英語圏への留学のためには、英語力の証明が不可欠です。そして、ほとんどの機関でTOEFLのスコア提出が必須です。ただし、留学前に必要なTOEFLスコアは、進学先や留学の目的によって異なります。

本記事では、TOEFLに必要なスコアや対策方法について具体的に解説します。これから留学を考えているものの、どれくらいTOEFLスコアが必要なのか気になる方は参考にしてください。

また、タビケンプライムでは、オンライン英会話やマンツーマンレッスンの実施による英語力アップのサポートを実施しています。

留学前だけでなく現地サポート、帰国後のキャリアサポートも実施しているので、英語力を伸ばしたい方だけでなく、留学後のキャリアアップを実現したい方にもおすすめです。

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留学前に取得しておきたいTOEFL iBT®（TOEIC）のスコア目安

留学前に取得したいTOEFL iBT®のスコア目安は、留学の目的や進学先によって異なります。海外の大学では、TOEICスコアが入学要件として認められていない場合が多く、TOEFL iBT®の取得が基本です。

TOEFL iBT®で高得点が取れれば、英語力を活かしたアルバイトやインターン採用に有利になります。また、高い英語力があるので、留学中の授業理解・課題対応もスムーズになります。

TOEFL iBT®スコア・留学形態・英語力・対策方法は以下の通りです。

TOEFL iBT®スコア	留学形態	英語力	対策方法
50点以上	語学留学	会話を理解でき、簡単な文章を作れる	・TOEFL公式問題集で実戦形式に慣れる ・リスニングはシャドーイング＋ディクテーション
70点以上	交換留学	自然なコミュニケーションが取れ、複雑な文章を作れる	・スピーキングはテンプレートを使って練習 ・ライティングは構成力を意識して短いエッセイを書く
60～100点	大学進学・編入	アカデミックな英語を活用でき、英語の本が読める	・Academicな語彙を増やす（TOEFL英単語3800レベル3以上） ・スピーキングはAI添削やオンライン英会話で実践力を磨く
90～100点	大学院留学	英語で読んだり聞いたりした内容をほぼ全て理解できる	・スピーキングは即興で意見を述べる練習を強化する ・リスニングは大学講義レベルの音声を使って精聴する

海外留学に必要なTOEFL iBT®のスコア目安を具体的に解説します。

語学留学｜50点以上

語学留学に求められるTOEFL iBT®のスコアは、50点以上が目安といわれています。

TOEICで換算すると大体500点以上にあたり、高校卒業レベルの英語力で取得できるスコアになります。

英語基礎力が身に付いていればTOEFL iBT®のスコア50点を取得するのは難しくありませんが、4技能の総合力を測るため苦手な分野がある方は注意が必要です。

日本人が苦手とするライティング、スピーキングでスコアを取れない方が多いので、総合スコアを上げるために重点的に対策するといいでしょう。

交換留学｜70点以上

交換留学に求められるTOEFL iBT®のスコアは、70点以上が目安といわれています。

TOEICで換算するとおよそ700点以上にあたり、上場企業の就職・転職活動で有利だといわれているスコアです。

また、航空会社や旅行業界などの英語を使った職種で求められる最低の英語レベルであり、英語での日常会話に支障がない方は多いです。

交換留学では実際に学部で授業を受けたり、学校内のアクティビティに参加したりするのも増えるため、最低限ネイティブのスピードの会話を聞き取ってコミュニケーションできるレベルを要求されます。

大学進学・編入｜60～100点

海外の大学進学・編入に求められるTOEFL iBT®のスコアは、60〜100点が目安といわれています。

目安のスコアに少し幅はありますが、おおよそ80点以上を目指すとよいでしょう。

アメリカやカナダの場合、名門トップ校を除いてほとんどの大学においてTOEFL iBT®のスコア80点で入学が可能です。

TOEICで換算すると約740点にあたり、海外赴任の条件や昇進に求められるレベルの英語力になります。

3年次編入を検討している方は大学進学と同様のスコア取得のほか、日本の大学での成績も重視されるため真剣に取り組むのをおすすめします。

大学院進学｜90～100点

海外の大学院進学に求められるTOEFL iBT®のスコアは、90〜100点が目安といわれています。

TOEICで換算するとおよそ800点以上にあたり、外資系企業や社内公用語を英語にしている大手企業の採用基準とされる英語レベルです。

海外の大学院はより専門的で高度な知識と経験が求められるため、進学を検討している分野における専門用語などを英語でしっかり理解する必要があります。

TOEFL iBT®の4技能すべて高得点を取得できるほどの英語力を身につけておけば、大学院進学に必要なTOEFL iBT®スコアを取得できる可能性が高くなります。

