カナダへの短期留学を検討する際、どのくらい費用がかかるのか気になる方も多いと思います。

1ヶ月・3ヶ月・半年（6ヶ月）など期間によって異なる予算が必要で、学費や渡航費・滞在費をどのように見積もればいいのか悩む方も多いでしょう。

この記事では、カナダ短期留学にかかる費用の目安や項目別の内訳、節約のコツまでわかりやすく解説しています。必要な準備と費用感を事前に把握し、自分に合ったプランで理想の留学を実現させましょう。

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カナダの短期留学費用の費用相場

カナダの短期留学では、期間に応じて必要な費用が大きく変わります。

ここでは代表的な期間である1ヶ月・3ヶ月・半年（6ヶ月）のケースに分けて、語学学校の授業料・滞在費・航空券・生活費などの費用相場を紹介します。

留学期間が長くなるほど1ヶ月あたりのコストが抑えられる傾向があるため、予算とのバランスを見ながらプランを立てることが大切です。

カナダへ1ヶ月留学する場合の費用相場

1ヶ月間のカナダ短期留学では、総額で約50万円〜60万円が目安です。

内訳の例：

• 授業料（語学学校の場合）：約15万円
• ビザ申請料：約1.5万円
• 滞在費（ホームステイ・学生寮など）：約10万〜13万円
• 航空券（往復）：約15万円
• 海外保険や生活費（食費・交通費・交際費・娯楽費など）：約10〜15万円

特に航空券や保険の費用は期間にかかわらずかかるため、1ヶ月の短期留学であってもある程度の予算が必要になります。

カナダへ3ヶ月留学する場合の費用相場

3ヶ月の留学では、総額で約110万円〜150万円程度が一般的です。

内訳の例：

• 授業料（語学学校の場合）：約35〜50万円
• ビザ申請料：約1.5万円
• 滞在費（ホームステイ・学生寮など）：約30万〜40万円
• 航空券（往復）：約15万円
• 海外保険や生活費（食費・交通費・交際費・娯楽費など）：約30〜45万円

このくらいの期間になると、割安な長期パッケージを選べる語学学校も増えるため、授業料単価を下げやすくなります。

カナダへ6ヶ月（半年）留学する場合の費用相場

半年の短期留学では、総額で約190万円〜280万円が相場とされています。

内訳の例：

• 授業料（語学学校の場合）：約55〜90万円
• ビザ申請料：約1.5万円
• 滞在費（ホームステイ・学生寮など）：約60万〜80万円
• 航空券（往復）：約15万円
• 海外保険や生活費（食費・交通費・交際費・娯楽費など）：約60〜90万円

6ヶ月の留学では、現地での交際費や旅行費も増えやすくなるため、生活費を含めた「トータルコスト」での資金計画が必要です。

関連記事：カナダ留学半年間の費用相場

カナダの短期留学渡航前までに必要な費用

授業料：語学学校や私立カレッジの授業料

カナダでの短期留学における授業料は、留学先の学校やプログラムの内容により異なりますが、一般的に語学学校の場合は1週間あたり約340〜425加ドル（約35,700〜44,625円）が目安です。

