バンクーバーがワーホリにおすすめな理由とは?渡航先でできる仕事や探し方を解説
日本人留学生やワーホリ労働者の間で高い人気を誇る渡航先として、バンクーバーが挙げられます。
カナダを代表する大都市の1つであるバンクーバーですが、海外初心者から玄人まで、多くの方に自信を持っておすすめできる都市です。
今回は、ワーホリ希望者向けに、なぜバンクーバーがワーホリの渡航先としておすすめなのか、具体的な理由について解説します。
また、現地でできる仕事や仕事の探し方、ワーホリをするにあたって押さえておきたい注意点もまとめて取り上げるため、興味を持った方はぜひ最後までご覧ください。
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カナダ・バンクーバーでのワーホリをおすすめする理由

カナダのバンクーバーは、日本をはじめさまざまな国と地域から人が集まる人気の都市です。
以下では、バンクーバーが日本人ワーホリ労働者にとっておすすめの理由を紹介します。
日本人が多く住みワーホリ初心者にも優しいエリアの1つである
バンクーバーを日本人ワーホリ労働者におすすめする理由の1つとして、現地在住日本人の多さが挙げられます。
カナダは、アメリカやオーストラリアなどと同じ移民国家です。
そのため、バンクーバーにも日本人をはじめとする、多種多様なバックボーンを持つ人々が暮らしています。
カナダ国勢調査によると、バンクーバーには2021年時点で10,990人の日本人が住んでおり、トラブルが発生したときに日本語で対応してもらえる可能性が高いです。
また、日本人ワーホリ労働者向けのサポートが充実している点も、メリットとして挙げられます。
困ったときに頼れる人や場所があるのは、心理的に大きな支えとなるでしょう。
教育レベルが高く語学学校の選択肢も広いので英語の勉強にも取り組みやすい
教育レベルの高さも、バンクーバーをおすすめする理由の1つです。
バンクーバーは留学先としても、ワーホリの渡航先としても人気が高く、世界各国から留学生が集まります。
そのため、現地には留学生を受け入れるための語学学校が多数存在しており、選択肢が豊富です。
また、以下のように世界大学ランキングに名を連ねる大学も揃っています。
名門大学へ進むとハイレベルな専門教育を受けられるだけでなく、進路の幅が広がる点も魅力です。
公立大学の場合、奨学金制度の利用や永住権の取得で学費を無料にできます。
ショッピングモールが多く食品(日本食)・日用品の調達にも便利
バンクーバーにはショッピングモールをはじめ、買い物できる場所が多数揃っています。
海外で生活するにあたって、食品や日用品をどこで購入すればよいか悩む方は多いです。
バンクーバーは大都市のため、日本人が愛してやまない新鮮なシーフードも入手できます。
そのため、買い物で困る心配はほとんどありません。
ただし、日本製の商品は値段が高めに設定されています。
基礎化粧品や薬など、使用頻度が高い日用品はあらかじめ日本から持ち込むとよいでしょう。
また、バンクーバーは東と西で店舗の傾向が異なっています。
東側はウォルマートをはじめとする手頃な価格の食料品店が、西側はホールフーズやアーバンフェアなどの高級食品店が多いです。
市街地やバンクーバー国際空港へのアクセスが良く日本からも渡航しやすい
バンクーバーは大都市らしく、交通インフラが整っています。
具体的には、以下のような移動手段が利用可能です。
- 鉄道
- バス
- フェリー
- タクシー
- ライドシェア
滞在先によっては交通インフラが満足に整備されておらず、車が移動手段として必須の場合がありますが、バンクーバーであれば別エリアへの移動も簡単に行えます。
そして、日本からバンクーバへのアクセスが良好な点もメリットです。
直行便はもちろん、アジア経由の格安航空も多数就航しています。
また、各航空会社の競争原理が働いているおかげで、航空券を安価で購入しやすいです。
自然が身近で複数の島へのアクセスも容易なので観光を楽しめる
バンクーバーはカナダを代表する大都市ですが、公園や島など、自然を満喫できる観光スポットも多数存在しています。
具体的なバンクーバーで楽しめる観光スポットは、以下のとおりです。
都会特有の利便性の高さと、豊かな自然が高いレベルで融合している都市は、バンクーバーならではといえます。
紹介した観光地は、いずれもバンクーバーから容易にアクセスできるため、勉強の息抜きにぜひ足を運んでみてください。
スポーツやアウトドアアクティビティが一年通して盛んである
バンクーバーでは、1年を通じて以下のようなスポーツやアウトドアアクティビティが楽しめます。
- スキー
- サーフィン
- カヤック
- マウンテンバイク
とくにおすすめしたいのが、ウィンタースポーツです。
バンクーバーは、2010年に冬季オリンピックが開催された経緯からスキー場へのインフラが整備されており、日帰りでスキーやスノボが満喫できます。
語学学校によってはスキー、およびスノボ教室をアクティビティとして行っている場合もあるため、興味がある方はぜひ調べてみてください。
また、雪と氷のイメージが強いカナダですが、バンクーバーは比較的気候が穏やかです。
そのため、夏になるとサーフィンやカヤックなどのアクティビティも楽しめます。
無償でヘルスケアを受けられるため医療機関にかかる際も安心
無償で各種ヘルスケアが受けられる点も、バンクーバーに滞在するメリットです。
海外留学やワーキングホリデーにおいて、医療費の問題には注意しなければなりません。
日本では安価で各種治療が受けられますが、海外では一度の治療で数十万円単位の治療費を請求されるケースもあります。
しかし、カナダではメディケアと呼ばれる独自の保障システムが設けられており、医療費は基本的に無料です。
ただし、現地の国民健康保険サービスへ加入するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 学生ビザまたはワークビザ(ワーホリビザを含む)を保持している方
- 6ヶ月以上BC州に滞在予定の方
また、保険証が有効となるまでに約3ヶ月間の待機期間が発生してしまう点にも注意してください。
参考:Canada.ca
バンクーバーのワーホリでできる仕事|日本人向けの求人が多め