留学前にTOEFL・TOEICのスコアを十分に確保するメリット

留学前にTOEFL・TOEICのスコアを十分に確保するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

• 成績優秀者は奨学金がもらえることもある
• 留学中のバイト採用に役立つ
• 留学後の就職・昇進に役立つ

留学前のTOEFL・TOEICのスコア取得は、ゴールではなくスタートラインです。事前にしっかり準備しておけば、留学先での成功や充実した生活を送れます。

成績優秀者は奨学金がもらえることもある

留学前にTOEFLやTOEICのスコアを十分に確保しておけば、奨学金を受け取れる可能性があります。具体的には、各大学や自治体が実施する「成績優秀者奨学金制度」が挙げられます。

返済不要の給付型奨学金もあり、成績が一定以上など条件を満たせば学費の一部や生活費の補助が可能です。奨学金制度は支給元によって条件が大きく異なるので、事前に確認しておきましょう。

また、オーストラリア側の大学が提供する奨学金は、語学留学を対象にしておらず、大学院進学が前提です。

TOEFLやTOEICのスコアだけでなく、自分の留学目的に合っているか、申請期限に間に合うのかなど細かい条件を確認しておけば、有効に成績優秀者奨学金制度を活用できます。

語学留学で使える奨学金制度まとめに関して詳しい情報を見る

留学中のバイト採用に役立つ

留学前にTOEFLやTOEICのスコアを十分に確保しておくと、留学中のアルバイト採用にも有利になります。

特に塾講師・語学学校アシスタント・家庭教師など教育サポート職や、翻訳・通訳・ライター・カスタマーサポートなど、高度な英語力が必要な専門職系のアルバイトでTOEFLのスコアが重要視されます。

一般的なアルバイトの、レストラン・カフェ・スーパー・ホテルなどではTOEFLの点数が重要視されるケースはほぼありません。

しかし、TOEFLの勉強を通じて英語力を高めておくことでコミュニケーションが可能となるため、間接的に役立つ可能性は高いです。

留学後の就職・昇進に役立つ

海外ではTOEFLの認知度が高いため、スコアが採用時の基準点となり就職や昇進に役立ちます。特に、外資系企業はTOEFLのスコアを重要視する傾向があるため、外資系企業への就職・昇進を考えている方はハイスコアを狙いましょう。

また、TOEFLのスコアは英語圏のオーストラリアやニュージーランドでは移住ビザ獲得にも有効です。ビザにより必要なスコアは異なりますが、多くのビザでは60〜80点が目安とされています。

留学後の就職・昇進にTOEFLを活用したい方は、タビケンプライムにご相談ください。タビケンプライムでは、留学経験やTOEFLのスコアをキャリアに活かすためのサポートも実施しています。

そもそも海外留学ではTOEFL iBT®の提出が主流でTOEICは使えない場合が多い

海外留学においては「TOEFL iBT®」と呼ばれる、アカデミック領域における4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に測定する英語試験を提出するのが主流になります。TOEICは使えない場合が多いため注意しましょう。

TOEICは日常で使われる英語に特化しており、受験者も日本・韓国・台湾など東アジアの人々が中心で英語圏においては知名度が低いです。

英語圏の大学・大学院留学ではよりアカデミックな英語力が求められるため、TOEFL®公式HPによるとアメリカ・カナダにおいてはTOEFL iBT®を採用している大学がほとんどです。

一方、日本においてはまだまだTOEICの方が一般的であり、多くの企業が就職・転職、昇進の判断材料にTOEICスコアを採用しています。

将来的に日本でのキャリアアップを目指している場合は、TOEICスコアを取得するのも有効です。

TOEFL iBT®に関する詳しい情報を見る

TOEFL・TOEICのスコアが足りないなら条件付き入学制度を活用しよう

TOEFL・TOEICのスコアが足りない場合、留学が難しいのではないかと不安な方も多いでしょう。

海外の大学・大学院への留学を希望する学生のために、「条件付き合格（Conditional Admission）」と呼ばれる制度があります。

条件付き合格（または条件付き入学制度）とは、「大学付属の英語コース」や「大学指定の語学学校の英語コース」を受講するのを前提に、申し込み時に仮の入学許可が受けられる制度です。

大学入学条件の英語力が足りない場合でも、入学前の英語コースで基準の英語レベルまで達すると「大学の入学手続きができる」メリットがあります。

紹介：シロの英語学習ブログでは、筆者の実体験をもとに、TOEIC対策やアプリを使った英会話学習に関する記事が掲載されています。ぜひ参考にしてみてください。

TOEFL iBT対策ならタビケンプライム

TOEFLのスコアをあげて留学を有意義にするには、渡航前の事前準備が必要です。タビケンプライムでは、留学前の英語力アップだけでなく、渡航前から帰国後まで一貫してサポートいたします。

