オーストラリアでは、学生ビザの方もアルバイトができます。しかし、オーストラリアにワーホリする方と、学生ビザの方では就労条件が異なります。オーストラリアでの就労条件と、オーストラリアで仕事の種類・見つけ方について解説していきます。
オーストラリアでお仕事をしようとお考えの方、参考にしてみてください。
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オーストラリアに留学やワーホリで来た場合、現地で仕事をする方もたくさんいます。英語圏での就労経験を積み、帰国後の就活でその経験を上手くアピールすることができます。
まずは初めての1年間のオーストラリア留学で、日本人が一般的にどのような仕事をすることができるのかを紹介していきます。
オーストラリアには日本と異なり大きく分けて以下の4つの雇用形態があります。雇用形態によっては複数の仕事を掛け持ちすることも可能で、日本よりもワークライフバランスを取りやすいところが特徴的です。
カジュアルという働き方は日本で聞くことのない言葉です。カジュアルの特徴は、日本のパートタイムのアルバイトのように決まった日に出勤する働き方ではなく、仕事の案件がある日にだけ仕事の依頼を受けて出勤する働き方です。
日雇いアルバイトのように1日だけの仕事から1ヶ月単位の短期の仕事まで様々な期間のカジュアルの仕事があります。
カジュアルでは依頼のある日に労働者がすぐ働くことができる代わりに、仕事のある日が安定しておらず、雇用主がいつでも労働者をクビにできるため、ローカルジョブの仕事ではパートタイムやフルタイムの仕事と比べて時給が高いことが特徴的です。
逆に労働者側もいつでも仕事を辞めることができます。カジュアルの仕事では雇用主が気に入っている人を多く使うため、多く仕事をもらうために仕事ができるところをアピールすることが大切です。
日本と同じパートタイムのアルバイトのように会社と契約を結んで決められた日に仕事をするのが、オーストラリアのパートタイムの働き方です。正式な契約となるため、給料は銀行振り込みで渡され、有給休暇も取ることができ、仕事によってはスーパーアニュエーションを収められます。
給料はカジュアルに比べると低くなりますが、毎週決められた日に働くことができるので収入面では安定を期待できます。
フルタイムは日本で言うところの正社員と同じ働き方です。給料は1ヶ月もしくは2週間に1回に支払われることが多いです。
最低半年以上の長期間の労働契約となるため働き方の待遇は一番安定しています。ローカルジョブや工場系のファームや日系企業がフルタイムの労働者を募集しています。学校に通いながらフルタイムの仕事をすることはできないため、ワーキングホリデーでオーストラリアに来た方が就職することになります。
個人事業主は個人や企業から依頼を受注して商品を納入するフリーランスとしての働き方です。よく、WEBエンジニア、写真家、出張料理人や美容師の方がフリーランスとして働いています。
個人事業主として働く場合は、案件単位のお仕事などになるので、学生ビザでも労働時間制限を気にすることなく自由に働くことができます。
自営業での仕事となるため、顧客と交渉して労働時間や給料を自分で決めることになります。個人事業主のためオーストラリアの最低時給以上の給料が支払われるという保証はありません。
給料の決め方は大きく分けて2つです。時給制か納品物ごとの単価での計算になります。給料を決める際の考え方の一つとして、時給換算から逆算して月給や週給を考えて設定することが多々あります。
個人事業としてオーストラリアで働くためにはABNの取得が必須となります。
ABN(Australian Business Number)について紹介しておきます。ABNとはオーストラリアで自営業として働くために必要な登録番号のことです。オーストラリアでは誰でも簡単にABNを取得して個人事業主として働くことができます。
ABNの申請はオーストラリア国税局のホームページからオンライン上で申請でき、申請して問題がなければすぐにABNが発行されます。
また、個人事業主となった際に必要となる手続きは日本と異なるので、ABNを取得する際はしっかりとオーストラリアの制度を調べてから行いましょう。
オーストラリアの各ビザごとの基本的な就労条件について解説します。ビザの種類によって働く条件が異なるので、自分が取得するビザの就労条件を把握する必要があります。
学生ビザとワーホリビザは就労が認められていますが、、観光ビザではオーストラリアで働くことはできません。しかし、観光ビザで学校に通うことは可能となります。
最大3年間を期限にオーストラリアに滞在して仕事をすることができるビザです。オーストラリアのワーキングホリデービザを取得できる年齢は限られており、2019年時点では30歳以下の方となります。
ワーキングホリデーはセカンドワーキングホリデービザや新設された3年目のワーキングホリデービザを取得できるため地方就労(ファーム)に行き、ビザの申請条件を満たすために地方で働かれる方も多くいます。
