フィリピン留学でIELTS対策|コースの選び方と費用の目安を解説
IELTSの目標スコアと取得すべき期限は決まっているものの、点数保証コースを選ぶべきか、スパルタ型の学校が合うか、オンライン授業を併用すべきか、判断できずにお悩みではないでしょうか。
結論から言うと、コースの形式は「期限の有無」「自分で学習時間を管理できるか」「英語の土台があるか」という3つの基準で絞り込めます。フィリピンには、IELTS対策コースを設けている語学学校が多数あります。
この記事では、それぞれのコース形式がどのような人に向いているかを判断する基準と、期間別の費用の目安を解説します。ご自身の条件に合うコース選びと予算計画に役立ててみてください。
気になる見出しをタップ
フィリピン留学がIELTS対策に向いている理由

フィリピン留学がIELTS対策に選ばれる理由は次のとおりです。
- マンツーマン授業が中心で、弱い技能に時間を配分できる
- 1日7〜8コマの授業を組む学校があり、平日の学習時間を確保しやすい
- 欧米圏の語学学校と比べて、学費と滞在費を抑えやすい
- 公式試験会場に認定されている学校がある
- 目標スコア帯ごとに入学時スコアの下限を定めた点数保証コースがある
IELTS専門のコースには、1日あたりマンツーマン45分×5コマとグループ45分×2コマに加え、夜間の講師モニタリング付き自習が組まれているものもあります(PINES IELTSキャンパスの点数保証コースの例)。 仕事から離れて英語だけに向き合う時間をまとめて確保できるのも留学ならではの利点です。
独学でIELTS 7.0を取得したうえで3週間の現地留学を選んだ利用者の事例もあります。 必要な留学期間やスコアの伸び幅は、目標スコアと現在のスコアによって変わります。
関連記事:IELTS短期集中で上がるスコアの目安と講座・留学の選び方を解説
フィリピン留学のIELTSコースの選び方

