イギリスのワーキングホリデー(ワーホリ・YMS)は、ヨーロッパの歴史や文化に触れながら働ける人気の制度です。観光では味わえない実生活や国際交流を体験できる一方で、いざ準備を始めると「実際にどのくらい費用がかかるのか」が気になる方も多いでしょう。
イギリスはオーストラリアやカナダなど、ほかの英語圏の国と比べても物価が高めの傾向があります。そのため、出発前に必要な初期費用や現地での生活費、アルバイトで得られる収入の目安をしっかり把握しておくことが大切です。
資金計画を立てておけば、現地での生活に余裕が生まれ、仕事や学び、旅行まで充実した時間を過ごせます。
この記事では、2025年時点の最新情報をもとに、イギリスのワーホリでかかる費用の総額や内訳、現地での収入の目安、節約のポイント、そして注目を集めるYMSビザ(ユース・モビリティ・スキーム/Youth Mobility Scheme)の最新情報まで詳しく解説します。
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イギリスのワーホリビザ(YMSビザ)の最新情報と申請費用

イギリスのワーキングホリデー制度は、正式名称を「ユース・モビリティ・スキーム(Youth Mobility Scheme)」といい、一般的にYMSビザとして知られています。最大の特徴は、最長2年間イギリスに滞在できる点です。多くの国のワーキングホリデービザが1年間に限られる中で、より長期にわたって現地生活を経験できることは大きな魅力です。
2025年10月時点では、ビザ申請料として319ポンド(約64,119円)が必要です。さらに、イギリスの公的医療サービスである国民保健サービス(NHS)を利用するためには、移民医療付加料(IHS:Immigration Health Surcharge)の支払いが義務付けられています。YMSビザ申請者には割引レートが適用され、1年あたり776ポンド(約155,976円)が必要です。2年間の滞在を想定すると、合計1,552ポンド(約311,952円)となります。
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
申請資格は、申請時点で18歳以上30歳以下の日本国籍者です。YMSビザの対象年齢は国によって異なりますが、日本の場合は30歳までが条件とされています。
また、2024年1月31日から制度が大きく変更され、日本と韓国の国籍者に限り、年間を通していつでも申請が可能になりました。これまで実施されていた抽選制度や申請時期の制限が廃止され、定員内であれば随時申請できるようになったため、希望者にとっては大きなチャンスといえます。
ただし、就労内容には一部制限があります。たとえば、プロのスポーツ選手やコーチとしての活動、医師・歯科医としての研修職には就くことができません。また、医療関連など一部の学術コースに通う場合は、学術技術承認制度(ATAS:Academic Technology Approval Scheme)による証明書の提出が必要となる場合があります。
イギリスのワーホリにかかる費用の総額と内訳

イギリスのワーキングホリデー(YMS)で1年間滞在する場合、必要となる費用の総額は約100万円〜250万円が目安とされています。
この金額には、出発前に日本で支払う初期費用と、現地で生活を始めてから発生する滞在費用の両方が含まれます。
ただし、実際の支出は語学学校に通う期間や滞在都市の物価によって大きく変わります。たとえば、ロンドンのような大都市では生活費が高く、地方都市を選ぶ場合は比較的抑えられる傾向があります。
ここでは、総額の内訳を「渡航前にかかる初期費用」「現地でかかる滞在費用」「語学学校の費用」の3項目に分けて、それぞれの目安を詳しく解説します。
渡航前にかかる初期費用
イギリスへ出発する前に、日本国内で準備・支払いが必要な初期費用は、約88万円〜118万円を見込んでおくと安心です。
中でも、YMSビザ申請時に支払うビザ関連費用が大きな割合を占めます。
| 項目 | 費用目安(日本円) | 備考 |
| YMSビザ申請関連費用 | 約380,000円 | 申請料319ポンド+IHS 1,552ポンド |
| 往復航空券代 | 約150,000円~250,000円 | 時期や経由便の利用で変動 |
| 海外旅行保険料(1年間) | 約200,000円~300,000円 | 補償内容により異なる |
