【2026年版】オーストラリア就労ビザの条件は?難易度や種類を徹底ガイド
【この記事の要約】
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オーストラリアの就労ビザの種類|申請費用も紹介
オーストラリアの就労関連ビザは1種類ではなく、雇用主指名による永住ビザ(Subclass 186など)を含め複数存在しますが、代表的な一時的(テンポラリー)就労ビザとしてはSubclass 400・403・408・482の4つが挙げられます。
2026年7月1日より主要な雇用主スポンサー付きビザの申請料金が約25%引き上げられており、価格帯は535豪ドル〜4,015豪ドル超と幅があります。いずれもオンラインのImmiAccountから申請します。
ここからは4種類それぞれの申請料金・有効期限・対象者を順番に確認しましょう。
Temporary Work(Short Stay Specialist)visa|Subclass 400
| 正式名称 | Temporary Work(Short Stay Specialist)visa |
| Subclass | 400 |
| 申請料金 | 535豪ドル(約61,000円)※2026年7月1日改定 |
| 有効期限 | 原則3ヶ月 |
| 最大滞在期間 | 6ヶ月 |
| 申請場所 | オンライン |
| 詳細 | Australian Government |
Temporary Work visaは、短期間の継続しない就労目的で渡航する方が申請するビザです。
短期間の継続しない就労の例として、オーストラリアで開催する大会に参加するアスリートやテレビクルーなどが挙げられます。
オーストラリア国外からのみ申請可能で、ビザ発給後は指定期間内に入国する必要があります。
申請料金は2026年7月1日に430豪ドルから535豪ドルへ改定されました。
※1豪ドル=114円で換算(2026年7月時点)
Temporary Work(International Relations)visa|Subclass 403
| 正式名称 | Temporary Work(International Relations)visa |
| Subclass | 403 |
| 申請料金 | 470豪ドル前後(ストリームにより異なる) |
| 有効期限 | ビザ発給通知で指定された期間 |
| 最大滞在期間 | 4年 |
| 申請場所 | オンライン |
| 詳細 | Australian Government |
Subclass 403のTemporary Work visaは、外交関連・二国間協定に基づく短期労働を目的とした方が申請できるビザです。
有効期限は申請内容によって異なり、ビザ発給時に通知されます。主なストリームは以下の通りです。
- Government Agreement stream:オーストラリア政府・州と他国政府との二国間協定条件に基づき働く方が対象です。
- Foreign Government Agency stream:外国政府機関の代表として働く方や、学校で外国語教師として働く方が対象です。
- Domestic Worker (Diplomatic or Consular) stream:外交ビザ保有者の家庭で、一時的にフルタイム家事労働をする方が対象です。
- Pacific Australia Labour Mobility (PALM) stream:太平洋島嶼国出身者が農業・食肉加工など特定業種で就労するための制度です。
- Mobility Arrangement for Talented Early-professionals Scheme (MATES):インドの若手専門家(18〜30歳)が、対象大学の卒業資格を持ち、再生可能エネルギー・鉱業・ICT・AI・金融技術・農業技術などの分野で就労する制度で、抽選(ballot)制です。
MATESについては「非都市圏の業務や農業に従事する」という説明は誤りで、実際は上記の対象分野・年齢・出身国要件が定められています。
※1豪ドル=114円で換算(2026年7月時点)
Temporary Activity visa|Subclass 408
| 正式名称 | Temporary Activity visa |
| Subclass | 408 |
| 申請料金 | 535豪ドル(約61,000円)※2026年7月1日改定 |
| 有効期限 | イベントの期間による |
| 最大滞在期間 | 4年 |
| 申請場所 | オンライン |
| 詳細 | Australian Government |
Temporary Activity visaは、オーストラリアに一時滞在しながら特定の活動を行う就労者が申請するビザです。
該当する職業として、スポーツ活動従事者、フルタイム宗教活動家、エンターテイメント関係者などが挙げられます。
主なストリームは以下の通りです。
- Australian Government Endorsed Events:政府が承認するイベントに参加できます。
- Special Program:青年交流会・文化交流会・語学アシスタントなど特別プログラムに参加できます。
- Religious Work:宗教機関でフルタイムの宗教活動を行えます。
- Research activities:研究機関・高等教育機関での研究活動に参加できます。
