【最新版】イギリスの治安は本当に悪い?留学前に知る危険エリアと安全対策
イギリスへの留学を検討している方の中には、「現地の治安が心配で踏み出せない」と感じている方も多いのではないでしょうか。ニュースでナイフ犯罪やテロが取り上げられることがあるため、実際よりも危険なイメージを持ってしまうのは自然なことです。
この記事では、ONSや外務省・在英日本国大使館が公表している最新統計をもとに、イギリスの治安を日本と比較しながら解説します。日本人が巻き込まれやすい犯罪の手口・危険なエリア・安全な留学先都市・渡航前の準備・被害時の対応フローまでまとめています。なお、イギリス留学のメリット・デメリットも別記事で詳しく解説しています。
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イギリスの治安は日本と比べて実際どうか

イギリスの治安は日本より全体的にリスクが高いものの、種類を正しく理解し対策を取れば留学生活を安全に送れるレベルです。世界平和度指数(GPI)でも上位に位置しており、「治安が悪い国」と一括りにするのは正確ではありません。ここでは公的統計をもとに、日本との違いを客観的に整理します。
世界平和度指数(GPI)から見るイギリスの位置付け
世界平和度指数(GPI)は、オーストラリアのシンクタンク「Institute for Economics and Peace」が毎年発表する平和度ランキングです。外務省の基礎データによれば、イギリスはGPIで上位グループに位置しており、欧州主要国であるドイツやフランスと同程度の水準にあります。
ドイツ・フランスはともに西欧の先進国として安全な部類に分類されており、イギリスがそれらと近い位置にあることは、「とりわけ危険な国」ではないことを示しています。世界全体で見れば中上位の安全度であり、留学先として選ばれる他の英語圏諸国と比較しても大きく劣るわけではありません。
一方で、GPIはあくまで国全体の傾向を示す指標であり、都市部と地方、時間帯や地区によって体感治安は大きく異なります。統計を正しく読み解いたうえで、自分の留学先エリアのリスクを個別に確認することが重要です。イギリス留学の特徴・メリットも参考にしながら、留学先を検討してみましょう。
2025年9月末時点のONS犯罪統計で見る主要指標
ONS(イギリス国家統計局)が2025年9月末時点のデータとして発表した「Crime in England and Wales」(ONS公式サイト)によれば、イングランドおよびウェールズ全体の犯罪総件数は約930万件に上ります。
主要な内訳は以下のとおりです。
- 殺人件数:499件(過去最低水準に近い水準)
- ナイフ犯罪:50,430件(前年比-9%と減少傾向)
- 詐欺:420万件(全犯罪の大きな割合を占める)
- 住居侵入(空き巣):342,000件(前年比-20%と大幅減)
ONSのデータが示す重要なポイントは、「凶悪犯罪は減少傾向にある」という事実です。殺人はここ数年の中でも低水準であり、ナイフ犯罪も前年比で大きく改善しています。一方で詐欺が突出して多く、オンラインを中心とした手口が全体の犯罪数を押し上げています。
日本との犯罪傾向の違い
日本は世界でも有数の低犯罪国であり、犯罪の中心は窃盗(万引きや自転車盗)が多く、暴力犯罪や詐欺は相対的に少ない傾向があります。一方、イギリスはONSの統計が示すように詐欺が全犯罪の約半数近くを占め、ナイフ犯罪も5万件超と日本では考えにくい規模で発生しています。
ただし、体感治安を「日本並み」と期待すること自体がリスクの原因になります。イギリスに留学する方は、日本での「財布を忘れても安心」「夜中に一人歩きしても大丈夫」という感覚を一度リセットし、「防犯意識を持って行動する」というスタンスに切り替えることが大切です。事実ベースでリスクを把握し、適切な対策を取れば、留学中に被害を最小化することは十分に可能です。
イギリスで巻き込まれやすい犯罪の種類と手口