バンクーバーは大都市のため、比較的求人も豊富です。
日本人ワーホリ労働者向けの仕事も存在しており、とくに以下のような職業に人気が集中しています。
- ジャパニーズレストラン
- カフェ
- お土産屋
- ホテル
- ツアーガイド
ジャパニーズレストランは、裏方として仕事をする場合は英語がほとんど必要ないため、英語に自信がない方でも働きやすいです。
一定以上の英語力がある場合は、ツアーガイドやカフェ、ホテル、そしてお土産屋のスタッフなど、チップが期待できる仕事に就くとよいでしょう。
カナダには良質なサービスに対して追加でお金を払うチップ文化が存在しており、働き方次第では自給以上の給料を稼げます。
バンクーバーのワーホリで仕事を見つける方法

バンクーバーでワーホリをするにあたって、以下の方法で仕事を探す方が多いです。
- 留学エージェントに相談して仕事探しをサポートしてもらう
- 現地の求人サイトを閲覧して応募する
- SNSなどで気になった店舗や職場、求人に応募する
- 居住地の周辺に求人を出している店舗はないか探す
仕事に関する情報を集める場合は、バンクーバーの日本人在住者に聞くのもおすすめです。
もし現地に知り合いがいない場合は、留学エージェントのタビケン留学に相談してください。
タビケン留学では、レジュメのテンプレートとマニュアルの送付をはじめ、仕事探しのサポートを無料で実施しています。
興味を持った方は、ぜひ一度公式サイトから問い合わせてください。
バンクーバーへワーホリに参加する時の注意点

