鈴木詩織 留学体験談
鈴木詩織 20代 女性
- 滞在先
- シドニー
- 留学タイプ
- 語学留学
- 留学期間
- 7ヶ月
留学スケジュール
留学へ行こうと思ったきっかけを教えてください。
昔から海外で生活がしてみたいという想いを持っていました。それもあり、大学は外国語大学に進学したんです。
また、海外で暮らしてみたいと思ったきっかけは、私の夢ともつながっています。私は、将来ラジオDJになるのが夢です。ラジオDJとして活躍している方の中には、海外経験を持つ方も多く、海外のおすすめの曲や食べ物のお話をよくしてくださいます。私自身、ラジオDJとして国内で発信するにあたり、日本では体験できないような海外生活の話ができたらよいなと思ったのも留学を志した一つの理由です。
留学エージェントとしてタビケンを選んだ理由を教えてください。
留学先を選択する1つの条件として、在籍している大学での単位交換が可能な留学先を選ぶことを挙げていました。私の学部では、留学先で取得した単位を日本の大学の単位として変換できる仕組みがあり、休学せずに長期の留学が可能でした。ただ、単位交換ができる留学先はある程度決まっていました。タビケン留学は、そうした私の条件も加味しながら、魅力的な留学先を提案してくださいました。
留学を検討してから帰国するまでの流れを教えてください。
出国の半年前の8月くらいから留学準備をし、大学2年次の2月1日に出国しました。
オーストラリアに入国後、1週間ほどは、買い物をする時に使うカードを用意したり、学校のオリエンテーションに参加したりと、現地での生活の基盤を整える期間を設けましたね。
渡航から1週間ほどで、学校生活がスタート。私が通っていた学校では、クラスごとに授業の開始時間が異なり、私のクラスは、お昼からの授業でした。
それから3ヶ月後に、ラーメン屋さんの仕込みのアルバイトを始めたんです。午前中は、週5日間、毎朝ラーメンの仕込みをして、月に10万円ほど稼いでいました。アルバイトは、複数応募していたので、探し始めて1週間ほどで決まりました。
留学中の平日の1日のスケジュールを教えてください。
08:00AM:起床
09:00AM:ラーメン屋さんで仕込みのアルバイト
12:00PM:アルバイト先でまかないランチ
13:00PM:授業
18:00PM :帰宅
19:00PM :夕食、ホストファミリーと団欒
21:00PM :学校の課題
23:00PM :就寝
基本的に平日の午前中は、バイトをし、午後は授業というスケジュールでした。帰宅後は、ずっとホストファミリーと過ごしていましたね。当初は、渡航から2ヶ月間だけお世話になる予定だったホストファミリーでしたが、本当によい方たちだったので、交渉して、そのまま契約してもらい、結局帰国までお世話になりました。
学校から帰宅後は、ホストマザーと一緒に、洗濯物や買い物、料理などをすることが多かったですね。ホストブラザーも2人いて、みんなで一緒にご飯を食べたり、テレビをみたり、学校の宿題をしたりといった感じで過ごしていました。
当時、ホストファミリーみんなで、現地の料理対決番組にハマっていて、勝者が誰か推測しあったり、番組で紹介されているレシピを翌日作ってみたりとすごく充実した時間が過ごせましたね。
最高のホストファミリーと出会えたのも、タビケン留学のおかげだと思っています。友人の中には、ホストファミリーとほとんどコミュニケーションをとらなかったという話も聞いていたので、しっかりとしたホストを紹介していただけてよかったです。
通っていた大学やコースについて教えてください。
私は西シドニー大学に行っていました。コースは、英語圏の大学などに進学するための英語スキルを身につけるEAPコースです。基本的には、IELTSをベースとした勉強をしていました。
西シドニー大学は、さまざまなアクティビティーが用意されていて、生徒同士がコミュニケーションを取る機会が多くあるという点に惹かれて選択しました。また、日本人留学生の比率が少ないという点も重視して学校を選びました。
タビケン留学では、そうした条件をもとに、シドニー以外のエリアも含めた複数の留学先を提案してもらいました。ご説明いただく際は、実際の現地の様子を見せていただきながら、それぞれの特徴を説明していただけたので、想像もしやすく、ベストな選択ができたと思っています。
初めての授業は、どんな印象でした?
