社会人留学でかかる費用の相場を期間別に紹介!安さにこだわる際の注意点も解説

社会人留学の期間が延びると、必要な費用も比例して増加します。
数週間~数ヶ月の短期間なら留学費用は数十万で収まりますが、半年を超えると百万円以上かかるのが一般的です。
せっかく留学したものの予算が尽き、学びに悪影響が出ては留学の意味が薄れてしまいます。事前に社会人留学で必要とされる費用相場を把握しておきましょう。
この記事では、社会人が留学に必要な費用の相場を、2週間~1年間ごとに分割してシミュレーションしています。
社会人留学の費用を抑えるためのコツや、安さにこだわる場合の注意点も解説するので、参考にしてください。
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【期間別】社会人留学でかかる費用相場を詳しく解説
オーストラリアとカナダで、滞在期間を2週間・1ヶ月・3ヶ月・半年・1年として大まかな費用を試算しました。
試算の算出方法として、1豪ドルは98円、1加ドルは110円で計算しています。また、学費についてはILACトロントのGeneral Power Englishコースを参考にしました。
パスポート申請費用や、事前の英語学習教材の費用は算入していません。試算値のため条件が異なれば費用も変動します。あくまで試算値として参考にしてください。
2週間
オーストラリア | カナダ | |
渡航費用 | 100,000円 | 100,000円 |
学費 | 120,000円 | 100,000円 |
生活費(家賃を含む) | 120,000円 | 80,000円 |
その他(ビザ・海外保険・雑費) | 25,000円 | 25,000円 |
合計 | 365,000円 | 305,000円 |
海外での滞在期間が2週間の場合、留学費用は30万~40万円に収まります。オーストラリアの方がカナダより物価が高いため、費用も増加します。
2週間は短い期間ですが、語学学校やホームステイで英語や海外の文化に触れられるため、まずは海外の世界を知りたい方におすすめです。
1ヶ月
オーストラリア | カナダ | |
渡航費用 | 100,000円 | 100,000円 |
学費 | 220,000円 | 200,000円 |
生活費(家賃を含む) | 200,000円 | 150,000円 |
その他(ビザ・海外保険・雑費) | 60,000円 | 60,000円 |
合計 | 580,000円 | 510,000円 |
海外での滞在期間が1ヶ月になると、留学費用は50万~60万円になります。
留学期間が2週間から1ヶ月に伸びても費用が倍増するわけではありません。理由は渡航費用やビザなど、初期費用が短い期間では変わらないためです。
3ヶ月
オーストラリア | カナダ | |
渡航費用 | 100,000円 | 100,000円 |
学費 | 700,000円 | 600,000円 |
生活費(家賃を含む) | 600,000円 | 500,000円 |
その他(ビザ・海外保険・雑費) | 90,000円 | 90,000円 |
合計 | 1,490,000円 | 1,290,000円 |
海外での滞在期間が3ヶ月になると、留学費用は120万~150万円必要です。英語力を本格的に向上させる場合、留学期間は3ヶ月ほど見積もっておきましょう。
語学スクールや専門学校で高度な授業を受けるためにも、学費は高くなりがちです。
6ヶ月(半年)
オーストラリア | カナダ | |
渡航費用 | 100,000円 | 100,000円 |
学費 | 1,200,000円 | 850,000円 |
生活費(家賃を含む) | 1,000,000円 | 830,000円 |
その他(ビザ・海外保険・雑費) | 160,000円 | 160,000円 |
合計 | 2,460,000円 | 1,940,000円 |
海外での滞在期間が半年の場合、学費を含めた留学費用は200万円以上必要です。
専門学校や大学に留学する場合、語学スクールより高くなる傾向にあり、学費だけで200万円を超えるケースも考えられます。
高度な専門知識を学べるため費用は高くなりがちですが、留学後のキャリアにもプラスになると期待できます。
留学後のキャリアアップを目指すなら、最低でも半年を目途に留学を検討しましょう。
12ヶ月(1年)
オーストラリア | カナダ | |
渡航費用 | 100,000円 | 100,000円 |
学費 | 1,800,000円 | 950,000円 |
生活費(家賃を含む) | 2,000,000円 | 1,700,000円 |
その他(ビザ・海外保険・雑費) | 380,000円 | 380,000円 |
合計 | 4,280,000円 | 3,130,000円 |
海外で1年間の滞在期間を目途に留学する場合、最低でも300万~400万円の費用が必要です。
