツを気軽に楽しめます。平日は街で学び、休日は自然の中でリフレッシュする、そんなメリハリのある暮らしが実現できます。

多文化環境で英語力と国際感覚が育つ

オークランドは、人口の約4割が海外からの移住者で構成される、世界有数の多文化都市です。ヨーロッパ、アジア、ポリネシア諸国など、多種多様なバックグラウンドを持つ人々が共に生活しており、街には様々な国のレストランや文化施設が点在しています。

この環境は、英語学習において大きな利点となります。語学学校のクラスメイトも多国籍なため、アメリカやイギリスの英語だけでなく、多様なアクセントに触れる機会が豊富にあります。

これにより、どのような相手の英語でも聞き取れる実践的なリスニング力が身につきます。また、異なる文化を持つ友人と交流する中で、自然と国際感覚が養われ、物事を多角的に捉える視野の広さを得られます。

治安が良く安心して暮らせる

海外で生活する上で、治安の良さは最も重要な要素の一つです。ニュージーランドは、国際的な平和度指数ランキングでも常に上位に位置するなど、世界的に見ても治安の良い国として知られており、安心して生活できる環境が整っています。

もちろん、日本と全く同じ感覚で過ごすことはできません。スリや置き引きなどの軽犯罪を避けるため、夜間の単独行動は控える、貴重品から目を離さないといった基本的な注意は必要です。

しかし、こうした防犯意識を常に持っていれば、大きなトラブルに巻き込まれる可能性は低いと言えます。この安全性は、特に初めて海外で暮らす方や、お子様を送り出す保護者の方々にとって大きな安心材料となっています。

＜参考＞
Global Peace Index 2024（PDF）

### 温暖な気候で一年中過ごしやすい

オークランドは、年間を通して穏やかな海洋性気候に恵まれています。夏（12月～2月）の平均気温は20～25℃程度で、日本のように湿度が高くなく爽やかです。冬（6月～8月）も平均気温が10～15℃程度で、氷点下になることはほとんどありません。極端な暑さや寒さがないため、体調を管理しやすい環境であり、一年を通じて勉強やアクティビティに集中できます。

ただし、「一日の中に四季がある」と表現されるほど天気の変化が早いという特徴もあります。日中は暖かくても朝晩は冷え込むことがあるため、Tシャツの上にパーカーやジャケットを羽織るなど、着脱しやすい服装を準備しておくと快適に過ごせます。

学校やコースの選択肢が豊富

ニュージーランド最大の都市であるオークランドには、多種多様な教育機関が集まっています。世界的にも評価の高いオークランド大学のような総合大学から、ホスピタリティやITといった分野に特化した専門学校、そして個々のレベルに合わせた指導を行う語学学校まで、非常に多くの選択肢が存在します。

特に語学学校では、日常会話を学ぶ一般英語コースはもちろんのこと、「IELTSやケンブリッジ英検などの試験対策コース」や「バリスタの技術と接客英語を学ぶコース」など、ユニークなプログラムも充実しています。そのため、一人ひとりの学習目的や現在の英語力に応じて、最適な学びの場を見つけることが可能です。

オークランド留学で後悔しないための注意点

オークランド留学を成功させるためには、魅力だけでなく注意点も理解しておくことが重要です。現地で「こんなはずではなかった」と後悔しないために、事前に知っておきたい2つのポイントと対策を解説します。

• 生活費は日本より高め！計画的な資金準備を
• 日本人留学生の多さが英語力向上の壁になることも

それぞれの注意点と、その対策を詳しく解説します。

生活費は日本より高め！計画的な資金準備を

ニュージーランド統計局のデータによると、オークランドの物価、とくに家賃や外食費は東京より高くなる傾向があります。カフェのランチでも2,000円を超えることが珍しくないため、資金計画は想定より余裕を持って立てておくことが後悔を防ぐポイントです。

ただし、日々の工夫次第で生活費を上手に管理することも可能です。基本は自炊を中心にすると食費を抑えられます。スーパーマーケットでは日本と同程度か、より安価な生鮮食品も多く、アジアンスーパーを利用すれば日本食の食材も手に入りやすくなります。さらに、AT HOPカード（交通系ICカード）の学生料金を活用すれば、バスや電車の運賃を大幅に節約でき、美術館などの施設でも学生割引を受けられます。

条件を満たした学生ビザやワーキングホリデービザがあれば、現地でアルバイトをして収入を得ることも可能です。ニュージーランドの成人最低賃金は時給23.50NDドル（2025年9月時点）で、円換算額は為替レートによって変動します。この点を踏まえ、円ベースの計画を立てる際は為替の変動幅も考慮しておくと安心です。

