留学を考えるときに現地での治安が気になる方も多いかと思います。フィリピンの治安は、年々確実に良くなっています。そのため日本人の方もフィリピンに留学しやすい環境になってきています。
また、フィリピンの語学学校も生徒が安心・安全に留学生活を送れるように、さまざまな対策をとっている為、フィリピン留学は安心になっています。 こちらではフィリピンの治安と学校の安全対策や留学生によくあるトラブルなどを解説してきます。
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*外務省海外安全ホームページ参照
色 | 危険レベル | 注意内容 |
黄色 | 危険レベル1 | 充分注意 |
薄いオレンジ | 危険レベル2 | 不要不急の渡航中止 |
濃いオンレンジ | 危険レベル3 | 渡航中止勧告 |
2020年3月の外務省のホームページによると、フィリピンの治安の危険レベルは現在レベル1〜3です。そして留学に人気な都市、セブ、バギオ、クラークは、治安レベル1の地域となっています。
フィリピン国内にも留学都市がいくつかありますが、都市を決める際は、危険レベル1の都市を選ぶのが良いかと思います。昔と比べフィリピン全体の治安としても2020年時点で現職のドゥテルテ大統領になってから多くの犯罪撲滅の対策と活動により確実にフィリピンの治安が良くなってきています。
近年では年間で数万人単位で日本人がフィリピン留学をしていて、その半数以上が女性となっています。日本のニュースや報道でもフィリピンでの日本人留学生の大きな犯罪被害やトラブルは聞いたことがあまりないかと思いますが、ほとんどの留学生は安全で安心なフィリピン留学を過ごしています。
また、事件や事故に日本人留学生が巻き込まれないように、フィリピンの語学学校も、生徒がトラブルに巻き込まれず、安心して留学生活を遅れるように最善の対策をしています。
正直に申し上げてフィリピンの治安は日本に比べて決して良いとは言えません。ただ欧米留学に比べても実際フィリピン現地で大きなトラブルや犯罪の被害に遭う学生は少ないと言えます。その理由はそれぞれの語学学校が学生の安全対策にしっかりと取り組んでいる点が大きな理由として挙げられます。下記では多くの語学学校が取り入れている学生への安全対策を解説します。
多くの語学学校は、比較的治安が良いところに学校があり、学校の門には、24時間体制でガードマン(セキュリティーガード)が警備をしています。学校関係者以外の人は原則、学校敷地内に入ることができず、訪問者には必ず来校目的やアポイントメントがあるの確認をして身分証を提示して学校内に通されます。
また校内には、ガードマンだけではなく、CCTV(監視カメラ)も設置されています。防犯カメラがあることも、大きくトラブルや犯罪の抑止に繋がっています。
多くのフィリピンの語学学校では、学校の規則が設けられています。細かすぎると思う方もいるかともいますが、留学生みんなが安心して留学生活を送ることができるためのルールなので、それを守っていただくことで、トラブルを防いでいます。
以下はよくある学生を守るためのルールの一例をご紹介します。
(実際のご留学される学校によってルールは異なります。)
門限が設定されている理由は大きく分けて2つあり、1点目は比較的トラブルや犯罪が発生しやすい夜の時間を避けることによって学生の安全を守る為。2点目は翌日の朝から学生がしっかり授業に出て学習してもらう為の理由があります。
学校によってはフィリピン内にあるカジノやナイトクラブに行くことを禁止もしくは制限している学校も多くあります。また、具体的に治安のあまり良くない地域を事前に学生に伝え、できるだけそのエリアには行かないような注意喚起もしていたりします。
外出時のスリなどの発生の確率が高い移動手段のジプニーや怪我のリスクのあるバイクタクシーなどの利用は学校によっては禁止もしくは制限されているところもあります。
欧米圏のシェアハウスでは、第三者が自分の部屋に勝手に入られてしまう可能性もあり、モノの紛失事件が発生しやすくなります。しかし、フィリピンの学校では、男女間の部屋の行き来はもちろん禁止で、一部の語学学校では同性間のお部屋の行き来を制限する学校もあります。他人の部屋に入ることを制限することで、モノの紛失や破損事故を防ぐことができます。
フィリピン留学では、留学生が安心/安全な留学生活を送れるように、入学初日に行われるオリエンテーションの中で安全対策に関するアドバイスがあります。近隣の危険地域や、よくある事件やトラブルなどを共有し、安全にフィリピンで過ごす為の知識の共有を行います。オリエンテーションでの注意事項をしっかり守っていれば、事件や事故に巻き込めれるリスクが低くなります。