外務省の「英国 危険・スポット・広域情報」(外務省海外安全情報)や在英日本国大使館の安全情報では、日本人が現地で遭遇しやすい犯罪として、スリ・置き引き、詐欺、ナイフ犯罪、住居侵入の4つが繰り返し取り上げられています。それぞれの手口と対策をセットで確認しておきましょう。
スリ・置き引き(観光地・地下鉄・パブ)
外務省の情報によれば、スリや置き引きが最も多発する場所はピカデリーサーカス周辺・オックスフォードストリート・地下鉄(チューブ)の車内や駅構内・パブの混雑した店内です。
手口としては、複数人が役割分担して被害者の注意をそらす「チーム犯」が典型的です。一人が地図を広げて質問し、もう一人がポケットやバッグに手を伸ばす、あるいは混雑した地下鉄の乗降時に意図的にぶつかって財布やスマホを抜き取る手口が報告されています。パブでは椅子の背もたれにかけたジャケットや、テーブルに置いたままのスマホが狙われます。
対策として有効なのは以下のとおりです。
- バッグは体の前面に抱える、またはファスナーを内側に向ける
- スマホは使用後すぐポケットにしまう(テーブル置きをしない)
- 地下鉄の混雑時は両手でカバンを持ち、ポケットに貴重品を入れない
- パブでは荷物を常に体に触れた状態で置く
詐欺・スキャム(オンライン・ATM・偽警官)
ONSの統計では詐欺が420万件と記録されており、イギリスで最も件数の多い犯罪カテゴリです。留学生が特に注意すべき手口は以下の3種類です。
オンライン詐欺は、SNSや求人サイトを通じた偽アルバイト情報、フィッシングメールによる個人情報・クレジットカード情報の詐取が中心です。「英語学習アプリの登録でお金がもらえる」「日本語教師の仕事がある」といった甘い条件の募集は特に警戒が必要です。
ATMスキミングは、ATMのカードスロット部分に小型の読み取り装置が取り付けられ、暗証番号と磁気情報を盗む手口です。ATM使用時は周囲を確認し、カード情報の入力時は片手でテンキーを隠す習慣をつけましょう。
偽警官詐欺は、私服の「警察官」を名乗る人物が「財布に偽造紙幣が混じっている疑いがある」などと声をかけ、財布の中身を確認させてすり替える手口です。在英日本国大使館も注意を促しており、本物の警察官であっても路上で財布の提示を求められた場合は、警察署に同行して確認することが原則です。
家賃詐欺は留学生が特に狙われやすい手口です。実在しない物件の写真を使い、格安の賃料を提示してデポジットをだまし取ります。内見せずに送金するケースが被害の典型で、必ず現地で内見してから契約するようにしましょう。
ナイフ犯罪・暴行(深夜繁華街)
ONSの統計によれば、ナイフ犯罪は前年比-9%と改善傾向にあるものの、50,430件と依然として高水準です。外務省・在英日本国大使館ともに、深夜のロンドン中心部での単独行動には特に注意を促しています。
ナイフ犯罪が留学生に影響するケースの多くは「巻き込まれ型」です。深夜のパブ街やクラブの周辺で、酔った集団同士のトラブルに居合わせてしまう、あるいは金品を要求されて断ったために被害を受けるといった事例が報告されています。
対策の基本は「深夜の繁華街での単独行動を避ける」ことです。夜間に移動が必要な場合は複数人で行動し、見知らぬ人からの呼びかけにはなるべく関わらず、速やかに立ち去ることが重要です。金品を要求された場合は抵抗せず、命を最優先に安全な場所に逃げることを優先してください。
住居侵入・車上荒らし
ONSのデータによれば、住居侵入(空き巣)は342,000件(前年比-20%)と大幅に減少しています。とはいえ日本と比べれば依然として高い水準であり、留学生の住居選びや日常の施錠習慣として意識しておく必要があります。
特に注意が必要なのはシェアハウスです。複数人で共用する玄関の鍵が管理されておらず、住民の誰かが不用意に解錠したままにしてしまうリスクがあります。イギリスでのシェアハウス探しの注意点についてはワーホリ準備スケジュールでも触れています。また、外出中に郵便物が玄関前に溜まっていると「留守にしている」というサインになり、空き巣に狙われやすくなります。
