カナダでワーキングホリデーをすると決まったら、ビザの種類や申請はどうしたらいいのか悩むでしょう。

結論、カナダでのワーキングホリデーにはビザではなく就労許可が必要です。

今回は、カナダのワーキングホリデーに必要なワーホリビザを申請する流れを解説します。

本記事を読めば、ワーホリビザを取得し現地での仕事を楽しむ準備ができます。

ワーホリビザを申請する際にかかる費用や期間、自分で申請する際の注意点などもあわせて紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

＼当サイトがおすすめする留学エージェント３選／

【要確認】カナダのワーホリはビザではなく就労許可が必要となる

カナダのワーホリでは就労許可として、IECと呼ばれるカナダのワーホリビザが必要です。

IECでは、カナダに最長12ヶ月滞在でき、就学は最長6ヶ月まで認められます。就労についての制限はありません。

カナダのワーホリビザ、IECの概要について以下の表にまとめました。

名称	IEC（インターナショナル・エクスペリエンス・カナダ）
対象年齢	申請時の年齢が18歳以上30歳以下
料金	CA＄357（約39,000円）
処理時間	5週間程度
詳細	公式HP

IECを申請するには、最低CA＄2,500相当（約275,000円）の資金を有していることも条件とされています。

また、他にも申請するための条件はいくつかあるため、公式HPから詳細をチェックしてみてください。

※1カナダドル＝110円で換算

カナダのワーホリビザ（IEC）を自分で申請する際の流れ

カナダのワーホリビザ（IEC）は自分で申請できます。

ここでは、IECを自分で申請する際の流れを6つのステップで解説します。

1.IRCCセキュアアカウントを作成する

IECの申請は、オンラインで行います。

まずはIRCCセキュアアカウントを作成します。

IRCCセキュアアカウントとは、カナダの移民・難民・市民権省（IRCC）のサービスを利用するために必要なアカウントのことです。

IRCCセキュアアカウントを作成せずIECを申請する方法もありますが、登録をしておいた方が後々の入力を避けられるため便利です。

また、IRCCセキュアアカウントはさまざまな手続きにも使えるため、作成しておくことをおすすめします。

IRCCセキュアアカウントの作成方法は以下の通りです。

1. IRCCセキュアアカウント作成のページにアクセスする
2. 「Register for an account」をクリックする
3. 「Option 1: GCKey username and password」の下にある「Register with a GCKey username and password」をクリックする
4. 「Sign Up」をクリックし、規約に「I accept」で同意する
5. 画面の指示に従い、ユーザー名やパスワード、メールアドレスなどの設定をする
6. 2段階認証の設定をし、リカバリーコードを受け取る
7. 規約に「I accept」で同意し、必要事項を入力する

2.応募資格の有無を確認して該当年度のワーホリへ申し込み始める

IRCCセキュアアカウントを作成したら、次は応募資格の有無を確認します。

International Experience Canada: Create a profileのページにアクセス後、IRCCセキュアアカウントにサインインしアンケートに回答してください。

「International Experience Canada」を選択し、応募資格の有無を確認します。

確認すべき項目は以下の通りです。

• 市民権（国籍）のある国
• 永住国
• 居住国
• 学歴（該当する場合）
• 採用通知（該当する場合）
• IEC認定組織からの確認書（該当する場合）

応募資格の有無を確認し問題がなければ、該当年度のワーホリへの申し込みを始めましょう。

3.必要な情報・書類を入力する

次はIECプロフィールを完成させるため、必要な情報の入力と、書類のアップロードを行います。

必要な情報の入力は、IRCCセキュアアカウントのオンラインフォームから行いましょう。

すべての項目を正確・完全に入力してください。

必要な情報の入力ができたら、書類のアップロードをします。

必要な書類を以下のリストにまとめました。

• 警察証明書
• 健康診断書
• 履歴書
• パスポート
• 写真
• 家族情報
• 電子渡航認証/ビジタービザ申請書
• 居住証明書
• 国際協同組合（インターンシップ）
• ヤングプロフェッショナル
• 認定された機関の証明書
• 残高証明書
• 健康保険証

