IELTSが伸びない原因は?苦手な技能を見つける手順と対策
IELTSの学習を続けているのに、公式問題集や模試のスコアがなかなか伸びないと悩んでいませんか。勉強しても成果が見えないと、次は何を変えればよいかわからなくなってしまいます。
こうした伸び悩みは、学習量の不足だけでなく、伸びが止まっている技能と設問形式を特定できていないことからも起こります。
この記事では、スコアが伸びない原因のパターンと、止まっている箇所を切り分ける4段階の手順を解説します。いまの独学を続けるか、学習環境を変えるかの判断基準も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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IELTSが伸びない4つの原因

IELTSのスコアが伸びないときは、学習のやり方に何かしらの原因が潜んでいます。まずは、多くの人が陥りやすい4つのパターンを見ていきましょう。
- 復習不足で同じ設問形式を間違え続けている
- 語彙と文法の不足で長文を読み切れない
- 複数の参考書を並行して中途半端になる
- 自己流の練習でライティングとスピーキングが伸びない
復習不足で同じ設問形式を間違え続けている
問題演習のあとに復習をしないと、同じ設問形式で点数を落とし続けてしまいます。なぜ間違えたのか振り返らないままだと、語彙が足りなかったのか、設問を読み違えたのか、時間切れになったのかという原因の区別がつきません。
自分の弱点を知るために、間違えた設問を形式別に記録することをおすすめします。
語彙と文法の不足で長文を読み切れない
語彙と文法の知識が足りないと、4技能すべてのスコアに上限ができてしまいます。例えば4技能のうちリーディングの場合、3本のパッセージを読んで40問の設問に60分で答える構成です。
文章の中で知らない単語に出会って読むのが止まってしまうと、あとから設問に戻って考える時間が残らなくなってしまいます。
複数の参考書を並行して中途半端になる
何冊もの参考書を同時に進めると、知識の定着をかえって妨げてしまいます。同じ学習範囲を別の説明で繰り返し読むことになり、肝心の演習量が分散してしまうからです。
まずは選んだ1冊を最後まで終わらせてから、次のステップへ移るようにしてみてください。
自己流の練習でライティングとスピーキングが伸びない
ライティングとスピーキングは採点基準の項目ごとに評価されるため、語彙の難しさだけを上げても総合的な評価はなかなか動きません。ライティングはTask achievement/Task response、Coherence and cohesion、Lexical resource、Grammatical range and accuracyの4項目で採点されます。スピーキングも同様に、Fluency and coherence、Lexical resource、Grammatical range and accuracy、Pronunciationの4項目が見られます。
まずは自分の答案や発話をそれぞれの採点項目に当てはめて、どの部分が足りていないかを確認してみてください。
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IELTSは学習量を増やすだけでは伸びない

スコアが伸び悩む理由は、学習量の不足だけではありません。身についた力が次のバンドスコアの要求に届いていないことも、原因の一つです。
IELTSのバンドは0.5刻みで0から9まであり、6はCompetent user、7はGood user、8はVery good userです。
上のバンドに進むにつれて、求められる英語の正確さの水準が大きく変わります。そのため、同じ教材を反復して勉強時間を増やすだけでは、壁を越えられません。
やみくもに学習を続ける前に、まず自分の英語力のどこで止まっているのかを特定してください。その上で、それに合った練習を選んでみてください。
IELTSが伸びない技能を切り分ける手順