- Invited Participant:招待を受けたスポーツイベント含むコミュニティベースのイベントに参加できます。
- Sporting Activities:スポーツチームでのプレー・コーチ・指導・審判ができます。
- Entertainment Activities:映画・テレビ・ライブ制作のエンターテイメント業界で働けます。
- Superyacht Crew:スーパーヨットの乗組員として働けます。
- Exchange Arrangements:組織とのスタッフ交換の一環として滞在できます。
- Domestic Worker for Executives:特定の外国人上級管理職の家庭でフルタイムの家事労働ができます。
※1豪ドル=114円で換算(2026年7月時点)
Skills in Demand visa(旧Temporary Skill Shortage visa)|Subclass 482
2024年12月7日、旧「Temporary Skill Shortage(TSS)visa」は「Skills in Demand(SID)visa」へ制度移行しました。名称・ストリーム構成・職業リストが刷新されているため、以下は最新の正しい情報です。
| 正式名称 | Skills in Demand visa(旧Temporary Skill Shortage visa) |
| Subclass | 482 |
| 申請料金 | 4,015豪ドル(主申請者・2026年7月1日に3,210豪ドルから改定) |
| 有効期限 | 最長4年 |
| 最大滞在期間 | 香港パスポート所持者は5年(Core Skills stream) |
| 申請場所 | オンライン |
| 詳細 | Australian Government |
Skills in Demand visaは、雇用主が求めるスキルを持つ外国人労働者に発行されるビザです。オーストラリア人労働者だけでは充足できない人材確保のために発行され、いずれのストリームも最長4年です。
ストリームは以下の3種類です。
- Core Skills stream:Core Skills Occupation List(CSOL)掲載職種が対象。年収要件はCore Skills Income Threshold(CSIT)=79,499豪ドル以上(2026年7月改定)。
- Specialist Skills stream:ANZSCO Major Group 1・2・4・5・6の職種が対象で、職業リストの縛りなし。年収要件はSpecialist Skills Income Threshold(SSIT)=146,717豪ドル以上(2026年7月改定)。
- Labour Agreement stream:政府と労働協定を結ぶ雇用主に指名された熟練労働者が対象。介護・農業・飲食など特定業種で利用されます。
旧TSS制度にあった「STSOL」「MLTSSL」という職業リストの区分は廃止され、現在はCore Skills Occupation List(CSOL、456職種)に統合されています。したがって旧来の職業リスト表・永住権可否の説明は現行制度と一致しません。
いずれのストリームも、条件(一定期間のフルタイム就業、給与基準クリアなど)を満たせばSubclass 186(雇用主指名の永住ビザ)を通じた永住権申請が可能です。
※1豪ドル=114円で換算(2026年7月時点)
オーストラリアの就労ビザの取得要件を満たすのは難易度高め?審査内容を紹介
オーストラリアの就労ビザを取得するためには、必要書類を用意した上で審査を通過しなければなりません。
雇用主|Standard Business Sponsorと承認された企業か
就労ビザの審査は、就労者のみならず雇用主も対象となります。具体的には、Standard Business Sponsorと承認された企業か否かがポイントです。審査時のチェックポイントは、事業内容や企業の将来性、従業員構成などです。
職種|Core Skills Occupation List(CSOL)に掲載された職種か
Skills in Demand visaのCore Skills streamを申請する場合、職種がCore Skills Occupation List(CSOL、456職種)に掲載されているかが審査のポイントです。Specialist Skills streamでは職業リストの縛りがなく、年収要件(SSIT)を満たすかどうかが基準になります。
| ストリーム | 職業要件 |
| Core Skills stream | CSOL掲載職種であること(例:看護師、中等教育教員、大工、ソフトウェアエンジニアなど) |
| Specialist Skills stream | ANZSCO Major Group 1・2・4・5・6の職種で、SSIT(146,717豪ドル以上)を満たすこと |
就労者|ビザ通過に値する英語力・人格・健康状態などを持つ人物か
就労ビザを申請する就労者の主な審査ポイントは、以下の通りです。
- 英語力
- 犯罪歴の有無
- 職務経歴
- 資格、推薦状等
- 健康状態、精神状態
英語力を証明する際は、IELTSなどの試験スコアが用いられ、目安としては総合5.0かつ各技能5.0以上が求められますが、ビザの種類・ストリームによって基準は異なります(MATESストリームでは総合6.0が必要など)。