必要な情報の入力や書類の提出は60日以内に行い、IECプロフィールを完成させましょう。

60日を過ぎてしまうと、最初からやり直しになるため注意が必要です。

参考：International Experience Canada:After you apply

4.料金を支払って利用可能なプールに入力事項を提出する

IECの招待状が届いたら10日以内に招待を承諾し、20日以内に労働許可申請書を提出します。

その後は、申請に必要な料金を支払い、利用可能なプールに必要事項を入力し提出しましょう。

料金の支払いの際は、クレジットカード（Visa、Master Card、American Express）を登録してください。

資格を満たしている場合はメッセージが届くため、ステータスを確認します。

5.（生体認証指示書が届いたら）指紋を登録する

申請後、Biometric Instruction Letter（BIL/生体認証指示書）が届く場合があります。

メッセージが届いたら、30日以内に指紋を提出しなければなりません。

届いた案内には指紋を登録できる場所などが記されているため、すぐに予約をしましょう。

予約後、予約確認書が届きます。当日は持参する必要があるため、プリントアウトしておいてください。

プリントアウトした予約確認書、Biometric Instruction Letter（BIL/生体認証指示書）、パスポート（原本）を持参し、予約した場所で指紋の登録を完了してください。

6.（ビザ許可証が届いたら）ワーホリの申請が完了する

指紋の登録後、カナダ移民局による審査が行われます。

審査に通ると、入国港紹介状（POE）というビザ許可証が届きます。

ビザ許可証は入国時に必要なため、プリントアウトしておきましょう。

このビザ許可証（POE）が届いたら、ワーホリの申請が完了します。

カナダのワーホリビザの許可が下りるまでどれくらいかかる？

カナダのワーホリビザを申請してから許可が下りるまで、2024年度の場合は5週間ほどかかります。

以下の事項は、ワーホリビザの許可が下りてから手続きする必要があります。

• 航空券の購入
• カナダ滞在中の健康保険への加入
• 宿泊地の予約

他にも、さまざまな手続きがあり時間がかかるため、計画的にワーホリビザの申請をしておきましょう。

参考：International Experience Canada: After you apply

カナダのワーホリビザ（IEC）の取得方法でお困りならタビケン留学へ！

これまで、カナダのワーホリビザの取得方法について紹介してきました。

手続きが多く大変だと感じる方や、一人で手続きを進めることに不安がある方には、カナダ留学エージェント・タビケン留学がおすすめです。

タビケン留学では、留学経験豊富なコンサルタントがビザの申請から渡航前、現地での悩みなどあらゆる相談にお応えし、基本無料でサポートしております。

ビザ申請では必要書類の準備からビザ入力の代行までお手伝いいたします。

興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

カナダのワーホリビザ（IEC）を申請する際の注意点

カナダのワーホリビザを申請する際、注意するべきことは以下の4点です。

パスポートの期限までの残り日数は十分かを確認する

パスポートの期限までの残り日数を必ず確認しておきましょう。

パスポートの期限が希望するビザの申請期間に満たしていない場合、パスポートの期限に合わせてビザが発行されます。

例えば、入国時にパスポートの残り日数が8ヶ月であった場合、申請したい期間は1年間であってもパスポートの期限に合わせてビザも8ヶ月で発行されるのです。

そのため、事前にパスポートの期限までの残り日数が希望するビザの申請期間に対して十分であるかを確認しましょう。

期間が足りない場合は、事前にパスポートの更新を済ませてからビザの申請をしてください。

警察証明書・健康診断書が提出できない場合は発行依頼・予約をした旨で代替できる

労働許可申請書を提出するまでに、警察証明書や健康診断書を取得し提出する必要があります。

しかし、警察証明書の発行にはかなりの時間がかかったり、健康診断書においても病院を予約し健康診断を受ける必要があったりと提出が間に合わないこともあります。

万が一警察証明書や健康診断書の提出が間に合わない場合は、警察証明書の発行依頼をした、または健康診断の予約をした旨での代替が可能なため、覚えておきましょう。