1ヶ月（4週間）の語学コースでは、約1,360〜1,700加ドル（約142,800〜178,500円）程度が一般的な相場です。

参考：Study costs for international students in Canada

私立カレッジや専門学校など、より専門性の高いプログラムでは授業料が高くなる傾向にあります。費用に含まれる授業時間数や内容をよく確認してから申し込みましょう。

※1加ドル=105円にて計算（2025年6月時点のレート）

入学金・教材費

授業料とは別に、入学金や教材費が別途発生するケースが多く、これらは必ず確認しておくべき初期費用です。

入学金は多くの語学学校で150〜200加ドル（約15,000〜21,000円）程度が相場です。

教材費はコースによって異なりますが、1ヶ月あたり約50〜100加ドル（約5,200〜10,500円）程度を見込んでおく必要があります。

キャンペーンなどで免除されるケースもあるため、申込時期によっては費用を抑えられる可能性もあります。

※1加ドル=105円にて計算（2025年6月時点のレート）

航空券代（往復）

日本からカナダまでの航空券代（往復）は、シーズンや航空会社、購入タイミングによって大きく異なります。

安い時期（ローシーズン）であれば往復10万〜15万円程度、高い時期（夏休み・年末年始）では20万円を超えることもあります。

都市によっても価格に差があり、バンクーバー行きが比較的安く、トロントやモントリオール行きはやや高めになる傾向があります。

航空券は早めに予約することで費用を抑えられるため、渡航計画が決まり次第すぐにリサーチ・購入をおすすめします。

参考：https://www.kayak.co.jp/

※1加ドル=105円にて計算（2025年6月時点のレート）

保険料

カナダ短期留学における保険料は、海外旅行保険に加入するか、現地の保険に加入するかで異なりますが、いずれにしても加入は強く推奨されます。

日本の海外旅行保険に加入する場合、1ヶ月の保険料は約8,000〜15,000円が目安です。補償内容には、病気・ケガの治療費、携行品の損害、賠償責任、救援者費用などが含まれます。

カナダ現地で提供されている学生保険（例：BIIS、MSPなど）は、補償内容は限定的になるものの、月額20〜80加ドル（約2,100〜9,000円）程度で加入できる場合もあります。

留学期間と補償内容を比較し、自分に合った保険プランを選ぶことが大切です。

※1加ドル=105円にて計算（2025年6月時点のレート）

関連記事：カナダワーホリの保険事情

パスポート申請費用

海外留学にあたっては、有効期限が留学期間＋6ヶ月以上残っているパスポートが必要です。新規取得・更新ともに、所定の申請費用がかかります。

2025年6月時点の日本国内でのパスポート発給費用は以下の通りです。

• 10年用旅券手数料→オンライン申請：15,900円／窓口申請：16,300円
• 5年用旅券手数料→オンライン申請：10,900円／窓口申請：11,300円

申請には、戸籍謄本・本人確認書類・証明写真が必要で、申請から受け取りまでおおむね2週間程度かかります。

留学準備の初期段階で確認・取得を済ませておくことで、ビザ申請や航空券手配もスムーズに行えます。

参考：旅券（パスポート）の変更について｜外務省

ビザ費用

カナダ短期留学では、留学期間や就学内容により必要なビザの種類が異なります。

4種類のビザについて、それぞれにかかる費用を以下にまとめています。

zビザ	申請費用
Temporary Resident Visa	229.77加ドル（約25,274円）
Study Permit	150加ドル（約16,500円）
International Experience Canada	172加ドル（約18,920円）
eTA	7加ドル（約735円）

※1加ドル=105円にて計算（2025年6月時点のレート）

6ヶ月以内の就学であれば通常は観光ビザ（eTA）でも渡航可能で、申請費用は7加ドル（約735円）です。

6ヶ月以上または一定の就労を伴うコースに参加する場合は学生ビザ（Study Permit）が必要で、申請料は150加ドル（約15,750円）です。

オンライン申請が一般的で、必要書類にはパスポート、入学許可証、財政証明などが含まれます。

申請内容によってはバイオメトリクス登録料（85加ドル）が別途かかることもあるため、合計費用に注意しましょう。

関連記事：カナダ留学の費用相場（半年留学費用・1年留学費用）

カナダの短期留学滞在中に必要な費用

滞在費：ホームステイ・学生寮・シェアハウスなど

カナダ短期留学中の滞在費は、滞在形態によって大きく異なります。代表的な3つの形式とその目安費用は以下の通りです。

• ホームステイ：1ヶ月あたり1,000〜1,200加ドル（約11万〜13万円）
  　食事付きで現地生活に馴染みやすく、語学力向上にもつながります。
• 学生寮：1ヶ月あたり900〜1,500加ドル（約10万〜16万円）
  　大学や語学学校が運営しており、学校との距離が近いのが特徴です。
• シェアハウス：1ヶ月あたり600〜1,200加ドル（約7万〜13万円）
  　家具付き・光熱費込みの物件が多く、自由度が高い反面、英語環境は場所次第です。

