ニュージーランド留学の持ち物リスト完全版|服装や便利グッズなどリアルな声を紹介

 

【この記事の要約】

  • ニュージーランド入国前の旅客申告(NZTD)について解説しています。
  • 申告が必要なもの、薬の持ち込み条件に触れています。
  • 未申告による罰金、免税範囲について知ることができます。

ニュージーランド留学の準備で、「何を持って行くべきか分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。特に気候が日本と逆である点や生活習慣の違いは、持ち物選びにも影響を与えます。

ニュージーランドは持ち込みが禁止されている品が多く、申告のルールも厳しいと聞いて、荷造りの段階で何を申告すればよいのか迷っていませんか。

ニュージーランドに入国する人は全員、入国審査の前までに、旅客申告(New Zealand Traveller Declaration、略してNZTD)を行う必要があります。NZTDでは、旅行の内容とあわせて持ち込み品も申告し、食品や、屋外で使った靴などは申告の対象になります。

この記事では、2026年10月時点の公式情報をもとに、申告が必要なもの、持ち込めないもの、罰金、薬と免税の範囲を整理します。

入国する全員が、入国前に旅客申告をする

旅客申告(NZTD)は、入国前にオンラインで済ませる手続きです。

旅客申告(NZTD)は、申告物がなくても全員が必要

旅客申告は、ニュージーランドに入国する全員に必要です。手続きの基本は次のとおりです。

項目 内容
対象 入国する全員。ニュージーランド国籍の方も、乳幼児を含む子どもも1人ずつ
持ち込む物がない場合 申告は求められる
費用 かからない
申告方法 公式サイトか公式アプリ
オンラインで申告できない方 到着時に紙の申告書が用意されている
提出時期(航空機で入国) 旅程が始まる24時間前から、入国審査に着くまで

税関の案内でも、搭乗前にデジタル申告を済ませておくと、到着後の手続きが楽になると説明されています。

申告で聞かれるのは、パスポート情報と連絡先、渡航歴

申告で入力するのは、次の項目です。

  • パスポート情報
  • ニュージーランド国内の連絡先
  • 旅行の詳細
  • 過去30日の渡航歴

質問は多言語で表示されますが、回答は英語で入力します。

申告内容はパスポートに紐づきます。自動ゲートでパスポートを読み取ったときか、入国審査官が確認したときに、自動で照合される仕組みになっています。

申告が必要なものは、食品・動植物・使った靴や屋外用品

ニュージーランドでは、入国時の検疫を第一次産業省(MPI)が担当しており、持ち込みの基準が厳しいことで知られています。

申告が必要な品は幅広いため、持ち込んでよいか迷った場合は、申告するのが基本です。

第一次産業省では、品目ごとの危険度は原産国や成分、包装によって変わるため、すべてを一覧にはできないと案内されています。

代表的な品目の扱いは、次の表のとおりです。

品目 扱い 補足
食品全般(生・乾燥・加工・包装を問わず) 申告 ごく少量でも対象
蜂蜜などのミツバチ製品、動物由来品、卵、羽、貝殻など 申告 動物やその一部に由来する品が広く含まれる
植物、種、果物、花、木材など 申告 樹皮、葉、ナッツ、野菜も対象。生花・生きた植物・種は、公式の基準に載っている種類で、輸入の条件を満たす場合に限り持ち込める
靴、テント、ゴルフ用品、スポーツ用品など屋外で使った用品 申告 清潔で虫や土がなければ持ち込める
玉状の防虫剤(樟脳など)、養蜂で使った器具 持ち込めない 公式の案内で、持ち込めない品として挙げられている

手荷物と預け荷物の両方が対象で、着ている服のポケットに入れた品なども含まれます。

食品は、少量でも申告する

食品は、外国で買った品も含めて、わずかな量でも申告が必要です。調理用の材料も同様です。

ニュージーランドには、品目ごとに輸入の衛生基準が定められています。基準がない品目は、原則として持ち込めません。また、この基準は動物の流行病などを理由に、予告なく変わることがあります。