タビケン留学では、現地での仕事探しに役立つ英文履歴書の添削や具体的な求人情報の案内など、留学中の資金計画を支えるサポートも提供しています。

＞＞留学エージェントタビケン留学のワーホリ・留学サポートを詳しく見る

＜参考＞
・Tertiary student concession
・Minimum wage rates and types | Employment New Zealand
・Ferry fares

日本人留学生の多さが英語力向上の壁になることも

オークランドは日本人にとても人気がある留学先で、その分、語学学校やクラスによっては日本人比率が高くなる場合があります。困った時に日本語で相談できる仲間がいることは心強い一方で、気づけば日本人同士で話す時間が増え、英語を使う機会が減ってしまうことも少なくありません。

英語漬けの環境で学習効果を最大限に高めるには、日常の中で意識的に英語環境をつくることが大切です。学校を選ぶ段階で日本人比率が低い、または国籍のバランスが良い学校をエージェントに相談して選ぶと安心です。現地での暮らしでは、地域のスポーツクラブに入ったり、ビーチクリーンなどのボランティアに参加したりして、現地の人々と自然に交流する方法があります。

さらに、「Meetup」など共通の趣味を持つ人が集まる交流アプリを活用して、ハイキングやカフェ巡りのイベントに参加するのもおすすめです。

少しの勇気を持って行動範囲を広げることが、留学中の英語力向上や充実した経験につながります。

オークランド留学にかかる費用の目安

留学計画で最も気になるのが費用です。ここでは、オークランド留学にかかる費用の内訳と、1ヶ月・6ヶ月・1年間の期間別モデルケースを紹介します。ご自身の計画と照らし合わせながら、具体的な予算をイメージしてみてください。

期間	学費（目安）	滞在費（目安）	生活費（目安）	合計（目安）
1ヶ月	150,000円～	100,000円～	50,000円～	350,000円～
6ヶ月	700,000円～	600,000円～	300,000円～	1,500,000円～
1年間	1,200,000円～	1,200,000円～	600,000円～	2,500,000円～

上記は一般的なモデル費用であり、留学の目的や希望によって費用は変動します。より詳しいお見積りについては、留学エージェントタビケンの無料相談でお気軽にお尋ねください。

タビケン留学は「手数料無料」と「最低価格保証」をお約束していますので、費用についても安心してご相談いただける体制を整えています。

留学費用の内訳（学費・滞在費・生活費など）

留学費用は、大きく「渡航前に日本で支払う費用」と「渡航後に現地で支払う費用」に分けられます。費用の全体像を把握するために、それぞれの主な項目を確認しましょう。

渡航前に支払う主な費用

学費 
留学費用の中で最も大きな割合を占めます。一般的な語学学校に比べ、専門スキルを学ぶカレッジや大学の学費は高額になります。

航空券代 
往復で約10万円～20万円が目安です。航空会社のセールやオフシーズンを狙うと費用を抑えられます。

海外留学保険料
1年間で約20万円～30万円が目安です。万が一の病気や怪我、盗難に備え、補償内容をしっかり確認して加入します。

ビザ申請費用 
申請するビザ（学生、ワーキングホリデーなど）の種類によって異なります。

現地で支払う主な費用

・滞在費 
ホームステイ、学生寮、シェアハウスなど、滞在形式によって費用が大きく変動します。

・生活費 
主に食費、交通費、通信費、交際費などです。自炊を基本にすることで、大幅な節約が可能です。

主な滞在方法の種類と特徴（ホームステイ・学生寮など）

オークランドでの主な滞在方法は「ホームステイ」「学生寮」「シェアハウス」の3種類です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の目的や性格に合わせて、最適な滞在スタイルを選択することが、充実した留学生活の第一歩となります。

滞在方法	メリット	デメリット	費用相場（週あたり）
ホームステイ	・現地の家庭で暮らし、文化に直接触れられる ・食事付きが多く、生活に慣れやすい ・ホストファミリーと話す機会が多く、英語力が伸びやすい	・門限など、その家庭ごとのルールがある ・友人との交流がしにくいこともある	約25,000円～
学生寮	・同じ世代の留学生と友達になりやすい ・学校から近いことが多い	・費用が少し高めになることがある ・プライベートな時間が少なくなりがち	約20,000円～
シェアハウス	・費用を比較的安く抑えられる ・自由な生活スタイルを送りやすい	・自分で住む場所を探す手間がかかる ・同居人との間でトラブルが起こることも	約15,000円～

期間別・目的別の留学費用モデル

ここからは、留学期間と目的を掛け合わせた、より具体的な費用モデルを解説します。

【1ヶ月】短期留学の費用モデル

1ヶ月の短期留学は、社会人の方が長期休暇を利用したり、学生の方が夏休みを利用したりする場合に最適です。この期間は観光ビザでの滞在となり、原則として就労はできません。