学習の見直しにあたり、自分の弱点を把握することが大切です。手元の結果から止まっている箇所を切り分ける4段階の手順をお伝えします。
- STEP1:4技能からスコアの低い技能を見つける
- STEP2:技能ごとに設問形式別の正答数を数える
- STEP3:スコアが止まった時期と学習法を照らし合わせる
- STEP4:独学で直せる弱点か、第三者が必要か判断する
STEP1:4技能からスコアの低い技能を見つける
総合評価であるOverallは4技能の平均で決まるため、最もスコアの低い技能が全体を大きく押し下げてしまいます。その平均値は、最も近い0.5刻みに丸められて出されます。平均の末尾が.25なら次の0.5へ、.75なら次の整数へ切り上げられる仕組みです。
例えば、リスニング6.5、リーディング6.5、ライティング5.5、スピーキング6.0だった場合、平均は6.125となり、Overallは6.0にとどまります。足を引っ張っている技能を見つけることから始めてみてください。
STEP2:技能ごとに設問形式別の正答数を数える
同じ技能の中でも、落としてしまう設問形式は偏る傾向にあります。リスニングは4つのパートに分かれ、各10問の計40問です。リーディングには11種類の設問形式があり、True/False/Not givenや見出しの照合、要約の穴埋めなどが含まれます。
自分がどの形式で間違えやすいのか、形式別に正答数を記録して確かめてみてください。その中で正答率の低い形式を2つまでに絞り込むと、次に取り組むべき課題が明確になります。
STEP3:スコアが止まった時期と学習法を照らし合わせる
スコアが止まった時期に学習内容を変えていれば、その変化に原因が隠れているかもしれません。例えば、問題演習を中心に切り替えたあとで語彙の学習をやめてしまうと、スコアが頭打ちになることがあります。
過去の学習記録と照らし合わせて、勉強法を変えたタイミングで成績がどう動いたかを見直してみてください。ただし、受験の間隔が短すぎると、対策の効果が出る前に次の結果が出てしまうため注意しておきましょう。
STEP4:独学で直せる弱点か、第三者が必要か判断する
読む・聞く技能は正解が決まっているため自分で答え合わせができますが、書く・話す技能は自分では正確に採点できません。ライティングやスピーキングを採点基準に沿って評価するには、その基準を熟知している読み手や聞き手が必要だからです。
切り分けた結果をもとに、独学のまま学習法を変えるだけでよいのか、学習環境そのものを変えるべきかが決まります。
IELTSの技能別に伸び悩みの直し方が変わる

4技能はそれぞれ形式が異なるため、スコアが止まる理由も技能ごとに異なります。同じ対策をすべてに当てはめても成績は動きません。
リスニングは音声が1回だけ流れる約30分間で、リーディングはパッセージ3本を60分で読み解きます。ライティングは150語以上と250語以上の2題を60分で書き、スピーキングは3つのパートで11〜14分行われます。
リスニングは1回で取り切る聞き方、リーディングは設問形式ごとの解き方を身につけ、ライティングとスピーキングは採点基準に沿った直しを取り入れてみてください。切り分けた技能に合う対策を選び、詳しい手順はその技能の記事で確認することをおすすめします。
スピーキングやリスニングを独学で伸ばしたい方は、英語コーチングのイングリードが開発したシャドーイング学習アプリ「シャドミー」を使う方法もあります。毎日10分から取り組め、提出した音声はプロのコーチが添削します。
IELTSが伸びないときの独学と留学の分かれ目

壁にぶつかったとき、独学を続けるか環境を変えるか迷うかもしれません。ここでは3つの分かれ目をご紹介します。
- 添削や会話相手が必要な技能で止まっているなら環境を変える
- 学習時間を確保できないなら専念できる環境を選ぶ
- 読む・聞く技能は独学のまま進めやすい
実際に、8週間で3.0から6.0まで伸ばした受講生も、リーディングとリスニングは毎日の学習で伸びた一方、ライティングは最後まで課題として残りました。
添削や会話相手が必要な技能で止まっているなら環境を変える
自分では正しく採点できない技能は、評価してくれる相手がいる環境に身を置いてはじめて直せます。独学を2ヶ月続けてスコア7.0に到達したある受講生は、ライティングのTask1とTask2で進め方がわからなくなりました。そこで、スコア7.0以上の講師による個別指導に切り替えることで壁を乗り越えています。
ライティングやスピーキングで行き詰まったら、添削や指導を受ける手段をオンライン、講座、留学の中から選んでみてください。
IELTS短期集中で上がるスコアの目安に関する詳しい情報を見る
学習時間を確保できないなら専念できる環境を選ぶ
毎日の学習時間を確保できない状態が続いているなら、それは学習法ではなく環境そのものの問題です。
前回7.5を取得し目標を8.0に設定した受講生は、1日7コマの授業と自習が義務付けられている環境を選び、学習だけに時間を使えるようにしました。
自分の弱点を切り分けないまま無理に学習時間だけを増やしても、同じ伸び悩みが続いてしまいます。時間が取れない原因を見直して、学習に専念できる環境を探してみてください。
読む・聞く技能は独学のまま進めやすい
リーディングとリスニングは、そのまま独学で進めやすい技能です。問題の正解が一つに定まっており、自分で確実に答え合わせができるからです。
すべての学習を外部に頼るのではなく、技能ごとに独学と外部の手段を上手に使い分けてみてください。
IELTSの学習環境選びに迷ったらタビケン留学へ

