留学生の方の中には今回が初めての海外という方もおり、入国審査と聞いて不安に感じる人も少なくないでしょう。ですが事前に確認・準備しておけば入国審査の時も緊張することなくスムーズに対応できます。ここでは、フィリピンへの入国審査とその書類(入国カードと税関申告書)の書き方についてお伝えしていきます。
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一般的に「イミグレーション(Immigration)」と呼ばれ、外国人を国内に受け入れても大丈夫か確認する審査のことです。パスポートや入国カードをチェックし、もし不備や虚偽の記載、入国要件に当てはまらないと入国を拒否される場合もあります。
現地の空港に到着したら一般的に下記の流れで入国します。
機内で客室乗務員が「入国カード」と「税関申告書」を配布しています。着陸前は機内のテーブルが使えなくなるので、受け取ったらなるべく早く記入するようにしましょう。下記に記入方法を載せていますので参考にして下さい。
また、飛行機を降りる前に必ず以下の4点を用意して下さい。入国審査に必要になります。
現地に到着したら「Arrivals」と書かれた標識に従って進んでいきます。そこを通り過ぎると入国審査エリアが見えてきます。入国審査場はフィリピン人(Philippine Passport Holders)と外国人(Foreign Passport Holders)に分かれています。留学生は「外国人」のブースに並んで下さい。
順番が来るまで列に並び待ちます。自分の番がきたら審査官に必要な書類を提出し、審査を受けましょう。
審査ではごく簡単な質問、または何も聞かれない場合が多いです。下記にいくつか質問・回答例を「入国審査官からの質問」に載せてあります。
「Baggage Claim」エリアに進み、搭乗した飛行機の番号が表示されているベルトコンベヤーを探しましょう。預け荷物が流れてくるので、ご自分の荷物をピックアップして下さい。
※ 稀に他人の荷物を自分のと間違って持って行ってしまう方がいます。必ずご自分の荷物かどうかを確認しましょう。
もし万が一、荷物が出てこない場合は、チェックイン時にもらったクレームタグ(預け荷物の引換券)を持って、空港のスタッフに問い合わせましょう。
外に出る手前のところに税関職員が立っているので、税関申告書を提出して下さい。記入方法は「税関申告書の書き方」を参考にして下さい。
税関審査を済ませたら空港出口を出たら入国完了です。お疲れ様です!
外では語学学校のスタッフが、学校名の書かれたプラカードを持って待機しています。
もし学校のスタッフが見つからない場合は待ち合わせ場所で待機し、その場を動かないようにして下さい。それでも来ない場合は他の学校のピックアップスタッフがいればその人に声を掛け学校名を伝え学校に連絡してもらうようお伝え下さい。
入国カード(Arrival Card)とは自分の名前や入国目的などを記入するカードのことで、入国審査を受ける時に審査官に提出します。
飛行機内で配布されますが、もし受け取りそびれた場合は審査場でももらうことができるので安心して下さい。入国審査を受ける前に記入しましょう。
必ず青または黒のボールペンを使って記入して下さい。
また英語は全て大文字で書かなければなりません。
記入例
英語での職業記入例 | |
会社員 | EMPLOYEE |
社長 | PRESIDENT |
公務員 | PUBLIC SERVANT |
学生 | STUDENT |
無職 | NONE |
2024年3月よりフィリピンでは「オンライン税関申告書」が導入されました。eTravelと合わせての事前登録を推奨していますので、渡航前に必ず確認しましょう
詳細は下記をご確認ください。
入国審査では日本人はほとんどの場合、何も聞かれずにパスポート提示だけで終わることが多いです。
ただ稀に質問をされる場合があります。聞かれる内容としては、渡航目的、滞在期間などで、決して難しい質問はされませんが、全て英語でのやり取りになります。
渡航目的を聞かれたら「Holiday」と答えるようにして下さい。語学留学生は、観光ビザで滞在するためです。
よくある質問内容と応答例は以下の通りです。
Q: What is the purpose of your trip?(訪問の目的は何ですか?)
A: Holiday(休暇で来ました。)
Q: How long are you staying in Philippine?(フィリピンに滞在される期間はどれくらいですか?)
A: 4 weeks(4週間です。)
Q: Where are you going to stay?(どこに滞在しますか?)
A: 〇〇 Academy(〇〇語学学校です。)
審査官への返答は、英単語だけで充分伝わります。ちゃんとした文章で答えようと必死になると、パニックを起こし答えられなくなってしまうこともあるので「Holiday」や「4 weeks」で大丈夫ですので落ち着いて対応しましょう。
入国が認められると30日間有効のビザが無償で発給されます。ビザはパスポートに入国日が入ったスタンプが押され、その下に有効期限最終日がかかれます。
審査終了後、返却されたパスポートに入国スタンプが押されているか必ず確認して下さい。もし押されていない場合はすぐに審査官に申告しましょう。
*入学許可証に関する注意点
入学許可証はあくまで、入学できることを証明したものであり、空港にて入国審査時に安易に管理局に見せないようにお願い致します。管理局のスタッフは英語語学学校の仕組みを全く知りませんので、安易に見せると最悪、入国を断られる可能性もございますのでご注意ください。
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