| 最初の1ヶ月の滞在費 | 約150,000円~250,000円 | 家探し期間の宿泊費・生活費 |
| 合計(目安) | 約880,000円~1,180,000円 |
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
現地でかかる滞在費用
イギリスに到着してから必要となる1ヶ月あたりの滞在費用は、約15万円〜25万円が目安とされています。
中でも最も大きな支出は家賃で、特にロンドン中心部では非常に高額です。一方で、地方都市を選んだり、シェアハウスを利用したりすることで、この費用を大幅に抑えることができます。
| 項目 | 費用目安(ロンドン) | 費用目安(地方都市) |
| 家賃(シェアハウス) | 約140,000円~ | 約80,000円~ |
| 食費(自炊中心) | 約40,000円~ | 約30,000円~ |
| 交通費 | 約20,000円~ | 約10,000円~ |
| 通信費 | 約4,000円~ | 約4,000円~ |
| 交際費・雑費 | 約30,000円~ | 約30,000円~ |
| 合計(月額目安) | 約234,000円~ | 約164,000円~ |
外食費は日本よりも高いため、自炊を中心にすることで食費を効果的に節約できます。
また、現地のマーケットやディスカウントストアを活用することで、生活コストをさらに抑えることが可能です。
語学学校に通う場合の追加費用
イギリスのYMSビザでは、就学期間に一定の制限が設けられている場合がありますが、語学学校に通うこと自体は可能です。語学学校に通う場合は、前述の滞在費用に加えて、1ヶ月あたり約10万円〜20万円の学費が必要となるケースが一般的です。
学費は、学校の設備や立地(ロンドンか地方か)、授業時間数(週15時間か週25時間かなど)によって大きく異なります。
たとえば、週15時間程度の一般コースでは月額約10万円前後が目安で、集中的なコースやビジネス英語コースを選ぶと月額20万円近くになることもあります。
また、入学金や教材費として2万〜3万円程度が別途必要です。渡航直後に語学学校へ通うことで、英語力の向上はもちろん、現地での生活に慣れやすく、友人作りのきっかけにもなります。
関連記事:【2025年最新】語学留学の費用は?1年・3ヶ月・1ヶ月の比較や費用の安い国を紹介
イギリスのワーホリで得られる収入と稼ぎ方

イギリスのYMSビザは、最長2年間フルタイムでの就労が認められているため、現地でしっかり働くことで滞在費用を十分に賄うことが可能です。
収入は働く地域・職種・英語力によって大きく異なります。ロンドンなどの都市部では仕事の機会が多い一方で、地方都市では競争率が低く、採用されやすい傾向があります。
次のセクションでは、イギリスの最低時給の最新情報や、ワーホリで人気の職種、そして給与から差し引かれる税金・保険料について詳しく見ていきましょう。
イギリスの最低時給(時給)
イギリスでは、法定の最低賃金(National Living Wage)が定められており、2024年4月以降は21歳以上の労働者に対して時給11.44ポンド(約2,300円)が適用されています。
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
これはあくまで最低ラインであり、人手不足のロンドンや、スキル・経験が求められる職種では、より高い時給が設定されることも少なくありません。
たとえば、時給11.44ポンドで週37.5時間(フルタイム)働いた場合、月収は約1,860ポンド(約373,860円)となります。ここから所得税や国民保険料(National Insurance)が差し引かれますが、それでも生活費を賄いながら一定の貯蓄をすることも可能な水準です。
| 年齢 | 2024年4月以降の最低時給 |
| 21歳以上 | 11.44ポンド |
| 18~20歳 | 8.60ポンド |
| 16~17歳 | 6.40ポンド |
ワーホリ(YMS)利用者の多くは21歳以上のため、11.44ポンドが適用されます。
人気の職種と時給の目安
ワーホリ(YMS)で人気の職種は、カフェやレストラン、ホテルなどの接客・サービス業が中心です。英語力やスキルによっては、オフィスワークなどの専門職に就ける可能性もあります。
