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IELTS7.5のレベルは?到達の難しさと単語帳の選び方を解説

IELTS7.5という目標を立てたものの、それが実際どのくらいのレベルなのかイメージしづらいという方は少なくありません。IELTSの総合スコア(Overall)は、4技能の平均値が7.25以上7.75未満のときに7.5となります。

すでに7.0前後までスコアが伸びている方なら、7.0との違いや差がどこにあるかが分かると、次にどの技能から対策を進めるべきかがはっきりします。この記事では、7.5の具体的な英語力や7.0との違い、そして語彙力を効率よく伸ばす単語帳の選び方をわかりやすく解説します。

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IELTS7.5は大学の講義を理解できる上級レベル

IELTS7.5のレベルは、次の3つの視点から整理できます。

  • CEFR C1に相当する英語力
  • 語学の負荷が高い学術コースでも受け入れ可
  • 専門外の話題でも意見を述べて議論できる

CEFR C1に相当する英語力

英語力を測る世界共通の物差しであるCEFRでは、基礎のA1から最上級のC2まで6段階のレベルがあります。文部科学省の対照表によると、IELTSの7.0から8.0は上級者レベルにあたるC1に分類されます。

同基準ではC2が8.5から9.0、B2が5.5から6.5となっており、7.5はC1の中でもちょうど真ん中に位置する高い英語力といえます。ただし、IELTS公式の見解では8.0がC1とC2の境目とされており、スコアとCEFRのレベルが完全に一対一で対応しているわけではありません。

語学の負荷が高い学術コースでも受け入れ可

IELTS公式の基準によると、バンド7.5から9.0を獲得していれば、専門性が高く講義や課題がハードな大学・大学院であっても、すべてAcceptable(受け入れ可能)と判定されます。

バンド7.0だとおそらく受け入れ可能、6.5になると事前に英語学習が必要と評価が変わるため、7.5を取っていれば語学力不足を理由に出願を断られる心配はほぼありません

ただし、英語力が高くても、大学での学業成績まで保証されるわけではありません。

専門外の話題でも意見を述べて議論できる

IELTS公式では、バンド7の英語力をGood user、バンド8をVery good userと表現しています。バンド7は、時折間違いや言葉の不自然さ、誤解が生じることはあるものの、実用的に英語を使えるレベルです。

一方でバンド8になると、たまに不正確な表現が出る程度で、ほぼ完璧に使いこなせるレベルに到達します。7.5はこの2つの中間にあたります。

そのため、専門分野だけでなく、なじみのない話題でも考えを順序立てて議論できる英語力が身についているといえます。

IELTS7.5がすごいと言われる理由

IELTS7.5が高く評価される根拠は、バンドの刻み方と受験者の平均スコアの2つです。

  • 7.5より上は8.0・8.5・9.0の3段階しかない
  • 日本人受験者の平均5.8とは1.7の差がある

7.5より上は8.0・8.5・9.0の3段階しかない

IELTSのバンドスコアは0から9まであり、整数と0.5刻みの値で報告されます。

7.5より上に設定されているスコアは、8.0と8.5、そして9.0の3段階しかありません。上限である9.0は「Expert」、7.5の1つ下である7.0は「Good」、その下の6.0は「Competent」と定義されています。

日本人受験者の平均5.8とは1.7の差がある

IELTS公式がまとめた2024-2025年の集計によると、日本人受験者のアカデミック・モジュールにおけるOverall平均スコアは約5.8です。目標とする7.5とは約1.7の差があります。

Overallスコアは4つの技能の平均値から算出されるため、この1.7という差を埋めるためには、単一の技能だけでなく複数の技能を引き上げる対策が求められます。

総合7.5になる4技能のスコアの組み合わせ

IELTSの総合評価であるOverallスコアは、4技能のバンドスコアの平均を最も近い0.5単位に丸めた値です。一般に「IELTS7.5」と言うときは、この総合スコアの7.5を指します。平均が7.25以上7.75未満に収まると、総合7.5になります。

総合7.5への届き方は、次の2つの型に分かれます。

  • 全技能を7.0から8.0でそろえて届かせる型
  • リスニングとリーディングで押し上げる型

全技能を7.0から8.0でそろえて届かせる型

4技能のスコアに大きな差がない場合、全体を均等に底上げすることで7.5へ届かせる組み合わせです。4技能すべてが7.5であれば平均も7.5となり、そのままOverall7.5が付きます。

また、2つの技能が8.0で、残りの2つが7.0であった場合も平均は7.5です。

一番低い技能のスコアが7.0までに収まっていれば、他の技能で十分にカバーして届かせられます。技能間のスコアの凹凸が小さいほど、仮に本番で1つの技能が下振れしてしまった場合でも、Overallが7.0へ落ち込む幅を小さくとどめられます。