タビケンプライムにおける強みは以下の通りです。

1. 英語コーチングやキャリアコンサルティングなど、渡航前〜帰国後までの一貫したフルサポート
2. 個々の「やりたいこと」に基づいたオーダーメイド型の留学プラン
3. マンツーマンレッスンやグループ講座など、英語力向上に特化した学習サポート
4. オーストラリアに現地オフィスがあり、病気やトラブル時は日本人スタッフが24時間丁寧に対応
5. 手数料無料で、最低価格保証などの制度を導入

タビケンプライムは、留学を成功させるための逆算型プログラムとして設計されています。TOEFL対策に特化したサポートもあるので、短期間でスコアを伸ばしたい方は活用してください。

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TOEFL iBT®の試験は留学のどれくらい前に受けるべきか紹介

留学前にTOEFL iBT®の試験を受ける場合、入学申し込み提出期限の2ヶ月前までに受験するのがおすすめです。

TOEFL iBT®を受けてから提出までの流れについて参考にしてみてください。

• 2ヶ月前：TOEFL iBT®を受験（北米の大学の場合1ヶ月前まで）
• 1ヶ月半前：自分用の控えがダウンロードできる＆公式スコアが出て郵送される
• 日本で受け取り、大学に提出する

事前に送付依頼している場合、テスト日の約11日後にETS（TOEFL iBT®の運営機関）から上記の日程で送付されます。

日本へは郵送で約4〜6週間かかるため、入学申し込み期限に間に合うように余裕を持って受験しましょう。

海外留学へ向けて事前に英語力を高めるための勉強方法

海外留学に向けて英語力アップを目指す方は、実践を意識して「話す・聞く」の英会話練習が必要です。

以下にて、出発前に英語力を高めるための勉強方法を紹介します。

• 模擬試験や過去問を何度も解いて傾向と対策のコツをつかむ
• 市販の単語帳や文法書で基礎となる語彙力を鍛える
• 会話スクールに通って実践的に英語を使うスキルを高める
• 英語学習のメンターを見つけて勉強のアシストやフィードバックをしてもらう

順番に解説していきます。

模擬試験や過去問を何度も解いて傾向と対策のコツをつかむ

TOEFL iBT®やTOEICの模擬試験と過去問を使って、傾向と対策のコツを掴むのがおすすめです。

試験対策には繰り返し問題を解くのが有効な勉強法なので、TOEFL iBT®やTOEICのスコアアップを狙っている方は必ず取り組みましょう。

模擬試験や過去問に出てきた文法や単語も合わせて覚えるようにすると、TOEFL iBT®やTOEICに頻出の単語対策もできます。

苦手な分野を集中的に対策すると、総合的なスコアアップにつながります。

市販の単語帳や文法書で基礎となる語彙力を鍛える

英語力を伸ばすためには、言語の基礎となる語彙力を鍛えることが大切です。

市販の単語帳や文法書で十分なので、中学レベルの文法と単語を身につけるようにしましょう。

ある程度文法と単語を覚えたら、留学先で使いそうな専門用語も学んでおくのをおすすめします。

海外の大学・大学院で専攻が決まっている方は、授業についていけるように準備しておくと安心です。

英会話スクールに通って実践的に英語を使うスキルを高める

英会話スクールに通うと、実践的に「聞く」「話す」といった英語コミュニケーションスキルを高められます。

英語は話せば話すほど身につくので、週2〜3回など定期的に英会話スクールに通うといいでしょう。

英会話スクールに通う時間がない方は、オンライン英会話などを活用して話す練習をするのもおすすめです。

英語を話すことに抵抗がなくなれば、留学先で生活に困ることが減って存分に楽しめるようになります。

英語学習のメンターを見つけて勉強のアシストやフィードバックをしてもらう

英語力アップには自分に合った正しい英語学習と、日々の継続が上達への近道で効果的といわれています。

英語学習のメンターを見つけて勉強のサポートや進捗を管理してもらうと、短期間で飛躍的に英語力を向上させられます。

英語コーチングは専属のコーチがマンツーマンで学習内容や目標に合わせたプランを提案してくれるので、留学まであまり時間がない方にもおすすめです。

英語コーチングスクール「イングリード（ENGLEAD）」は厳しい採用基準をクリアしたプロの英語コーチがいるため、安心して英語学習に取り組めて着実に英語力を伸ばせます。

英語が苦手なまま留学に行く場合の注意点

結論、TOEFLのスコアを上げず、英語力が苦手なままでも留学は可能です。ただし、準備不足のまま渡航するとコミュニケーションが取れず孤立したり、授業についていけず挫折したりして何も成果を得られないリスクがあります。

