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IELTS7.0はどのくらいのレベル?採点基準とCEFRの目安を解説

進学や仕事の条件としてIELTS7.0という目標スコアを示されたものの、自分の現在の英語力からどれくらい離れているのか見当がつかないという方も多いのではないでしょうか。

IELTSの7.0は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングという4技能のバンドスコアの平均が6.75以上になったときに付与されます。4技能すべてで完璧な成績を収める必要はなく、1つの技能が低くても他の技能で補えば届く計算です。

この記事では、採点基準やCEFRとの関係から、現在の英語力と7.0との距離を測るためのポイントを解説します。

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IELTS7.0はバンドスコアの上位帯にあたる

IELTS 7.0がバンドスコア全体のなかでどこに位置し、具体的にどの水準の英語力を指すのかを見ていきましょう。

スコアの全体像をつかむには、「スコアの刻み方」「IELTS公式による評価区分」「国際的な言語指標であるCEFR」という3つの物差しを用いると分かりやすくなります。

  • 7.0より上のスコアは4段階しかない
  • IELTS公式の区分ではGoodにあたる
  • CEFRではC1の下限に位置づけられる

7.0より上のスコアは4段階しかない

IELTSのバンドスコアは最低の0から最高の9までの段階で評価され、スコアは整数および0.5刻みで報告されます。そのため、7.0より上に設定されているスコアは、7.5、8.0、8.5、9.0のわずか4段階しかありません。

上限である9.0から見ても4段階下にあるだけであり、この事実からも7.0がスコア全体のなかで上位帯に位置していることが分かります。残されているスコアの段階が少ない分、ここからさらにスコアを伸ばすには確かな英語力が必要です。

IELTS公式の区分ではGoodにあたる

IELTS公式はバンドスコアごとに英語力の区分を設けており、バンド7の水準は「Good」と表現されています。このバンド7は、複雑な言語をおおむね扱うことができ、込み入った論理であっても内容を理解できる水準です。

ただし、特定の場面においては不正確さや誤解が生じる余地が残るレベルとも定義されています。

前後のスコアを見てみると、一つ下のバンド6は「Competent(十分な・有能な)」、一つ上のバンド8は「Very good」となっており、それぞれの区分の名前からも水準の段差がはっきりと読み取れるでしょう。

CEFRではC1の下限に位置づけられる

CEFRは、語学の熟達度をA1からC2までの6段階で評価する国際的な指標です。文部科学省が公表している対照表において、上から2番目の「C1」にあたるIELTSのスコアは7.0〜8.0とされており、7.0はその下限に位置づけられています。

C1は、高度で長い文章の含意までしっかりと把握し、学問上や職業上の目的で言葉を柔軟に使いこなせる段階です。

なお、IELTS公式はスコアとCEFRが必ずしも一対一で対応するものではないと説明しつつも、出願者の英語力がC1であることを確実に求めたい機関に対しては、「6.5ではなく7.0を要件に設定するよう勧めている」という事実もあります。

関連記事:IELTS6.5はどのくらいのレベル?出願できる進学先と7.0までの差

IELTS7.0の総合スコアが決まる仕組み

Overallは、4技能それぞれのバンドスコアの平均を出し、最も近い0.5の単位に丸めた値です。

平均値の端数がどのように丸められるかは規則が決まっています。

  • 平均値が.25で終わった場合は次の0.5へと切り上げる
  • 平均値が.75で終わった場合は次の整数へと切り上げる
  • 平均が6.25だった場合はOverall6.5になる
  • 平均が6.125だった場合はOverall6.0になる
  • 平均が3.875だった場合はOverall4.0になる

この規則に当てはめると、4技能の平均が6.75以上7.25未満になったときにOverallは7.0となります

平均6.75は切り上げによって7.0となり、平均7.25は切り上げによって7.5になるため、Overall 7.0が付与されるのは計算結果がこの範囲に収まったときに限られます。

関連記事:IELTSのスコアの仕組みとは?4技能の採点方法と有効期限を解説

IELTS7.0になる技能別スコアの組み合わせ

平均が6.75以上であれば、技能ごとのスコアに凹凸があっても最終的に7.0が付きます

リーディング リスニング ライティング スピーキング 平均 Overall
7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0
7.5 7.5 6.0 7.0 7.0 7.0
8.0 7.5 6.5 6.5 7.125 7.0
7.0 7.0 6.5 6.5 6.75 7.0
6.0 7.0 7.0 7.0 6.75 7.0