最低でも300万~400万円必要なので、事前準備が必要です。
ワーホリで稼いだお金を留学費用に考えている場合でも、最初はほとんど仕事が見つからない可能性もあります。
1年間の留学を検討しているなら、途中で予算が尽きないように奨学金なども視野に入れておきましょう。
社会人留学でかかる費用の内訳をリストアップ
社会人留学で必要な費用の内訳は以下の通りです。
- 学費
- パスポート発行費用
- ビザ申請費用
- 往復の渡航券
- 家賃・光熱費
- 保険料
- その他生活費
- 留学エージェント費用(利用者のみ)
学費は入学金・教材費・授業料に分けられ、留学期間が延びるほど授業料も高くなります。
パスポート発行費用や往復の渡航券は一度の支払いで済むため、滞在期間には比例しません。一方、家賃・光熱費・その他生活費は滞在時間に比例し増加します。
長期で留学するなら、授業料や生活費がどれくらい変動するか確認し、予算を考えながら期間を決めましょう。また、辞書やガイドブックなど準備物も忘れてはいけません。
費用対効果の高い社会人留学をご希望ならタビケン留学へご相談ください
費用を抑えて社会人留学をしたいと考えているなら、留学エージェントのタビケン留学へご相談ください。
タビケン留学では、留学やワーホリ経験が豊富なプロのエージェントが、留学希望者の予算や目的をもとに最適なプランを提案いたします。
タビケン留学は留学プランの提案だけでなく、学校の選定・留学先の家探し・ビザやパスポートの代行申請など、事前準備の代行も可能です。
さらに留学中に万が一のトラブルが生じた場合、警察や病院との連携、日本にいるご家族へも連絡しており、安心して渡航いただけます。
無料相談も実施しているので、社会人で留学に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
社会人留学における費用対効果をもとにした滞在期間の選び方
社会人留学における滞在期間の決め方は、何を達成したいかを基準に決めましょう。
例えば英語力の向上を目指すなら、滞在期間は数ヶ月と比較的短期間で問題ありません。一方、資格や学位を取得したり、就業したりするのが目的なら、滞在期間は1年ほど必要です。
英語力の向上|3ヶ月~6ヶ月(半年)
英語力の向上を目的とした社会人留学の場合、3ヶ月~6ヶ月の期間が必要です。
3ヶ月の留学で、英語の知識はあるもののまったく話せない方から日常会話ができるレベルになったり、ある程度話せる方がビジネスで英語を使えるレベルになったりすることが期待できます。
ただし、英語力の向上にはリーディング・ライティングなど基礎力が前提です。英語の読み書きも怪しい方は、語学スクールや教材を用いて基礎を固めておきましょう。
資格・専門課程の単位の取得|6ヶ月(半年)~1年
社会人留学によって資格や専門課程の単位を取得するなら、最低でも6ヶ月(半年)は見積もっておきましょう。
資格の中には成績や技術取得の有無を問わず、半年以上の滞在を取得条件とするケースがあります。専門課程の場合も1コース3ヶ月~6ヶ月が一般的で、複数単位が必要であれば6ヶ月~1年の期間が必要です。
資格や専門課程の単位は帰国後のキャリアアップにつながったり、新しいキャリアを見つけるために大きな武器となったりします。
ワーホリ・学士修了|1年以上
ワーホリでがっつり働く・大学編入から卒業して学士を取得する場合は、1年以上かかります。
特にワーホリは短期間滞在だと雇ってもらいにくいです。語学留学も含めて社会人留学をするつもりなら、2年~3年は必要だと考えておきましょう。
社会人の場合、1年以上の留学なら休職や退職も検討しなければいけないため、留学前にしっかりとキャリアプランを考えておく必要があります。
英語力アップ目的で費用対効果の高い留学にしたい社会人は2ヵ国留学がおすすめ
英語力の向上を目的として、トータル費用を抑えたいなら2ヵ国留学もおすすめです。
2ヵ国留学とは、1ヵ国目に物価の安いフィリピンで語学学校に通い英語力の基礎を固めつつ、2ヵ国目のオーストラリアやカナダなど欧米圏で身に着けた英語によって留学を充実させる方法です。
オーストラリアやカナダなど欧米圏は物価と家賃が高いため、英語力を養成する間は生活費を抑えられるフィリピンへ留学して総コストを抑えます。
仕事やプライベートで英語学習の時間は確保しにくいものの、英語力に自信がない方は2ヵ国留学を検討してみましょう。
社会人留学にかかる費用を少しでも節約するためのコツ
社会人留学で費用を節約するコツは以下の通りです。
- 物価・家賃が比較的安いエリア(州)を選んで滞在先を探す
- ストレスのない範囲で安めの宿を選ぶ
- 早期から航空券を確保してローシーズンに渡航する
- 普段から自炊を中心として外食の頻度をほどほどにする
- かさばらない範囲の日用品は日本から持ち込む
オーストラリアのシドニーや、カナダのトロントは最大都市とされており、留学先としても人気です。しかし家賃や物価が高くなりがちなので、費用面に負担があるなら近隣の比較的安い州を選びましょう。