対策として、外出時は施錠を必ず確認し、郵便物は定期的に回収する習慣をつけましょう。シェアハウスに住む方は、共用部分のドアの施錠ルールを住民間で共有しておくことが有効です。
治安が良いとされる地域・留学先におすすめの都市

イギリス留学の都市選びは、語学力向上の環境だけでなく治安の観点からも重要です。ロンドンに一極集中しがちな留学先選びですが、ONSの統計を参照すると地方の学術都市は全体的に犯罪率が低い傾向があるといえます。留学先おすすめ国ランキングも参考にしながら、都市別の特徴を確認してみましょう。イギリス語学学校おすすめ10選も合わせてチェックすると、都市選びと学校選びを同時に進められます。
エディンバラ(学術都市・治安良好)
スコットランドの首都エディンバラは、エディンバラ大学をはじめ複数の名門大学が集まる学術都市です。旧市街は世界遺産にも登録されており、観光客と学生が共存する落ち着いた雰囲気があるとされています。
ロンドンのような大規模な繁華街が少なく、街の規模が適度に小さいため、コミュニティの目が行き届きやすい環境といえます。日本人留学生のコミュニティも形成されており、現地でのサポート体制が整っています。語学学校も複数あり、短期・長期ともに選択肢が豊富です。費用全体の目安はイギリス語学留学の費用で確認できます。
バース・ブライトン(南部の穏やかな都市)
バースはローマ時代の浴場遺跡で知られる歴史都市で、世界遺産の街並みが保護されていることもあり、観光客は多いものの落ち着いた雰囲気が維持されているといえます。語学学校が集積しており、語学留学先として人気の高い都市のひとつです。
ブライトンはロンドンから電車で約1時間の海辺のリゾートシティで、学生と観光客が多く活気があります。規模がコンパクトで街全体が見渡しやすく、一人での行動がしやすい環境です。ただし夏のシーズンは観光客が急増するため、スリなどの犯罪には注意が必要です。
コベントリー・ヨーク・ダラムなど中規模学生都市
コベントリーはウォーリック大学・コベントリー大学があり、多国籍な学生コミュニティが形成されています。ヨークは中世の城壁が残る美しい都市で、学生人口に対して街の規模が適度に小さく、治安が比較的安定しているとされています。ダラムはダラム大学のキャンパス都市として有名で、コンパクトな街に学生が集まる静かな環境です。
これらの地方都市は、ロンドンと比べて家賃や生活費が抑えられる傾向があります。学費と生活費をトータルで考えると、地方都市を選ぶことで留学費用全体を削減できる可能性があります。治安と費用の両面で、地方都市は検討に値する選択肢です。イギリスワーホリでおすすめの都市7選では、費用が安い穴場都市も紹介しています。
治安に注意が必要な地域・エリア

外務省の「英国 危険・スポット・広域情報」やMetropolitan Policeの統計から、留学前に把握しておくべき要注意エリアと時間帯のリスクを整理します。
ロンドン内の要注意エリア
Metropolitan Policeのデータによれば、ロンドン内でナイフ犯罪や暴行が多いエリアとして、サウスワーク(Southwark)・ルイシャム(Lewisham)・ハーリンゲイ(Haringey)・ニューアム(Newham)などのイースト・サウス方面の自治区が挙げられます。これらのエリアは繁華街からは離れていますが、格安の住居が多く、留学生がシェアハウスを探す際に候補に挙がりやすい地区でもあります。
エリア別の犯罪傾向と対策を以下の表で整理します(出典:Metropolitan Police Crime Statistics)。
| エリア | 主な犯罪傾向 | 注意すべき時間帯 | 対策 |
|---|---|---|---|
| ウエストミンスター/ソーホー | スリ・置き引き | 終日・特に夜間 | 貴重品管理/ナイトバス利用 |
| ニューアム/タワーハムレッツ | 窃盗・ナイフ犯罪 | 夜間・深夜 | 中心部・人通りのある通りへ移動 |