すべての技能を均等に引き上げるよりも、自分の弱い技能を一つ引き上げるほうが目標到達への近道になる場合があります。もし手元にすでに4技能のスコアがあるなら、この表に自分の結果を当てはめ、平均6.75まであとどれくらいの差があるのかを計算してみてください。

関連記事:IELTSとTOEICのスコア換算表|違いとどちらを受けるべきかを解説

4技能それぞれでIELTS7.0が付く基準

各技能の採点方式には、「読む・聞く技能は正答数で決まる」「書く・話す技能は採点者の評価基準で決まる」という違いがあります。

  • リーディング|40問中30問前後が目安
  • リスニング|こちらも30問前後で届く
  • ライティング|論拠の組み立てで差が出る
  • スピーキング|掘り下げた意見が要る

ここでは各技能で求められる水準を順番に確認していきます。

リーディング|40問中30問前後が目安

リーディングセクションは全40問が出題され、1問1点として計算されます。アカデミックモジュールにおいてバンド7に到達する正答数の目安は30問です。ちなみに前後のバンドスコアを見てみると、バンド6の目安は23問、バンド8の目安は35問となっています。

ジェネラルトレーニングモジュールのリーディングでは、同じバンド7に到達するためにより多くの正答が必要です。なお、これらの数値はIELTS公式が「平均的な正答数」として示しているものであり、実際に受験する試験版の難易度などによって必要な正答数は多少変動します。

リスニング|こちらも30問前後で届く

リスニングセクションもリーディングと同様に全40問が出題され、1問1点で計算されます。ここでバンド7に到達するための正答数の目安は30問となっており、リーディングのアカデミックモジュールと同じ水準です。

リスニングについては、アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールで問題が共通しています。そのため、どちらのモジュールを受験する場合であっても、リスニングのスコアを算出するための基準に違いはありません。

ライティング|論拠の組み立てで差が出る

ライティングセクションは、あらかじめ定められた評価基準に沿って採点者がスコアを決定します。バンド7の獲得に必要なのは、論拠を組み立てて提示し、根拠を添えたうえで、批判的思考を支えられるだけの言語運用能力です。

一つ下のバンド6が「関連する考えをおおむね筋道立てて並べられる」水準であるのに対し、バンド7は「より明確な考えを、制御と正確さをもって表せる」水準とされています。

関連記事:IELTSライティング対策|採点基準とTask別の書き方・添削の受け方を解説

スピーキング|掘り下げた意見が要る

スピーキングセクションは、試験官との対面形式で行われ、その場で評価が下されます。バンド7の獲得に要るのは、込み入った内容の意見を述べ、話の中断や追加の質問にも柔軟に対応し、より幅広い語彙を使いこなせることです。

バンド6が「意見を述べられる」水準にとどまるのに対し、バンド7は「論を展開できる」水準へと引き上げられています。

関連記事:IELTSスピーキングの試験内容と採点基準|パート別の例題と答え方

アカデミックとジェネラルで7.0の意味は変わるか

受験するモジュールによって、7.0の重みや必要な正答数は変わるのでしょうか。

IELTSには、進学や専門職向けの「アカデミック」と、移住や一般的な就学向けの「ジェネラル・トレーニング」の2種類があります。

この2つはリスニングとスピーキングが共通ですが、リーディングとライティングは出題内容が異なります。とくにリーディングでバンド7を獲得する目安は、アカデミックが30問であるのに対し、ジェネラルは35問です。

つまり、同じスコアを取得するには、ジェネラルのほうがより多くの正解が必要になります。

ただし、ライティングとスピーキングの採点基準は両モジュールで共通しています。必要な正答数に違いはあっても、スコアが示す英語力そのものの意味は同じであり、7.0という水準の価値がモジュールによって変わることはありません。

IELTS7.0は日本人の平均より1.2上にある

日本人受験者の実績データを見ると、平均スコアは5.8となっており、目標となる7.0とは1.2の差が開いています。

  • 日本人受験者の平均は5.8にとどまる
  • 話す・書くの2技能が平均を押し下げている
  • 7.0以上の割合は公式に公表されていない

このスコア差の背景や技能別の傾向について、詳しく解説します。

日本人受験者の平均は5.8にとどまる

IELTS公式が発表した2024-2025年のデータによると、日本人受験者のアカデミック・モジュールにおけるOverall平均スコアは5.8です。目標の7.0とは1.2の開きがあります。