メリット
デメリット
語学学校や大学・専門学校などへ長期間通う際に取得するビザです。30歳を超えた方、長期間学校に通って勉強したい方が取得するビザです。
学生ビザという名前の通り、働くことよりも勉強を目的としたビザですが、オーストラリアでは学生ビザでも労働が可能です。
メリット
デメリット
オーストラリアでは日本と同じように様々な仕事が存在しています。移民の国であるため、国内で働いている人種は様々です。
その中でワーキングホリデービザと学生ビザで就くことができる仕事を紹介します。
日本食レストランでは日本人スタッフがいるところが多く、日本語で履歴書を送り面接も日本語で行われることもあります。
店内もほとんど日本人のため仕事が分からなくて困ることはありません。
オーストラリアに来たばかりの頃は、学校で英語の勉強をしながら働いたり、生活費を稼ぐため、比較的簡単に就職できる日本食レストランで働く方も多くいます。飲食物を扱う店であれば、ローカルジョブや日本食レストランを問わず、賄い(スタッフ用の食事)が提供される職場もあります。
オーストラリアの日本食レストランは日本人にとって比較的仕事をゲットしやすい反面、一部では法定の賃金以下の時給のお店があるのが現状です。
過去に日本で飲食店のマネージャーなどの経験があったり、現地での熱心な働きぶりが認められれば、店舗のマネージャーなどに昇格するチャンスもあります。
オーストラリアと言えばカフェの文化が強い国です。都市の中心には街中にカフェがあります。カフェの労働時間は早朝から昼過ぎまでです。
昼過ぎにお仕事が終わることが多いので、夕方から夜の時間は自由に使えるところも魅力的です。
オーストラリアでバリスタを目指す方は、日本でバリスタとして十分な経験とスキルがあればローカルカフェのバリスタの仕事をゲットするのに大変有利になります。
カフェで働いた経験がなくてもオーストラリアの学校でバリスタコースを開講している学校があるので、そのコースを受講すれば、オーストラリアのバリスタの資格を取得することができ、カフェで働く際に有利になります。
しかし、バリスタの経験がない方でもカフェではレジ打ちや接客などの業務もあるので、カフェで働くチャンスがあります。
バリスタとしてコーヒー豆を扱うようになれば平均時給23ドル以上を受け取ることができ、トップバリスタともなれば時給40ドル以上にもなります。
カフェで下働きとして働き始めたばかりの頃の時給は日本食レストランとほとんど同じです。オーストラリアでカフェの下働きから始めてバリスタとしてのキャリアを積んでいくためにはある程度の長い期間を必要とします。
ここでのローカルジョブの定義は仕事のやり取りを全て英語で行い、オーストラリアの法律を守った経営をしている仕事としています。ローカルジョブで働くためには、英語で面接の受け応えをして、合格をしなければなりません。また、過去に同じ職種の仕事経験があれば有利になります。
特に経験については、オーストラリアで働いた経験が重要視されます。ローカルジョブの仕事の種類は幅広くあります。 ローカルジョブを経験することで国際的なビジネス感覚を身につけることができます。
ローカルジョブと言ってもスタッフはオーストラリア人だけでなくオーストラリア人以外と働くこともあります。
比較的見つけやすいローカルのお仕事は、ローカルレストランやスーパーマケットやアパレルの店員などホスピタリティー系の仕事があります。
基本的に、働くための契約も英語の為、しっかりと契約やオファーの内容は確認することが大切です。日本では給料などの労働条件について聞きにくい文化ですが、オーストラリアでは自ら労働条件を確認することは当たり前になっています。自分から条件を出して働き方を決めることもできます。
日本食レストランやローカルのカフェ、レストランなどに比べてローカルのオフィスジョブは仕事をゲットするハードルは高いと言われています。
ローカルのオフィスジョブを狙う場合、ローカルのレストランなどで経験する接客スキルを面接でアピールしても業務が異なるため意味がありません。接客スキルの経験はあくまで接客を必要とする仕事でのみ応用が効き、他の仕事を狙うには、オフィスワークの経験やマーケティング、マネジメントなど、それぞれの職場での専門的なスキルと経験が必要となってきます。
オフィスジョブをゲットするための方法例
【経験者が語る】オーストラリアのローカル仕事の穴場はアパレル業界!!
実はハードルが低くなおかつ英語も伸びて良いことずくめの穴場的仕事があります。それは「アパレル」です!「ローカルのアパレルなんて絶対に英語ペラペラか運がよくないと無理でしょ!」と思った方、かつて私もそう思っていましたが、そんな私がZARAとUNIQLOで働けました。今回はきっかけから応募の仕方、実際働いた体験、感想まで徹底的に「ローカルアパレル」を解説していきます!