一般的に、ローカル企業(現地企業)で働くほうが、日系企業(ジャパニーズレストランなど)よりも時給が高い傾向にあります。以下は、代表的な職種ごとの時給目安と求められる英語力です。
| 職種 | 時給目安 | 求められる英語力 |
| カフェ(バリスタ) | 11.50~13.00ポンド | 中級~(接客) |
| レストラン(ホール) | 11.44~12.50ポンド | 中級~(接客) |
| レストラン(キッチン) | 11.44~12.00ポンド | 初級~ |
| ホテル(受付) | 12.00~14.00ポンド | 上級 |
| ホテル(清掃) | 11.44~12.00ポンド | 初級~ |
| オフィスワーク(事務) | 13.00~15.00ポンド | 上級+スキル |
| 小売店(販売) | 11.50~13.00ポンド | 中級~(接客) |
特に、バリスタやオフィスワークは、専門スキルや実務経験がある場合、最低時給以上の給与を得やすい職種です。
また、接客業では英語での会話力が重視されるため、渡航前に基礎的なリスニング・スピーキング力を身につけておくと、仕事の選択肢が広がります。
関連記事:ワーホリで稼げる国ランキングTOP5!日本との収入面の違いや渡航準備のポイントも解説
収入から引かれる税金について
イギリスで働いて収入を得る場合、日本と同様に税金と社会保険料が給与から天引きされます。主な控除項目は、所得税(Income Tax)と国民保険料(National Insurance)の2つです。
まず、所得税に基礎控除(Personal Allowance)が設けられており、2025年度は年間12,570ポンド(約2,526,570円)までの収入には所得税がかかりません。
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
この金額を超えた部分の収入に対して、20%の税率(基本税率:Basic Rate)が適用されます。たとえば、年間15,000ポンドを稼いだ場合、課税対象となるのは12,570ポンドを超える2,430ポンド分で、その20%にあたる486ポンドが所得税として差し引かれます。
また、国民保険料(National Insurance)は、一定以上の収入がある労働者に課されます。2025年度では週242ポンド以上の収入がある場合に支払い義務が発生し、収入額に応じて数%が自動的に給与から控除されます。
ワーホリ(YMS)であっても、正規の雇用契約(PAYE制度)を結んで働く限り、これらの税金・保険料を支払う必要があります。
イギリスのワーホリで稼ぐためのコツ

イギリスで収入を増やし、より充実したワーホリ生活を送るためには、いくつかの工夫が必要です。最低時給で働くこともできますが、事前準備と行動次第でより良い条件の仕事に就くチャンスが広がります。主なポイントは次の3つです。
- 専門スキルや日本での職務経験を活かす
- 日系ジョブにこだわらず、現地のローカルジョブに挑戦する
- 英語力をできるだけ高めてから渡航する
専門スキルや経験を仕事に活かす
日本での職務経験や専門スキルは、イギリスでの仕事探しにおいて大きな強みになります。
たとえば、飲食店での調理経験、カフェでのバリスタ経験、ホテルでの接客経験などは、現地でも即戦力として評価されやすい分野です。
特にロンドンではカフェ文化が根付いており、バリスタのスキルを持つ人は時給交渉で有利になることがあります。
また、ITスキル(プログラミング・デザインなど)やオフィスワーク(経理・人事など)の経験がある場合は、短期間の契約でも専門職として採用される可能性があります。
これらの職種は一般的なアルバイトよりも時給が高く設定されている傾向があるため、自分の強みを具体的に伝えられる英文履歴書(CV)をしっかり準備しておくことが大切です。
現地のローカルジョブに挑戦してチャンスを広げる
ワーホリでは、言葉の不安から日系のレストランやショップを選びがちですが、より高い収入や英語力の向上を目指すなら、現地のローカルジョブに挑戦することがおすすめです。
ローカル企業(現地経営のカフェ、パブ、ホテル、小売店など)で働くと、同僚やお客様との会話がすべて英語になるため、実践的な英語力が飛躍的に伸びる環境が得られます。
また、時給も日系の仕事より高く設定されているケースが多いのが特徴です。最初は緊張するかもしれませんが、イギリスの文化や価値観を深く理解し、現地での人脈を築く絶好のチャンスにもなります。
