渡航準備をしていると皆さん「フィリピンに日本円は持ってく?」「いくら必要?」と悩むでしょう。基本的にフィリピン留学は、渡航前に授業料や滞在費を支払い、その他の費用を現地で払います。それに加え、現地でのお小遣いも必要になってくるでしょう。
現地でカードから現金を引き出して支払うのも一つの手ですが、一度に引き出せる金額には制限があり、また手数料分コストが高くついてしまいます。
現地支払い費用を期間別にまとめました。学校によって多少の金額差はありますが、大まかな目安として参考にして下さい。
出発前にしっかりと準備し、現金で持っていくと良いでしょう。
※記載費用をあくまでも目安となり学校や滞在日数、などにより異なります。
入国から29日まで無料でビザが発行されます。30日以上の場合に、滞在期間に応じて延長申請します。
期間 | 費用 |
入国から29日まで | 無料 |
59日までの滞在 | 3,600ペソ(約9,720円) |
89日までの滞在 | 8,300ペソ(約22,410円) |
119日までの滞在 | 11,300ペソ(約30,510円) |
149日までの滞在 | 14,300ペソ(約38,610円) |
179日までの滞在 | 17,200ペソ(約46,440円) |
ビザの詳しい説明は「フィリピン留学のビザ(VISA)」に記載しています。
特別就学許可証のことで、フィリピンで勉強するために必須です。有効期限は6か月です。6か月以上滞在する留学生は、再申請が必要になります。
費用 | 約6,800ペソ(18,360円) |
2024年6月の法律改正で新しく作られたカードでとなり留学期間に関わらずすべての留学生が対象となります。
国境を越えた犯罪者などの監視のために作られ、到着直後に留学生全員が申請、取得が必要なものとなっています。有効期限は申請日から1年間です。
費用 | 3,500ペソ~4,000ペソ(約10,000円) |
外国人登録証のことで、フィリピンに60日以上滞在する場合に必要になります。有効期限は1年です。
取得後、フィリピンを出国してしまうと無効になります。
費用 | 約3,500ペソ(約9,450円) |
出国許可書のことで、6ヶ月以上フィリピンに滞在する人は取得する必要があります。
費用 | 500ペソ(約1,350円) |
デポジットのことで、もし滞在期間中に寮内を汚したり、破損させたりした場合、このお金から差し引かれます。何もなければ帰国前に全額返却されます。平均して2,000ペソ(約5,400円)~4,000ペソ(約10,800円)です。
受講するコースによって必要な教科書が異なるため、変動します。また授業の進み具合によって、一冊使い終わったら次の教科書を購入するところもあります。
おおよそ1,000ペソ(約2,700円)~1,500ペソ(約4,050円)程度が平均金額となっています。
学生証を作成する費用です。無料で作成する学校もありますが、おおよそ200ペソ(約540円)です。
食費や洗濯代などは事前に支払う授業料に含まれていますが、水道代や電気代は現地払いとなりますのでご注意下さい。
支払い方法は、学校によって異なり、使用した分だけ支払う「メーター清算」と、1週間=〇〇ペソとあらかじめ決められた値段を滞在日数分支払う「定額」、「寮代にあらかじめ含まれている」があります。
フィリピンの電気代が高いため、最近では、メーター精算を採用しているところが増えてきました。冷暖房の利用頻度によって光熱費が大きく左右するので、使用をなるべく控えていただくと電気代を節約することができます。
費用は水道と電気代合わせて1ヶ月で、1,000ペソ(約2,700円)~2,000ペソ(約5,400円)程度が平均となっています。
学校のスタッフが空港まで迎えに来る際のピックアップ費です。最近では、多くの学校が無料で迎えに来てくれます。有料の場合は、だいたい1,000ペソ(約2,700円)程度かかります。
*1Peso=2.7円換算
人によってばらつきがもっとも出やすい項目です。例えば、スパルタの学校に通い、平日は学校、週末も自習室で勉強し夜だけ友達と外食に出掛ける、といった留学生は月10,000円もあれば十分です。反対に、平日もたまには外食に出かけてストレス発散、週末は友達とショッピングや観光に行くという方は、この費用を多めに見積もって持っていくと良いです。
だいたい平均で、1ヵ月10,000円~40,000円程度とお考えください。