| ランベス/サザーク一部 | 窃盗・暴行 | 夜間 | 単独夜間行動の回避 |
| ハーリンゲイ/ハックニー | 窃盗・ナイフ犯罪 | 夜間 | 裏通り・照明の少ない路地を回避 |
| セントラル観光地(コヴェントガーデン等) | スリ集団 | 混雑時 | バッグを体の前面に抱える |
外務省も、夜間帯の公共交通機関最終便(チューブのラストトレイン)後のリスクが高まる点を指摘しています。地下鉄が終了した深夜帯はナイトバスの利用が主な移動手段になりますが、バスの車内や停留所周辺での犯罪リスクが増します。深夜の単独帰宅は極力避け、タクシーやUberの利用を検討しましょう。
地方大都市(マンチェスター・バーミンガム・リバプール)の注意区域
マンチェスター・バーミンガム・リバプールはいずれも大学が集まる留学先として人気がありますが、中心部と郊外では治安のギャップが大きい都市です。中心部の商業地区や大学周辺は整備が進んでいる一方、一歩外れると閑散とした地区が混在しています。
特に注意が必要なのは、週末の深夜帯です。金曜・土曜の夜はパブやクラブが深夜まで営業し、酔った人の多い環境では犯罪リスクが上がります。一方で平日の昼間は比較的安全であり、時間帯を意識した行動が重要です。
時間帯・曜日による治安の変化
外務省の情報では、治安リスクは「どこにいるか」だけでなく「いつ・何時にいるか」によっても大きく変わると注意を促しています。最も注意が必要なのは以下の状況です。
- 金曜・土曜の深夜(23時以降):パブ街では酔った人による暴言・暴力リスクが高まります
- 冬場の早い日没(16時前後):暗くなった路地や公園は視認性が下がり、リスクが増します
- ボクシングデー(12/26)前後の大型連休:人混みが増え、スリや置き引きの機会が増加します
逆に、平日の昼間・主要通りでの移動・人通りのある場所での行動を意識するだけで、多くのリスクを回避できます。
渡航前に必ずやる安全準備チェックリスト
在英日本国大使館は、渡航前の安全準備として保険加入・たびレジ登録・緊急連絡先の把握を繰り返し推奨しています。「備えあれば憂いなし」の精神で、渡航前に以下の準備を済ませておきましょう。
海外旅行保険・留学保険の加入
留学には3ヶ月以上の滞在が多く、クレジットカード付帯の海外旅行保険では補償期間・補償内容ともに不足するケースが大半です。クレカ付帯保険は一般的に最大90日程度の補償であり、それ以上の滞在には個別の留学保険・ワーホリ保険への加入が必須です。
加入時に確認すべき補償の3本柱は以下のとおりです。
- 盗難補償:スマホ・パソコン・現金・パスポートなど
- 医療補償:イギリスのNHS(国民保健サービス)は留学ビザ保有者も対象ですが、歯科・眼科・緊急搬送などはカバー外となる場合があります
- 賠償責任補償:他者や施設への損害賠償リスクへの備え
加入タイミングは渡航の1ヶ月前を目安に手続きを開始しましょう。出発後に加入できないタイプが多いため、早めの準備が重要です。
たびレジ登録・在留届の提出
在英日本国大使館は、渡航前の「たびレジ」登録を強く推奨しています。たびレジは外務省が提供するシステムで、現地での緊急事態(テロ・自然災害・感染症など)発生時に、在外公館から安否確認や緊急連絡を受け取ることができます。留学前にすることまとめでは、たびレジ登録を含む出発前の全手続きをチェックリスト形式で確認できます。
- 短期留学(3ヶ月未満):たびレジへの登録を推奨
- 長期留学(3ヶ月超):在留届の提出が義務(在外公館のウェブサイトからオンライン提出可能)
在留届を提出しておくことで、パスポート紛失・事故・緊急帰国時に大使館から迅速なサポートを受けられます。
緊急連絡先の控え方
渡航前に以下の連絡先を紙またはデジタルの両方で控えておきましょう。スマホが紛失・盗難にあった場合でも紙の控えがあれば連絡できます。
- 999:イギリスの緊急通報番号(火災・救急・警察の緊急対応)
- 101:非緊急の警察相談窓口(スリ被害の届け出など)