そのため、必要な費用はすべて事前に準備しておく必要があります。語学学習に集中し、オークランドの魅力を体験する期間と位置づけましょう。

【6ヶ月】中期留学の費用モデル

6ヶ月間の留学では、英語力の向上を実感できるだけでなく、現地の生活にも深く慣れることができます。条件を満たせば学生ビザで週20時間までの就労が認められるため、生活費の一部をアルバイトで補うことも可能です。

学習と生活のバランスを取りながら、より自立した留学生活を送ることができます。

【1年】長期留学・ワーホリの費用モデル

年間の滞在では、ワーキングホリデービザを選ぶ人が多くなります。ニュージーランドのワーホリビザは最長12か月滞在でき、学習は合計最大6か月までとされています。就労条件は日本との協定内容によって異なる場合があるため、最新の条件はニュージーランド移民局（INZ）の公式サイトで確認しておくことが大切です。

例えば、「前半の3か月は語学学校で英語を学び、後半はフルタイムで働きながら生活費を補いつつ国内を旅行する」といった柔軟な計画を立てることも可能です。費用を抑えながら多彩な経験ができる点が、このスタイルの大きな魅力です。

＞＞オークランド・ニュージーランド留学について詳しく見る

＜参考＞
・Working on a student visa :: Immigration New Zealand
・Visas for studying in New Zealand :: Immigration New Zealand

オークランド語学学校の失敗しない選び方

留学生活の充実度は、語学学校選びに大きく左右されます。数ある学校の中から、後悔しない、自分にぴったりの一校を見つけるための3つのポイントを紹介します。

• 政府認定校（NZQAカテゴリー1）から選ぶ
• 学習目的に合ったコースを選ぶ
• 国籍比率や学校の雰囲気を確認する

それぞれのポイントを、一つずつ解説していきます。

政府認定校（NZQAカテゴリー1）から選ぶ

ニュージーランドには、NZQA（New Zealand Qualifications Authority：ニュージーランド資格庁）という政府機関が教育機関の質を評価・保証する制度があります。その中で最高ランクである「カテゴリー1」に認定されている学校は、教育の質とサポート体制が政府に認められていることを意味します。

カテゴリー1の学校は、資格を持つ経験豊富な教師が指導にあたるなど、質の高い教育が保証されているだけでなく、留学生の生活相談に応じる専門スタッフが常駐しているなど、サポート体制も万全です。さらに、一定のコースを受講する学生は、週20時間までのアルバイトが許可されるという大きなメリットもあります。

学習目的に合ったコースを選ぶ

語学学校では、目的やレベルに合わせて多彩なコースが用意されています。名称や細かな内容は学校によって異なりますが、代表的なコースの方向性は次のとおりです。

コースのタイプ	内容・特徴
一般英語（総合英語）	・日常会話や留学生活に必要な「読む・書く・聞く・話す」の4技能を総合的に伸ばす ・初心者から上級者までレベル別に学べる
試験対策	・IELTSやケンブリッジ英検など、大学進学や就職、移住に必要な英語試験のスコアアップを目指す ・短期間で集中的に学べる
ビジネス英語	・会議での発言やメール作成、プレゼンテーションなど、職場で必要な英語を実践的に習得 ・国際的なビジネスマナーも学べる

学校によっては、英語とバリスタ技術を同時に学べるプログラムなど、より専門的でユニークなコースを提供している場合もあります。事前に公式サイトやエージェントで最新情報を確認し、自分の目標に合ったコースを選ぶと安心です。

国籍比率や学校の雰囲気を確認する

英語力を効率的に伸ばすためには、自分に合った学習環境に身を置くことが非常に重要です。特に、留学生の国籍比率や学校の雰囲気は、事前に確認しておきたいポイントです。

日本人比率が低い、あるいは国籍のバランスが取れている学校では、日常的に英語を使わざるを得ない環境が作れます。また、学校の規模によっても雰囲気が大きく異なります。大規模な学校はコースの種類や施設が充実している一方、小規模な学校は教師と生徒の距離が近くアットホームな雰囲気で学びやすいといった特徴があります。

各学校の最新の国籍比率や卒業生の評判については、留学エージェントに確認するのが最も確実な方法です。

＜参考＞
・Working while on a student visa | New Zealand Government
・Provider categories after EER – NZQA

オークランド留学に必要な準備と持ち物

オークランド留学を決めたら、出発の1年前から半年前を目安に準備を始めましょう。直前に慌てないためには、段階を踏んで計画的に進めることが大切です。

出発までの主な準備

オークランドで安心して学びをスタートするには、事前の段取りが欠かせません。ここではパスポートの確認からビザ申請、学校の手続き、滞在先や持ち物の手配まで、出発までに押さえておきたい基本のステップを順に紹介します。