Uber Eatsとは様々な料理店から出前を取ることのできる料理配達サービスです。最近では日本の首都圏でも利用できるサービスにもなりましたが、顧客がUber Eatsのアプリから料理を注文すると、Uber Eatsに登録している人が店で料理を受け取り、顧客の指定した住所まで届けてくれます。オーストラリアではサービスが広く浸透しています。
Uber Eatsで働く方法は簡単で、以下のサイトからUber Eatsに応募します。Uber Eatsの仕事の登録には2~3週間ほどかかり、料理を運ぶバックを15ドルで購入して仕事を始めることになります。
Uber Eatsは店から配達先への移動を繰り返すため、自転車やスクーターやバイクなどの移動手段を選択できます。
給料は銀行振込によって支払われますが個人事業主の扱いとなります。給料は日や時間帯によって変動するため、稼げる時と稼げない時に差があります。働く日や時間帯を選べるため、副業に向いている仕事です。
ファームの仕事は一次産業のことを示します。移民を主な労働力としているオーストラリアでは、ワーキングホリデービザの滞在者が88日間ファームの仕事に従事することでセカンドビザを発行する仕組みを取っています。
セカンドビザ申請の際には年齢が30歳以下である必要があります。30歳でファームに行かれる方は、次の誕生日を迎える前にセカンドビザが申請できるようファームのスケジュールを確認する必要があります。実労が88日以上必要となりますので、毎日休み無しで仕事をしたとしても最低3ヶ月は必要となります。期間的にも余裕を持ってファームに行くことをオススメします。
ファームの種類は主に、農業、漁業、林業、工場の仕事です。
稼げるファームを探すためにインターネットで情報を集めるのも1つの手段ですが、実際にファームを経験した方から話を聞いて安全なファームを紹介してもらうことが最も有効な方法です。悪質なファームに当たってしまうと給料が低かったり、雇用主とトラブルになってしまうためファーム選びは大切です。
ファームの仕事は重労働のため怪我をしないように気をつけることが大切です。野菜の収穫で手が荒れたり、重い箱を持って腰を痛めたりなどのトラブルもよくあります。1日中外で肉体労働して過ごすことになるため、女性の方は最低限のお化粧で十分です。
ファームをするエリアは地方が多いため、周りには何もないことが多いです。仕事のあと、ファーム仲間でお酒を飲んだりバーベキューしたりするのがよくある仕事後の過ごし方です。
様々な国の人がファームに来ているため、仕事をしている間に他の国の友達ができます。もちろん仕事やファーム生活の会話の中心は英語となりますので、ファームに行く前に英語での日常会話に慣れおくことをオススメします。
オーストラリアの田舎にいる間はお金を使うような場所が少ないため、貯金をしっかりできる方が多いです。
オーストラリアでツアーガイドは日本人にとって一般的なお仕事の一つです。
観光客の方に向けて丁寧な言葉遣いでオーストラリアについて説明する能力が必要です。また、ホテルやレストランで予約の確認を取ったりするため、仕事で英語を使う機会もあります。
日本でツアーガイドの経験がなくても、オーストラリアで研修を受けてツアーガイドになることができます。一般的に研修から試験合格までの期間は個人によって異なりますが、2週間~1ヶ月程度かかるでしょう。研修期間中は多くの観光業界やオーストラリアに関する知識を覚える必要があります。
ツアー中に会社の契約している商品やお土産販売をすることで、特別手当のインセンティブがある職場もあります。
労働時間は市内散策であれば3時間程、遠くの観光地であれば6時間以上だったりと観光する場所によって変わります。空港送迎の仕事の際には朝早くから観光客を迎えに行ったり、夜の便で観光客を見送ったりするので早朝や深夜働く場合もあります。
ツアー参加者の方の安全を守る仕事のため、スケジュール管理ができて責任感の強い人に向いている仕事です。
オーストラリアの日系企業ではそれほどハイレベルな英語力が求められない職場が多く、オーストラリアで留学生やワーホリに最も一般的な飲食関係のお仕事ではなく、デスクワークや顧客の対応や営業といったお仕事に就くこともできます。
オーストラリア現地にオフィスを構える企業のため、書類審査の後にオーストラリアで面接となります。応募するにあたっては、日本の会社のオフィスジョブの経験が最低1年以上ある方が好ましいでしょう。
日系企業のため労働環境は日本と似ています。社員同士の間では日本語で仕事ができますが、電話や客先との取引で英語を使う機会があります。働き方はカジュアル、パートタイム、フルタイムと会社の募集しているポジションによって異なります。