- 在英日本国大使館(ロンドン):+44-20-7465-6500
- 加入している保険会社の24時間緊急連絡先
在英日本国大使館は、「緊急時の連絡先を事前に把握していない留学生ほど対応が遅れる」と注意を促しています。出発前に必ず手元に控えておきましょう。
現地通信(eSIM・SIM)の準備
到着直後からスマホが使える状態にしておくことは、安全面でも緊急時の対応においても非常に重要です。空港到着後すぐに現地SIMを購入する方法と、出発前にeSIMをスマホに設定しておく方法があります。
eSIMは日本にいながら現地の電話番号と通信環境を事前に確保できるため、到着直後から使える点が利点です。現地のSIMはヒースロー空港内や市内のキャリアショップで購入できますが、到着が深夜・休日の場合は購入できないリスクもあります。渡航前に選択肢を確認し、どちらの方法で準備するかを決めておきましょう。
女性留学生・一人暮らしのための安全対策

女性の方や一人暮らしを予定している方にとって、治安の不安は特に大きい問題ではないでしょうか。在英日本国大使館の安全情報でも、女性への注意喚起が複数箇所で行われています。適切な対策を取ることで、リスクを大幅に低減できます。
夜間の移動とタクシー・Uber活用
夜間の移動はできる限り複数人で行動することが基本ですが、一人での帰宅が必要な場合はタクシーまたはUberの利用を検討しましょう。
ロンドンのブラックキャブ(黒塗りタクシー)はTfL(ロンドン交通局)の認可を受けた公式タクシーであり、安全性が保証されています。Uberもアプリで車両番号・ドライバー情報・走行ルートが確認できるため、深夜の移動手段として有効です。一方、路上で声をかけてくる「白タク」(無認可タクシー)は絶対に利用しないでください。社会人のイギリス留学完全ガイドでも夜間移動を含む現地生活の注意点をまとめています。
地下鉄(チューブ)の終電時刻(0時前後)を過ぎた場合はナイトバスを利用することになりますが、バス停での待機中は周囲に注意を払い、スマホを操作しながら一人で立ち止まることは避けましょう。乗車前にドライバーまたは車両番号を確認する習慣も重要です。
シェアハウス・学生寮の選び方
女性の方が一人暮らしをする場合、住居選びの段階でセキュリティを重視することが大切です。
立地の観点では、最寄り駅から10〜15分以内・昼夜ともに人通りのある通りに面していることが理想的です。駅から遠い・照明が少ない・人気のない路地に面した物件は夜間の帰宅リスクが高まります。
セキュリティ面では、以下の点を内見時に確認しましょう。
- 玄関の鍵の種類(電子ロックまたはダブルロックが望ましい)
- 管理会社が24時間対応しているか
- 共有部分(廊下・玄関)のカメラ設置の有無
- 他の住人の入れ替わり頻度(頻繁な場合は管理体制に問題がある可能性あり)
学生寮は管理が行き届いている場合が多く、セキュリティの面では一般のシェアハウスより安心できるケースが多いです。
パブ・クラブでのドリンク管理とデートレイプドラッグ対策
在英日本国大使館も注意を促しているのが、パブやクラブでの飲み物への薬物混入(デートレイプドラッグ)です。無味・無臭のため気づかずに飲んでしまうリスクがあります。
以下の行動習慣を身につけておきましょう。
- 自分で注文した飲み物以外は口にしない
- 一度手にした飲み物から目を離さない
- トイレ後に席に戻ったときは、置いておいた飲み物を飲まない
- 体調の異変(強い眠気・ふらつき・記憶が曖昧になる感覚)を感じたらすぐに店員に申し出る
一人での行動が不安な場合は、信頼できる友人と一緒にパブやクラブを訪れることが最も有効な対策です。
被害に遭ったときの対応フロー

在英日本国大使館が公開している安全情報をもとに、被害を受けたときの行動ステップを時系列で整理します。冷静に動けるよう、渡航前に流れを把握しておきましょう。
緊急時は999、非緊急は101