犯罪歴については、過去の滞在国での経歴がチェックされます。健康状態や精神状態は、Department of Home Affairsが承認したパネル医師(Bupa Medical Visa Servicesなど)の受診結果のみが有効です。最新の指定医療機関はオーストラリア移民局の公式HPから確認できます。
オーストラリアの就労ビザの申請に必要なもの
申請までに準備しておくべきもの
- パスポートのコピー(身分事項ページ)
- 現地企業との雇用契約書・ノミネーション関連書類
- 資金の証明ができる書類(雇用契約書、銀行取引明細書など)
- パートナー・扶養家族の身分証明書
家族がいる方は、パートナーや扶養家族の身分証明書が必要です。婚姻証明書や家族関係を証明する書類の提出を求められる場合もあります。
任意または一部求められると必要なもの
- 警視庁またはオーストラリア連邦警察の犯罪経歴証明書
- Home Affairs承認のパネル医師による健康診断
- 職務内容説明書・履歴書(学歴・職歴、英訳)
- 最終学歴の証明書(英訳、卒業証書)
- 資格の合格証(仕事内容と関連する場合、英訳)
- 英語力試験結果(該当ビザ・ストリームのみ)
- 申請補助の依頼(登録移住エージェント・弁護士など、任意)
申請はImmiAccountを通じてすべてオンライン・デジタルで完結するため、返信用封筒や証明写真の郵送、日本語能力証明書は不要です。これらは日本国内の一部ビザ申請様式との混同によるもので、オーストラリアの就労ビザには該当しません。申請するビザにより必要書類は異なるため、念のため内務省の公式HPも確認しましょう。
オーストラリアの就労ビザの取り方|オンライン申請方法を紹介
- ImmiAccountへ新規登録orログイン
- オーストラリア政府の公式HPで必要書類をアップロード
- 家族の申請
- ビザ申請費用の支払い
- ビザ承認書の受け取り
1. ImmiAccountへ新規登録orログイン
まずはImmiAccountを取得しましょう。アカウントを新規登録するには電話番号やメールアドレスが必要です。パスワードは以下の要件を満たす必要があります。
- 最小14文字、最大100文字
- 小文字(a-z)、大文字(A-Z)、数字(0-9)、句読点と特殊文字(~`!@#$%^&*()_+=-{}\,.?/)を含む
2. オーストラリア政府の公式HPで必要書類をアップロード
アカウント取得後は、必要書類をすべてデジタルデータでアップロードします。書類はビザ種類・ストリームにより異なるため、公式HPで最新の要件を確認してください。
3. 家族の申請
家族やパートナーがいる場合は彼らの申請も忘れずに行いましょう。Skills in Demand visaなど多くの雇用主スポンサー付きビザでは、同伴する配偶者・パートナーに就労権、子どもに就学権が認められます。就労・就学の可否はビザ条件(visa conditions)によって異なるため、発給通知の内容を必ず確認してください。
4. ビザ申請費用の支払い
支払い方法は以下の通りです。
- デビット・クレジットカード(VISA・MasterCard・アメックス・JCB)
- PayPal
- UnionPay
- BPAY
支払い後はすぐに支払い完了メールが届きます。審査・許可までの期間はビザ種類やストリームによって異なり、Skills in Demand visaのCore Skills streamでは中央値21日、Specialist Skills streamでは中央値7日が目標として公表されています。
5. ビザ承認書の受け取り
ビザの付与が完了すると、以下が通知されます。
- ビザ交付番号
- ビザ開始日
- ビザ条件
ビザ申請が却下された場合は理由が伝えられます。却下理由を見直し、再申請しましょう。
オーストラリアの就労ビザの申請にあたって注意するポイント
書類はすべて英語表記で作成することが求められる
申請書・職務内容説明書・履歴書など、就労ビザの申請に必要な書類は、すべて英語で記入しなければいけません。英語での書き方が分からなければ専門家への依頼を検討しましょう。卒業証書や資格の合格証書は各機関に依頼して英語表記のものを取り寄せる必要があります。
家族は同行でき、多くのビザで就労・就学が認められる
就労ビザの申請をする方は、自分以外の家族やパートナーもオーストラリアへ連れて行けます。健康状態や犯罪歴に問題がなければ、同行の許可が出ます。
多くのビザで「家族は一律に就労・就学が禁止」ということはなく、実際には、Skills in Demand visaなど多くの雇用主スポンサー付きビザで配偶者・パートナーの就労、子どもの就学が認められています。可否は発給されるビザ条件によって異なるため、必ず条件を確認しましょう。
ビザの更新には追加料金(Subsequent Temporary Application Charge)が発生する場合がある
オーストラリア国内から就労ビザを含む一部ビザを更新する場合、Subsequent Temporary Application Chargeと呼ばれる追加料金が発生することがあります。正確な金額はビザ種類・申請時期により変動するため、最新料金は内務省公式サイトの料金表で必ず確認してください。日本国内からビザを更新申請する場合はこの追加料金の対象外です。
留学エージェント・タビケン留学では渡航前から現地まで徹底サポート!