働き始める際にオーストラリアに滞在できる期間が1年以上など、長期間滞在可能なビザであれば有利であったりします。また、日系企業ではインターンシップを募集していることも多く、インターンシップから正規採用に繋がったりすることも珍しくありません。
企業によってはビザスポンサーになってくれるところもあり、そのままビザを切り替えてオーストラリアで働き続けることもできます。
オーストラリアでは以下のような専門性の高いスキルを持っている人が特に有利です。
オーストラリアでの日本人内のコミュニティーにおいて、日本語の話せる専門的なスキルを持った人材が仕事で必要とされます。シェフや美容師は日本食レストランや美容室の求人が常にあります。
オーストラリアでは日本人WEBエンジニアの人数が少ないためとても重宝されます。しかし、サーバーなどのシステム開発業務となると1年以上の長期案件となるので、ワーキングホリデービザや学生ビザの方ですと少し難しくなります。数ヶ月単位で開発が行えるアプリ開発やホームページ作成の案件であれば、ネット上にも求人が上がっています。
日本で保育士の経験がある方はベビーシッターの仕事をすることができます。日本人の子供の面倒を見る以外にも英語でコミュニケーションが取れるのであれば外国人の家庭で仕事をすることができます。個人や家庭でベビーシッターをするために特別必要な資格はありません。案件によっては雇い主の家に住み込みで子供の面倒を見るオーペアという働き方も可能です。保育園や幼稚園で子供の世話をしたり、働くためにはオーストラリアでの資格が必要となります。
【オーストラリアで保育士を目指す】チャイルドケアコースとおすすめ学校の紹介
日本語教師、マッサージ師、介護士、看護師が働くためにはオーストラリアで専門学校に通ってそれぞれに必要な資格を取る必要があります。
資格を取得するためには半年から3年ほどの時間が必要となるため、学生ビザで学校に通わなければなりません。しかし一度資格を取得してしまえば、その後はオーストラリアで資格を活かした仕事に就くことができます。
オーストラリアは日本と比べて、時間に敏感になりながら仕事をする人は少ないです。仕事だけではなく、日常生活でも、時間をあまり気にすることなくのびのびと暮らしています。
そして、オーストラリアでは残業はほとんどありません。24時間営業するお店はコンビニくらいで、多くのお店は、午後の6時には閉まります。レストランも夜11くらいには閉まります。
オーストラリアの最低時給は法律によって変わっていきますが、2019年の時点で税金を差し引かれる前のパートタイムとフルタイムの仕事が19.49ドルです。カジュアルの仕事は雇用形態の不安定さから時給が24.36ドルです。
物価の高い国のため日本よりも最低時給が高いことが特徴です。
一部の職場では最低賃金以下の時給で雇う通称「キャッシュジョブ」というものも存在します。こちらはお給料を振込ではなく口頭約束などで、現金(キャッシュ)でもらう仕事(ジョブ)なので「キャッシュジョブ」と呼ばれています。
ほとんど英語の話せない方や経験やスキルが高くない方はこのキャッシュジョブで働いている人がいるのもオーストラリアの現状です。
オーストラリアでは日本のように総合職や一般職という括りで仕事をするのではなく、もっと細かいポジションごとに仕事の内容が別れています。
レストランを例にしてどのようなポジションの仕事があるか見ていきましょう。
フロアマネージャーは店の責任者です。日本の飲食業と同じように店の運営からスタッフのシフトまでマネジメントし、オーナーや本部の社員とミーティングをして、外部のローカル業者と英語でやり取りします。
シフェの仕事は日本のレストランと同じで料理を作ってお客様へ提供します。
ウェイターの仕事は日本と同じでお客様へ接客サービスを提供します。注文のやり取りやレジ打ちは英語で対応します。
キッチンハンドは厨房の作業を担当しています。メインの仕事は皿洗い、肉や野菜の仕込み、揚げ物をフライヤーであげる、簡単な料理の調理、キッチンの掃除などです。大量の皿を食洗機と手を使って洗うため体力の必要な仕事になります。
一部の日本食レストランは、他のキッチンハンドやウェイトレスが日本人であることが多いため、英語が不安な方でもキッチンの中で日本語だけを使って仕事ができたりします。
他の職場に関しても日本と比べて仕事の細分化がされており、専門的に働きスキルや経験を生かしていくのがオーストラリアの働き方と一般的に言われています。
ワーキングホリデービザや学生ビザで仕事をする場合、働く仕事の数に制限がないため副業をすることができます。スタッフの多い店で働く場合など、シフトに入れる日数が少なく暇な時間ができるため、空いている時間で副業をする日本人が多くいます。