都市によって相場が異なり、トロントやバンクーバーではやや高くなる傾向があります。

現地生活費（交際費・交通費・通信費）

カナダ滞在中にかかる生活費は、個人の生活スタイルにより差がありますが、以下が目安となります。

• 食費・日用品：月240〜480加ドル（約3万〜6万5,000円）
  　自炊中心か外食中心かで費用は大きく変動します。
• 交通費：月80〜156加ドル（約9,000〜1万3,000円）
  　主要都市では学生向けの交通パスがあり、割安に利用可能です。
• 通信費（ネット）：月50〜100加ドル（約4,500〜7,000円）
  　プリペイドSIMや現地キャリアの格安プランを利用すると節約できます。
• 交際費：月120加ドル〜（約1万〜3万円）
  　観光・外食・アクティビティの頻度によって変動します。
  

上記を合計すると、現地での生活費は月におよそ500〜1,000加ドル（約6万〜11万円）程度が目安です。

※1加ドル=105円にて計算（2025年6月時点のレート）

参考：Prepare your budget to study in Canada

カナダ短期留学のサポートならタビケン留学へお任せください

カナダへの短期留学を考える際には、ビザ申請や学校選び、費用の見積もりなど多くの準備が必要です。特に初めての留学の場合、不安や疑問を抱える方も少なくありません。タビケン留学では、短期留学のサポート実績が豊富なカウンセラーが在籍し、一人ひとりの希望や目的に応じた最適なプランを提案しています。

留学先の都市選定から語学学校の選び方、渡航手続きまで一貫してサポートを提供しており、LINEでの無料相談も可能です。英語初心者や予算に不安がある方でも、安心して準備が進められる環境を整えています。

限られた滞在期間でも充実した留学生活を送りたい方は、ぜひタビケン留学へご相談ください。

現地都市（トロント／バンクーバー）別の短期留学の費用感

カナダの短期留学費用は、滞在する都市によって大きく異なります。特にトロントとバンクーバーは人気の高い都市であり、生活費や滞在費に差があります。いずれも大都市ですが、物価や交通費、滞在スタイルによって予算感が変わるため、事前に比較検討することが重要です。

トロント（1ヶ月あたり目安）

• 滞在費（ホームステイ）：約90,000〜120,000円
  
• 食費・交際費・交通費：約50,000〜70,000円
  
• 語学学校の授業料：約100,000〜130,000円
  

バンクーバー（1ヶ月あたり目安）

• 滞在費（ホームステイ）：約80,000〜110,000円
  
• 食費・交際費・交通費：約45,000〜65,000円
  
• 語学学校の授業料：約90,000〜120,000円
  関連記事：バンクーバー留学の費用相場

トロントは都市規模が大きいため、家賃や生活費がやや高くなる傾向があります。一方で、バンクーバーは気候や自然環境の良さから人気があり、ホームステイ先が多く、やや費用を抑えやすい面もあります。

目的やライフスタイルに合った都市を選び、滞在中の支出を計画的にコントロールすることが、満足度の高い短期留学を実現するポイントです。

関連記事：社会人のカナダ留学費用相場

短期留学とワーホリでの費用構造・目的の違い

カナダでの渡航を検討する際、短期留学とワーキングホリデー（ワーホリ）はそれぞれ費用構造や目的に明確な違いがあります。

目的に応じて選択肢を検討することで、無駄な支出を避けつつ満足度の高い滞在が可能になります。

ワーホリは就労による収入が得られるが語学学習時間に限りがある

ワーホリでは、現地での就労が認められているため、生活費の一部をアルバイト収入で補うことができます。

一方で、働く時間が増えることで語学学校に通える時間が限られたり、自己学習の時間を確保しにくいというデメリットもあります。ワーホリは語学学習よりも「現地での生活や労働体験」を重視する人に向いています。