日本の大学でも英語で受ける授業があったため、正直、難易度の面ではそこまで変わりませんでした。ただ、受講する生徒側の姿勢は、日本の大学と大きく異なると感じましたね。
日本の大学の授業は、教授の言葉をノートにとるのが中心で、質問は質疑応答の時間にするというスタイルです。西オーストラリア大学のEAPコースの授業では、積極的に、どんどんと質問して、自分から学ぼうとする姿勢をもった生徒が多くいました。初日の授業から、そうした姿に感銘を受けましたね。
私が留学中に仲の良かったイラン人の友人が、まさに積極的な姿勢で授業を受けるタイプだったので、気がついたら私も一緒になってグイグイ質問するようになっていましたね(笑)
他の日本人留学生に「日本人ですか?」と聞かれたことも何度かありました(笑)
英語力の伸びは、どういった時に実感しましたか?
私のコースでは、レベルチェックテストが頻繁にあり、数値として英語力の伸びを実感できるタイミングがありました。レベルチェックで合格しないと、次のクラスに進めないという仕組みです。
私は、IELTS4.5相当レベルのEAP2のクラスからスタートしました。ちなみに、EAP5までいくと、大学の進学ができるレベルといった感じです。テストのスコアが伸びて、EAP2からEAP4にあがれたときに、成長を実感しましたね。
西シドニー大学を選んでよかったと感じたのは、どんな点ですか。
普段クラスが異なる生徒同士も交流できるよう、バーベキューパーティーやイベント参加などのアクティビティが用意されていたことですね。
中でも、イースターのイベントは印象的でした。学校に移動遊園地がきて、仲の良かったカンボジア人やタイ人の友人と楽しい時間を過ごしたことを今でも覚えています。
普段の授業だけだと、どうしても交流できる人が限定的になってしまいます。そうしたアクティビティを通してお友達が増えたこともあったので、交流の機会が多く用意されていた点はよかったですね。
現地で一番大変だったことを教えてください。
タックスファイルナンバーの取得に苦戦しました。日本で言うマイナンバーカードのようなものをオーストラリアで働く際に作らなくてはいけません。通常であれば、オンラインの申請で1週間以内にできるはずなんですが、私の場合、申請から1ヶ月くらいしても連絡がこなくて…。
最初は、税務署とテキストベースでやりとりをしていましたが、電話での問い合わせを求められたんです。渡航から1ヶ月ほどの英語力で、ネイティブ相手に電話するのは、かなり緊張しましたが、ホストファミリーに助けてもらいながら、なんとか解決できました。
留学をして成長した点や変わった点があれば教えてください。
私は、留学を通して、メンタル面で成長できたと感じます。
例えば、現地の学校の先生がよく言っていた「who cares(誰も気にしてないから、好きにやっちゃえ)」という考え方は、今でも自分の中で大切にしています。
日本で生活していると、どうしても周りの目を気にしたり、周囲からの評価が気になったりしてしまいます。でも、先生が言っているように、正直誰も気にしてないよなと感じられるようになったんです。それからは、自分らしく、好きなように行動できるようになりました。
今後、さまざまな大変なことがあると思いますが、自分らしく頑張って乗り越えていこうという勇気をもらえましたね。
タビケン留学を利用してみて、よかったと感じたサービスやサポートには何がありましたか。
大学生活で忙しく過ごす日々の中、ビザの取得など、渡航前の準備を丁寧にサポートいただけたのはとても助かりました。
自分一人で準備するとなると不安なことも多くありましたが、そうした留学に関わる細かい準備の部分で「いつ頃までにこの準備をしてくださいね」などとスケジュール管理も含めてサポートしていただけたのがよかったです。
最後に、留学を検討している方にメッセージをお願いします。
いつか行きたいと思っているのであれば、早く行ってみることをおすすめします!
また、留学に行った際は、なるべく日本以外の国籍の方とたくさんお話をするとよいです。さまざまなバックグラウンドを持つ人と話して、いろんな文化に触れられると、帰国後の興味の幅や、視野の広がりが大きく変わってくると思います。
海外に住んでみないと体験できないことはたくさんあるので、迷っている方には、「とりあえず行ってみよう!」と伝えたいですね。