パスポートの確認と更新

まずパスポートの有効期限を確かめ、滞在期間を十分にカバーしているかを確認します。残存期間は滞在予定期間＋6か月以上あると安心です。不足がある場合は早めに更新しましょう。

情報収集とエージェント選び

自分の留学目的を整理しながら、インターネットや説明会で情報を集めます。信頼できる留学エージェントを見つけ、無料カウンセリングなどを活用して相談を始めると、学校選びがスムーズに進みます。

学校・コースの決定と手続き

カウンセラーと相談しながら学校やコースを決め、入学手続きを行います。人気の学校は早く定員が埋まるため、6か月前までに申し込みを済ませるのが理想です。

ビザの申請

学生ビザやワーキングホリデービザなど目的に合ったビザを3か月前までに申請します。書類の不備や審査期間の延びに備え、余裕を持って準備します。

航空券・保険・滞在先の手配

入学許可証を受け取ったら航空券と海外留学保険を手配します。往復航空券の方が割安になる場合が多いため比較検討すると良いでしょう。2か月前にはホームステイや学生寮などの滞在先を決定しておくと安心です。

持ち物の準備

出発の1か月前から荷造りを始めます。衣類や日用品は現地でも購入できますが、日本でしか入手しにくいものや、すぐに必要なものを優先してそろえましょう。

主な持ち物リスト

出発当日に必要な持ち物は、必ず持参するものとあると便利なものに分けて整理しておくと安心です。下記を出発前の最終チェックリストとして活用してください。

必ず持参するもの
・パスポート
・ビザまたは許可証のコピー
・航空券（eチケット）
・現金（当面必要な分）
・クレジットカード（VISAやMastercardを2枚以上）
・海外留学保険証書
・常備薬
・入学許可証

あると便利なもの 
・電子辞書
・ノートパソコンやタブレット
・コンセント変換プラグ（ニュージーランドはOタイプ(Iタイプ)）
・証明写真のデータ
・日本食（ふりかけやインスタント味噌汁など）
・モバイルバッテリー
・普段使っている化粧品や生理用

タビケン留学では、こうした複雑に感じられる準備や手続きも、専門のカウンセラーが一つひとつ丁寧に手数料無料でサポートします。

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オークランド留学に関するよくある質問

ここでは、オークランド留学を検討中の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. コンセントの形や電圧は？変圧器は必要？

A. ニュージーランドのコンセントは、日本とは異なる「Oタイプ（Iタイプ）」という形状です。そのため、日本の電化製品を使用するには変換プラグが必須となります。複数の国に対応できるマルチ変換プラグを一つ用意しておくと、将来他の国へ旅行する際にも便利です。

電圧は230-240Vと日本より高いですが、近年のPCやスマートフォンの充電器は「INPUT: 100-240V」のように海外の電圧に対応している製品（グローバル対応製品）がほとんどです。アダプターの表示を確認し、対応していれば変圧器は不要です。ただし、ドライヤーやヘアアイロンなど熱を発する製品は対応していない場合が多いため、現地での購入も検討しましょう。

＜参考＞
Travel Adaptor for New Zealand | Electrical Safety First

Q. チップは必要？

A. ニュージーランドには、基本的にチップを渡す習慣はありません。レストランやホテル、タクシーなどで特別なサービスを受けて感謝を伝えたい場合に、お釣りの小銭を渡したり、請求額の10%程度を上乗せして支払ったりすることはありますが、義務ではありません。

Q. 治安で気をつけることは？

A. オークランドは世界的に見ても比較的安全な都市ですが、海外に滞在しているという意識を持つことが大切です。特に夜間の一人歩きには注意しましょう。暗い道や人通りの少ない場所は避け、可能な限り公共交通機関や配車サービスを利用するのが安心です。

また、車上荒らしにも気をつける必要があります。たとえ短時間であっても、車内に貴重品やバッグを置いたまま離れないようにしてください。カフェや図書館などで席を離れる際も、スマートフォンやパソコン、財布などの持ち物は必ず身につけて持ち歩く習慣をつけることが大切です。

こうした基本的な対策を心がければ、オークランドで安全かつ快適に留学生活を送ることができます。

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まとめ：自分に合った方法でオークランド留学を始めよう

この記事では、オークランド留学の魅力から具体的な費用、学校選び、準備の進め方までを幅広く解説しました。

都会の利便性、豊かな自然、そして多様な文化が共存するオークランドは、あなたの可能性を大きく広げる魅力的な場所です。そして、その留学を成功に導く最も大切な要素は、あなた自身の目標に合った、パーソナルな計画を立てることにあります。

この記事を通じて、オークランド留学の具体的なイメージが湧いてきたのではないでしょうか。次のステップは、そのイメージを専門家と共に、実現可能な計画へと具体化させていくことです。

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