副業をすることが一般的な国ですので、労働日数が少ないと感じるのであれば副業の仕事を新たに見つけるといいでしょう。1週間に1回か2回の仕事を3つや4つ掛け持ちすることで生活費を稼いでいる人もいます。
複数の仕事を持っていれば、1つの仕事を辞めた際でも他の仕事による収入源があるため、不測の事態に対するリスクの分散にもなります。
オーストラリアではインターンシップで就労経験を積むことが一般的です。
インターンシップやボランティの経験が面接で評価されることが多く、ローカルのオフィス仕事を狙っていくならばインターンシップに応募して経験を積むのも良いかもしれません。
また、海外の企業で働くことはオーストラリアや日本で就活をする際に強いメリットになります。オーストラリアのインターンシップで参加した企業にインターン終了後そのまま就職するといった展開もあり得ます。
インターンに関する情報は以下のページに詳細が載っているので興味がある方はご確認ください。
インターンシップによって無給や有給のものがあるため、申し込む前に確認しましょう。インターンシップに参加することはオーストラリアのローカルのオフィス仕事に就職するための有効な手段です。
学校に通う学生ビザの学生であっても、1週間に1回や2回のインターンシップであれば予定を調整してイインターンシップをしながら学校生活を送ることもできます。
ワーキングホリデービザや学生ビザはオーストラリアで働くことができますが、滞在時に注意しておくことが1点あります。それはビザの終了する期限です。ビザの期限が半年を切ってしまうと求人案内に掲載されている雇用条件を満たすことができず、一気に応募できる仕事が減ります。
生活を安定させるためにもビザの期限が半年を切る前に仕事を見つけることをオススメします。
オーストラリアで仕事を探すためには以下の書類と手続きが必要です。
日本と異なる点も多く、英語での準備が必要になる部分がありますので、しっかりと必要な情報を集めてから仕事探しに臨みましょう。
タックスファイルナンバーは個人の税金の支払い情報を紐づけるための番号です。日本で言うところの納税者番号やマイナンバーが近いかもしれません。
オーストラリアで働くためにはタックスファイルナンバーを登録する必要があります。ネットからオンラインで申請して、書類が登録した住所に後日届きます。 タックスリターンを申請する際にもタックスファイルナンバーを利用します。
ワーキングホリデービザや学生ビザでオーストラリに滞在する方でも口座を作ることができるので、オーストラリアに来たらまずは口座を開設しましょう。
口座振り込みの仕事をする場合、銀行の口座が必要となります。仕事によっては直接手渡しで給料を支払う店もあります。そして給料を受け取った後はしっかりと金額が合っているか確認しましょう。
オーストラリアの銀行カードにはDebit機能が付いています。銀行カード1枚で買い物ができるため生活が便利になります。
スーパーアニュエーションは日本で言うところの年金です。パートタイムやフルタイムで仕事をする際にスーパーアニュエーション用の銀行口座を開設するように会社から指示されることがあります。
その方法は会社によって異なるため、スーパーアニュエーション用の口座を開設することになった際に会社へ確認してください。
カジュアルの仕事で働く際、スーパーアニュエーションは必要ありません。
レジュメは日本で言うところの履歴書になります。日本と違いオーストラリアには決まったレジュメのフォーマットはありません。なので、レジュメを一から自分で作成するもしくは、エージェントなどにサンプルのフォーマットなどをもらい、それを参考にしてオリジナルなものを作成します。
ローカルジョブの仕事に就くためには英語のレジュメが必須になります。日本食レストランや日系企業で働く場合、特別な指示がない限りは日本語の履歴書を送付すれば大丈夫です。
ローカルジョブではレジュメを送付した後、書類審査に通れば採用担当者からメールや電話で連絡があります。ここでレジュメで気になった点や面接の日程について採用担当者からいくつか質問されます。
相手は面接の前に英語でコミュニケーションが取れる相手か電話の会話で判断することもあり、英語で受け答えができないと面接に呼ばれることなく「マネージャーと相談してからまた連絡するよ」と英語で告げられて電話を切られたりします。
面接に呼ばれるためにも英語を使った電話の会話表現を覚えておくといいかもしれません。
カバーレターは、自分の経歴を簡単に記述した英語の紹介文のことです。レジュメをメールで送付する際にカバーレターを一緒に添付します。
レジュメと同じく決められたフォーマットはありませんので、自分で一から作ることになります。レジュメを紙に印刷して直接配る場合、カバーレターの内容を英語で説明できるのであれば無理に作成してレジュメと一緒に配る必要はありません。
