格安で留学できるフィリピン留学の人気が高まっていますが、フィリピン留学は良いことばかりではありません。
フィリピン留学のデメリットも理解しておかないと、留学後に「こんなはずではなかった」と後悔してしまう可能性があります。
本記事では、フィリピン留学はおすすめしないといわれる理由や現地の治安や学校の情報を紹介します。
フィリピン留学に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
フィリピン留学にはメリットもありますが、デメリットについても理解しておくことが大切です。
ここでは、フィリピン留学がおすすめできないといわれる8つの理由を詳しく解説します。
フィリピン留学では、コースにもよりますが通常1日に6〜8時間授業が行われることが多いです。
授業はマンツーマンで行われることが多いため他の人が話している間に休む暇はありません。
授業以外でも母国語での会話を禁止するルールや毎日テストがある学校もあり、授業外でもなかなか気を緩めることはできません。
短期間での英語力アップにはつながりますが、授業数が多くスパルタな環境に疲れてしまう方もいるでしょう。
フィリピンの公用語はタガログ語と英語で、英語は日常的によく使われる言語です。
しかし、フィリピン人講師の英語はアメリカやイギリスで育ったネイティブと比べると発音やアクセントに違いがあります。
ネイティブが使うような言い回しやスラングもあまり使われないため、ネイティブな発音に触れる機会は少ないでしょう。
発音やアクセント、スラングなどフィリピン留学中は気にならないかもしれませんが、ネイティブと会話をする際には違和感を持つかもしれません。
ネイティブのような発音を身に付けたい方や中〜上級の英会話スキルの習得を目指す方には、フィリピン留学は不向きといえます。
フィリピンの語学学校の多くは、門限や外出禁止など厳しいルールを設けています。
外泊も簡単にはできず、事前に旅行計画書の提出を求められることがほとんどです。
門限違反・無断外出・無断外泊などのルールを破るとペナルティが与えられる可能性もあります。
これらのルールは日本で自由に生活している方にとって、縛りがきつすぎると感じることもあるでしょう。
フィリピンは急激に経済成長を遂げている国ではありますが、いまだに治安の悪い場所があります。
The Institute for Economics & Peace(IEP)というシンクタンクが発表している各国の平和度ランキングによるとフィリピンは163カ国中115位です。
留学生が巻き込まれるのはスリ・置き引き・ひったくり・強盗などで「貴重品はしっかり管理する」「夜間や知らない場所への外出は控える」などの対策が必要です。
留学中は緊張感ある生活をしなければならないことに気疲れするかもしれません。
フィリピン留学ではほとんどの場合、学生は語学学校に併設されている学生寮に滞在します。
学生寮では、日本以外から来た留学生と一緒の部屋になる可能性があります。
同じアジア圏の留学生が多いとはいえ、言葉が通じない異なるバックグラウンドを持つ人と共同生活するのは大変です。
欧米圏での留学のように住む環境を自由に変えられないことにストレスを感じる人もいるでしょう。
フィリピンの語学学校の施設は日本ほど整備されていないため、居心地が悪いと感じることもあるでしょう。
学校側も最大限努力はしていますが「シャワーのお湯が出ない」「虫が出る」「水回りが汚い」といったトラブルは日常茶飯事です。
天候により停電や洪水が起こることもあり、電気や水道などのライフラインも使えない場合もあります。
清潔さや快適さがない環境にストレスを感じてしまう方は、フィリピン留学に向いていないかもしれません。
フィリピン留学では、平日の朝昼晩は食事が提供されるのが一般的です。
ただ、提供される食事は日本食に比べて質が低く、口に合わないこともあります。
また、フィリピンはかつて韓国人に人気の留学先だったため、韓国人に好かれる辛い料理が多く提供されます。
日本資本の語学学校では辛い料理は少なめですが、料理のクオリティはさほど高くありません。
欧米圏とは違いお米中心のメニューが提供されるのは嬉しいですが、そのクオリティに期待しない方が良いでしょう。
フィリピンでは多くの施設でフリーWi-Fiが普及していますが、回線はさほど速くありません。
もちろん学校や学生寮でもWi-Fiは使えますが電波が弱かったり、接続が悪かったりするため日本ほど快適には使えないのが現状です。
ポケットWi-Fiを学校へ持ち込めますが、速度はどこも同じようなもので大きな違いはないでしょう。
インターネットが自由に使えないと大きなストレスを感じてしまう方には、フィリピン留学はおすすめできないといえます。
フィリピンは治安が悪いといわれますが、実際は以下のように治安が良い地域と悪い地域に分かれます。
治安が良い地域 | クラーク・バギオ |
治安が悪い地域 | マニラ・セブ |
フィリピンの首都マニラから車で北へ約2時間の場所にあるクラークは1993年に特別経済特区となり、治安の良さから日本企業も次々と進出している街です。
