社会人のカナダ留学の費用相場を期間別に紹介!お金がない方向けのコツと注意点を解説
社会人でカナダ留学したくても、学生やフリーターの方と比べて日々の仕事による制約が多いだけでなく、費用も高額になるため、諦めそうになる方も多いでしょう。
もし留学できることになってもいくらかかるのか不安になる方も多いと思います。
今回は、社会人のカナダ留学に必要な費用の相場や、できるだけ留学費用を安く抑えるコツを紹介しています。
社会人のカナダ留学に必要な費用の相場は、2週間~1年間の期間に分けてシミュレーションしています。
また留学費用を抑えるコツとして、ビザの種類やエリア別の家賃相場なども併せて紹介するので、社会人でカナダ留学を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
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- 1 社会人のカナダ留学にはキャリアアップを目指せるCo-op留学がおすすめ
- 2 【期間別】社会人のカナダ留学に必要な費用相場
- 3 社会人のカナダ留学にかかる費用を安く抑えるためのコツ
- 4 語学学校に通う期間は別の国へ留学(2ヵ国留学)してトータルで安く済ませるのも手
- 5 適した費用感で社会人のカナダ留学を叶えたいならタビケン留学へご相談ください
- 6 タビケン留学でお申し込みの方限定!最大21万円相当の特典をプレゼント
- 7 社会人のカナダ留学や費用面に関して気をつけたいこと
- 8 社会人でも使えるカナダ留学の奨学金を活用すれば費用の負担を軽減できる
- 9 社会人のカナダ留学は目的意識を強くもってキャリアにつながる経験を積もう
社会人のカナダ留学にはキャリアアップを目指せるCo-op留学がおすすめ
社会人のカナダ留学には、キャリアアップを目指せるCo-op留学がおすすめです。
Co-op留学とは、カナダ政府から認定を受けた学校で就学と就労がセットになったプログラムのことです。就学と就労の期間はコース期間の内半分ずつで構成されています。
Co-op留学は語学留学とは違って就労可能であることや、ワーホリとは違い年齢制限がないことが大きな特徴です。
Co-op留学のプログラムは語学留学などの英語コースより授業料が安い上に、就労可能なので収入も得られるメリットもあります。
また、語学留学やワーホリは英語力を問わず誰でも入学可能ですが、Co-op留学は入学時に各学校で設けられた水準の英語力が必要です。
語学留学やワーホリでは英語を主に学ぶ一方で、Co-op留学では専門的な領域を軸に学ぶためキャリアアップへつながる専門性が得られます。
【期間別】社会人のカナダ留学に必要な費用相場
カナダのトロントに語学留学・Co-op留学する場合に必要な費用の相場を、期間別に紹介します。
Co-op留学のコースは最低6ヶ月である学校が多く、6ヶ月未満の期間は語学留学をする場合の費用を記載しています。
また渡航する時期は閑散期で、語学留学・Co-op留学のコースを終えた後は再度入学しないことが前提です。
宿泊方法はホームステイとしています。以上の条件を加味して、ぜひ参考にしてください。
2週間
2週間の留学に必要な費用相場は以下の通りです。
渡航費用 | 100,000円 |
学費 | 100,000円 |
生活費(家賃も含む) | 80,000円 |
その他(ビザ+海外保険+雑費) | 25,000円 |
合計 | 305,000円 |
学費は、ILACトロントのGeneral Power Englishコース(50,733円 /週)を参考にしています。
生活費の内訳は、ホームステイ費用80,000円+その他生活費30,000円です。
留学期間2週間であれば観光ビザのみで済むため、ビザの費用は約770円と安く抑えられます。
2週間の場合、留学費用は約300,000円とかなり安く抑えられます。
短い期間ですが、語学学校やホームステイで英語に十分触れられるため、英語に触れたい・カナダでの生活を経験したい方におすすめです。
1ヶ月
1ヶ月の留学に必要な費用相場は以下の通りです。
渡航費用 | 100,000円 |