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現在就労ビザの手配は受け付けていませんが、留学やワーホリであればビザの申請から学校の手配まで各種渡航準備のサポートが可能です。
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オーストラリアの就労ビザについてよくある質問
オーストラリアの就労ビザに年齢制限はある?
ワーキングホリデービザなど一部のビザには年齢制限がありますが、Skills in Demand visaなど主要な就労ビザ自体には年齢要件は設けられていません。ただし、専門知識やスキルを有していないと、高齢になるほど就労ビザの取得は難しくなります。
オーストラリアの就労ビザに一定の学歴は必要?
就労ビザの取得にあたって学歴要件は特に求められません。現地で従事する仕事をこなす知識やスキルが認められれば取得可能ですが、スキル評価(Skills Assessment)の過程で学歴証明が求められるケースがあります。その場合は最終学歴の卒業証明書を英文で用意しましょう。
オーストラリアの就労ビザの取得期間は?
取得までの期間はビザ・ストリームにより異なります。Skills in Demand visaではCore Skills streamで中央値21日、Specialist Skills streamで中央値7日が目標として公表されていますが、書類不備や審査状況によってはこれより長くかかる場合もあります。渡航日の数ヶ月前から余裕を持って申請を進めましょう。
オーストラリアの就労ビザの滞在年数は?
主な就労ビザの滞在年数は以下の通りです。
| ビザの種類 | 滞在年数 |
| Temporary Work(Short Stay Specialist)visa(400) | 最大6ヶ月 |
| Temporary Work(International Relations)visa(403) | 最大4年(ストリームによる) |
| Temporary Activity visa(408) | 最大4年 |
| Skills in Demand visa(482) | 最大4年(香港パスポート所持者は5年、Core Skills streamのみ) |
オーストラリアで就労ビザ取得者が永住権を取るには?
Skills in Demand visa(旧482ビザ)取得者は、Core Skills・Specialist Skillsいずれのストリームでも、一定期間(2年)のフルタイム就業経験や給与水準などの要件を満たせば、Subclass 186(Employer Nomination Scheme)を通じた永住権申請が可能です。
オーストラリアでワーホリに参加する場合は就労ビザでもいい?
ワーキングホリデーは、就労ビザでは代替できません。ワーホリを目的とする場合は、専用のSubclass 417(Working Holiday)またはSubclass 462(Work and Holiday)ビザを取得する必要があります。就労ビザは雇用先が決まっていないと取得できず、発行にも時間がかかるため、ワーホリが目的の場合は素直にワーホリビザを取得するのがおすすめです。
オーストラリアワーキングホリデーのビザ申請方法に関する詳しい情報を見る
オーストラリアで働くことに関して不安があればタビケン留学へご相談ください
オーストラリア留学をサポートするタビケン留学では、現在就労ビザの手配に関するサービスは提供していません。しかし、就労ビザの取得要件を満たすスキルが身につく学校の紹介は可能です。
留学やワーホリが目的の渡航であれば、タビケン留学によるビザの申請や学校の手配など、各種サービスも提供できます。サービスは一部を除き基本的に無料です。
オーストラリアへの渡航に関する不安や疑問があれば、ぜひ一度問い合わせてください。
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