イギリスの緊急通報番号は999です。身の危険がある場合・事件・火災・救急はすべて999に電話します。英語が不安な場合でも、「Japanese interpreter, please」と伝えることで日本語通訳を介したサポートを受けられる場合があります。
101は非緊急の警察相談窓口で、すでに被害が終了した後のスリ・置き引き・詐欺の届け出はこちらに電話します。後述のCRN番号(犯罪参照番号)取得のためにも101への通報が必要なため、被害を受けた場合は必ず連絡しましょう。
通報時には以下の情報を整理しておくとスムーズです。
- 被害を受けた日時・場所
- 被害内容・盗まれたもの・被害額の概算
- 犯人の特徴(分かる範囲で)
パスポート紛失・盗難時の大使館対応
パスポートを紛失・盗難された場合は、まず警察に届け出てCRN番号を取得します。その後、在英日本国大使館または在エディンバラ日本国総領事館(スコットランド在住の場合)に連絡してください。
手続きには2つの選択肢があります。なお、ワーキングホリデー(YMS)で渡航する場合はYMSビザ申請ガイドで事前に手続きの流れを確認しておきましょう。
- 帰国のための渡航書:一時帰国のみに使える簡易的な渡航書類。比較的短期間で発行可能です
- 新規パスポートの申請:次回以降も使える正規のパスポート。処理には一定の期間が必要です
必要書類は警察届出証明・写真・申請書などです。詳細は在英日本国大使館のウェブサイトで確認するか、直接問い合わせてください。
保険申請に必要な書類(Crime Reference Number)の取得
盗難被害を保険申請するには、警察に届け出た際に発行されるCRN(Crime Reference Number:犯罪参照番号)が必須です。
手順は以下のとおりです。
- 101(非緊急警察)または最寄りの警察署に届け出
- CRN番号を書面または口頭で受け取る(必ずメモしておく)
- 加入している保険会社の緊急連絡先に連絡し、請求手続きを開始
- 保険会社の指示に従い、CRN・被害届のコピー・領収書・見積書などの書類を提出
CRNがないと保険申請が受け付けられないため、被害を受けたら必ず警察に届け出ることが前提です。面倒でも省略しないようにしましょう。
安全なイギリス留学を目指すならタビケン留学へご相談ください

イギリス留学は、現地の事情を正しく把握し、適切な準備をしたうえで臨むことで、安全に楽しく過ごすことができるといえます。タビケン留学では、渡航前の準備から現地でのサポートまで、一貫したサポート体制を整えています。
イギリス留学はやめとけ?という不安を持っている方にも、カウンセリングを通じて正確な情報をお伝えし、安心して留学を決断できるようにお手伝いしています。
タビケン留学のサポート体制
タビケン留学のカウンセラーは、イギリスをはじめとする英語圏各国の現地情報に精通しています。治安が安定しているエリアの語学学校・大学・学生寮の紹介から、渡航前の保険・ビザ手続きのアドバイス、現地でのトラブル発生時の相談窓口まで、幅広いサポートを提供しています。費用の全体像が気になる方はイギリスワーホリの費用総額も参考にしてください。また、奨学金を活用して費用を抑えたい方には留学奨学金・ローン制度の情報もあわせてご確認いただけます。
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渡航前に治安不安を解消する『タビケンプライム』
渡航前の準備に不安を感じている方には、『タビケンプライム』のご活用をおすすめします。タビケンプライムは、渡航前に英語力を高め、現地生活に必要な知識を身につけるための渡航前サポートコンテンツです。
治安対策のような実用的な知識だけでなく、現地での生活スタイルや文化的背景を学ぶことで、渡航後の適応がスムーズになります。費用負担を抑えながら渡航前の準備を充実させたい方にとって、費用対効果の高い選択肢です。詳しくはカウンセリングの際にご確認ください。
イギリスの治安に関するよくある質問

ロンドンは夜歩いても大丈夫ですか?