到着時には、申告しない品を捨てる回収箱(アムネスティビン)が設置されています。申告の対象かどうか判断がつかない場合の方法と、その後の扱いは次の2つです。

方法 その後の扱い
申告して検査を受ける 燻蒸などの処理後に返却、または没収・廃棄
回収箱に入れる 検査も罰金も避けられるが、処分した品は戻らない

申告した品の処理にかかる費用は本人負担になります。

靴や屋外用品は、清潔であれば持ち込める

靴や衣類、テントなどの一般的な家庭用品は、清潔で、虫・土・病害といった生物的な汚れがなければ持ち込めます。

第一次産業省は、衣類や靴、テントに種や泥が隠れていないか確認するよう勧めています。

ただし、屋外で使った靴や用具は申告の対象で、検査を受けます。ハイキングやキャンプ、ゴルフなどで使った品を荷物に入れる場合は、出発前に汚れを落とし、土や植物のかけらが残っていないかを確かめておくと安心です。

口蹄疫の発生国から入国する方には、追加の審査があります。該当する場合は、第一次産業省の案内で追加の手続きを確認してください。

何を荷造りするかは、ニュージーランド留学の持ち物リストで詳しく紹介しています。

薬と武器類は、持ち込みの条件が決まっている

薬は、持ち込む量と必要な書類によって、武器類は、品目そのものによって、持ち込めるかどうかが決まります。

処方薬は3か月分まで、規制薬物は1か月分までで書類が要る

処方箋で出された薬の条件は、規制薬物を含むかどうかで次のように分かれます。

種類 持ち込める量 申告 携行するもの
規制薬物を含まない処方薬 3か月分以内(経口避妊薬だけは6か月分まで) 3か月分を超える場合、または本人か家族に処方されていない薬を持ち込む場合は、旅客申告で申告 処方箋の写し、または治療を受けていることを示す医師の書面。元の包装のままの薬
規制薬物 1か月分以内 量にかかわらずすべて必要 処方箋の写しか、治療中であること・薬の名前・強さが分かる医師の書面。元の包装のまま持つ

注意したいのが、シュードエフェドリンという成分を含む薬です。税関の案内での扱いは次のとおりです。

  • この成分を含む薬は、すべて規制薬物として扱われる
  • 手荷物で持つ必要がある
  • 友人や家族のために持ち込むことはできない

日本の市販薬のうち、どの製品が該当するかは、薬局の表示や公式の案内で成分を確認してください。

処方箋が不要な一般薬(市販薬)の条件については、税関のページでは、ニュージーランドの医薬品安全庁(Medsafe)の案内を見るよう示されています。

持ち込めるかどうか迷う薬は、申告したうえで、出発前に公式情報で確認しておきましょう。

ペッパースプレーやスタンガンなどは、許可なく持ち込めない

税関は、一部の品を、どのような場合でも持ち込めない禁止品、または許可が必要な品としています。武器類もその1つです。

対象として挙げられている品には、次のようなものがあります。

  • 銃器、弾薬
  • エアガン
  • スタンガン
  • ペッパースプレー(催涙スプレー)
  • 自動で刃が開くナイフ

許可が必要な品もありますが、許可なく持ち込むと違反になります。護身用のつもりで荷物に入れないようにしましょう。

未申告は、うっかりでも罰金の対象になる

申告漏れの扱いは、故意かどうかで大きく変わります。

400NZドルの罰金は、知らなかった場合も対象になる

危険品目を申告しなかった場合や、不正確な申告をした場合は、400ニュージーランドドル(NZドル)の罰金が、その場で科されることがあります。

うっかり忘れた場合や、ルールを知らなかった場合も違反になります。法律上、故意や過失がなくても責任を問われる仕組みだからです。ただし、この罰金は刑事罰としての前科にはなりません。