バギオはかつて避暑地として開発され著名人が別荘をかまえていたため治安が良く、現在では10校以上も語学学校が立ち並ぶ学生都市となりました。
一方、首都のマニラやセブは治安が悪い地域といわれ注意が必要です。
ただ、治安が悪い地域でもスラム街やローカルな場所にあえて出向かなければ危険度はさほど高くありません。
「高価なものは身につけない」「危険な場所には行かない」「夜間は外出しない」などの基本的な対策をしっかりとしていれば留学生活には問題ないでしょう。
ここでは、フィリピン留学のメリットを存分に生かし留学を楽しめる方の特徴とその理由を紹介します。
フィリピンでは「母国語禁止」「外出禁止」「授業は1日10コマ以上」など厳しいルールを設けたスパルタ式の学校が主流のため、英語の勉強に集中できる環境が整っています。
しかも、マンツーマンで行われる授業が多く短期間で英会話のスキルを高められます。
日本の英会話スクールのグループレッスンでは順番が回ってこず全然話せないこともめずらしくありません。
マンツーマンの授業を受け、一日中英語漬けの生活を送れば英語力を飛躍的に高められるはずです。
語学留学というとお金がかかるイメージがありますが、フィリピン留学であれば費用を抑えて留学できます。
1ヶ月間フィリピンに留学した場合とオーストラリアに留学した場合の費用を比較してみましょう。
項目 | フィリピン | オーストラリア |
学費 | 1,700米ドル(約246,000円) | 1,600豪ドル(約152,000円) |
生活費 | ・宿泊費や平日の食費は学費に含まれている ・その他:50,000円 |
・宿泊費(学生寮2人部屋):1,530豪ドル(約145,000円) ・その他(食費・交際費など):3,600豪ドル(約342,000円) |
合計 | 約296,000円 | 約639,000円 |
※2023年10月の米ドル円レート(1米ドル=145円)、豪ドル円レート(1豪ドル=95円)で計算
フィリピン留学の場合、学費に宿泊代や平日の食費が含まれているため学費以外の費用はほとんどかかりません。
平日は外出禁止など厳しいルールがあり学校の敷地から出られないので、娯楽にお金を使えても休日だけです。
しかも、フィリピンは物価が安いため休日近くのショッピングモールに出かけたり、旅行したり、マリンスポーツを楽しんだりしたとしてもさほどお金はかからないでしょう。
フィリピンであれば、300,000円程度で勉強と娯楽の両方とも満足できるような留学ができます。
一方、オーストラリア留学では学費の他に宿泊費・食費・交際費などがかかり1ヶ月の留学にかかる費用の相場は600,000円程度です。
結果として、フィリピン留学であればオーストラリア留学の約半額で行けるため費用を抑えて留学したい方におすすめです。
フィリピンには以下のような自然豊かなリゾートや観光地が多く、休みの日には勉強ばかりして疲れた体をしっかりとリフレッシュできます。
アラヤセンターセブは、セブ島最大級のショッピングモールで買い物や世界各国の料理が楽しめます。
タンブリシーサイドリゾート&スパやクリムゾン リゾート&スパはもちろん宿泊もできますが、宿泊せず日中ホテルの施設だけを楽しむデイユースがおすすめです。
どちらのホテルもおしゃれなプールやプライベートビーチがあり、のんびりと過ごせます。
チョコレート・ヒルズはボホール島にある人気の観光地で、30m程度の丘が1,000以上も連なっている風景を展望台から一望できます。
ルソン島やセブ島だけでなく、いろいろな島を訪れたい方にはアイランドホッピングがおすすめです。
留学とともにリゾート体験や観光が楽しめるのもフィリピン留学の醍醐味です。
海外の専門学校への進学やワーキングホリデーを目指す方にとって最初の大きな壁となるのが英語力です。
IELTSなどのテストで基準点以上の点数を取らなければ学校への入学は許可されませんし、英語ができなければ現地の人が多い職場に就職するのは難しいでしょう。
現地の語学学校で英語力をつけることもできますが、欧米圏の語学学校に通うには多額の費用がかかります。
フィリピン留学であれば、短期間かつ格安で英語力を身につけられます。
フィリピン留学は「目標としている学校への入学」や「希望の職種への就職」の近道になるでしょう。
フィリピン留学では、海外に留学する際に必要になる面倒な手続きがほとんどありません。
フィリピンで留学する場合、滞在日数が30日以内であればビザは不要です。
31日以上滞在する場合はビザが必要になりますが、観光ビザの延長申請をするだけで済むため学校側が手続きを代行してくれます。
オーストラリアに留学する場合、学生ビザを取得するには必要書類を準備したり、710豪ドル(約67,000円)の申請費を支払ったりと煩雑な手続きが必要です。
面倒な手続きなしで留学したい方にとって、パスポートさえあれば留学できるフィリピンはおすすめの留学先です。
※2023年10月の豪ドル円レート(1ドル=95円)で計算
フィリピン人講師は日常の英会話はできますが、全員がネイティブレベルの会話ができるわけではありません。
授業は学校指定の教科書通りに進められるため、教科書よりもレベルが高いことは学びにくいでしょう。