関連記事：短期ワーホリの費用相場

短期留学は学習に集中できるが滞在費・学費は全額自己負担となる

短期留学は、語学力向上や資格取得など明確な学習目的を持つ人におすすめです。

就労ができない分、滞在中は学習に集中できる環境が整っていますが、その反面、授業料や生活費などをすべて自己負担でまかなう必要があります。

短期間で語学力を伸ばしたい人や、明確な目的を持って集中的に勉強したい人におすすめです。

短期のカナダ留学でかかる費用を抑えるポイント

カナダでの短期留学は魅力的ですが、費用が高くなりがちです。工夫次第でコストを抑えることも可能なので、出発前にしっかりと情報収集と準備をしておくことが大切です。

渡航費を抑えるには繁忙期を避けて格安航空券を早期に予約する

航空券は季節や時期によって価格が大きく変動します。

特に夏休みや年末年始などの繁忙期は高騰しやすいため、できる限り避けるようにしましょう。また、出発の2〜3ヶ月前に予約すると、比較的安くチケットを購入できる傾向があります。

複数の航空会社や予約サイトを比較して、タイミングを逃さず予約するのがポイントです。

学費を節約するなら格安かつ評判の良い語学学校を選ぶのがコツ

語学学校の学費は学校ごとに差があり、都市部の有名校は高額になることもあります。

一方で、比較的学費が安くても授業の質やサポート体制が整っている学校もあります。

口コミサイトやエージェントの情報を活用しながら、自分の目的や予算に合った学校を選ぶことで、学費を無理なく抑えることが可能です。

住居費を抑えるなら安全性と価格のバランスが良いホームステイを探す

ホームステイは家具付きで光熱費込みのことが多く、短期留学中のコストを抑えやすい選択肢です。

料金と安全面を両立させるため、学校やエージェントの紹介先を中心に検討しましょう。

外食を控え自炊中心にすれば食費を大幅に節約できる

外食は1回あたり2,000円近くかかることもありますが、自炊なら1日あたり1,000円以下に抑えることも可能です。

留学中の食費を抑えるには、現地のスーパーや食材マーケットをうまく活用しましょう。

カナダ短期留学向けのおすすめ奨学金制度

カナダ短期留学の費用を抑えたい方には、日本およびカナダ双方の奨学金制度を活用する方法があります。

たとえば、日本学生支援機構（JASSO）の「海外留学支援制度（協定派遣）」は、カナダへの短期留学にも対応しており、渡航費や授業料の一部をカバーできる可能性があります。

また、カナダ側では一部の教育機関や地方政府が、短期プログラム向けに小規模な奨学金制度を提供している場合もあります。金額は数万円～数十万円程度が中心ですが、申請条件が比較的緩やかで、語学力よりも意欲や応募書類が重視されるケースもあります。

短期留学を検討する際は、渡航先の学校や日本の大学が提携している制度を事前に確認し、利用できる補助を積極的に活用することで、自己負担を大幅に軽減できます。

参考：奨学金: 日本－カナダ

カナダ短期留学の費用に不安がある方は専門家に相談を

カナダへの短期留学を考える際、「費用がどれくらいかかるのか不安」「予算内で行けるか心配」といった悩みを抱える方は少なくありません。学費・航空券・滞在費・保険料などが重なるため、想定より高額になるケースもあります。

費用面の不安を解消するためにも、留学専門エージェントに早めに相談するのがおすすめです。具体的な費用シミュレーションや予算に応じたプランの提案・奨学金やローン制度の案内まで個別にアドバイスを受けられるため、無理のない留学の予算計画を立てることができます。

特に初めての留学であれば、タビケン留学の経験豊富な専門家と一緒に進めることで、トラブルを防ぎ、現地での生活も安心してスタートできます。

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