学費 | 203,000円 |
生活費(家賃も含む) | 150,000円 |
その他(ビザ+海外保険+雑費) | 60,000円 |
合計 | 513,000円 |
学費は、ILACトロントのGeneral Power Englishコース(50,733円 /週)を参考にしています。
生活費の内訳は、ホームステイ費用100,000円+その他生活費50,000円です。
海外保険料は2週間の場合と比べて約20,000円高くなっており、40,000円となっています。
3ヶ月
3ヶ月の留学に必要な費用相場は以下の通りです。
渡航費用 | 100,000円 |
学費 | 602,000円 |
生活費(家賃も含む) | 500,000円 |
その他(ビザ+海外保険+雑費) | 90,000円 |
合計 | 1,290,000円 |
学費は、ILACトロントのGeneral Power Englishコース(50,733円 /週)を参考にしています。
生活費は、ホームステイ費用300,000円+その他生活費200,000円です。
その他の費用の内訳は、3ヶ月の留学期間の場合の海外保険料は約80,000円、ビザ費用(滞在ビザ)約770円、雑費5,000円となっています。
6ヶ月(半年)
6ヶ月(半年)の留学に必要な費用相場は以下の通りです。
渡航費用 | 100,000円 |
学費 | 853,000円 |
生活費(家賃も含む) | 830,000円 |
その他(ビザ+海外保険+雑費) | 160,000円 |
合計 | 1,940,000円 |
学費は、ILAC International CollegeのService Excellence for Business Certificate コース(26週)を参考にしています。
就学2週間+就労24週間のCo-opコースで、CA$7,900(約853,000円)の学費がかかります。
また家賃は、3ヶ月間のホームステイ費用300,000円、残り3ヶ月間のシェアハウス費用180,000円です。
その他費用の内訳は、Co-opビザ約25,000円+海外保険料約125,000円+雑費10,000円です。
12ヶ月(1年)
12ヶ月(1年)の留学に必要な費用相場は以下の通りです。
渡航費用 | 100,000円 |
学費 | 950,000円 |
生活費(家賃も含む) | 1,700,000円 |
その他(ビザ+海外保険+雑費) | 380,000円 |
合計 | 3,130,000円~ |
学費は、ILAC International CollegeのService Excellence for Business Diploma With Co-opコース(48週)を参考にしています。
就学24週+就労24週のCo-opコースで、学費はCA$8,800(約950,000円)です。
家賃は3ヶ月のホームステイ費用300,000円、9ヶ月のシェアハウス費用54万円となっています。
海外保険料は約300,000円です。
社会人のカナダ留学にかかる費用を安く抑えるためのコツ
社会人のカナダ留学にかかる費用を安く抑える4つのコツを解説します。
社会人ならではの注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
留学期間・目的に応じて適切なビザを選んで短期集中で渡航する
ビザの種類はさまざまです。留学期間・目的に応じて適切なビザを選び、短期集中で渡航しましょう。
4つのビザの費用を以下にまとめています。
観光ビザ(eTA) | CA$7(約756円) |
学生ビザ | CA$150(約16,200円) |
ワーホリビザ | CA$179.75(約19,400円) |
Co-opビザ | CA$235(約25,400円) |
CA$1=108円で換算
6ヶ月以内の留学の場合、観光ビザのみ必要で費用は約756円に抑えられます。
6ヶ月以上の留学で語学留学の場合は学生ビザ、Co-op留学の場合はCo-opビザが必要です。
また、31歳未満の社会人の方はワーホリも選択できます。また、ROワーホリであれば35歳までの方も申請できます。