カナダのバンクーバーでワーホリをする場合、いくつか押さえておきたい注意点があります。
以下で具体的な注意点を取り上げるため、渡航前にチェックしておきましょう。
カナダの中でも物価が高く生活費が負担になりやすい
バンクーバーに滞在する場合は、物価の高さに注意しましょう。
バンクーバーは、カナダの中でも物価が高いとしてして知られています。
特に家賃にかかる費用が高く、都市部から離れた郊外の物件を選択しても、家賃は劇的に安くなりません。
また、外食したときにかかる食費も、カナダは日本の約1.5 倍かかります。
ガス代も日本が1リットルあたり70円であるのに対して、バンクーバーは1.89加ドル(約208円)が相場です。
そのため、普段から節制を意識しながら生活しなければなりません。
なお、物価が高いといっても、野菜や果物など日本より安価で入手できる食材もあるため、自炊をすればある程度食費を抑えられるでしょう。
※1加ドル=110円(2024年10月時点のレート)で換算
雨が多く湿っぽい気候が苦手な人には不向き
バンクーバーへ渡航するにあたって、現地の気候に適応できない可能性も考慮しておきましょう。
バンクーバーは雨が多く、全体的に湿っぽい気候です。
日本に近しいものを感じさせますが、低気圧になると体調を崩しやすい方にとって、あまり歓迎できない気候かもしれません。
ただし、この気候はバンクーバーにさまざまな恩恵をもたらしています。
例えば、豊かな水資源を活かすことで、エネルギー変換効率が高く、地球環境にも優しい水力発電を行えます。
また、バンクーバーの水道水は超軟水のため、日本の水よりも飲みやすいと感じる方も多いです。
デメリットばかりに目を向けず、メリットにも注目してみましょう。
日本人が多めなので英語の上達には一定の自制が必要
バンクーバーは、英語の習得を目指す方にはあまりおすすめできない都市です。
すでに説明しているように、バンクーバーには数多くの日本人が暮らしており、その気になれば英語をほとんど話さずに現地で生活できます。
しかし、英語をはじめとする言語は日常的に使用してはじめて習得できるため、日本語環境にいたままではいつまでも英語は身につきません。
英語が話せるようになりたい場合は、現地で意識的に英語環境を整える必要があります。
具体的には、日本人が相手でも英語を使用する、語学学校に通う場合は日本人比率が低い学校にするなどしましょう。
ワーキングホリデーで英語力を伸ばすための戦略に関する詳しい情報を見る
繁華街が少なくバンクーバーの夜の余暇を楽しめる店が少ない
バンクーバーは歓楽街が少なく、夜間でも利用できる店舗はほとんどありません。
夜遊びをしたい方にとって、バンクーバーは刺激が少ない都市といえるでしょう。
ただし、夜遊びがしたいからといって、日本と同じ感覚で夜間に屋外で飲酒するのは絶対にやめてください。
バンクーバーをはじめ、カナダにある都市では公園や路上での飲酒が禁止されており、違反すると罰金を課せられます。
そもそも日本人が夜間に1人で出歩いていると、強盗をはじめとする犯罪の格好のターゲットになりかねません。
現地では夜を迎えたら、おとなしく屋内で英語の勉強をして過ごすとよいでしょう。
リングオブファイア上に位置しており地震が多い
バンクーバーでは、地震にも警戒しましょう。
バンクーバーはリングオブファイア、日本では環太平洋火山帯と呼ばれているエリアに位置しています。
このエリアは多数のプレートが密集し、相互作用しているため、大きな地震が発生しやすいです。
直近では、2024年7月11日にバンクーバー島の沖合で4回地震が発生しており、そのうち1回は推定マグニチュード6.4を観測しています。
バンクーバーの街に直接被害が出るほどの地震はまだ発生していませんが、今後も発生しないと断言はできません。
現地で過ごす際は、日本と同じように地震に対する備えを欠かさないようにしてください。
森林火災が発生しやすく風向によっては市街地へ影響が出る
バンクーバーでは、森林火災にも注意が必要しましょう。
バンクーバーをはじめ、近年のカナダは気候変動の影響もあり、森林火災が発生しやすくなっています。
ちなみに、2023年にカナダ全土で発生した森林火災による森林消失面積は1,500万ヘクタールで、これは過去40年の平均の7倍近い数字です。
風向きによっては市街地にも影響が出る可能性もあるため、万が一の事態に備えて避難経路の確認をしておきましょう。
降雪時への自治体の対策がいまいちで交通に支障が出やすい
バンクーバーは、降雪時の対応がいまいちな都市です。
カナダの中でも比較的温暖な都市のバンクーバーですが、冬になれば当然雪は降ります。
しかし、自治体の雪への対応は、お世辞にもよいとはいえません。
公共交通機関も雪を想定して作られておらず、雪が降るたびにストップしてしまいます。
また、雪に限らず雨が降っただけで各種交通網に問題が発生するため、交通インフラが原因で余計なストレスを抱えたくない場合は、ほかの都市を選択した方がよいでしょう。
バンクーバーのワーホリにかかる費用相場

期間別のバンクーバーのワーホリにかかる費用の一覧は、以下のとおりです。
| 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
| ワーホリビザ申請代 | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 |
| 航空券(片道) | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
| 留学保険(日系保険1年間) | 25,000円 | 100,000円 | 130,000円 | 250,000円 |
| 現地生活費(滞在費、 食費含む) | 130,000円 | 390,000円 | 780,000円 | 1,560,000円 |
| 合計 | 230,000円 | 665,000円 | 985,000円 | 1,885,000円 |
学校に通う場合、上記の金額に1ヶ月あたり学費が加算されます。
カナダにおける学費の相場は、1,500,000円程度です。
バンクーバーでワーホリする際に準備する物

バンクーバーに滞在するにあたって、以下のリストに記載してあるものは必ず用意してください
パスポートがないとそもそも出国できないため、所有の有無、有効期限は必ず確認してください。
ワーホリビザは発行に時間がかかる可能性を考慮して、渡航の3ヶ月前には手続きを始められるようにしましょう。
日用品は現地のスーパーでも購入可能なため、無理をして日本から持ち込む必要はありません。
ただし、基礎化粧品や生理用品、常備薬などは体質によって合う合わないがあるため、使い慣れたものを日本から持ち込むのをおすすめします。
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カナダ・バンクーバーの基本情報
| 正式名称 | バンクーバー |
| 人口 | 約66万人 |
| エリア | 約115平方キロメートル |
| 日本との時差 | -17時間(サマータイム時-16時間) |
バンクーバーはトロント、モントリオールに次ぐカナダ第3の都市で、ブリティッシュコロンビア州においては最大の都市です。
雄大な自然と人間が高いレベルで共存しており、夏は海水浴やカヤック、冬はスキーやスノボが楽しめます。
移民の多い都市のため、住民が留学生やワーホリ労働者への対応に慣れているのが特徴です。
そのため、海外慣れしていない方でも安心して過ごせるでしょう。
バンクーバーでのワーホリを検討中ならタビケン留学へご相談ください

カナダのバンクーバーがワーホリにおすすめの理由や、滞在するにあたって押さえておきたい注意点について取り上げてきました。
海外慣れしていない方にもおすすめの都市ですが、現地に渡航するまでの準備に不安を抱えている方もいるでしょう。
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