しかし、日常会話や教科書通りの授業は、初心者にとってはわかりやすく英語力を高めるには有効です。
ただ、ネイティブが使うような言い回しやスラング、正しい発音を学ぶ機会はほとんどないため、中級者レベル以上だと物足りないと感じるかもしれません。
同じく他国からの留学生たちもほとんどが英語初心者なので、英語を話す楽しさを感じられるとしてもネイティブレベルまでには上達しないことが多いです。
TOEIC700点以上ある方や日常会話がある程度できる方は、欧米への語学留学を検討した方が良いでしょう。
フィリピン留学にはさまざまなメリット・デメリットがあります。
たとえ格安で留学できるとはいえ、フィリピン留学と自分の理想の留学があまりにもかけ離れていると満足のいく留学ができない可能性があります。
フィリピン留学で自分の理想を叶えられるか不安な方は、多くの方をフィリピン留学へ送り出してきた留学の専門家であるタビケン留学へご相談ください。
タビケン留学では、留学経験があるスタッフが一人ひとりのニーズに合った留学の提案や学校の紹介を行い、語学留学を通じた夢の実現をサポートします。
ここでは、累計1万人以上に留学のアドバイスをしてきたタビケン留学がおすすめするフィリピンにある語学学校3校を紹介します。
日本人比率 | 25% |
定員 | 550名 |
門限 | 22:00 |
費用 | ・1ヶ月1,700米ドル(約247,000円)〜 ・3ヶ月5,100米ドル(約740,000円)〜 |
公式HP | http://www.cebucia.com/jp/ |
※2023年10月の米ドル円レート(1ドル=145円)で計算
Cebu International Academy(CIA)は2003年に開校した歴史ある学校で、2022年には最新の設備と勉強環境を備えたマクタンキャンパスがオープンしました。
CIAは「1日の学習時間は10コマ以上」「8時から18時までは母国語禁止」など厳しいルールがあるセミスパルタ校です。
一般英語・TOEIC・IELTS・ビジネス・ワーキングホリデーなどさまざまなコースがあり、総合的に英語力を伸ばせます。
CIAはただルールが厳しく英語の勉強しかできない学校ではありません。
校内にはジム・カラオケルーム・プール・レクリエーションルームがあり、ほどよく息抜きができるでしょう。
また「一人ひとりに担任が付く」「日本人スタッフがいる」などサポート体制も充実しています。
日本人比率 | 50% |
定員 | 400名 |
門限 | ・18歳以上:原則なし(23:00までの帰寮を推奨) ・18歳以下:20:00 |
費用 | ・1ヶ月1,500米ドル(約218,000円)〜 ・3ヶ月4,500米ドル(約653,000円)〜 |
公式HP | https://jp.glcenglish.com/ |
※2023年10月の米ドル円レート(1ドル=145円)で計算
Global Language Cebu(GLC)はセブ島の中心部にある日本資本の学校です。
フィリピン初のオンラインラーニングシステムを導入し、AIによる採点やスマホやタブレットなどでの学習を可能にしました。
GLCにはイギリスのケンブリッジ大学が認定する英語資格CELTAを持った講師が多数おり、質の高い授業を行なっています。
滞在は、費用を抑えられる学生寮とプライベートが保てるホテルのいずれかを選べます。
日本資本の学校とあって、日本食のトレーニングを受けたスタッフが作る栄養バランスの取れた食事が提供されるので安心です。
GLC(Global Language Cebu)について詳しく見る
日本人比率 | 40〜45% |
定員 | 150名 |
門限 | 22:00 |
費用 | ・1ヶ月182,000円〜 ・3ヶ月546,000円〜 |
公式HP | ebublueocean.com/ja |
Cebu Blue Oceanはリゾートホテルをそのまま宿舎として利用しているリゾート気分を味わいながら学べる学校です。
初心者から上級者まで対応できるコースが用意されており、自分のレベルや目標に合わせてオリジナルのカリキュラムを組めます。
また、ズンバやギターを英語で習うクラスや映画鑑賞を通して英語表現を学ぶクラスなど一般英語以外のクラスも充実しています。
リゾートらしくプライベートビーチでマリンスポーツを楽しんだりゴルフを体験したりできるため、充実した英語を学習するだけでなくセブ島のリゾート生活を満喫したい方にもおすすめです。
フィリピン留学には「授業がスパルタ」「清潔さがない」「ご飯が合わない」などいくつか不安な要素がありますが、自分との相性が良ければ短期間かつ格安で英語力を身につけられます。
フィリピン留学をステップに欧米圏への留学や就職の夢を叶えることも可能です。
タビケン留学では丁寧なカウンセリングをした上で、最適な留学プランの提案・学校の紹介・留学手続きの代行を行なっています。
フィリピン留学が自分に合っているかわからない方や2ヶ国に興味がある方は、ぜひタビケン留学へご相談ください。
タビケン留学は安心と信頼の「手数料無料」エージェントです。
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