さらに、ファーム(農場)での仕事も時期によっては募集があり、自然の中で働く貴重な経験を得られる点でも人気があります。
英語力を伸ばして収入アップにつなげる
イギリスのワーホリにおいて、収入は英語力に比例するといっても過言ではありません。英語力が高いほど選べる仕事の幅が広がり、単純作業やキッチン業務に限らず、高時給の接客業やオフィスワークにも挑戦できるようになります。
特に、顧客対応や電話応対ができるレベルの英語力があれば、採用率が上がるだけでなく、より良い労働条件を提示されることもあります。
渡航後に語学学校へ通う方法もありますが、日本にいるうちから英語学習を始めておくことが成功の鍵です。
もし効率的に英語力を高めたい、または現地での仕事探しまでサポートを受けたい場合は、当社タビケン留学のタビケンプライムの活用もおすすめです。専門カウンセラーが、渡航前から帰国後まで一貫してサポートします。
イギリスのワーホリ生活費の収支シミュレーション

イギリスでのワーホリ生活が現実的に成り立つのかを考える際は、収入と支出のバランスをしっかり把握しておくことが大切です。
生活費は滞在する都市によって大きく異なり、特にロンドンは世界的に見ても物価が高いため、支出が多くなりがちです。
一方で、仕事の機会が多く時給も高い傾向があるため、働く環境としては魅力的な面もあります。
地方都市では生活費を抑えやすい反面、求人の選択肢がやや限られる場合もあります。自分の目的(貯金・英語学習・観光など)に合わせて、都市を選ぶことが重要です。
次のセクションでは、主要都市ごとの物価の違いと、1ヶ月のモデル収支例を紹介します。
主要都市別の物価比較
イギリスの生活費で最も大きな割合を占めるのが家賃です。特にロンドンの家賃は他都市と比べて20〜30%以上高いことが一般的です。
たとえば、シェアハウスの1室を借りる場合、ロンドン中心部では月額800ポンド(約160,800円)を超えることも珍しくありません。
一方、マンチェスターやバーミンガムなどの地方都市では、月額500〜600ポンド(約100,500〜120,600円)ほどで見つかることもあります。
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
食費や交通費もロンドンではやや高めですが、スーパーなどの物価は全国チェーンが多く、地域差は比較的小さい傾向です。
| 都市名 | 特徴 | 家賃・物価の傾向 |
| ロンドン | 首都。仕事が豊富だが競争率も高い。 | 非常に高い |
| マンチェスター | 北部の主要都市。音楽やアートが盛ん。 | ロンドンより20-30%安い |
| エディンバラ | スコットランドの首都。歴史的な街並み。 | ロンドンより安いが高め |
| ブライトン | 南部のリゾート都市。比較的温暖。 | ロンドンに近い水準 |
このように、滞在都市の選び方が生活費の総額に大きく影響します。ロンドンで経験を積むのもよいですが、費用を抑えて長期滞在を目指すなら、地方都市の選択も検討する価値があります。
1ヶ月のモデル収支例
ここでは、ロンドン郊外のシェアハウスに住み、現地のカフェでフルタイム(週37.5時間)働いた場合の、1ヶ月の収支モデルを紹介します。(時給11.50ポンドと想定)
【収入の例】
時給11.50ポンド × 37.5時間 × 4.33週 = 約1,862ポンド(約374,262円)
(※手取り額は税金・国民保険料控除後、約1,650ポンドと想定)
【支出の例】
- 家賃(シェアハウス):700ポンド
- 食費(自炊中心):200ポンド
- 交通費(オイスターカード):150ポンド
- 通信費:20ポンド
- 交際費・雑費:150ポンド
- 支出合計:1,220ポンド(約245,220円)
【収支】
1,650ポンド(手取り収入) − 1,220ポンド(支出) = 430ポンド(約86,430円)の黒字
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
ロンドンであってもフルタイム勤務と自炊中心の生活を心がけることで、生活費を賄いながら貯蓄も可能です。
特に滞在初期は出費がかさみますが、住居や勤務先が安定すれば、安定した黒字生活を実現できるケースも多く見られます。
関連記事:ワーホリの準備期間はどのくらい?最短で渡航するまでの流れや費用を紹介