中心部のピカデリーサーカスやオックスフォードストリートなど主要な通りであれば、夜間も人通りが多く比較的安全に歩けます。ただし、路地裏・人気のないエリア・公共交通機関の最終便後は犯罪リスクが上がります。深夜の単独行動は避け、移動にはタクシーやUberを活用することをおすすめします。外務省の情報でも夜間の単独行動には注意が呼びかけられています。
女性一人でもイギリス留学は安全にできますか?
多くの日本人女性が無事にイギリス留学を終えています。夜間移動の工夫・住居のセキュリティ確認・パブでの飲み物管理といった女性特化の対策を取り入れることで、リスクを十分に低減できます。在英日本国大使館の安全情報も活用しながら、正しい知識を持って渡航することが大切です。一人での行動が不安な場合は、学生寮や留学生コミュニティへの参加も有効な選択肢です。
イギリスの治安は日本と比べてどれくらい違いますか?
ONSの統計によれば、イギリスの犯罪件数は全体で約930万件と日本よりも多く、詐欺420万件・ナイフ犯罪50,430件など日本ではほとんど見られない種類の犯罪が発生しています。一方、日本の「財布を落としても戻ってくる」「深夜に一人歩きしても安全」という体感治安をそのままイギリスに持ち込むことは危険です。「種類が違う犯罪が多い」という前提で、それに応じた対策を取ることが重要です。
スリに遭ったらどうすればいいですか?
まず身の安全を確保してから、以下の順で対応してください。1.安全な場所に移動する、2.101(非緊急警察)に電話して被害を届け出る、3.CRN(犯罪参照番号)を取得する、4.加入している保険会社に連絡して保険申請手続きを開始する、5.パスポートが盗まれた場合は在英日本国大使館にも連絡する。感情的になって現場で犯人を追うことはせず、まず自分の安全を確保することを最優先にしてください。
テロのリスクはどの程度ですか?
在英日本国大使館によれば、英国内務省傘下のMI5はテロの脅威レベルを5段階で公表しており、状況に応じて変動します。イギリスでは過去に複数のテロ事件が発生した経緯があるため、脅威レベルが「substantial(相当)」以上に設定されることがあります。一方で、テロに巻き込まれる確率は統計的に非常に低く、過度に恐れる必要はありません。人が多く集まる駅・空港・大型イベント会場では周囲に注意を払い、不審な荷物や人物を見かけた場合は警察に通報することが推奨されます。
まとめ:統計と対策を知ればイギリス留学は十分に安全

この記事では、ONS・外務省・在英日本国大使館のデータをもとに、イギリスの治安を多角的に解説しました。最後に主要なポイントを整理します。
- ONSの統計では総犯罪約930万件・殺人499件(過去最低水準)・ナイフ犯罪50,430件(前年比-9%)と、凶悪犯罪は減少傾向にあります
- 日本と異なり詐欺・ナイフ犯罪が多い。日本の体感治安をそのまま持ち込まず、防犯意識を持って行動することが重要です
- エディンバラ・バース・ブライトン・ヨークなど地方の学術都市は比較的治安が安定しており、留学先として有力な選択肢です
- 渡航前に留学保険加入・たびレジ登録・緊急連絡先の把握を済ませておくことが、万一の際の対応を大きく左右します
- 被害を受けた場合は101通報でCRNを取得し、保険申請・大使館連絡を順に進めましょう
イギリス留学の生活費や費用全体については、イギリスの生活費の記事で詳しく解説しています。ワーキングホリデーを検討している方はイギリスワーホリ保険の選び方も参照しておくと安心です。イギリス留学の全体スケジュールや語学学校の選び方も合わせて確認しておくと、渡航準備が一層スムーズになります。留学準備を総合的に進めたい方は、ぜひタビケン留学のカウンセラーにご相談ください。
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Kaplan Manchester
カプラン マンチェスター
Kaplan International Languagesのマンチェスター校は、イギリス第2の都市マンチェスターの中心部に位置しており、ショッピング、エンターテイメント、そして有名な音楽やサッカーのカルチャーに囲まれた、都会的な環境で学ぶことができます。校舎はモダンな高層ビルの6階にあり、最新の設備が整っています。
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