日本食レストランや日系企業の場合、カバーレターは必須ではないところが多いです。
>>関連記事 Cover Letter (カバーレター)について詳しくはこちら
レフリーとは企業にエントリーした際に自身の過去のキャリアを証明し、企業へあなたを推薦する保証人のことです。レジュメにはレフリーの連絡先と名前と仕事情報を記入し、面接担当がレフリーに連絡し、あなたのキャリアに問題がないか確認することがあります。
レフリー制度は日本の就活にはないものですが、オーストラリアでは一般的なものです。あなたの過去の仕事のキャリアを知っている人がレフリーとなるため、家族やただの友達をレフリーにすることはできません。
レフリーには仕事の上司にお願いするのがベストです。仕事を辞めた場合でも元の職場の上司で構いません。
学校に通っている方の場合、英語力を証明するために学校の先生にレフリーをお願いすることができます。レフリーの人数は2人いれば充分でしょう。3人いるのであればなおよしです。
日本食レストランや日系企業の求人に応募する場合、日本と同じスタイルの面接となることが多いので、特別な指示がない限りはレフリーを必要としません。
レフリーは主にローカルジョブやファームに応募する場合に必要になります。
オーストラリアではお酒を取り扱う店で働くために資格が必要となります。その資格の名前がRSAです。資格を持たずにお酒を取り扱うレストランやバーで働くことは違法になるため、店によってはRSAの所持が求人応募の条件の1つとなっています。
資格を取るためにペーパーテストの試験に合格する必要があり、費用は100ドル強程度です。受験料は申し込む場所によって異なるので申し込み前にご確認ください。
試験は1日で終わります。会場での受験の場合、事前に講師の先生がお酒に関する法律を教室でレクチャーした後、ペーパーテストを受けることになります。オンラインでテストを受けることも可能ですが、その場合は先生による講義を受けずにテストだけ受けることになります。
また、RSAは取得した州の中でのみ資格として有効なので、州をまたいで引っ越しをした際には改めて引っ越し先の州でRSAを撮り直す必要があります。
仕事探しに必要な書類ができたのならば、次は仕事を探していきましょう。日本のようにマイナビなどの求人サイトに登録してエージェントから仕事の紹介を受けるのではなく、自分で仕事を探して面接を受ける流れになります。
リクルートエージェントがわざわざ仕事を紹介するタイプのサービスはオーストラリアでは一般的ではありません。オーストラリアでは基本的にクラシファイドと呼ばれる掲示板型の求人を閲覧し、自分で仕事を探します。
求人に応募してから連絡が来るまで時間がかかるので、仕事が見つかるまでの間は次々求人に応募して無駄な時間をなくしようにしましょう。オーストラリアの仕事探しは質よりも量が重要です。
オーストラリアで仕事を探すためには、上記の求人サイトを確認して応募するか直接お店にレジュメを持っていくのが一般的です。
日豪プレス、JAMS.TV、チアーズは日本の企業が運営するサイトで、日本食レストランや日系企業など日本人向けの求人が多く掲載されています。
Gumtreeはオーストラリアで一般的に利用される求人サイトのため、掲載されている求人はローカルジョブとなります。
求人サイトで仕事を探して良い仕事が見つからないのであれば、直接紙のレジュメを店に持って行き自分を売り込むのも一つの方法です。
レジュメ配りは数が勝負ですので最低でも30枚以上は配りましょう。レジュメを渡す際は店のマネージャーに渡すようにしてください。町中にある店では常にレジュメの持ち込みがあるため、スタッフに渡してもそのまま放置されてマネージャーにレジュメが届くか分かりません。
レジュメを渡した後、マネージャーから面接案内の連絡がいつ来るかは分かりませんので、店の連絡先を覚えておいた方がいいです。書類審査に落ち際は連絡が来ないことが多いので、1週間待っても連絡が来ない時は諦めましょう。
また、チャイナタウンなど特定の人種が多く住んでいる地域で仕事を探す場合、店のスタッフに「中国語をしゃべれますか(Can you speak Chinese?)」と質問されて、中国語を話せなければレジュメの受け取りを拒否されることもあるため、仕事を探す際には地域や店の特徴を予め考慮する必要があります。
闇雲にレジュメを配っても成果は出ないので、最初に働きたい職種や地域を絞ることが大切です。どうしても働きたい店を見つけた時、ネットで求人を確認して募集が出てないのであれば直接レジュメを持っていくことも有効です。
しかし、その際は店に現在スタッフを募集しているか確認してからレジュメを渡すことをオススメします。