故意の隠蔽は、最大100,000NZドルと最長5年の拘禁刑

申告せずに意図的に隠した場合は、密輸として扱われます。有罪になれば、最大100,000NZドルの罰金と、最長5年の拘禁刑が科される可能性があります。

罰金の通知を受けた場合は、14日以内に次のいずれかで対応します。

  • 支払う
  • 免除の申請をする
  • 裁判所での審理を請求する

何も対応しないと、案件は地方裁判所に回され、裁判の費用がかかることもあります。

免税の範囲と、現金・お土産の申告

免税の枠は、買った物の合計額と、酒・たばこの数量で決まります。現金には、別に申告の基準があります。

税関の案内では、免税の範囲は次のとおりです。2026年10月時点で確認できた数字をまとめます。

項目 免税の枠・申告基準
海外で買った物の合計 700NZドルまで(合算は不可)
ワインまたはビール 合計4.5リットルまで
蒸留酒(リキュールを含む) 3本まで(1本1.125リットル以下)
たばこ 紙巻き50本、または葉巻などのたばこ製品50グラム
現金 10,000NZドル以上は申告

免税の枠は、海外で買った物の合計で決まる

海外で買った物の合計が700NZドルを超えると、物品サービス税(GST)と関税が課されます。合計額の数え方は次のとおりです。

  • 免税店で買った物や、人から贈られた物も、合計に含まれる
  • 家族やグループで合算することはできない
  • 子どもの枠は本人の物が対象で、子どもが持つ種類の物に限られる

酒とたばこは、この700NZドルとは別の枠になります。優遇を受けられるのは17歳以上で、枠を超えた分には課税されます。たばこは、申告せずに枠を超えると没収・廃棄の対象になり、罰金や起訴につながる場合もあります。

現金は、10,000NZドル以上で申告が必要

10,000NZドル以上の現金を持って入国する場合や出国する場合は、申告書の提出が必要です。外貨は、ニュージーランドドルに換算した額で判断します。

食品などの旅客申告とは別に、現金は専用の申告書で申告します。多額の現金を持ち込む予定のある方は、事前に基準を確認しておきましょう。

荷造りの時期を含む渡航準備の全体は、ニュージーランドのワーホリ準備スケジュールで確認できます。

まとめとして、荷造りの前に確認すること

ニュージーランドの持ち込みで迷ったときは、申告するのが基本です。荷造りの前に確認しておきたい点は、次の5つです。

  • 旅客申告は、旅程が始まる24時間前から行える
  • 食品、動植物、使った靴や屋外用品は、迷ったら申告する
  • 薬は、量の上限と書類を確認し、シュードエフェドリンを含むかどうかも調べる
  • 酒、たばこ、買った物の合計、現金には、それぞれ枠や基準がある
  • ペッパースプレーなどの武器類は、許可なく持ち込めない

申告のルールや持ち込みの基準は、変わることがあります。出発の前に、公式サイトの案内を確認してください。

ニュージーランドの留学・ワーホリを検討している方は、タビケン留学のカウンセリングへ

この記事では、旅客申告や使った靴・屋外用品の扱いなど、入国前に押さえたい持ち込みのルールを整理しました。

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参考

この記事を監修した人

諸澤 良幸

諸澤 良幸

株式会社Morrow World 代表取締役社長

日本内閣府認定 NPO留学協会 RCA海外留学アドバイザー
オーストラリア政府認定PIER QEAC留学コンサルタント資格保有
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 加盟

4年制大学法学部を卒業後大手レジャー企業に就職。複数の新規店舗立ち上げや人事業に従事した後、退社し26歳で単身海外留学。海外での英語学習と海外現地企業での管理職経験を経て2015年に株式会社Morrow Worldを設立し留学エージェントサービスを提供開始。2024年時点で9年以上留学エージェントを運営しており、「サポート無料留学エージェント」や「2カ国留学」の先駆けとして留学サポートを提供。
2020年6月にはオンラインに特化した英語コーチングサービスENGLEADを開始、2023年からは学研教室オーストラリアのFC本部の運営会社の代表取締役にも就任。
現在世界8カ国、約100名のスタッフと共に、世界で羽ばたく子どもから大人に向けて幅広く教育関連サービスを提供している。

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