オーストラリアの学生ハウス完全攻略!費用の解説からメリット・デメリットまで

オーストラリアの滞在方法として学生ハウスを検討している人に向け、オーストラリアの学生ハウス事情について解説していきます。学生ハウスのメリット・デメリット、費用面、あらかじめ注意しておくべきことや確認事項についてご紹介します。  

学生ハウス(Student House)とは

 

学生ハウスとはアコモデーション(滞在先)の専門の会社が運営する留学生を中心とした宿泊施設のことです。通学する学校のある街の中心部から公共交通機関でおおよそ30分圏内とアクセスがしやすい立地にあります。一般的に1〜4人部屋の用意があり、選択する部屋タイプにより料金が異なります。滞在費には食費が含まれませんので、自分で自炊をする必要があります。

学生ハウスのメリット・デメリット

 

メリット 

友達を作りやすい

学生ハウスは部屋がいくつもあるので、そこに滞在している南米やアジア、ヨーロッパなどから来ている様々な国籍の学生と交流することができます。一緒にテレビを見ながら話をしたり、ゲームをしたり、自国の国の料理をお互いに作って一緒に食べたりなど、日本でできない貴重な経験をすることができます。現地到着後すぐに友達ができると情報交換もしやすくなり、現地での生活も慣れやすくなります。

門限がなく自由度が高い

ホームステイでの滞在だと家庭によっては夕食の時間が決まっていたり、場合によっては門限があることもあります。また家庭によってはシャワーの時間は5分などという決まりがあることもあります。学生ハウスの場合だと基本的には門限などはありません。夕食の時間なども決まっていないので、自分の好きなように行動することができます。そのためホームステイと比べると、時間やルールに縛られず自由に過ごすことができます。

学校から近い

ホームステイの場合だと、お家によっては学校から約1時間ほど距離があるところでの滞在となることもあり、電車やバスなどの公共交通を必ず利用しなければいけない場合がほとんどですが、学生ハウスはシティー内にあったり、シティーまで歩いて通える物件もあったりするので概ねホームステイの家よりもシティーまで近く、徒歩圏の物件であれば交通費もかからないこともあるので、ホームステイより交通費が抑えられるのもポイントです。

 

デメリット

キッチンやバスルームは共有

基本的に複数の学生と共同生活となりますので、キッチンやバスルームは複数人とシェアする必要があります。そのため、誰かがバスルームを使っている場合にはなかなかバスルームが使用できないということもあります。また、比較的日本人は綺麗好きの方が多く、使用した後は綺麗に片付ける、という習慣もあるかと思いますが、様々な国から来ている学生と共有になるとその当たり前が通用しない場合もあります。使用後に片付けがされおらず汚いままということがある場合もあります。

数人でシェアなので1人になる時間を確保しずらい

上記でも記載した通り、複数人と共同生活となるので1人部屋でない限りは、1人の時間を確保することが難しく、勉強などに集中しずらい可能性があります。キッチンやダイニングスペースも共有なので、食事の時にも誰かが同じ空間にいる、ということも多々あります。

貴重品管理には注意が必要

見知らぬ複数人と共同生活をすることになりますので、トラブルにならないよう常に貴重品の管理には気を付ける必要があります。高価なものや財布などを煩雑に共有スペースなどに置いていると、最悪の場合知らない間に盗られてしまったり、お金が抜き取られてしまう可能性もあります。そのため、貴重品や大切なものはスーツケースに入れて鍵をかけるなど日頃から対策をするようにしましょう。

 

学生ハウスの部屋のタイプ

1人部屋

バスルーム・キッチンは共有ですが、ベッドが1つあるお部屋を1人で使用することができます。1人の時間を確保したい方には1人部屋がおすすめです。

2人部屋

1つのお部屋にベッドが2つあり、1つのお部屋を2人でシェアします。バスルーム・キッチンも共有です。ルームメイトと仲良くなれると到着後の寂しい気持ちも紛れて楽しく過ごすことができます。