滞在先の宿や家も、家賃次第では長期滞在が難しくなります。安すぎてストレスが溜まっては本末転倒ですが、リーズナブルに過ごせる場所を探すべきです。
また、外食は控え自炊を選んだり、日用品を日本から持ち込んだりすることも検討しましょう。
渡航券は留学生や観光客が増える春や秋などのハイシーズンに高騰します。閑散期となる冬をめがけて渡航すると費用を抑えられます。
留学費用の安さにこだわりすぎると後悔しやすい
社会人が長期で留学するなら、費用はできるだけ抑えたいものです。
しかし、安さにこだわりすぎると英語力が上がらない、滞在先でストレスが溜まる事態につながります。
せっかくの留学で後悔しないためにも、以下の点には注意しましょう。
滞在期間が足りずに留学の目的を達成できないまま帰国することになる
留学の目的を達成するためには、ある程度の滞在期間が必要です。
例えば英語力の向上であれば最低3ヶ月、専門知識を得るなら最低6ヶ月は考えておきましょう。
必要な期間よりも滞在期間が短いと、英語力を養えなかったり資格や単位を取得できなかったりします。結果として目的を達成できず帰国し、時間も費用も無駄になりやすいです。
目的を達成するための滞在期間は確保しておきましょう。
語学学校・コースが自分に合わず英語スキルが上達しない可能性がある
授業料が安い語学学校では、カリキュラムやコース内容が不十分な可能性も考えられます。
授業料も大切ですが語学学校のスタイル・授業内容・カリキュラムなどが自身に合っていなければ、そもそも英語スキルが上達しません。
英語を話せないまま帰国するのはつらいので事前学習も含めしっかりと学習計画を立てつつ、自身に合った語学学校を選定しておきましょう。
ストレスを感じる滞在先(宿)で疲れが取れずに留学生活に支障が出る
家賃を抑えて滞在先を選ぶと、劣悪な環境に身を置く可能性があります。
安い寮やルームシェアでは他の留学生が騒ぎ、騒音が気になることも多いです。
衛生面で掃除が行き届いていなかったり、ホームステイ先の家族との人間関係がうまくいかなかったりするとストレスを抱え、精神病につながるリスクも考えられます。
気になる滞在先があってもすぐに選ぶのではなく、口コミやエージェントのアドバイスを聞いて判断しましょう。
食事を抜いたり安すぎる食材を買ったりすると体調を崩すリスクがある
食費は生活費の中でも大きな割合を占めるので、削減しようと考える方が多数です。
しかし、食事を抜いたり安すぎる食材を買ったりすると、栄養の偏りやエネルギー不足、衛生面で体調を崩すリスクがあります。
体調を崩すと留学生活を送れないだけでなく、入院により治療費が発生します。治療費が発生した結果、逆に費用がかさんでしまうと本末転倒です。
健康的に留学生活を送るためにも食事には気を付け、バランスの取れた食生活を意識しましょう。
滞在中に勉強・就労などに集中しすぎて観光・娯楽などの思い出がほとんどない
留学における最大の目的は勉強や就労ですが、せっかく海外に滞在するなら観光や娯楽も楽しみましょう。
滞在国ならではの壮大な自然や珍しい動物、郷土料理などは、留学や旅行した時にしか堪能できません。
しかし費用の関係で滞在時間を切り詰めると、観光や娯楽の時間を確保できません。
ある程度観光や娯楽で思い出を作るためにも、多少ゆとりを持ったスケジュールで滞在しましょう。
社会人でも条件を満たせば留学費用の負担を軽減できる奨学金が受け取れる
社会人で留学を考えているものの、費用がネックになっている方は多いと思われます。実際にベネッセ教育総合研究所の調査で留学しない理由の第1位として、「経済的に難しいから」が大半を占めました。
学生だけでなく社会人の方でも、条件を満たせば留学費用を軽減できる奨学金が受け取れます。奨学金を活用すれば、夢の留学が実現可能です。
留学で専門性を高めキャリアアップできれば、奨学金の返済もスムーズに行えると期待できます。
費用をすぐに用意できない社会人の方は、留学の奨学金制度についても確認しておきましょう。
社会人留学の経験はプライスレス!費用よりも目的達成できるかで決めよう
社会人が留学する場合、どうしても費用面は気になるポイントです。
しかし費用を抑えた結果、満足のいく留学生活が送れなければ後悔につながります。
費用も大事ですが、まずは目的を達成できるかどうかを最優先事項にしましょう。
タビケン留学では、複数の留学プランを用意しており、社会人の方に合わせた無理のないプランをご案内できます。
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対応可能な国 | フィリピン オーストラリア カナダ |
イギリス | アメリカ |
手数料 サポート費用 |
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