添削をしてくれる相手や、学習に専念できる環境が必要だとわかった場合、語学学校や留学が解決の選択肢になります。どの学校が自分に合っているか迷ったときは、ぜひタビケン留学にご相談ください。
- 7か国の提携校から今の状況に合うコースを選べる
- LINEの無料相談で学習の進め方を整理
7か国の提携校から今の状況に合うコースを選べる
タビケン留学は7か国の学校を扱っており、IELTS対策コースのある学校も手配できます。対応している国は、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、マルタ、アイルランド、フィリピンです。
タビケン留学は2015年11月に設立され、現在では世界100以上の教育機関の正式な出願窓口となっています。
LINEの無料相談で学習の進め方を整理
LINEの無料相談では、丁寧なヒアリングをもとに学習の進め方を一緒に整理していきます。今の状況に合わせたプランの提案にくわえ、費用の目安や現地の情報もお伝えします。
いまスコアが止まっている技能を教えていただければ、それに合う学校とコースを含めたプランを提案できます。渡航前から英語力を計画的に伸ばしたい方には、目標から英語力・予算・スケジュールを逆算したオーダーメイドの留学プランと渡航前の英語サポートを受けられる、有料のサービス「タビケンプライム」もあります。
独学の限界を感じたら、まずはLINEの無料相談でお気軽にお話しください。
IELTSが伸びないことに関するよくある質問

IELTSのスコアが伸び悩む時期には、いろいろな疑問が湧いてくるものです。ここでは、学習期間や試験の仕組み、他の試験との比較についてよくある質問にお答えします。
- IELTSの勉強は何ヶ月続ければスコアが上がりますか?
- IELTSとTOEICはどちらが難しいですか?
- IELTSは何回も受け直したほうがよいですか?
IELTSの勉強は何ヶ月続ければスコアが上がりますか?
スコアを上げるために必要な学習期間は、一律では決まりません。現在地と目標スコアの差や、止まっている技能の数と種類によって、一人ひとりに必要な学習量が大きく変わるからです。
IELTSの運営団体の公式サイトでも、スコアを伸ばすのに必要な学習時間の一律の目安は示されていません。
まずは自分がどの技能で止まっているのかをしっかりと絞り込んでみてください。その上で、その技能の対策に必要な学習量を見積もって計画を立てることをおすすめします。
IELTSとTOEICはどちらが難しいですか?
IELTSとTOEICは測る技能の数が違うため、同じ物差しでは比べられません。それぞれのスコア換算の目安を知りたい場合は、換算表をまとめた記事で確認してみてください。
IELTSは何回も受け直したほうがよいですか?
弱点の対策が終わる前に試験を受け直しても、結果はすぐに変わりにくいものです。運営団体は受験回数の上限を示しておらず、準備ができ次第いつでも申し込めるとしています。コンピューター版なら結果は試験日から1〜5日後に公開されるため、次の受験をすぐに申し込めます。
しかし、受験の間隔があまりに短いと、新しく始めた対策の効果が出る前に次の結果が出てしまいます。
まとめ:IELTSが伸びないときは止まっている技能から特定する

IELTSのスコアが伸びない原因は、復習不足や自己流の練習など4つのパターンに分かれます。学習量を増やす前に、スコアの低い技能や正答率の悪い設問形式を見つけ出し、学習法を変えた時期と、スコアが伸び悩み始めた時期を照らし合わせてみましょう。
そして、その技能や設問形式が独学で直せる弱点なのか、第三者の力が必要な弱点なのかを判断することが大切です。正解がはっきりしている読む・聞く技能は独学で進め、書く・話す技能で立ち止まっているなら環境を変える選択肢もあります。
切り分けた結果、添削などの第三者が必要な弱点だとわかった場合は、タビケン留学のLINE無料相談をぜひご活用ください。
参考:
IELTS「IELTS Academic: Reading test format」
IELTS「IELTS scoring in detail」
日本英語検定協会「試験結果」

