学生ハウスに滞在にかかる費用

学生ハウスに滞在する上で掛かる費用は以下の通りです。(シドニーの場合)

1人部屋の場合

・学生ハウス手配料(約$350)

・学生ハウス滞在費(約$420/週)

1か月あたり、$2030(日本円で約19万円ほど)

2人部屋の場合

・学生ハウス手配料(約$350)

・学生ハウス滞在費(約$295/週)

1か月あたり、$1530(日本円で約14万円ほど)

※上記はシドニーのおおよその例となります。都市によって金額も変動いたします

 

学生ハウスの手配方法

エージェントに依頼

日系のエージェントに依頼する場合、万が一の場合や困った時もサポートがあるので安心です。Morrow Worldでも日本人留学生の皆さんに最適なステイ先のお手配をしており、多くの学生様が利用されています。

学校手配

ご自身が通学される語学学校に依頼して手配してもらうことも可能です。学校での手配の場合、学生ハウスで困ったことがあった際には学校に相談することができます。

よくある質問・注意点

家電などの備え付け設備について

学生ハウスにはあらかじめ、家具・家電が備わっているため現地にて家電や家具を買う必要はありません。また、インターネットについても利用が可能なところがほとんどです。

持って行った方がよいもの

必ず必要なもの

  • パスポート
  • パスポートのコピー
  • ビザ
  • 航空券
  • 海外旅行損害保険証
  • オーストラリアドル
    60豪ドル(約5000円)だけ持っていき、為替レートの良い現地で両替しましょう。
  • 日本円
    現地で使う必要最低限の金額と帰国時に必要な分を持っていきましょう。
  • クレジットカード
    VISAまたはMaster Cardを選びましょう。今の時代ほとんどのお店でクレジットカードが使えるので必須です。2枚あるとより安心です。身分証明にも利用できます。
  • 学生ハウスの住所
    入国時に空港で入国カードに記入する必要があります。飛行機内に住所のメモとペンを持ち込むのがベストです。
  • スマートフォン
    SIMフリータイプのスマホか確認しましょう。現地で購入する方は不要です。
  • 洋服、下着類
  • 化粧品、薬、コンタクト、生理用品
    日本製の商品を見つけるのは難しかったり、値段が割高だったりするので、こだわりの強い人は準備しましょう。
  • 変換プラグ
    100円ショップなどで売られています。オーストラリアのIタイプ(Oタイプ)を購入しましょう。
  • 筆記用具

 

あると良い物

  • 傘・折り畳み傘
  • スニーカー、サンダル、スリッパ
  • 水着
  • 日焼け止め、サングラス、帽子
  • 歯ブラシ、歯磨き粉
  • タオル
  • 洗濯ネット
  • 電子辞書
  • ドライヤー
    海外対応の物。オーストラリアの電圧は240Vで日本は100~110Vなので、海外対応の電化製品しか使えません。変圧器を購入する方法もありますが非常に高いです。現地で現地製品を買うことをおすすめします。
  • 参考書
    語学学校に行く人は1つ選んで持っていくと良いです。

 

トラブル時の対応方法

学生ハウスでの滞在において、トラブルが起こった場合には以下の通り対応しましょう。

自分の意思をはっきりと伝える

シェアメイトが夜中もうるさいなどのトラブルがある場合には、まずは本人に自分の意思を伝えましょう。日本人は意見を言えない傾向が強いですが我慢ばかりするのは良くないのでまず伝えてみましょう。

手配先のエージェント・学校に相談する

直接伝えても解決しない場合には、エージェントもしくは学校に一度相談しましょう。その際事情を詳しく説明する必要があるので、トラブルの起こる頻度や程度を細かく伝えることが大切です。トラブルが深刻であったり、解決の兆しが見えない場合滞在先を変える、という方法もあるので一人で抱え込まないようにしましょう。

 

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