ワーホリの場合は、ワーホリビザが必要になりますが、ワーホリビザの発給数には制限があるため、早めに計画して申請しておきましょう。
閑散期に渡航するスケジュールを組んで早めに航空券を確保する
閑散期に渡航すると、航空券代を安く抑えられます。実際の閑散期と繁忙期の航空券代の差は以下の通りです。
航空会社 | 渡航日 | 費用 | 所要時間 |
AIR CANADA | 2月18日(閑散期) | 110,842円 | 約12時間 |
AIR CANADA | 7月19日(繁忙期) | 190,555円 | 約12.5時間 |
トロントの冬は寒いため、主な閑散期は1月中旬~3月前半、繁忙期は観光のベストシーズンである7月中旬~8月中旬です。
上記の表の通り、閑散期と繁忙期の航空券代には約2倍の差があります。
留学にかかる費用を抑えるために、閑散期に渡航するスケジュールを組みましょう。早割もお得なので、できるだけ早く航空券を確保することで費用を抑えられます。
また、LCC(ローコストキャリア)という格安航空会社を選択すれば、航空券代をより安く抑えられますが、渡航時間が長くなったり、早朝や深夜に発着したりなどデメリットもあるため注意が必要です。
予算がギリギリであればLCCを検討する選択肢もありますが、長旅になるので席のグレードを落としすぎないようにしましょう。
参考:Skyscanner
物価(家賃)が比較的低いエリアを選んで居住する
トロントはカナダ国内でも、家賃が高いことで知られています。
トロントの主要駅ごとに、1ベッドルームの平均家賃を以下にまとめました。
Union駅周辺 | CA$2,190(約236,000円) |
North York Centre駅周辺 | CA$1,865(約201,000円) |
Runnymede駅周辺 | CA$1,686(約182,000円) |
Victoria Park駅周辺 | CA$1,400(約151,000円) |
Bay駅周辺 | CA$2,356(約254,000円) |
CA$1=108円で換算
トロントで最も家賃が安いエリアはVictoria Park駅周辺、最も家賃が高いエリアはBay駅周辺です。各エリアによって、家賃だけでなく税金や学費の相場も異なります。
行きたい学校ややりたいことを考慮し居住するエリアを選びますが、エリアごとに家賃や学費などの相場が異なることも考慮し比較的安いエリアに注目しましょう。
カナダ留学に強いエージェントで独自の割引・キャンペーンを適用してもらう
カナダ留学に強いエージェントを利用し、独自の割引やキャンペーンを適用してもらうことでも留学費用を抑えられます。
また、エージェントを利用すると留学準備のサポートやビザ申請・航空券取得のサポートなど、さまざまなサポートも受けられます。
社会人は、普段の仕事の合間に留学準備や手続きを進めなければならないため、エージェントを利用することで準備の負担を軽減できます。
特に海外が初めてでわからないことも多い場合は、エージェントに相談してみる方がよいでしょう。
語学学校に通う期間は別の国へ留学(2ヵ国留学)してトータルで安く済ませるのも手
2ヵ国留学を利用し、トータルでかかる費用を安く済ませる方法もあります。
2カ国留学とは、1カ国目のフィリピンで語学学校に通って英語力を伸ばした後に、2カ国目のカナダで身に付けた英語力を活用し留学をより充実させる方法です。
まずは1カ国目のフィリピンで、コストを抑えて英語を集中的に勉強し英語力に問題がない程度までレベルを上げます。
その後に欧米圏へ行くことで留学費用を抑えながら、英語を使いこなせる状態で本来の目的である留学をスタートさせればより効果的に進められるのです。
仕事で英語学習の時間をなかなか確保できず、英語力に自信がない社会人の方は、ぜひ2ヵ国留学を検討してみましょう。
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社会人のカナダ留学や費用面に関して気をつけたいこと
社会人のカナダ留学や費用面について、気をつけたいことを4つ解説します。
カナダ留学を検討中の社会人の方は必見です。
30代後半以降(40代・50代)の年齢での留学はワーホリを選択できない