特に、通学目的の留学では授業内容が理解できずにモチベーションが下がり、途中で引きこもってしまうケースもあります。

英語が苦手な方は留学で失敗しないためにも、最低限の単語やフレーズを事前に覚えておきましょう。日本語でサポートを受けられるエージェントに相談しておくことも、成功につながります。

英語ができない状態での留学のリスクについて確認する

留学前にTOEFL iBT®のスコアが届かなそうなら2ヵ国留学も検討しよう

留学前にTOEFL iBT®のスコアが目標に届かない場合、2ヵ国留学がおすすめです。

2ヵ国留学はその名の通り、2つの国への留学を前提としたプランです。具体的には、まず物価の安いフィリピンに留学し基礎英語力を上げてから、2つ目の国に移動して専門性を高めたりワーホリを実施したりします。

2ヵ国留学は留学そのものが初めての場合でも、フィリピンで海外生活に慣れてからオーストラリアへ移動し、留学をスムーズに始められる点で魅力的です。

タビケン留学でも2ヵ国留学を実施しているので、気になる方はお気軽にご相談ください。タビケン留学では2ヵ国留学によって英語力を伸ばしつつ、夢を叶えた方が大勢います。

留学前に取りたいTOEFL iBT®のスコア目安に関してよくある質問

英語力を測定する有名な試験にはTOEFL iBT®とTOEICのほか、TOEFL ITP®・IELTS・英検があります。

以下にて、留学前に取りたいTOEFL iBT®と他の英語試験に関してよくある質問を紹介します。

• TOEFL ITP®はTOEFL iBT®の代わりに使える？
• IELTSとTOEFL iBT®はどっちがいい？
• 英検はTOEFL iBT®の代わりに使える？

順番にチェックしていきましょう。

TOEFL ITP®はTOEFL iBT®の代わりに使える？

TOEFL ITP®とは大学・企業向けの団体用TOEFL試験であり、基本的にはそれらの団体の中で英語力を確認するために利用されます。

海外の大学・大学院留学にはTOEFL iBT®のスコアが必要で、大学や会社でTOEFL ITP®を受けたからといって、TOEFL iBT®の代わりにはならないため注意しましょう。

IELTSとTOEFL iBT®はどっちがいい？

IELTSはTOEFL iBT®と同様に海外の大学・大学院への進学に利用される、とても有名な英語力測定試験の1つです。

TOEFL iBT®はアメリカ、IELTSはイギリスの団体が運営しています。英連邦王国であるイギリス・カナダ・オーストラリアの教育機関ではIELTSの方が一般的です。

IELTSはイギリス英語での試験になるため、イギリス英語に慣れている方はTOEFL iBT®より高得点の可能性があります。

ただ、アメリカ英語のスペリングで回答しても正解になるため、イギリス英語を知らなくても受験できるので安心してください。

IELTSに関する詳しい情報を見る

英検はTOEFL iBT®の代わりに使える？

日本の一般的な英語測定試験である英検は、海外の一部の教育機関ではスコアの証明として認められています。

ただし、アメリカ・カナダ・オーストラリアなど一部の国の教育機関のみで、ほとんどの大学・大学院ではTOEFL iBT®が必要と考えていたほうがいいでしょう。

英検を受験する際は、入学時の英語力証明スコアとして使用できるか事前に確認するのをおすすめします。

事前にTOEFL・TOEICのスコアを満たして留学を存分に楽しもう

TOEFLやTOEICのスコアを取得すれば、留学の選択肢が広がり将来のキャリアアップにつながります。

留学に向けたTOEFL・TOEIC受験から現地滞在中の過ごし方まで、気になることがあれば留学経験豊富なカウンセラーにぜひご相談ください。

タビケンプライムでは、留学前に英語力を伸ばしたり、帰国後のキャリアにつなげたりする支援が可能です。英語に不安がある方や、留学後のキャリアまで考えたい方は、お気軽にご相談ください。

また、タビケン留学は世界100以上の教育機関の正式出願窓口であり、渡航前の各種書類の準備やビザ申請・学校選び・現地生活まで無料でサポートする留学エージェントです。

オーストラリア現地では専任の日本人スタッフが24時間体制で待機しているので、万が一病気になったりトラブルに巻き込まれた場合でも安心です。

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pecoちゃん＆おさるさん、タビケン留学でオーストラリアで語学学校＆ホームステイに挑戦！

 

シドニーの語学学校で英語力を高めながら、ホームステイで現地の文化を体験したペコちゃんとおさるさん。

異文化交流をしながら英語を学ぶ楽しさや、時にぶつかる壁をどう乗り越えるかがリアルに伝わる動画です。

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