イギリスのワーホリにかかる費用を抑える方法

物価の高いイギリスでも、工夫次第で生活費を賢く節約する方法は多くあります。無理な我慢をするのではなく、現地の暮らしに溶け込みながら支出を上手に管理することが、ワーホリ生活を長く楽しむためのポイントです。
特に節約効果が大きいのは、「家賃」「食費」「交通費」の3大固定費です。ここでは、すぐに実践できる具体的な節約術を4つ紹介します。
- 家賃はシェアハウス利用で節約する
- 自炊とスーパー活用で食費を減らす
- 交通費は割引カードや定期券を活用する
- 無料の文化施設やイベントを楽しむ
家賃はシェアハウス利用で節約する
イギリスでの生活費において、家賃は最大の支出項目です。特にロンドンでは、一人暮らし(フラットを単独で借りる)をすると莫大な費用がかかります。
そのため、多くのワーホリ滞在者が利用しているのがシェアハウス(フラットシェア)です。1軒の家やアパートを複数人で共有し、自分の個室を持ちながら、キッチンやバスルームを共同で使う形式が一般的です。
これにより、一人暮らしと比べて家賃を半分以下に抑えることも可能です。さらに、家賃だけでなく光熱費やインターネット代もシェアできるため、生活費全体の節約につながります。
また、シェアメイトとの交流を通じて、英語力の向上や現地情報の入手にも役立つという副次的なメリットもあります。
同じ家に住む仲間と食事をしたり、休日に出かけたりすることで、より充実したワーホリ生活を送ることができるでしょう。
自炊とスーパー活用で食費を減らす
イギリスは外食費が非常に高い国として知られています。パブでの軽食やカフェランチでも、1回あたり15ポンド(約3,015円)以上かかることが一般的です。
※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
一方で、スーパーマーケットの食材は比較的手頃な価格で購入でき、特にプライベートブランド(PB)商品を上手に使えば、食費を日本と同程度、またはそれ以下に抑えることも可能です。
TESCO(テスコ)、Sainsbury’s(セインズベリーズ)、ASDA(アズダ)といった大手スーパーに加え、Lidl(リドル)やAldi(アルディ)などのディスカウントスーパーを使い分けるのがおすすめです。
外食を週に1〜2回に控え、基本は自炊を徹底するだけで、月あたり1〜2万円以上の節約につながるといわれています。
交通費は割引カードや定期券を活用する
ロンドン市内の移動手段は、地下鉄(Tube)やバスが中心です。現金で切符を購入すると非常に割高になるため、交通系ICカード「オイスターカード(Oyster Card)」の利用は必須です。
オイスターカードを利用すれば、通常運賃よりも大幅に安い料金で乗車できます。
また、最近ではクレジットカードのタッチ決済でも乗車できるため、カードを増やしたくない方はこちらもおすすめです。
また、通勤や通学などで同じ区間を頻繁に利用する場合は、1週間または1ヶ月単位の「トラベルカード(定期券)」を購入することで、さらに交通費を節約できます。
さらに、30歳以下の場合は「30-31 Railcard」などの年齢割引カード(Railcard)を発行すると、鉄道料金が最大3分の1ほど安くなる制度もあります。
語学学校に一定期間通う人は、学生割引が適用される場合もあるため、利用可能な制度は積極的にチェックしましょう。
無料の文化施設やイベントを楽しむ
イギリス、特にロンドンは無料で楽しめる文化施設が非常に充実しています。たとえば、大英博物館、ナショナル・ギャラリー、自然史博物館、テート・モダンといった世界的に有名な博物館や美術館の多くは、常設展の入場料が無料です。
また、ハイド・パークやリージェンツ・パークなど広大で美しい公園も多く、散歩やピクニックに最適です。週末には各地で無料のマーケットやストリートイベントが開かれることもあり、費用をかけずに現地の文化を満喫できます。
このように、無料のエンターテインメントを上手に活用することで、交際費や娯楽費を抑えながら、イギリスならではの豊かな文化を体験できるでしょう。
関連記事:お金ない人こそワーホリがおすすめできる理由は?国別の費用や費用を抑える方法を解説
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イギリスのワーホリで海外旅行保険は必要?

