インターネットは私達の日常生活にはなくてはならないものです。留学中でも、「友達や家族とLINEやメール・電話したい!」「InstagramやFacebookなどのSNSの記事を更新したい!」「勉強中にGoogleで検索・調べたい!」など色んな場面でインターネットを必要とします。
フィリピンではインターネットが使えるのか心配に思う留学生もいると思いますが安心して下さい。フィリピンでもインターネットは使えます。
以下、現地のインターネットや携帯電話について解説していきます。
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日本と違いフィリピンはインターネット後進国です。最近になってADSLが普及しつつありますが、それでもマニラやセブなど主要都市に限ります。日本では有名な光回線に至っては、ほとんどなく高級住宅街のごく一部のみに留まっています。そのため多くの地域では速度が非常に遅いと感じることが多いでしょう。
ただ驚くことに、フィリピンでもSNSは広く利用され、特にFacebookは人気が高く、多くのフィリピン人は個人のアカウントを持っています。
留学生がフィリピンでインターネットを利用する方法は大きく分けて3通りあります。
①フリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)
②SIMフリー携帯電話に現地SIMカードを入れる
③ポケットWi-Fi
フィリピンのインターネットは無線LAN(Wi-Fi)接続が主流です。ノートパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末でもインターネットを利用することができます。
日本でポケットWi-Fiをレンタルして持参する留学生も見かけますが、フィリピンには無料で利用できるフリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)がたくさんあります。ただし、日本と比べフィリピンのインターネット環境は決して良いとは言えません。フリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)の中には安定していないものあり、利用する際に速度が遅いと感じるかもしれません。
フィリピンのほとんどの学校でインターネット(Wi-Fi)は利用可能です。ただし、インターネットの使える場所は学校によって異なります。校内全域や寮の各部屋で使える学校もあれば、食堂や共有スペースでしか繋がらない学校もあります。
学校によって差はありますが、インターネットの接続速度は日本と比較してあまり速くありません。休憩時間や夕食後など皆が一斉にインターネットを使用する時間帯や、誰かが動画を見ていたり、容量の大きいファイルをダウンロードしているときなどは、ネットに繋がりにくい、あるいは接続できない場合もあります。
フィリピンは日本よりもフリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)が普及しています。大型のショッピングモールはもちろん、多くのカフェやレストラン、空港などでWi-Fiを無料で利用することができます。ただし、利用時間制限を設けている場所もたまに見受けられます。
授業後や週末に近くのカフェに行き、フリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)を利用して勉強する留学生も多々見かけます。
フリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)を利用する場合は以下の事項に気を付けましょう。
日本では特にフリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)があれば何も気にせずに接続する方が多いですが、実は海外では安易に接続すると自分の個人情報やパスワードを盗まれたり、Facebookやinstagram等のアカウントを乗っ取られる可能性もあります。ですのフリーWi-Fi(無料Wi-Fiスポット)を利用する際は安全なネットワークか確認して上記の点に注意してください。
現地ではプリペイドSIMというものが購入でき、気軽にインターネットを利用することができます。ただし、この方法を利用するには、SIMフリー(※)の携帯電話が必須です。日本で購入された携帯をお持ちの方は、SIMロック解除の対象かどうか事前にご購入したキャリア(auやSoftbank、docomo)で確認して下さい。一部機種ではロック解除にお金がかかることもあります。
SIMフリーの携帯電話は、現地でも購入できます。(格安スマホ約5,000円ぐらいから)
※SIMフリーとは – 契約しているキャリア(au, Softbank, docomo)以外の通信業者とも契約でき、インターネット通信やプランの選択など自由に使い方を選べるということを言います。通常日本で購した携帯電話は、キャリアが制限されたSIMロックの状態であることが多いです。
では実際にSIMフリーの携帯電話にSIMカードを入れて使用する手順を解説します。
携帯電話のSIMのスロットを確認し、SIMの大きさをチェックしましょう。
サイズは、以下の3種類があります。
SIMカードは空港やSMモールなど、大型のショッピングモールで購入することができます。
フィリピンのSIMの大手キャリアは「SMART(スマート)」「Globe(グローブ)」「SUN(サン)」の3社です。SUNは格安で現地のフィリピン人に人気のようですが、電波が他の2社に比べ弱いのでSMARTとGlobeがお勧めです。
SIMカードはショッピングモールやコンビニなど身近な場所で購入することができ、料金は月額999ペソ(約2,697円)で8GBのデータが利用できるほか、最安のプランでは週70ペソ(約189円)で1GBのデータが使用できます。
フィリピンはプリペイド式です。必要な通信容量分を購入し、チャージして利用します。
フィリピンでは「チャージ」のことを「ロード」と呼んでいます。
こちらもSIMと同じで、空港や大型ショッピングモールで買うことができます。
携帯電話の電源を切り、SIMスロットに購入したSIMカードをセットし、携帯の電源を入れましょう。その後、購入したロードを使えるようにするために、まず自分の電話番号に対してロードを登録します。方法はプリペイドのカードの裏面の「HOW TO USE」に記載されています。ここではざっくり解説すると、カード裏面のスクラッチを削ると、
の2種類のコードがあります。カードに記載されている電話番号に発信し、上記のコードを登録しましょう。
SIMを購入すると、プランと日にちと容量と金額などの紙が渡されるので必ず保管しましょう。それを見て、期限が過ぎたらロード(リチャージ)をします。
以上の作業で、ご自身の携帯電話で通話・インターネットを自由に利用することができるようになります。
フィリピンで携帯電話だけでなく、パソコンやタブレットなど複数台のデバイスを同時にインターネットに繋げたい!という方にはポケットWi-Fiの利用をお勧めします。
ポケットWI-Fiの利用は下記の3つの方法があります。
1. 日本から持ってくる
2. 学校からレンタルする
3. 現地で購入する
日本の空港、あるいはインターネット通販等で簡単にレンタル可能です。フィリピン到着してすぐに利用でき、現地で返却する必要がないのでギリギリまでインターネットを使うことができます。通信速度が優れている反面、値段がフィリピンのものと比べて高いという欠点もあります。長期留学の方よりは、2週間未満の短期留学の方向きです。
最近は学校でレンタル用のポケットWi-Fiを用意しているところが多くなってきました。既に接続やロード等の設定済みなので、受け取ったその日から利用することができます。
再ロードで困った時なども学校スタッフに日本語で質問することができるので安心です。
安価でインターネットを利用したい場合は現地でポケットWi-Fiを購入するのが良いでしょう。ただし、「日本の携帯電話に現地SIMカードを入れて使用」と同じく、ご自分で購入・設定を行う必要があります。
ただ本体代金が約1,000peso(2,200円程)するので短期(1ヶ月以下)の方は学校等のレンタルポケットWi-Fiの方がオススメです。
使用方法
1. 空港や大型ショッピングモールでポケットWiFi本体を購入
2. ロード用のプリペイドカードを購入
3. ポケットWiFiをPCに繋いで接続設定をする
4. 料金をロード(リチャージ)する
フィリピンのインターネット環境は整備されつつありますが、それでもまだ日本に比べると発展途上です。留学中は不便に感じることもあるかもしれませんが、平日は一日中授業があり、休日には自習、あるいは友達と外出する人が多いため、インターネットが絶対に必要!という場面はさほど多くないかと思います。
勉強に集中するという意味でも、インターネットを意識的に遮断してみるのもたまには悪くないのではないでしょうか。
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