カナダのトロントの治安ってどうなの?犯罪やトラブルって実際にある?!安全性や危険なエリアについて具体的にご紹介!
カナダは世界的に見ても治安がよい国で、トロントも安全性が高いと言われています。
治安が良いトロントなら、日本と同じように行動しても問題なく、犯罪やトラブルがほとんど起こらないと言えるでしょうか?
実はトロントでも治安の悪い場所は存在し、犯罪やトラブルがあるのも事実。犯罪発生率は、なんと日本の8倍です。果たしてトロントは本当に治安がよいと言えるのでしょうか…?!
この記事ではトロントの治安が気になっている方に向けて、数字から見るリアルな治安や、危険な地域まで詳しく解説いたします!
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カナダ トロントの治安
トロントは治安が良い!
世界の都市の中でも比較的安全だと言われているトロントは、実際に治安がよいと言えるでしょう。日本人も暮らしやすく、街中を歩いていても大きなトラブルに巻き込まれることはほとんどありません。
近年犯罪がやや増加傾向にはありますが、各種のランキングでも、トロントは安全であり、住みやすい都市だと言われています。
トロントの治安が良い理由
その1:データベース上でもわかる安全性の高さ
『NUMBEO』という、世界各都市の物価・交通・犯罪率などをデータベース化したサイトによると、トロントの安全性は58.82%。この数値だけ見ても、安全な数値であるかどうかの判断が難しいですよね。
では他の地域も見てみましょう。アメリカのカリフォルニアは31.25%、メキシコの首都であるメキシコシティは30.86%です。いかがでしょうか、いかにトロントの治安が良いかがわかるのではないかと思います。
その2:世界で最も安全な都市第6位
英国・エコノミスト誌の調査部門である『エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)』が発表する2019年度『世界の都市安全性指数ランキング』で、トロントは6位にランクイン!このランキングで、トロントは上位の常連でもあります。
2021年度はコロナの医療逼迫の影響でランキングは下降してしまいましたが、世界的に見ても、カナダ国内で見てもトロントが安全であることが言えるのではないでしょうか。
東京とトロントの違い
2019年度『世界の都市安全性指数ランキング』で堂々1位に輝いたのは、なんと我が国の首都である『東京』でした。犯罪発生率が低いことや、災害等のインフラ等、複数の面を総合して1位を獲得しました。
先ほどの『NUMBEO』で日本の安全性を調べたところ、なんと76.64%!世界的に見ても治安が良いと言われるトロントでも58.82%であることを考えると、いかに私たちが安全な国で暮らしているのかがわかると思います。
外務省の『海外安全ホームページ』によると、カナダの犯罪発生率(人口10万人当たりの犯罪認知件数)は日本の約8倍!とのこと。
治安のよいトロントではありますが、日本の治安とはまだ大きな差があると言えそうです。
カナダ トロントの危険な地域
世界の中でも比較的安全な都市であるトロントですが、危険な地域は確実に存在します。以下で紹介する地域には、近づかないようにしたり、油断せず気をつけて行動するよう心がけてください。
ジェーン アンド フィンチ(Jane Finch)
トロント北西部に位置し、ジェーンストリートとフィンチストリートが交差する場所、ジェーン アンド フィンチ。この地域はトロントの中でも最も治安が悪いエリアです。
ギャングや銃撃事件などがある場所なので、ダウンタウンと比較すると、明らかに違和感のある雰囲気を感じます。アジア人はほとんどいないどころか、現地の人も近付きません。用事がない場合は立ち寄らないのが賢明ですし、夜間の一人歩きは絶対にやめてください。
シェルボーン(Sherbourne)
ダウンタウンで最もにぎやかなヤングダンダススクエアから10分ほどの場所に位置しているシェルボーン駅。このシェルボーン駅周辺はスラム街で、麻薬の売買も頻繁に行われています。ヤングダンダススクエアからほど近い場所に位置している地域のため、うっかり夜間に近寄らないように注意しましょう。
キング・ダファリン(King&Dufferin)
麻薬の密売などが行われるスラム街と呼ばれている地域、キング・ダファリン。「昔に比べたら治安がよくなったので問題ない」と言う人もいますが、それは現地の話。日本人が訪れるのであれば昼間の北側だけにとどめておきましょう。その際も、行動は慎重にしてください。