フィリピン留学のコース選びで決めることは、受けるコースの種類、学校の学習管理の厳しさ、オンライン授業を併用するかどうかの3つに分かれます。この3つは、それぞれ独立して組み合わせられます。
たとえば、点数保証コースをスパルタ型の学校で受講することも、準備コースから始めて渡航前だけオンラインを活用することもできます。
| 決める項目 | 選択肢 | 向く人 | 申し込み前に確認する点 |
| コースの種類 | ・点数保証コース ・IELTSコース ・準備コース |
・目標スコアと期限が決まっている人 ・自分のペースで対策したい人 ・英語の土台から見直したい人 |
・入学時スコアの下限 ・点数保証の適用条件 |
| 学習管理の厳しさ | ・スパルタ型 ・外出と自習が任意の型 |
・自分で学習時間を確保するのが苦手な人 ・自分のペースで自習や外出をしたい人 |
・門限と義務自習の時間 ・母語禁止ルールの有無 |
| オンラインの併用 | ・渡航前 ・帰国後 ・オンラインのみ |
・留学前に基礎レベルを上げたい人 ・帰国後もスコアを維持したい人 ・現地渡航が難しい人 |
校内が公式試験会場かどうか |
期限までに目標スコアが必要なら点数保証コース
出願や転職などの期限までに指定のスコアへ届く必要がある場合は、点数保証コースが候補になります。 保証の内容は、8週間または12週間のコースを受講して目標スコアに届かなかった場合、追加で4週間の授業が無償で提供されるというものです(PINES IELTSキャンパスの例)。スコアの達成そのものを約束する制度ではありません。
保証が適用されるためには、義務自習を含む全授業への95%以上の出席と、全模擬テストへの出席が必要です。模擬テストの結果が前回を下回ることが3回あった場合も、特典が失効します。
また、追加授業を受ける際の滞在費、ビザ関連費用、2回目以降の試験費は自己負担で、コース終了後3か月以内の再入学が条件です。 入学時に必要な公式スコアは目標スコア帯ごとに決まっています。5.5+保証は4.0以上、6.0+保証は5.0以上、6.5+保証は6.0以上、7.0+保証は6.5以上です。
実際に8週間でIELTSを3.0から6.0に伸ばした利用者の事例もあります。保証の内容と条件は学校ごとに異なるため、申し込み前に公表されている条件を必ず確認しましょう。
学習の管理が苦手ならスパルタ型の学校
学習計画を立てて自分で学習時間を確保するのが苦手な人に向いているのが、スパルタ型の学校です。 スパルタ型の学校の中には、平日の外出ができない規則を設けているところがあります。
たとえば、入学から最初の2週間は19時から22時までが強制自習となり、3週目以降に任意のオプション授業を選べるようになる学校もあります。毎週土曜日に模擬テストを行う学校もあり、進捗を毎週数値で確認できます。校内で母語の使用を禁じるルールを設けている学校もあります。
実際に、スパルタであることを条件に学校を選んだ方の事例や、学習管理の仕組みを見て学校を選び、翌年のワーキングホリデー前に話す力を上げる目的で3か月受講した方の事例もあります。
一方で、生活の自由度や週末の外出を重視する人にとっては負担になる環境です。
基礎から積み直すなら準備コースを挟む
英語の土台が足りないまま試験形式の練習を始めると、スコアが伸びにくくなります。その場合に挟むのが準備コースです。 学校によっては入学時のレベルでコースが分かれており、IELTS 1.0〜3.5相当は準備コース、4.0以上相当がIELTSコースという分け方があります。
レベルが上がった段階でIELTSコースに移ります。授業数も異なり、準備コースは1日8コマ、IELTSコースは1日7コマで組まれます。準備コースでは語彙と文法を学び直す時間を取ってから、試験形式の練習に移ります。
目標スコアが高い場合は、入学時スコアの下限を満たした段階で点数保証コースへ切り替えるのも選択肢の一つです。
渡航前後も続けたいならオンラインとの併用
現地留学とオンライン授業の組み合わせは、渡航前の準備や帰国後のスコア維持に活用できます。 オンラインのIELTSコースの料金は、4週間で1日2コマが400米ドル、1日4コマが720米ドルという例があります。
入学金がなく毎週月曜日に始められ、9時から24時の間でレッスンを取れる学校や、オンライン専用のIELTSコースを置く学校も複数あります。 渡航前にレベルを上げておくと、現地で上位のコースから始められます。
ただし、1日に確保できる学習時間が異なるため、現地留学の代わりにはなりません。オンラインだけで完結させる場合は、学習時間をすべて自分で管理する必要があります。
関連記事:留学に必要なIELTSスコアは?国・進学先別の目安と取得時期を解説
IELTS対策の学校選びで見る都市ごとの学習環境

セブは日本からのフィリピン留学先として最も人気があり、学校と滞在の選択肢が広い都市です。
バギオは標高1,500mの山間に位置する都市で、涼しい気候と治安の良さから英語学習に専念しやすい環境です。バギオには、義務自習・平日外出禁止・母語禁止といった規則を採用するスパルタ校が集まっています。
クラークは元米軍基地の都市で、ネイティブ講師が多い地域です。経済特別区として生活の基盤が整っており、空港にも近い立地です。
| 都市 | 学習環境の特徴 | 向く人 | IELTSコースの傾向 |
| セブ | 日本からの留学先として最も人気で、学校と滞在の選択肢が広い | 学校や滞在先を比較して選びたい人 | 学校数が多く、選択肢を取りやすい |
| バギオ | 標高1,500mの涼しい気候と良好な治安 | 学習に専念できる環境を求める人 | 規則の厳しいスパルタ校が集まる |
| クラーク | ネイティブ講師が多く、生活の基盤が整う | ネイティブの授業や移動のしやすさを重視する人 | ネイティブ講師の授業を組み合わせやすい |
フィリピン留学でIELTS対策にかかる費用