フィリピンの空港から飛行機に乗る場合、空港利用税を払う義務があります。帰国する時にフィリピンの各空港で支払います。ペソを使い切ってしまい空港で支払うお金がない!なんてトラブルにならないよう忘れずに用意しておきましょう。
マニラ国際線 | 550ペソ(約1,485円) |
セブ国際線 | 750ペソ(約2,025円) |
*1Peso=2.7円換算
費用: 5~6万円
ビザ延長代 | 0ペソ | 教科書代 | 1,500ペソ |
SSP申請代 | 6,800ペソ | 学生IDカード作成代 | 200ペソ |
SSP I Card | 3,500~4,000ペソ | 水道・電気代 | 2,500ペソ |
ACR-iカード申請代 | 0ペソ | 空港出迎え費用 | 1,000ペソ~ |
ECC申請代 | 0ペソ | 学生寮の保証金 | 3,000ペソ |
費用: 6~9万円
ビザ延長代 | 3,600ペソ | 教科書代 | 1,500ペソ |
SSP申請代 | 6,800ペソ | 学生IDカード作成代 | 200ペソ |
SSP I Card | 3,500~4,000ペソ | 水道・電気代 | 4,000ペソ |
ACR-iカード申請代 | 0ペソ | 空港出迎え費用 | 1,000ペソ~ |
ECC申請代 | 0ペソ | 学生寮の保証金 | 3,000ペソ |
費用: 13~16万円
ビザ延長代 | 8,300ペソ | 教科書代 | 1,500ペソ |
SSP申請代 | 6,800ペソ | 学生IDカード作成代 | 200ペソ |
SSP I Card | 3,500~4,000ペソ | 水道・電気代 | 5,500ペソ |
ACR-iカード申請代 | 3,500ペソ | 空港出迎え費用 | 1,000ペソ~ |
ECC申請代 | 0ペソ | 学生寮の保証金 | 3,000ペソ |
費用: 17~21万円
ビザ延長代 | 13,000ペソ | 教科書代 | 1,500ペソ |
SSP申請代 | 6,800ペソ | 学生IDカード作成代 | 200ペソ |
SSP I Card | 3,500~4,000ペソ | 水道・電気代 | 7,000ペソ |
ACR-iカード申請代 | 空港出迎え費用 | 1,000ペソ~ | |
ECC申請代 | 0ペソ | 学生寮の保証金 | 3,000ペソ |
費用: 18~26万円
ビザ延長代 | 16,600ペソ | 教科書代 | 1,500ペソ |
SSP申請代 | 6,800ペソ | 学生IDカード作成代 | 200ペソ |
SSP I Card | 3,500~4,000ペソ | 水道・電気代 | 8,500ペソ |
ACR-iカード申請代 | 3,500ペソ | 空港出迎え費用 | 1,000ペソ~ |
ECC申請代 | 0ペソ | 学生寮の保証金 | 3,000ペソ |
費用: 19~31万円
ビザ延長代 | 17,200ペソ | 教科書代 | 1,500ペソ |
SSP申請代 | 6,800ペソ | 学生IDカード作成代 | 200ペソ |
SSP I Card | 3,500~4,000ペソ | 水道・電気代 | 9,500ペソ |
ACR-iカード申請代 | 3,500ペソ | 空港出迎え費用 | 1,000ペソ~ |
ECC申請代 | 0ペソ | 学生寮の保証金 | 3,000ペソ |
*注意*
*実際に現地で学校に支払う費用例を期間別にまとめました。学校によって多少の差がありますが、おおよその目安として参考にして下さい。
*学生寮の保証金は退寮時問題がなければ返金されます。
*1Peso=2.7円換算
これらの現地費用は日本円ではなくペソ(現金)で支払います。では、ペソを持って行った方が良いのでは?と思う方のいらっしゃるでしょうが、到着後に学校スタッフが同行して両替を行う時間があります。そこで両替し、支払いを行います。
日本よりフィリピで両替する方がレートが良いので、現金は日本円で持っていきましょう。
いかかでしょうか。意外と現地で支払わなければならない費用が沢山あります。長期留学になればなるほどその額も高くなってきます。もし大金を持っていくのが怖いという方は、クレジットカードや海外のATMでもお金を引き出すことのできる新生銀行やシティーバンクをうまく活用しましょう。
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