英語力向上も美容師のキャリアも叶うオーストラリア留学
「美容師もしたいし英語も伸ばしたい。」そんな両方の夢をシドニーで叶えたMOEさん。現在はシドニー中心部にある人気の美容室で経験を積みながら、専門学校でビジネスも学んでいらっしゃいます。今回はオーストラリアで美容師として働く経験、シドニーでの生活、ホリデーでの旅行など彼女の貴重な経験をインタビューさせて頂きました。
Profile
プロフィールお名前 | MOE | ||
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性別 | 女性 | ||
留学時の年齢 | 20歳 | ||
経歴 | 美容師 | ||
オーストラリアの滞在歴 | オーストラリア1年6ヶ月(シドニー) | ||
オーストラリアの渡航時期 | 2018年3月~2020年7月(予定) | ||
過去の海外留学経験 | アメリカ(サンフランシスコ)、グアム | ||
留学タイプ | ワーキングホリデー / 専門留学・TAFE(学生ビザ) /
滞在地域 | シドニー /
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Experience
体験談
実は特殊だと思うんですが日本では美容師として働いたことはなくて、こっちに来てから働き始めました。実家が美容室で美容師にはずっとなりたくて、美容師を目指して2年間美容学校に行き勉強しました。
英語に関してはもともと何度か留学したことがあり英語に小さいころから興味がありました。初めての留学は小学生のときのグアムでの英語の研修で、3週間行きました。そのあと高校3年のときに3か月アメリカのサンフランシスコに行きホームステイしながら、語学学校で英語を勉強しました。
その留学のあともずっと英語に興味があって英語を伸ばしたいと思っていたので、専門学校を卒業し就職先を探すときに英語も学べて美容師も両方できるところを探していました。
そして今の会社が日本にもシドニーにも店舗があることを知り応募して採用してもらいました。その時、会社のプランとして一年目からシドニーの店舗に行くプランか、二年目以降にシドニーに転勤になるプランか何個かあって、その中で前者のプランを選び、シドニーに来ました。
周りの人たちには相談する前に内定をいただいたので事後報告だったのですが、「小さいときから英語も美容も好きだったからよかったね!」と家族に反対どころか応援してもらえて嬉しかったです。
渡航前は社会人も一年目でかつ美容師としても一年目で、ましては海外で一人ぐらしもはじめてで、言葉の不安もあったし生活の面でも不安でした。
もともと日本で一人暮らししていたけど海外だと色々と違うしやりくりできるのかなあという不安や、仕事もついていけるかなあという不安はめちゃくちゃありました。
でもオーストラリアに行くって決めたときから、旅行はすごく楽しみにしていて行きたいところをSNSで調べて、行きたいところリストをつくってました。あとは、休みの日にどこいこうかなっていうときにそのリストをみてわくわくしています!
シドニーはオーストラリアのなかで一番好きです!バランスがとれている感じがして、仕事をする機会もたくさんあるし自然もたくさんあって、電車で少し行けばきれいなビーチに行けるし、森や公園もいけてオフの日もリフレッシュして過ごせるから仕事もしっかり集中できるし、すごく働きやすいです。
シドニーはきれいで買い物する場所もごはんを食べるところもたくさんあってそこまでこじんまりしてないから、他の都市に比べて、長く住んでも飽きないと思います。
わたしはこの国もこの国の人も大好きです!すごくフレンドリーでカフェにいったとき、日本だと店員さんに「元気?」て聞かれることはあまりないけど、こっちだとそれがあいさつになっているからよく行くカフェの人とかも世間話をしてくれたり、仲良くなってプライベートで遊ぶ友達になった人もいます。
色んな国籍の人がいるから、話し方や英語も違うし、自分にとって勉強にもなるし友達の幅も広がるし、シドニーはすごく楽しいです。
ただ食べものの値段が高いことがちょっと困ってます。毎日コーヒーを飲んでるけど、値段を気にしますし外食にいったら一回で$20以上かかるし、「日本なら1000円あればお腹いっぱいになるのに!」と思ってしまいます。 こっちだと$20払っても腹八分目くらいにしかならないこともありますし笑