フィリピン留学にかかる費用は、学費と滞在費、入学金、現地で支払う費用、プライベート費用に分かれます。往復の航空券、海外旅行保険、IELTSの受験料は、これらとは別に必要です。
2026年8月時点のPINES IELTSキャンパスの公表額をもとにした目安を、次の表にまとめました。期間ごとに確定できるのは学校に支払う費用までです。現地で支払う費用やプライベート費用、航空券・保険・受験料は、これに上積みされます。
| 費目 | 4週間 | 8週間 | 12週間 |
| 学費と滞在費 (PINES IELTSキャンパスのIELTSコース・2人部屋) |
246,000円 | 492,000円 | 738,000円 |
| 入学金 (2025年11月1日以降の登録に適用) |
20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
| 学校に支払う費用の小計 | 266,000円 | 512,000円 | 758,000円 |
| 現地で支払う費用 | ・SSP 6,800〜8,000ペソ程度 ・光熱費3,000ペソ(4週ごと) ・テキスト代1,800ペソ ・寮のデポジット4,000ペソ ・IDカード200ペソ |
・同左(光熱費は4週ごとに加算) ・ビザの延長費(滞在期間に応じて変動) |
・同左(光熱費は4週ごとに加算) ・ビザの延長費(滞在期間に応じて変動) ・ACR I-Card 3,000〜3,500ペソ程度 |
| プライベート費用の目安 (1か月あたり) |
3〜5万円 | 3〜5万円 | 3〜5万円 |
| 別途かかるもの | ・往復航空券 ・海外旅行保険 ・IELTS受験料 |
同左 | 同左 |
学費と滞在費は期間に比例して増える
フィリピンの語学学校は、授業料と滞在費を含めた金額を部屋タイプごとに提示します。
PINES IELTSキャンパスの公表値(2026年8月時点)では、1人部屋が290,000円、2人部屋が246,000円、4人部屋が217,000円です。 2人部屋のIELTSコースの場合、4週間の246,000円が12週間では738,000円になります。
点数保証コースは通常のIELTSコースよりも高く設定されており、8週間の場合、通常のコースが492,000円であるのに対し、点数保証コースは568,000円です。
これらに加えて、2025年11月1日以降の登録には20,000円の入学金がかかります。
渡航費・ビザ・保険は学費とは別にかかる
往復の航空券は渡航する時期と航空会社によって価格が大きく変わるため、渡航時期を決めてから調べます。海外旅行保険の保険料も、選ぶ補償内容と滞在期間によって変わります。フィリピンで学習するために必要なSSP(就学許可証)の取得には、6,800〜8,000ペソ程度かかります。
約2か月を超える滞在ではACR I-Cardの取得が必要となり、3,000〜3,500ペソ程度がかかります。ビザの延長費は滞在期間に応じて変わり、30日以内の滞在なら不要です。
このほか、学校へ費用を送金する際の手数料が3,000円、空港からのピックアップ費として2,500〜3,000ペソがかかります。日本で事前に支払う費目と、現地に到着してから支払う費目が分かれているため、それぞれ確認しておきましょう。
IELTSの受験料はコースに含まれる場合がある
点数保証コースの中には、IELTSの公式テストの受験料金1回分がコース費用に含まれている例があります。ただし、2回目以降の受験料は自己負担です。
通常のIELTSコースを受講する場合は、初回から受験料が別途かかります。 IELTSの受験料は、会場や時期によって改定されることがあるため、申し込み時に受験会場の公表額を確認しましょう。
複数回受験する予定がある場合は、その回数分の受験料を予算に入れておきましょう。
現地の生活費は使い方で差が出る
寮の光熱費が4週間で3,000ペソの実費精算となる学校があります。洗濯は1回あたり最大7kgで、洗濯と乾燥の両方なら150ペソ、どちらか一方なら100ペソです。
IELTSのテキスト代は1,800ペソ、入学時には寮のデポジット4,000ペソとIDカード発行費用200ペソがかかります。 プライベートな支出は、平日の外食やカフェを含む標準的な過ごし方で月3〜5万円、観光を多くする場合で月7〜10万円が目安です。
平日の外出ができないスパルタ型の学校を選ぶと、この部分の支出は少なくなります。
フィリピン留学のIELTS対策はタビケン留学へ