招待状の受理やプロフィールの入力など各段階で期限がある

晴れて招待状が届いた後は、期限内に手続きを済ませていかなければなりません。

各段階の期限については以下の通りです。

手続き	期限
招待状の受理	10日以内
受理後の労働許可証のオンライン申請	20日以内
指紋登録	30日以内

期限が過ぎてしまうと次のステップに進めず手続きがやり直しになるため、各段階の期限を確認して期限内に手続きを完了させましょう。

招待が来なくても再応募できるが入力情報は60日しか保持されない

カナダのワーホリビザは、事前に登録をした応募者の中から何度かに分けて限られた人数に招待状が送られる仕組みです。

そのため、招待状が来ないとワーホリビザは取得できないことになります。

しかし、招待状が来なくても諦める必要はありません。

再応募や複数の労働許可証のカテゴリへの応募ができるため諦めず応募を続けましょう。

一度入力した情報は保持されますが、60日の期限がある点には注意です。

ワーキングホリデーでの就労許可を得てから別のビザで入国するのはNG

ワーホリでの就労許可を得てビザを取得した場合は、そのビザで入国するようにしましょう。

ワーホリでの許可を得たうえで、学生ビザや観光ビザなど別のビザで入国するのはNGです。

別のビザで入国を試みた方には、審査時に問題になったケースがあります。

ビザの併用などをお考えの場合は、一度カナダの留学エージェント・タビケン留学にご相談ください。

カナダのワーホリビザ（IEC）申請の流れに関してよくある質問

カナダのワーホリビザの申請する際によくある質問をまとめました。

以下の4つの質問に答えていきます。

カナダのワーホリビザの申請には残高証明はいらない？

カナダのワーホリビザの申請には、残高証明が必要です。

ビザ申請日より1ヶ月以内に発行されたCA＄2,500以上（約275,000円）の残高証明が必要になります。

残高がCA＄2,500以上（約275,000円）ある口座の金融機関で、金額をカナダドルに換算し英文の残高証明書を発行してもらいましょう。

もしカナダドルに換算してもらえない場合は、日本円の表記のままでも構いません。

招待を辞退すると今後の許可を得にくくなる？

招待を辞退しても今後の許可には影響しません。

登録した情報も期限内（60日以内）であれば保持されるため、再応募も可能です。

許可が否認された・辞退した際は料金の払い戻しはある？

許可が否認された・辞退された際は料金の払い戻しはあります。

入国港紹介状（POE）が発行される前に許可を辞退した場合、許可証を提出する前に雇用が辞退された場合、許可申請が否認された場合など、支払金額が払い戻されることがあるのです。

返金は、許可が否認されたり辞退したりしてから8週間以内に行われます。

料金の支払いに使用したクレジットカードへ返金されます。

参考：International Experience Canada: How to apply

カナダ滞在中や日本以外での海外からでも申請できる？

カナダ滞在中や日本以外の海外からでも申請できた事例はありますが、確約はできません。

実際にカナダ滞在中に観光・学生ビザをオンラインで申請して許可を取得し、国境まで行ってビザを切り替えた事例もあります。

しかしあくまで事例であり、今後の申請について確約できるものではありません。

また、ビザの申請にはたくさんの手続きや書類が必要であり慎重に行わなければならないため、着実に進めるなら入国前に行いましょう。

カナダのワーホリビザ（IEC）を取得して現地での仕事を楽しもう

今回は、カナダのワーホリビザ（IEC）の申請方法や申請の流れを紹介しました。

カナダでのワーホリは、普通のビザではなく就労許可であるワーホリビザ（IEC）を取得します。

また、カナダのワーホリビザは招待制であり、招待状が来るとワーホリビザを取得できる仕組みです。手続きの各段階にも期限があったり、書類の準備に時間がかかったりするので早めの準備が大切になります。

一人でカナダのワーホリビザを取得することに少しでも不安がある方はぜひカナダの留学エージェント・タビケン留学にご相談ください。

ビザの取得以外にも、渡航前準備から現地でのサポートまで、幅広く丁寧に支援しております。

無料相談も行っていますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

カナダのワーホリビザを取得し、現地での仕事を楽しみましょう。

＼当サイトがおすすめする留学エージェント３選／