イギリスのYMSビザ申請者は、IHS(移民医療付加料)として年間776ポンド(約155,976円)、2年分で合計1,552ポンド(約311,952円)を支払うことが義務付けられています。
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この支払いにより、ビザ保有者はイギリスの国民保健サービス(NHS)を利用でき、診察や治療(※一部を除く)を原則無料で受けることが可能です。
ただし、NHSにはいくつかの注意点があります。
まず、利用の際にはGP(一般開業医)への登録が必要であり、専門医の診察を受けるまでに時間がかかることも少なくありません。さらに、歯科治療や処方薬代は有料です。
また、NHSはあくまで医療費をカバーするものであり、盗難・所持品の破損・賠償責任などのトラブルは補償対象外です。
そのため、ワーホリ中に起こりうる医療以外のリスクにも備えるため、NHSに加えて民間の海外旅行保険への加入を強くおすすめします。
海外旅行保険に加入しておくことで、
- 事故・ケガ・病気の際の緊急搬送費
- 盗難・破損などの損害補償
- 他人への賠償責任
- 日本語サポート付きの医療通訳や手続き支援
といった幅広い補償とサポートを受けることができ、慣れない海外生活でも安心して過ごせます。
イギリスのワーホリでの仕事の探し方

イギリスで仕事を見つける方法は、主に4つの経路があります。それぞれに特徴があり、自分の英語力や希望する職種に合わせて、複数の方法を並行して試すことが成功のポイントです。
また、ローカルジョブを目指すのか、それともまずは日系企業で慣れたいのかによっても、最適な探し方は異なります。
ここでは、代表的な4つの仕事の探し方を紹介します。
- 1. 求人サイト
- 2. 日系情報サイト
- 3. 直接応募
- 4. 知人の紹介
1. 求人サイト
現地の求人サイトを利用するのは最も一般的な方法です。
「Indeed UK」「Reed.co.uk」「Totaljobs」などの大手サイトには、カフェやレストランのアルバイトから、事務職・専門職の契約社員まで、幅広い求人が掲載されています。
これらのサイトでは、職種・勤務地・給与条件などを細かく設定して検索でき、効率的に希望に合った求人を探せます。応募や企業とのやり取りはすべて英語で行われるため、日常会話レベル以上の英語力が必要です。
また、応募には英文履歴書(CV)の提出が必須となります。プロフィールを登録しておくと、企業からスカウトが届くこともあり、英語での職務経歴書を整えておくことでチャンスが広がります。
2. 日系情報サイト
英語力に自信がない場合や、まずは日本語が通じる職場で働きたい人には、日系コミュニティの情報サイトを活用する方法が効果的です。
ロンドンの求人を中心に扱う「MixB(ミックスビー)」や「ニュースダイジェスト」のクラシファイド欄では、日系レストラン、ショップ、旅行会社、オフィスなどの求人情報が多数掲載されています。
これらの求人は、応募から面接まで日本語で対応してもらえるケースが多く、採用のハードルが低いのが特徴です。
一方で、時給は現地の最低賃金レベル(11.44ポンド程度)で設定されていることが多く、英語環境に比べて給与面では控えめな傾向があります。
英語に慣れるまでのステップとして、最初は日系求人を利用し、慣れてきたらローカルの仕事へ移行するのもおすすめです。
3. 直接応募
働きたいお店やカフェが決まっている場合は、英文の履歴書(CV)を印刷して直接持ち込む方法も有効です。
この方法はCVドロップと呼ばれ、飲食店や小売店では一般的な仕事探しの手段です。
店頭に「Staff Wanted(スタッフ募集)」の張り紙が出ていることも多く、その場でマネージャーと話ができれば、即日面接につながる可能性もあります。
求人サイトに掲載されていない求人を見つけられるチャンスがあるほか、自分の熱意を直接伝えられるのが最大の魅力です。
ただし、訪問する際は混雑する時間帯を避け、マネージャーが在席している時間を確認するなど、タイミングに配慮することが重要です。
4. 知人の紹介
イギリスでは、仕事探しにおいて人脈(コネクション)が非常に重視されます。
語学学校のクラスメイト、シェアハウスの住人、友人など、身近なつながりから仕事を紹介してもらうケースが多く見られます。
紹介(リファラル)を通じた応募は、求人サイトでの公募よりも採用担当者に信頼されやすく、内定につながりやすいというメリットがあります。
普段から「仕事を探している」と周囲に伝え、良好な関係を築いておくことで、思わぬチャンスが訪れることもあります。
イギリスのワーホリにおける注意点

魅力的なイギリスのワーホリ(YMS)ですが、日本とは異なる環境ゆえに注意しておきたいポイントもいくつかあります。
これらのリスクを事前に理解し、適切な対策を準備しておくことで、現地でのトラブルを最小限に抑えることができます。