空港や図書館などの公共機関
治安が悪いエリア、というわけではありませんが、スリ・置引きが多発するのがトロントピアソン国際空港やトロント公共図書館などの公共機関。トイレに貴重品を持っていくのは当然ですが、トイレに掛けた荷物が取られてしまうこともあります。貴重品や荷物に関して、日本と同じ感覚で安心していると非常に危険な目に遭ってしまいます。公共機関であっても気をつけて行動しましょう。
やってはいけないこと・注意すること
危険な地域に近づかなければ安全というわけではありません。普通に生活していても、日本では考えられないようなことに遭遇する可能性はゼロではありません。特に気をつけてほしい『やってはいけない行動』『注意すべき行動』を以下にご紹介します。
NG!夜間の一人歩き
治安のよいトロントでも、夜間の一人歩きはやめておくのが賢明です。
昼間は賑やかで明るい場所であっても、夜になるとドラッグの取引場となる場所も少なくないからです。
特に女性は性犯罪に巻き込まれる危険性もあるため、夜間の一人歩きは絶対にやめましょう。どうしても夜間に歩く必要がある場合は男性と一緒に歩く、公共の交通機関を使うなどの対策をしてください。
NG!麻薬・覚醒剤などの薬物
トロントは日本に比べ、麻薬・覚醒剤の犯罪が多いため、何かのきっかけで麻薬・覚醒剤と接触する機会があるかもしれません。その場合でも、絶対に興味本位で手を出してはいけません。麻薬・覚醒剤は犯罪です。
ちなみに、カナダは現在大麻(マリファナ)が合法になっており、街の至るところで手に入ります。合法であれば、日本人がトロントで使用する分には問題ないと思われがちですが、日本国籍を所持している以上、大麻取締法はカナダでも有効。そのため、所持も使用もNGです。誘われても断るようにしましょう。
注意!スリ・置引き
トロントで最も多い犯罪は、スリ・置引きなどの盗難です。空港や駅、図書館などの公共機関で、留学生を狙ったスリは後を絶ちません。ズボンの後ろポケットに財布を入れるのは絶対やめましょう。確実にスリの被害に遭います。
また、レストランに行った際、荷物を置いたままトイレに行くことは、日本ではよく見られる光景ですが、トロントにおいては「私の荷物を置引きをしてください」と言っているようなもの。貴重品からは目を離さない、ということを徹底してください。
注意!スキミング
クレジットカードが不正に利用されるスキミング。どこでどのようにスキミングされるかは、はっきりとわかっていません。そのため、カード利用時は細心の注意を払うよう心がける必要があります。クレジットカードを使用する際の暗証番号を人に見られないように気をつける、ATMは銀行のものを使用する、管理を厳重にする、など、できる限り気を配りましょう。
犯罪やトラブルに巻き込まれた時の対策
夜間の一人歩きや薬物に手を出すこともなく、細心の注意を払って生活していたとしても、トラブルに巻き込まれてしまう可能性はないとは言い切れません。
対処法を予め知っておくことで、最悪の事態を回避しましょう。
強盗からの金品の要求
強盗などに金品の要求をされた場合は、その場で渡してしまいましょう。銃やナイフを所持しており、抵抗することで命の危険に晒される可能性があるからです。なにものも、命には変えられません。その後、直ちに警察に電話してください。
『911』へ電話する
警察だけでなく、消防や救急も、カナダでは全て『911』。いざという時のために、『911』というナンバーは覚えておいてください。
自分自身が巻き込まれていなくても、目の前のトラブルは警察に連絡しましょう。
とっさのことで英語での説明が難しい場合には『Japanese Please』と伝えれば日本語が話せるオペレーターにつながります。
結論!トロントの治安は世界的に見ればよいが、日本に比べると悪い。危険な地域には絶対近づかないこと!
世界の中でも安全性が高く、治安のよいトロントですが、日本の安全性とは比べ物になりません。日本人が海外に行く際は、細心の注意を払って、気をつけすぎる位でちょうど良いと認識しましょう。
・危険な地域には絶対近づかない!
・夜間の一人歩きはしない!
・貴重品は肌身離さず持つ!
上記を徹底し、安全で楽しいトロントライフを過ごしてくださいね!
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