コース形式や費用の目安が分かっても、保証条件や料金は学校ごとに異なるため、自分の条件に合う学校を絞り込むのは難しいものです。
タビケン留学では、目標スコアと期限を伝えれば、条件に合う学校とコースを絞り込めます。
- 手数料0円で組むIELTS対策の留学プラン
- 目標スコアと期間から選ぶ提携校の紹介
- LINEで進める出発前後のサポート
手数料0円で組むIELTS対策の留学プラン
タビケン留学の留学手配手数料は0円です。学校へ支払う費用のほかに、タビケン留学への手数料はかかりません。
無料の範囲には、留学相談、見積もりの作成、航空券の情報提供、海外保険の案内、転校手続き、24時間の緊急電話、セブの現地オフィスの利用を含む13項目のサポートが入っています。
目標スコアと期間から選ぶ提携校の紹介
学校一覧のページには、2026年8月時点でIELTSコースを扱う学校が11校掲載されています。
目標スコア・期限・予算の3点から候補を絞り込み、点数保証の適用条件や入学時スコアの下限など、学校ごとに異なる条件を確認したうえでご提案します。
LINEで進める出発前後のサポート
相談は無料で、LINEのチャットだけで完結します。無理な勧誘はしません。
学校が決まったあとは、出発前の手続きもそのままLINEで進められます。渡航後は24時間の緊急電話とセブの現地オフィスでも対応しています。
また、手続き面だけでなく学習面の出発前サポートとして、「タビケンプライム」もご用意しています。
タビケンプライムでは、海外進学や専門留学対策のほか、IELTS対策講座のサービスも行っており、日本にいるうちからスコアアップに向けた土台作りを進められます。
フィリピン留学でのIELTSに関するよくある質問

フィリピンでのIELTS受験と1年間の留学費用について、結論からお答えします。
- フィリピンでIELTSの公式試験は受けられますか?
- フィリピンに1年間留学する費用はどう見積もりますか?
フィリピンでIELTSの公式試験は受けられますか?
受けられます。フィリピン国内には試験会場が20か所以上あり、メトロマニラ、バギオ、セブ、カビテ、ダバオ、パンパンガ、タグムで受験できます。公式試験会場に認定されている学校もあり、その場合は通い慣れた校内で受験できます。
なお、フィリピンで実施されるIELTSは、2026年6月21日からすべてコンピューター版に移行しています。
フィリピンに1年間留学する費用はどう見積もりますか?
学費と滞在費は期間に比例するため、12週間738,000円(PINES IELTSキャンパスのIELTSコース・2人部屋)を基準に、留学期間に合わせて積み上げて見積もります。入学金20,000円は、期間にかかわらず1回だけの加算です。
滞在が長くなると、ビザの延長費が滞在期間に応じて増えていきます。約2か月を超える滞在ではACR I-Cardの取得も必要です。
これに加えて、プライベートな支出として月3〜5万円かかります。学校やコース、部屋タイプによって金額が変わるため、留学期間を決めてから見積もりを取りましょう。
まとめ:IELTS対策は目的に合うコース選びから始めよう

フィリピン留学でのIELTS対策は、コース形式を「期限の有無」「学習時間を自分で管理できるか」「英語の土台があるか」の3点で絞り込むことから始めます。
点数保証とスパルタは別の軸のため、組み合わせて選べます。 費用は、学費と滞在費だけでなく、入学金、現地で支払う費用、プライベート費用、航空券・保険・受験料まで含めた全体での見積もりが必要です。
条件に合う学校を絞り込むには、目標スコアと期限を伝えて候補を出してもらうのが早い方法です。ぜひ気軽に相談してみてください。

