Overallスコアは4技能の平均値で決まるため、この1.2の差を埋めて7.0に到達するには、得意な1つの技能を少し伸ばすだけでは足りません。複数の技能を全体的に引き上げる必要があります

関連記事:IELTS5.5のレベルとは?出願できる留学先と6.0までに足りない力を解説

話す・書くの2技能が平均を押し下げている

同じデータから技能別の平均スコアを見ると、リスニングが5.99、リーディングが5.93に対し、ライティングは5.65、スピーキングは5.47という結果になっています。

このように、日本人は「書く・話す」の2技能が下位に沈む傾向にあります。Overall 7.0(4技能の平均6.75)を目指すうえでは、この2技能が大きな壁になりやすいと言えます。

7.0以上の割合は公式に公表されていない

IELTSの統計データでは、国籍や母語、性別ごとの平均スコアは公開されていますが、「何割の人が7.0以上を取っているか」というスコア帯ごとの到達率は公表されていません

また、国籍別データ(40の国と地域)はアルファベット順で掲載されており、順位付けはされていません。そのため、自分の実力を客観的に測るには、国籍別の平均スコアをひとつの目安として活用することになります。

関連記事:IELTS7.5のレベルは?到達の難しさと単語帳の選び方を解説

IELTS7.0が求められる進学先と専門職

7.0が高い水準であることは分かりましたが、実際にどのような進学先や専門職で提出が求められるのでしょうか。

場面 求められるスコア
大学入学 平均6.6
専門職の資格登録 平均7.0(法律7.2、看護6.7)
オーストラリアのビザ 4技能とも7.0

IELTS公式の目安によると、7.0は「語学負荷が低い課程で受け入れ可能」「負荷が高い課程でもおおむね受け入れ可能」とされる水準です。

表を見るとわかる通り、7.0は大学入学に必要な最低スコアの平均(6.6)を上回り、専門職の登録に必要な平均スコア(7.0)に並ぶ実力だと言えます。

関連記事:留学に必要なIELTSスコアは?国・進学先別の目安と取得時期を解説

IELTS7.0を目指す留学はタビケン留学へ

現在のスコアと目標である7.0との差が明確になれば、今後の学習でどこに時間を割くべきかを決めやすくなります。スコアの差を埋める手段の1つが、IELTS対策コースのある語学学校へ留学し、集中して取り組む方法です。

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まとめ:IELTS7.0は4技能の平均6.75以上を狙う

IELTS7.0より上のスコアは4段階しかありません。文部科学省の対照表では、7.0はC1の下限にあたります。Overallスコアは4技能の平均で決まり、平均が6.75以上であれば7.0になります。

4技能がそろっていなくても平均で届くため、弱い技能を1つ上げるだけで7.0に達することもあります。次にすることは、手元の4技能のスコアから平均を出し、6.75との差を確かめることです。スコアがなければ、一度受験して現在地を測るのがよいでしょう。

現在地からの計画づくりは、ぜひ無料のオンラインカウンセリングでご相談ください。

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参考文献

この記事を監修した人

諸澤 良幸

諸澤 良幸

株式会社Morrow World 代表取締役社長

日本内閣府認定 NPO留学協会 RCA海外留学アドバイザー
オーストラリア政府認定PIER QEAC留学コンサルタント資格保有
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 加盟

4年制大学法学部を卒業後大手レジャー企業に就職。複数の新規店舗立ち上げや人事業に従事した後、退社し26歳で単身海外留学。海外での英語学習と海外現地企業での管理職経験を経て2015年に株式会社Morrow Worldを設立し留学エージェントサービスを提供開始。2024年時点で9年以上留学エージェントを運営しており、「サポート無料留学エージェント」や「2カ国留学」の先駆けとして留学サポートを提供。
2020年6月にはオンラインに特化した英語コーチングサービスENGLEADを開始、2023年からは学研教室オーストラリアのFC本部の運営会社の代表取締役にも就任。
現在世界8カ国、約100名のスタッフと共に、世界で羽ばたく子どもから大人に向けて幅広く教育関連サービスを提供している。

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