リスニングとリーディングで押し上げる型

読むことと聞くことが得意な場合、その2技能のスコアを大きく伸ばすことで平均値を引き上げる組み合わせです。アカデミックのリーディングは40問の設問で構成され、正答数に応じてスコアが採点されます。

正答数でスコアが決まる技能の特徴は、取り組んだ演習の量が結果に反映されやすい点です。

たとえば、リスニングが8.5、リーディングが8.0であり、ライティングが6.5、スピーキングが7.0だった場合、平均値は7.5に到達します。書く・話す技能が7.0前後にとどまっていても、読む・聞く技能を8.0以上に引き上げれば7.5に届きます

ただし、出願先の教育機関が各技能の最低スコアラインを定めている場合、この型では要件を満たせないことがあるため注意が必要です。

関連記事:IELTSのスコアの仕組みとは?4技能の採点方法と有効期限を解説

IELTS7.0と7.5の間にある壁

Overallスコアを7.0から7.5へ引き上げるために必要な上積みは、現在のスコア状況によって異なります。

4技能の合計が28.0(平均7.0)ならあと1.0ぶん、合計が28.5(平均7.125)ならあと0.5ぶんのスコアアップが求められます。

  • 語彙の幅で7.0との差がつく
  • ライティングとスピーキングが壁になりやすい
  • 7.5に届いた受験者が語る「あと0.5」の難しさ
  • 独学で7.0に届いた受験者がつまずいた学習時間

この上積みを阻む大きな要因として、語彙力の限界、特定の技能の伸び悩み、そして圧倒的な学習時間の不足が挙げられます。

関連記事:IELTSの勉強法を初心者向けに解説|始め方・学習期間・教材の使い分け

語彙の幅で7.0との差がつく

ライティングやスピーキングの採点基準では、バンド7と8の間に語彙の幅と正確さという明確な差が設けられています。

バンド7でもある程度の難語は使えますが、さらに上のレベルを目指すには、幅広い語彙やイディオムを文脈に合わせて自然かつ正確に使いこなす力が求められます。

語彙力は4技能すべての土台となるため、7.0でスコアが停滞している場合、まずはここを強化することが全体の底上げにつながります。

関連記事:IELTS7.0はどのくらいのレベル?採点基準とCEFRの目安を解説

ライティングとスピーキングが壁になりやすい

リーディングやリスニングが正答数で決まるのに対し、ライティングとスピーキングは採点官が基準に沿って評価します。そのため、学習量がそのままスコアに直結しにくい分野です。

実際に日本人受験者の平均スコアはスピーキングが約5.5、ライティングが約5.7と低く、もともとスコアを稼ぎにくい技能と言えます。

得意な読む・聞く技能で全体をカバーする作戦をとる場合でも、この2技能が7.0を大きく下回ると、目標の平均7.5にはなかなか届きません。

関連記事:
IELTSライティング対策|採点基準とTask別の書き方・添削の受け方を解説
IELTSスピーキングの試験内容と採点基準|パート別の例題と答え方

7.5に届いた受験者が語る「あと0.5」の難しさ

タビケン留学に寄せられた体験談からも、上位帯におけるあと0.5の壁の厚さがうかがえます。

幼少期からの英会話や10か月の留学経験を持つある受験者は、7.0から7.5までは学習量で届くものの、その先の8.0はネイティブに近い感覚がないと難しいと振り返っています。

7.5に到達する段階においても、普段使わないフレーズや未知の単語を地道に自分のものにしていく作業が最大の課題だったそうです。

関連記事:IELTS 7.5から「あと0.5」が一番難しい!英語オタクMiyuさんがEnglish Fella 1のスパルタ環境を選んだ理由

独学で7.0に届いた受験者がつまずいた学習時間

こうした壁を越えるためには、4技能すべてで相当な演習量をこなさなければなりません。しかし独学で7.0に到達した別の受験者も、日本で生活しながら机に向かう時間を作り出す難しさに苦労したそうです。

仕事や日常の用事が優先されてしまう毎日を変え、学習時間をしっかり確保するために、思い切って留学など英語だけに集中できる環境を作ってしまうのも1つの手です。

関連記事:独学でIELTS7.0、それでもフィリピン留学を選んだ理由!英語上級者のFuyukaさんがBLUE OCEANで実感したセブの価値

IELTS7.5対策に使う単語帳選びの3つのポイント

IELTS7.0からIELTS7.5の壁を越えるためには、語彙の幅を広げることがスコアを動かす大きな鍵になります。

7.5を狙う段階の単語帳選びでは、収録されている語彙の幅、語彙の種類、そして単語帳に付属する要素という3つのポイントを確認して決めましょう。

  • 見慣れない語と慣用表現までカバーしているか確認する
  • 専門用語よりアカデミックな語彙を優先する
  • 「例文と音声付き」の単語帳1冊に絞って使い込む

見慣れない語と慣用表現までカバーしているか確認する

単語帳を選ぶ際は、見出し語の中にあまり一般的でない単語や慣用表現(イディオム)がしっかりと含まれているかをチェックします。

目次や見本ページを開き、基礎的な単語だけで終わっていないかを確かめてみてください。すでに知っている単語ばかりが並んでいるものを選んでしまうと、7.5に到達するために必要な語彙の上積みが小さくなってしまいます