そのほか、頼んだものが配達されないなど時間にルーズだなあと思う時もありますが、オーストラリアらしいししょうがないか!と思ってます。
シドニーは一言でいうと「オンオフがしっかりしてる街」!働くときは働いて、休みのときはしっかり休む文化が日本と全然違うと思います。特に日本だと長くホリデーを取ないけれど、こっちだとみんな一ヶ月くらいあたりまえでとります。それを誰も悪くいわないし、「どこいくの?楽しんでね」と声をかけるのはすごくいい文化だなと思います。
今は一軒家のシェアハウスに住んでいて、男女それぞれ二人ずつで部屋が分かれていて、中国人韓国人イギリス人とシェアしたこともあります。
一緒に暮らしてみないと「この国の人ってこういう習慣なんだ」というのはなかなかわからないですし、みんな個々の生活リズムがあって隣にいても全然違うものを食べていたりして驚いたり、一緒に住んでいくうえで驚くことがたくさんありますが、みんなとても仲が良いです。
でも一人の空間がないのですごく疲れてるときは話さないといけなかったり、自分の部屋だけど誰かがいたりするのは大変な時もあります。でもその分シェアメイトに励ましてもらって元気がでることが多くて、シェアハウスは好きです。
今働いている職場は同僚が本当に優しくて、特に先輩で日本で働いた経験のある人は日本の技術を教えてくれたり、ローカルの美容室で働いたことがある先輩はローカルの人のヘアスタイルが得意でそれを教えてくれます。
あと、上下関係も日本よりゆるくて仕事終わりにご飯に連れていってくれたり、お休みの日も誘ってくれて一緒に出掛けます。日本のように上司は上司みたいな感じではなく、店長クラスの人も気軽に話しかけてくれてすごくカジュアルで働きやすいです。
出勤時間は平日と土日で異なるのですが、だいたい10時くらいにお店に着いて支度をしてオープンの準備をします。営業後はまだアシスタントなのでだいたい1~2時間練習しています。
最近はその練習後にジムにいったりしてリフレッシュしています。
土日は、お店が5時には閉まるのでだいたい先輩や後輩とごはんにいったり、映画みたり、家でごはん作ってのんびりしています。土日は終わりが早い分、そのあとのプライベートを楽しんでいます。いまは週5日で働いていて、休みの一日は学校にいっています。
日本の美容師は、どれだけ残って練習するかをとても見られているけど、こっちでは量より質を大事にしていてだらだら練習するんではなく、しっかり仕上がってから先輩にみせるなどそういう違いがあると思います。
美容師だけでなくこの国自体がそういう風潮だから、お店自体がそういう雰囲気で、練習を強制されるようなことはなくてすべて自主制です。やるときはやる、やらないなら帰るというこのスタイルが自分にすごく合っていると思います。
外国人のお客さんも多くて、いろんな国の英語のアクセントがあるからすごく聞きずらいときや自分の英語力がたりなくて理解できないときもありました。特に最初は電話の予約対応が本当に大変でした。
またウエスタン系のお客さんは帰る瞬間にどれだけ自分がゴージャスになれているかを重視するけれど、アジア系のお客さんはそのスタイルがどれだけ続くかを重視していてそういう違いがあるます。色んな国の人の立場で考えて快く思ってもらえるように気をつけています。
でも新しいことをやればやるほどできるようになって、それが一生のものになることがすごく嬉しいですしやりがいにつながります!最初はシャンプーさえもできなかったのに、だんだんできることが増えてそれが働いていてとても楽しいです。
また、いろんなお客さんが来てくれるのでお客さんとの出会いはもちろん自分の知らなかった職業をお客さんを通して知ることができるのも楽しみの一つです。
英語も最初はお客さんとの会話のなかでわからないことがあっても聞き流したりしてしまっていたけど、それだと仕上がりが全然違うものになってしまうので今はしっかりわからないことがあっても恐れないで聞き返すようになりました。
休日はイベントに参加したり旅行することがすごく好きで、ちょうどこの間マラソンのイベントに参加してきたばかりです。一日休みでも一人で旅行にいくほど旅行がすきです!
海外は去年ニュージーランドに旅行に行きました。テカポという湖がスカイブルーでポストカードのようなきれいさで本当に最高でした!