また、多くの語学学校では学校スタッフが、万が一トラブルや病気・怪我をした場合も学生サポートをしてくれます。
平日の外出や週末に外泊をする際は、自分の安全は自分で守らなければなりません。日本にいるような感覚で生活をしてしまうと、被害にあう可能性が高くなります。外国にいるという気持ちを忘れないことが、トラブル回避のための第一歩です。
ここからは学校外で留学生が巻き込まれやすいトラブルと、その対策法をまとめました。
地域にもよりますが、セブやバギオでのフィリピン留学中のメインの移動手段はタクシーになると思います。タクシーの初乗りは40ペソ(約80円)です。しかし、稀にタクシーを乗った時点で、メーターが既に回っていて100ペソなどからスタートしていて通常より高い金額を払うハメになることもあったりします。
また、フィリピンに慣れていない人に対してタクシードライバーはメーター以外の追加費用を言ってきたり、メーターを使わずに金額で指定してくる場合もあります。その際はすぐにタクシーを降りて新しいタクシーを見つけましょう。
【対策法】
後ろポケットなどの視界から見えないところに貴重品を持っていると、スリにあうリスクが確実に上がります。人が多いショッピングモールやイベントにいる時は特に注意しましょう。
音楽を聞きながら歩いていると、自分が気づかない間にカバンを開けられて、モノを取られるケースもあります。また、ストリートチルドレンなどがいる地域では、こどもの集団に囲まれてポケットの携帯や財布などがなくなることもあるので、十分注意が必要です。よくある手法は、1人が話しかけている間に、もう1人がカバンを開けていたりします。
【対策法】
日本では、カフェなどで席を確保するときに、自分のスマートフォンやバックなどの所持品を席に置いて、席を確保する方もいます。フィリピンでは所持品を置いてその場から目を話すのはとても危険行為です。また、トイレなどに行く時、その場から一時的に離れる際には貴重品はテーブルの上に置きっぱなしにしたりせず一緒に持って離れましょう。知らない隣の席の人に荷物を見ててもらうなどの行為も避けましょう。
【対策法】
フィリピンには、信号が少なく、横断歩道が少ないです。しかも、フィリピンの交通量はものすごく多いです。なので、道路を横断する光景を良く目にします。道路を横断する際は十分に注意してください。また、道路によっては、横断禁止になっている場所もあります。もし警察に見つかれば、罰金を課せられる場合があるので注意が必要です。
スリや、置き引きとは違い、タクシーを降りる際、携帯やお財布を落としたり、忘れて行く方がいます。ものを落としたらほぼ間違いなく帰ってこないと考えましょう。なので移動する時やタクシーを降りる際は、必ず忘れ物がないか席を確認してから動いてください。
もしトラブルや犯罪の被害にあった場合は…
【プロ留学カウンセラーMOROについて】
▶留学カウンセラー資格
・内閣府認証 NPO留学協会 海外留学アドバイザー認定資格保有【RCA:170018】
・オーストラリア政府公認 留学カウンセラーPIER認定資格保有【QEAC:O451】▶プロフィール
Morrow World Inc. の創業者
26歳での留学をきっかけに英語を学び、海外で異なる文化や価値観に触れ生活することの楽しさを知る。
その後、海外の仕事経験を生かし留学事業で起業。年間の9割以上をシドニーやセブ島を拠点に海外で生活。
世界中の教育機関を視察し、自身の経験も踏まえて「失敗しない学校選び」並びに「成功する留学プラン」を提案し留学生を全力サポート中。
フィリピン留学は、学生を守る為のしっかりとした体制を学校が整えてくれている部分が犯罪やトラブルに遭う確率を確実に下げています。ただ、海外にいるということを忘れずの必要な注意はしっかりと自ら行うことで未然に防げるトラブルも多くあります。
毎年多くの人がフィリピン留学に行き、安全で充実した留学生活を送って来ています。特にフィリピンでは女性の留学生が多く殆どの方がトラブルや犯罪に巻き込まれることなく過ごしています。
心掛け一つで安全で安心な留学になるかそうでないかが変わる部分もあります。良い留学にするためにも最低限の知識と対策をして充実したご留学生活をお過ごしください。
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