また、言い換えの候補(類義語)が一緒に載っている単語帳であれば、ライティングやスピーキングの際に文脈に合わせて単語を選び分ける力も自然と身につきます。

専門用語よりアカデミックな語彙を優先する

IELTSアカデミックのリーディングで使われる文章は、書籍や学術誌、雑誌、新聞などから取られており、専門家ではない一般の読者に向けて書かれています。

扱われるトピックはすべて、学部生や大学院生にとって一般的な関心のある話題です。もし専門的な単語が使われる場合は、本文中で簡単な解説が添えられます。

そのため、特定の分野の難解な専門用語をマニアックに覚えるよりも、学術的な文章で分野を問わず広く使われる語彙を優先してストックしておくことがスコアアップへの近道になります。

「例文と音声付き」の単語帳1冊に絞って使い込む

スピーキングやライティングの採点基準では単語の選択と自然な組み合わせ(コロケーション)が見られるため、単語の意味を日本語で丸暗記するだけではスコアにつながりません。

例文が付いている単語帳を使えば、その単語が実際に使われる場面ごとインプットできるため、スピーキングなどの表現としてそのまま活かせます。

また、音声が付いているものを選べば、耳から覚えることでリスニング対策にもなります。複数の単語帳に手を出してしまうと1冊あたりの反復回数が減ってしまうため、これと決めた1冊を何度も繰り返して徹底的に使い込むのがおすすめです。

覚えた単語を実際にアウトプットする機会は、対策の全体スケジュールを立てるなかでしっかりと確保していきましょう。

IELTS対策の学校選びはタビケン留学へ

独学での学習時間確保に限界を感じている場合は、思い切って学習環境を変えることも1つの手です。

タビケン留学では、日本国内で学習環境を変え、しっかりと学習時間を確保する選択肢として、渡航前から帰国後までを幅広く支えるプログラム「タビケンプライム」もご用意しています。

タビケンプライムでは、海外進学や専門留学のサポートとあわせて、IELTS対策講座のサービスも行っており、プロのコーチによる進捗管理のもとで着実に演習量を増やすことが可能です。

  • 手数料が原則かからない学校手配
  • 条件を満たすと無料になる基本サポート

目標スコアまでの距離や期間に合わせて、ご自身に合った選択肢を見つけていきましょう。

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手数料が原則かからない学校手配

タビケン留学は、留学の手配費用や手数料が原則かからない留学エージェントです。

世界100以上の教育機関の正規出願窓口となっているため、仲介の手数料を上乗せせずに学校の手配を進められます。

※滞在先の手配、空港の送迎、インターンシップの手配は有料のサポートです。

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8週間以上の学校申し込みで、基本サポートが無料になります。無料の対象は、留学前のプラン選定、学校手配、航空券の取得、保険加入のサポートです。

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まとめ:IELTS7.5は今の4技能から埋め方を決める

IELTS7.5より上のスコアは3段階しかなく、日本人受験者の平均スコアとは約1.7の差があります。総合評価であるOverallは4技能の平均値で決まり、平均が7.25以上になると7.5になります。

7.0との差は語彙の幅に表れやすく、書く・話すの2技能が関門です。

7.5への上げ方には、弱い技能を上げる型と、読む・聞く技能で押し上げる型の2つがあります。次にやるべきことは、現在の4技能のスコアを並べ、どちらの型で平均7.25に届かせるかを決めることです。どちらの型にするか迷う場合は、無料相談で一緒に整理しましょう。

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参考文献

この記事を監修した人

諸澤 良幸

諸澤 良幸

株式会社Morrow World 代表取締役社長

日本内閣府認定 NPO留学協会 RCA海外留学アドバイザー
オーストラリア政府認定PIER QEAC留学コンサルタント資格保有
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 加盟

4年制大学法学部を卒業後大手レジャー企業に就職。複数の新規店舗立ち上げや人事業に従事した後、退社し26歳で単身海外留学。海外での英語学習と海外現地企業での管理職経験を経て2015年に株式会社Morrow Worldを設立し留学エージェントサービスを提供開始。2024年時点で9年以上留学エージェントを運営しており、「サポート無料留学エージェント」や「2カ国留学」の先駆けとして留学サポートを提供。
2020年6月にはオンラインに特化した英語コーチングサービスENGLEADを開始、2023年からは学研教室オーストラリアのFC本部の運営会社の代表取締役にも就任。
現在世界8カ国、約100名のスタッフと共に、世界で羽ばたく子どもから大人に向けて幅広く教育関連サービスを提供している。

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