特に、資金面・生活環境・仕事探しに関しては、現実的な見通しを持っておくことが大切です。
ここでは、ワーホリ渡航前に知っておきたい4つの注意点を紹介します。
- 物価、特に家賃が高い
- 天候が変わりやすく、曇りや雨の日が多い
- 仕事探しの競争率が高い
- YMSビザの申請が先着順で準備が重要
物価、特に家賃が高い
これまでも触れてきたように、イギリス、特にロンドンの物価は非常に高いです。
中でも家賃の負担は大きく、収入の多くを家賃に充てる必要があるケースも少なくありません。
YMSビザの申請条件として、2,530ポンド(約508,530円)の資金証明を提示する必要がありますが、これはあくまで最低限の金額です。※1ポンド=201円換算(2025年10月時点)
現地で仕事がすぐに見つからない可能性も考慮し、渡航後3ヶ月程度は収入がなくても生活できる資金(約50〜70万円)を別途準備しておくことが安心です。
資金計画には余裕を持ち、特にロンドンで生活する場合は家賃の高さを前提に予算を立てることが不可欠です。
天候が変わりやすく、曇りや雨の日が多い
イギリスは「1日の中に四季がある」と言われるほど、天候が変わりやすい国として知られています。晴れていたかと思えば、急に雨が降り出すことも珍しくなく、年間を通して曇りや雨の日が多いのが特徴です。
夏は比較的涼しく過ごしやすい一方で、冬は日照時間が短くなり、寒さも厳しくなります。こうした気候は、人によっては気分の落ち込みやすさ(冬季うつ)につながることもあるため、心身のケアが大切です。
体調管理のためにも、防水性のあるジャケットや折りたたみ傘、重ね着できる服装を準備しておくと安心です。また、天候に左右されすぎず楽しめる室内の趣味を見つけておくことも、快適に過ごすコツです。
仕事探しの競争率が高い
YMSビザは、最長2年間、就労制限なしで働けるため、世界中から多くの若者が集まります。
そのため、ロンドンなどの人気都市では、仕事探しの競争率が非常に高いのが現実です。
特に時給が良く、英語環境が整ったローカルジョブ(カフェやオフィスワーク)には応募が殺到します。
「行けば何とかなる」という考えで渡航すると、なかなか仕事が見つからず、資金だけが減っていく事態になりかねません。
渡航前から英文履歴書(CV)を準備し、英語力をできるだけ高めておくことが重要です。現地に到着したら、できるだけ早く行動を開始し、複数の方法で積極的に応募を続ける姿勢が求められます。
YMSビザの申請が先着順で準備が重要
2024年1月31日より、日本国籍者(および韓国籍者)は、年間を通していつでも申請が可能になりました。これにより、従来の抽選制度や申請時期の制限が撤廃され、定員枠内で条件を満たせばビザを取得できるようになっています。
ただし、申請希望者が多い年は早期に枠が埋まる可能性もあるため、渡航時期が決まっている場合はできるだけ早めの準備がおすすめです。
特に、申請条件である資金証明(2,530ポンド=約508,530円)は、28日間連続で銀行口座に保持している必要があるため、計画的な資金管理が不可欠です。
関連記事:ワーホリによくある失敗談とは?ワーキングホリデーに行く7つのメリットや対策を解説 – タビケン留学
まとめ:イギリスのワーホリ費用をしっかり押えて理想の海外生活を実現しよう

イギリスのワーキングホリデー(YMS)は、物価や家賃が高い一方で、法定時給が高く設定されているため、現地で働きながら生活費を十分に賄える制度です。
成功のポイントは、渡航前に必要な初期費用、特にIHS(移民医療付加料)を含めた現実的な資金計画を立てることにあります。
1年間の滞在費用はおおよそ70万円〜120万円が目安ですが、語学学校に通うかどうか、また滞在都市(ロンドンか地方か)によっても大きく変動します。
現地での支出を抑えるには、シェアハウスの利用や自炊中心の生活が効果的です。さらに、英語力を磨いてローカルジョブに挑戦することで、収入を増やしながら経験を広げることも可能です。
タビケン留学では、こうした費用計画・ビザ申請・学校選びまでを無料でトータルサポートしています。
「費用を抑えたい」「自分に合ったプランを知りたい」という方は、ぜひお気軽に無料カウンセリングをご利用ください。
【参考】
Youth Mobility Scheme visa: Overview – GOV.UK
Youth Mobility Scheme visa: ballot system – GOV.UK
National Minimum Wage and National Living Wage rates – GOV.UK
Immigration health surcharge.docx(pdf)
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