仕事の日も朝早くカフェでモーニングしたり、マーケットにいったり常に次何しようどこ行こうて考えています!でも旅先では、帰りの飛行機が飛ばなくなったなどよくハプニングが起きますが笑
こっちに来て仕事仕事にならない分自分のやりたいことや挑戦したいことができるので、良い意味で自分のペースが出来ました。また、見た目の面でも自分の好きなヘアスタイルにしてもだれも否定してきたりしません。
むしろ「いいね!」って言ってもらえるし、スタッフも自分のしたい恰好やヘアスタイルを楽しんでいて、良い意味でここだと何をしてもいいんだなあと思えます。
見た目だけでなく考えや意見ももともと周りに流されやすいタイプだったけれど、日本に帰っても流されないようになれたんじゃないかなあと思います。
それは今働いている職場とシドニーのおかげです。みんながオープンになってて違いを否定しないような社会だからこそだなあと思います。
英語でも仕事の面でも人との差が目についてしまうときは人と比べないようにしています。英語が全然うまく話せないときでも、「でも一個はわかった、この単語はわかったから次はもっとわかるようになれる!」と自分で自分のモチベーションを上げています。
英語に関しては表面上だけじゃなくて深い話ができるようになりたいです。もっと詳しい単語を知っていれば会話が続くのにと思うことが多いので、まだまだこれからもっと勉強して深い話をできるようなりたいです。
仕事面では、ちょっと会話をするのが精一杯なのでもう少しお客さんのしたい髪形やカラーを深くカウンセリングできるようになりたいです。
お客さんの希望のカラーやスタイルよりももっとベストな方法を提案したいときに、その理由まで英語でしっかり伝えて納得してもらえるようになりたいです。
また、その人の普段の生活スタイルなども聞いたうえでその人にベストなスタイルを提案できるくらいお客さんとの距離も縮めれるような美容師になりたいです。
プライベートの面では帰国までにケアンズに行ってグレートバリアリーフを見たいです!あとニューカレドニアにも行きたいです。もっとカメラをもってきれいな景色や世界遺産を巡って思い出を作りたいです。
こっちに来たら殻にこもっているとなかなか楽しめないです。なので来る前にオーストラリアに来たらもっとオープンになろう!という心持ちはしたほうがオーストラリアをより楽しめると思います。
物価が高くて洋服は特に高いのでコートやダウンなどの冬服は持ってきたほうがいいと思います。
あと、日本食はやっぱり恋しくなるしこっちで買うとすごく高いので個人的にはこっちに売っていないもの、炊き込みご飯のもととお吸い物をもってきてよかったなあと思っています笑
英語の面では、オージーイングリッシュはアメリカ英語と全然違うのでスラングやオージー独特の言い回しを事前に予習しておくとこっちで会話を楽しめると思います。
ワーホリでは根性がつきます。家探し一つでもリサーチした後にインスペクション(見学)の予約をしたり、住んだ後困らないように質問を考えてたくさん質問したり、初めてのことが多いけど自分でやらないといけないので根性がつくはずです。
ワーホリにくるならオーストラリアはめちゃくちゃおすすめですよ!多文化だから色んな英語を話す人がいて勉強になるし、日本ではできないような仕事に就けます。
コミュニケーション能力も高まるし、もっと人に対してフレンドリーになれます。ぜひワーホリするならオーストラリアに来て下さい!
私は今年3月に自分のこだわりの世界観をより多くの人に伝えていくために、ヘアスタイル専用のインスタグラムのアカウント@moehair1130を運営し始めました。
テーマを決めロケーションを視察し、モデルさんに依頼して撮影しているのですが、単にテーマに沿って撮影するだけでなくそのモデルさんに合った雰囲気に仕上がるようにものすごく時間とこだわりを持ってスタイリングしています。
お客さんが友達に会いにくる感覚で来てくれて程よくプライベートのお話もしつつまた来たいと思ってもらえるような美容師になれるように日々心がけています。
可愛いモデルさんの写真もたくさん載せてます。私のこだわりがつまったインスタグラム、ぜひチェックしてみてください!!