オーストラリアで一般的な、非ネイティブのための国際英語能力検定、IELTS(アイエルツ)。英語圏の学校に留学する際の能力基準や、一部のビザ申請手続きに使われるため、受験に向けてオーストラリアの語学学校のIELTS対策コースなどで学ぶ人もいます。
このページでは、留学先の学校種別ごとのIELTSの必要スコアやテストの種類、テスト内容やオーストラリアと日本での受験申込の方法などを解説します。
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IELTS(International English Language Testing System)は英語能力試験の1つで、日本ではTOEICやTOEFLよりマイナーなイメージですが、世界の英語圏では非常にメジャーな試験です。
オーストラリアやカナダ、ニュージーランド、イギリスなどの英語圏では、外国人が移住や就学(留学)・就職を希望する場合に、手続きの一環としてIELTSのスコア(得点)を証明する書類の提出を求められることがあります。つまり、必要なスコアが取得していないとできない手続きがあるということです。
IELTSには、異なる2種類のテストがあります。
アカデミックとジェネラル・トレーニングは、テストの難易度や内容が異なります。自分が何の目的のためにIELTSを受験するか、どちらの種類を受験してスコアを取れば良いか、勉強を始める前にしっかり確認しましょう。
TOEICが主にリスニング(聞き取り)とリーディング(読解)の能力を測る試験であるのに対し、IELTSは日常で実際に英語を使うために必要な4つのスキルのバランスを重視した出題方式になっています。
IELTSはどれか1つのスキルが得意なだけでは英語力の証明になりにくいという特徴があり、バランスの取れた勉強やテスト対策が重要です。
IELTSの各スキルは1〜9まで、0.5刻みの得点方法で採点されます。4スキルの平均点がオーバーオール・バンド・スコア(overall band score)として算出され、学校やビザの手続きではこのスコアが基準となります。
なお、IELTSでは2023年からOne Skill Retake(ワンスキルリテイク)という制度が導入されました。コンピューター版で受験した場合、4技能のうち1つだけを60日以内に再受験できる仕組みです。従来は1回の受験で全スキルのスコアを揃える必要がありましたが、この制度により1技能だけ目標に届かなかった場合でも全科目を受け直す必要がなくなりました。
ここでは、以下の3つのポイントに分けて必要スコアを解説します。
それぞれ確認しておきましょう。
オーストラリアへの留学を希望する人は、教育機関の種類によって、必要とされるスコアが決められていることを覚えておきましょう。スコアには、各スキルごとのスコアの他に、平均点(overall band score/オーバーオール・バンド・スコア)があり、各教育機関で求められる平均スコアは以下の通りです。
ただし専攻などにより必要なIELTSスコアが異なる場合もあり、医療系などの専門分野でも高スコアが求められる傾向があります。各学校のウェブサイトや留学エージェントなどを通して確認しましょう。
また、大学や大学院の場合、上記の平均点を満たしていても各項目のスコアが6.0以下の場合は、入学許可が下りにくいといわれています。
就学のための学生ビザのほか、労働や永住などの目的でオーストラリアに滞在する方も専用のビザが必要で、一部のビザ申請にはIELTSスコアの証明が必須となっています。
必要なIELTSスコアはビザの種類によって異なりますが、各スキルで5.0〜6.0以上のスコアが一般的です。以下は、IELTSスコアが申請要件に含まれるビザの一例です。
こうしたビザの種類や申請に必要なスコアなどの要件は、オーストラリア連邦政府による法改正で毎年のように変更があります。最新情報はDepartment of Home Affairs公式サイトやエージェントなどにその都度確認しましょう。
IELTSスコアには有効期限があります。基本的には、受験から2年以内のスコアが有効とされていますが、教育機関などの提出先によって異なるため、その都度確認が必要です。
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IELTSの出題方法は各スキルごとに異なります。テスト時間が長く設問も多いため、採点基準や出題傾向などを知り、あらかじめテスト対策をしておくことが重要です。TOEICと異なり、マークシート方式ではなく記述式(一部、選択式)の回答方式です。
IELTSには従来のペーパー版(紙ベース)に加え、コンピューター版(IELTS on Computer)があります。コンピューター版ではキーボード入力で回答し、結果が3〜5日程度で通知される点がペーパー版(通常13日後)より早いのが特徴です。ここでは、以下の4つの試験項目について解説します。
各項目の内容を確認しておきましょう。
ペーパー版では音声終了後に10分間の転記時間が設けられるため合計約40分、コンピューター版では転記時間がなく約30分で終了します。
IELTSは日本とオーストラリアを含む140以上の国・地域で受験可能です。受験はペーパー版(紙ベース)とコンピューター版の2つの形式から選べます。ここでは、以下の2つに分けて申し込み方法を紹介します。
それぞれ確認しておきましょう。
オーストラリア国内には複数の試験会場があり、各州で受験可能です。
受験料:475豪ドル(約52,250円)
※1豪ドル=110円換算(2026年3月時点)。受験料は変更される場合があります。
海外での試験会場や日程、申し込み方法はIELTS公式ウェブサイトを参照してください。
日本では東京・大阪・名古屋をはじめとする複数の都市で受験可能です。コンピューター版は主に東京・大阪・名古屋の会場で実施されており、ペーパー版は全国のより多くの都市で受験できます。
受験料:27,500円(税込)(コンピューター版・英検協会の場合)
※受験料は運営団体や試験形式によって異なる場合があります。最新の受験料は各団体の公式サイトでご確認ください。
IELTSに関する詳しい情報は日本英語検定協会のIELTSページで確認できます。申し込みはお申し込みページから可能です。
どの会場でも、当日必要な持ち物はパスポート(原本)と筆記用具(鉛筆と消しゴム)など決められています。会場にペットボトルの水を持ち込む際はラベルを剥がすなど厳しい制限が設けられているため、事前に受験会場のルールを確認しておきましょう。
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