30代後半以降(40代・50代)の年齢で留学する場合、ワーホリビザの年齢制限は18歳以上31歳未満であるため、ワーホリは選択できません。
しかし、カナダでは18歳以上35歳以下の方を対象としたROワーホリ(セカンドワーホリ)もあります。
ROワーホリビザの申請は、カナダ政府から認定を受けた指定期間(RO)を通してのみ可能であり、ワーホリ経験者、未経験者いずれも申請可能です。
ちなみに申請後に送られてくるPOEレターの受け取り時も35歳以下でないといけません。
ROワーホリの申請には手続きが1ヶ月かかることもあります。30代でワーホリを検討中の方は、早めに申請しましょう。
現地で就労するためにはCo-op留学かワーキングホリデーでの留学が必要
カナダで就労するためには、Co-op留学かワーホリでの留学をしましょう。
学生ビザだけではアルバイトを含め、就労はできません。
また、インターンを希望する場合にも就労可能であるCo-opビザかワーホリビザが必要です。
Co-opビザは学生ビザも含まれており、就学と就労どちらも可能です。ワーホリビザは年齢制限がありますが、Co-opビザには年齢制限がないため、社会人のカナダ留学におすすめです。
参考:Study in Canada as an international student
留学までに必要な手続き・申請は最低でも半年以上の余裕をもって準備する
留学に向けた手続きや申請は、最低でも半年以上の余裕をもって準備しましょう。
留学生自身だけで準備をする場合、平均して1年前、ギリギリでも半年前から準備を始める必要があります。
エージェントを利用して準備する場合でも、平均10ヶ月前、ギリギリで半年前から始めなければ間に合いません。
特に、仕事がある社会人は普通の留学生よりも時間がないため、いずれの場合でも十分に余裕を持って準備を進めましょう。
また、休職手続きなどの会社への報告も含めて準備期間の調節が必要です。
留学の目的を叶えることを優先し費用だけで希望のプランを諦めない
プラン選択をする際、自分の留学の目的を叶えることを優先し、費用だけで希望のプランを諦めないようにしましょう。
費用面を優先すると自分の留学の目的を叶えられず、せっかく決断した留学に後悔が生まれやすいです。
最優先事項は留学の目的を叶えることとし、費用面で諦めず満足いく留学期間に設定しましょう。
また、英語力をアップさせるには少なくとも3ヶ月程度の期間が必要です。英語力の向上に要する期間にも余裕を持たせて留学プランを立てましょう。
社会人でも使えるカナダ留学の奨学金を活用すれば費用の負担を軽減できる
留学費用の負担を軽減させるため、社会人でも使えるカナダ留学の奨学金を活用する方法も検討しましょう。
以下では、2つの奨学金制度を紹介します。
日本学生支援機構(JASSO)では、海外留学を目指す方向けに給付型の奨学金制度が用意されています。
海外の大学で修士号(35歳未満)や博士号(40歳未満)を取りたい方が対象です。
給付額は月額89,000~148,000円で、修士課程の場合2年間、博士課程の場合は3年間と設定されています。
ヴァニエ・カナダ大学院奨学金は、カナダ政府が認めた大学院に留学する予定の方や留学中の学生に向けた奨学金制度です。成績が優秀であり、博士課程までの進学意志がある方が対象となります。
給付額は年間約400万円で、最長3年間と設定されています。
社会人のカナダ留学は目的意識を強くもってキャリアにつながる経験を積もう
今回は、社会人のカナダ留学にかかる費用の相場や費用を安く抑えるコツ、気をつけたいことを紹介しました。
カナダ留学にかかる費用は、期間や選ぶエリアによって大きな違いがあります。
カナダ留学にかかる費用を安く抑えるためには、適切なビザや住むエリアを選び、閑散期に航空券を取得しましょう。奨学金やエージェントの利用もおすすめです。
また、30代後半の方はワーホリビザは取得できないため要注意です。
留学の目的を叶えることを優先してプランを選び、余裕をもって留学準備を進めましょう。
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