レジュメを直接渡す店を決め打ちする場合、何度も同じ店に通い変わったメニューを注文してスタッフに顔を覚えてもらうのも効果的です。
日本ではあまりないですが、オーストラリアでは友達や知人から仕事を紹介してもらい働くことが一般的です。この場合、仕事を紹介してもらう人にレフリーとして推薦してもらえ、レジュメを出してから面接の流れまでをパスすることができるメリットがあります。
コネによる就職が求人サイトやレジュメを配るよりも早くて確実だと思います。コネはオーストラリアにおいて強力なツールですので、最大限有効活用したほうがいいです。
コネによる仕事の紹介は相手先がすぐに人を必要としていることが多いため、ローカルジョブやローカルのインターンなど思わぬ仕事の案件が見つかることもあり得ます。
オーストラリに来たばかりの頃は知り合いが一人もいないと思います。ですので、まずミートアップ(MeetUp)やフェイスブックなどのアプリに登録し、積極的にイベントに参加して交流の輪を広げていくのが良いかもしれません。
多国籍の交流会や日本人同士のコミュニティーの交流会、自分が狙っている職種関係の交流会に参加することがオススメです。交流会は英語での会話がメインとなるため、スピーキングを上達させる良い練習にもなります。
通っている学校の友達や先生に仕事の紹介をしてもらうのも有効です。
オーストラリアにワーホリや学生で来る方のほとんどがチャレンジするであろう「現今回はオーストラリア現地で仕事探しの経験もして、実際に色々な仕事もした経験を踏まえて、仕事を見つけるステップと実際の面接でよく聞かれる点をまとめました。
オーストラリアで仕事を見つけるために必要なことは大きく分けて4つです。この4点のポイントを事前に抑えておけば仕事は必ず見つかります。
オーストラリアの日本食レストランなど、日本人が働いている環境ではそれほど高い英語力を求められない職場もあります。しかし、ローカルジョブで働くためには英語が喋れることがほぼ必須です。ローカルジョブのレストランなど接客業で働くのであれば、学力の目安として語学学校のジェネラル・イングリッシュクラスのインタミディエイト(Intermediate)相当のスピーキングスキルが必要です。
また英語を使った電話の受け答えと面接の際に面接官とコミュニケーションが取れる必要があります。自身の英語力が不足していると感じているのであれば、語学学校に通って英語の勉強をすることがオススメです。
もしもオーストラリアに滞在して学生ビザで2年間学校に通うのであれば、最初の1年目は語学学校に通って英語の学力を上げ、2年目から専門学校に通い資格を取得するのがオススメです。
専門学校では専門的なスキルを英語で学習し、資格を取ることができるのでオーストラリアでの就職が有利になります。コースによっては半年から1年で資格を取れるものがあるため、3年目からオーストラリアで仕事を探す際に有利になります。
英語のスピーキングスキルが足りていない場合、最初は日本食レストランでウェイターとして働き接客英語を覚えていくのがいいかもしれません。
オーストラリアには、私立専門学校やTAFEと呼ばれる公立の職業訓練校があります。これらの専門学校では専門分野の教育やスキル、職業訓練(VET: Vocational Education and Trainingと呼ばれる)が提供されていて、ビジネスやホスピタリティ、ツーリズム、ビューティーなどの幅広い専門分野に関するコースが開講されています。
オーストリアに来て英語力を上げたとしても、それだけでローカルジョブが見つかるとは限りません。オーストラリアでどんな仕事をしてきたのかを面接官は重視します。日本で経験した仕事でも構いませんが、オーストラリアで経験した仕事の方が優先度が高いです。
応募した仕事に対し、過去に自分が 経験したことを英語のレジュメや面接の際にアピールしましょう。そのためオーストラリアではインターンシップやボランティアで自分の狙っている仕事の経験を積むことが一般的です。
初めてオーストラリアに来たばかりの頃は経験が全くないので、まずはインターンシップやボランティアなどで英語環境で働いたという経験を積むことも必要です。1日のみのカジュアルの仕事であっても大きなイベントのスタッフとして働いた経験は有効です。
逆に言えば、一度オーストラリアで英語を使った仕事をしてしまえば、次回以降の転職でその経験がアピールできるため仕事探しが楽になります。
そのためオーストラリアでは転職が一般的です。終身雇用制度なる文化はありません。移民もオーストラリア人もいい仕事に就くために転職を繰り返します。最初に働いた店で働き続けるより転職をした方が簡単に時給が上がったりします。
オーストラリアに留学してずっと日本食レストランで働いてばかりで英語環境の就労経験が積めなかったというオチにならないよう、英語を使った環境で働く仕事にも是非チャレンジしてみてください。
計画という言葉で書きましたが、要するに留学中に自分の目標とする仕事に就くためのプランを立てましょう。
1年という期間はあっと言う間に過ぎてしまうため、期間内にオーストラリアでどのようなことにチャレンジしてみたいかや、どんな職種にチャレンジしたいかを予め考えておくことがとても重要です。
ただ漠然と日本食レストランで働いてお金を稼いでいるだけでは、英語環境での仕事に就くことはできません。
語学学校のレベルは大きく分けてエレメンタリー(初級)、インターミディエイト(中級)、アドバンス(上級)のコースがあります。インターミディエイトのレベルぐらいからやっとローカルジョブにチャレンジできるくらいの英語力の目安と言われています。エレメンタリーのクラスから始めてインターミディエイトのクラスに入学するまでにはほとんどの方で最低約3ヶ月程かかります。ローカルジョブのオフィスワークを考えた場合、エレメンタリーのクラスからアドバンスのクラスまで目指すのであれば1年を超える語学学校の期間が必要となります。
現在の英語力から目指したい英語力までの学校の期間は人によっても大きく異なります。
1年間の滞在期間中にローカルジョブの就職を目指す場合、オーストラリアに到着して最初の1ヶ月は家探しや新しい環境に慣れるために時間を使うことになるかもしれません。また、オーストラリアに来て初めての仕事探しのため、いざ英語のレジュメを作成しようと思うと慣れていない作業で時間がかかるため、並行して求人情報をチェックしていくことをオススメします。エレメンタリークラスからインターミディエイトクラスに上がるまでの間に日本食レストランのウェイターなどで英語による接客経験を積み、ローカルジョブを探して行くプランも一般的です。
ローカルジョブがすぐに見つかり働く場合もありますが、一方で、なかなか仕事が見つからず働くまでには2ヶ月以上の時間が必要になるかもしれません。仕事が見つかるスピードは人それぞれですので、不測の事態に備えて余裕を持った計画を立てることをオススメします。
オーストラリアに滞在できるビザの期間が半年を切ると、お店によっては労働期間が短いことを理由に採用を断ります。そのため最初の半年で日本食レストレンなどで英語の接客経験を積み、滞在期間が半年を切るまでにローカルジョブの仕事を見つけるようにしておいた方がいいかもしれません。
最後に伝えたいこと…それは諦めない心が大事です。
オーストラリアで仕事を探し始めると、高校や大学を卒業にした後に経験した就活よりも採用試験に落ち続ける事態が起こりえるかもしれません。そんな時でも腐った心にならないで、レジュメを店に送り続ける鋼のメンタルが大事です。仕事を見つけるためにはとにかく応募する店の量を稼ぐことが重要です。
たとえ今は仕事が見つからなくても諦めずに挑戦し続ければ、いずれ自分に合った仕事は見つかります。
ローカルジョブで仕事をした時に文化の違いから壁にぶつかることがあると思います。そんな時は当たって砕けろの精神で多国籍なスタッフ達と仕事をしていき、互いの意見をぶつけ合うことで自分の道を切り開いていきましょう。最初は慣れない異国の地で戸惑うことが多いかと思いますが、時間が経つにつれて新しい生活にも慣れていきます。
新天地で心機一転、サバイバル精神を発揮してオーストラリア生活を楽しんでみてください。1年間の留学が終わる際には日本では手にすることのできない経験を手に入れ、精神的に一回り大きく成長することができるでしょう。
【プロ留学カウンセラーMOROについて】
▶留学カウンセラー資格
・内閣府認証 NPO留学協会 海外留学アドバイザー認定資格保有【RCA:170018】
・オーストラリア政府公認 留学カウンセラーPIER認定資格保有【QEAC:O451】▶プロフィール
Morrow World Inc. の創業者
26歳での留学をきっかけに英語を学び、海外で異なる文化や価値観に触れ生活することの楽しさを知る。
その後、海外の仕事経験を生かし留学事業で起業。年間の9割以上をシドニーやセブ島を拠点に海外で生活。
世界中の教育機関を視察し、自身の経験も踏まえて「失敗しない学校選び」並びに「成功する留学プラン」を提案し留学生を全力サポート中。
いかがでしたでしょうか?
最後まで読み終わったあなたはオーストラリアの仕事探しについてとても詳しくなっているはずです。充実した留学/ワーホリにするためには仕事はとても重要で、仕事を通じていろんな経験や英語レベルのアップもできること思います。
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