留学先として人気の高いオーストラリア。フレンドリーな国民性や温暖な気候、世界的に住みやすいと評価される都市の多さが人気の理由です。オーストラリアに留学や仕事で滞在するにはビザの取得が必要で、渡航の目的に合ったビザを選ぶことが大切です。
この記事では、語学留学向けの学生ビザ(サブクラス500)やワーキングホリデービザ(サブクラス417)をはじめ、就労ビザ、観光ビザ、永住権、パートナービザなど、オーストラリアの主要なビザの種類と特徴を紹介します。
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オーストラリアに語学留学する際に取得するのが学生ビザ(サブクラス500)です。実際に学校に通う方が取得する学生ビザと、18歳未満の方が留学する際に保護者として滞在する方が取得する学生ガーディアンビザ(サブクラス590)の2種類があります。
ここでは、それぞれのビザについて紹介します。
学生ビザ(サブクラス500)は、オーストラリアの語学学校・大学・専門学校・TAFEなどへ3か月以上通学する際に必要なビザです。授業期間中は2週間(フォートナイト)で最大48時間まで就労可能で、学校のホリデー期間中は時間制限なく働くことができます。
申請料金は2,000豪ドル(約220,000円)です(2025年7月改定。最新料金はDepartment of Home Affairsの公式サイトで確認してください)。ビザの発給には数週間〜数か月かかるため、早めの申し込みをおすすめします。
2024年3月以降、ビザ申請時にはGenuine Student(GS)要件として、オーストラリアでの学業が主な目的であることを示す必要があります。
関連記事:オーストラリアの学生ビザ(サブクラス500)申請条件・就労ルール・滞在期間を解説
学生ガーディアンビザ(サブクラス590)は、18歳未満の学生ビザ(サブクラス500)申請者または保持者の21歳以上の親・親族・法的保護者が、オーストラリアで保護者として滞在する際に必要なビザです。最大5年間の滞在が可能です。
申請料金は2,000豪ドル(約220,000円)です(2025年7月改定。最新料金は公式サイトで確認してください)。
オーストラリアで働く方法として人気が高いのが、ワーキングホリデービザです。ビザ取得には年齢制限がありますが、条件を満たせば最大3年間の滞在が可能な魅力的なビザです。
ワーキングホリデービザ(サブクラス417)は、申請時に18歳以上30歳以下の方が対象で(一部の国籍は35歳まで申請可能)、最大1年間オーストラリアで観光・就労できるビザです。最大4か月間(17週間)学校に通うことも可能で、同じ雇用主のもとでは最大6か月まで働くことができます。
オーストラリアのワーキングホリデービザには、セカンドビザ(2年目)とサードビザ(3年目)の制度があります。政府が指定する地方エリアで88日間以上の指定労働に従事するとセカンドビザを、セカンドビザ期間中にさらに6か月以上の指定労働に従事するとサードビザを申請でき、合計最大3年間オーストラリアに滞在可能です。
指定労働の内容はファームでの農作業やミートファクトリーでの仕事が中心ですが、中には悪質なファームや偽の紹介料を請求してくるケースもあるため、ファーム選びは慎重に行うことをおすすめします。
なお、日本国籍の方のワーキングホリデービザは年間発給数に制限がなく、条件を満たせばどなたでも取得が可能です。申請料金は670豪ドル(約73,700円)です(最新料金はDepartment of Home Affairsの公式サイトで確認してください)。
関連記事:オーストラリアのワーキングホリデー(ワーホリ)ビザ申請

2024年12月7日より、従来の就労ビザ(Temporary Skill Shortage: TSS、サブクラス482)に代わり、Skills in Demand(SID)ビザ(サブクラス482)が導入されました。以前のSTSOL(短期職業リスト)とMLTSSL(中長期職業リスト)は統合され、Core Skills Occupation List(CSOL)という456職種の統一リストに一本化されています。
新しいSIDビザには以下の3つのストリームがあります。
いずれのストリームでも、2年間の就労後にEmployer Nomination Scheme(ENS、サブクラス186)を通じた永住権申請が可能になりました。
SIDビザのCore Skillsストリームで就労ビザを取得するには、自分の職業がCSOL(Core Skills Occupation List)に掲載されている必要があります。CSOLには456の職種が含まれており、主な分野は以下のとおりです。
CSOLは半年ごとに見直されるため、最新のリストはDepartment of Home Affairsの公式サイトで「Skills in Demand visa」のページを確認してください。
SIDビザ(サブクラス482)を申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
※この見出しは旧制度(MLTSSL)の名称ですが、以下は2026年3月時点の最新制度に基づく内容です。
SIDビザ(サブクラス482)から永住権を申請する場合、Employer Nomination Scheme(ENS、サブクラス186)のTemporary Residence Transition(TRT)ストリームを利用します。主な条件は以下のとおりです。
旧制度ではMLTSSL職種のみ永住権申請が可能でしたが、新制度では全ストリームから永住権申請への道が開かれています。詳しい条件は、移民弁護士やビザエージェントに確認することをおすすめします。

オーストラリアに短期滞在する際に取得するのが、電子観光ビザETAS(サブクラス601)です。日本からオーストラリアを経由して他の国へ行く際、乗り換え時間が8時間を超える場合には乗り継ぎビザ(サブクラス771)が必要になりますので、事前にチェックしておきましょう。
ここでは、以下の3つのビザを紹介します。
ETAS(サブクラス601)では最大3か月まで滞在が可能です。主に観光、3か月以下の短期留学、会議への出席などを目的とする方が取得するビザです。申請料金は20豪ドル(約2,200円)で、ほとんどの場合で申請後1日以内に発行されます。
現在はAustralian ETAアプリ(iOS/Android対応)からの申請が推奨されています。このビザではオーストラリアでの就労は認められていません。
関連記事:オーストラリア観光ビザ(ETAS)の申請方法・やり方を完全ガイド|自分で申請する手順と注意点
観光ビザ(サブクラス600)は、家族の訪問、学会への出席、会社の会合などビジネス目的での訪問に利用されるビザです。最大3か月、6か月、または12か月の滞在が可能で、申請料金はストリームによって異なります(最新料金は公式サイトで確認してください)。このビザではオーストラリアでの就労は認められていません。
飛行機の乗り換えに8時間以上かかる場合に必要なビザで、最大72時間までオーストラリアに滞在可能です。料金は0豪ドル〜で、他の国への航空券を取得している必要があります。
オーストラリアに永住する方法としては、上記で紹介したSIDビザ(サブクラス482)からENS(サブクラス186)を通じて永住権を申請する方法のほか、技術独立ビザ(サブクラス189)やパートナービザなどがあります。
技術独立ビザ(サブクラス189)は、日本やオーストラリアで身につけたスキルや経験を活かし、企業スポンサーなしで自分自身で永住権を取得する方法です。
申請にはオーストラリア政府が認めた職業に就いていること、ポイントテストで一定以上のスコアを獲得すること、申請時の年齢が45歳未満であること、英語力の基準をクリアすることなどの条件があります。招待(Invitation)を受けてからの申請となるため、ポイントスコアの高い方が優先されます。
詳しい職業リストや条件は、Department of Home Affairsの公式ページで確認してください。
オーストラリア国籍またはオーストラリアの永住権を持つ方とパートナー関係にある方は、パートナービザを申請することが可能です。申請する場所や状況によって取得するビザの種類が変わります。いずれのパートナービザも申請者は18歳以上である必要があります。
ここでは、以下の3種類を紹介します。
現在オーストラリア国内に在住の方が、オーストラリア国内からパートナービザを申請する際に取得するビザです。サブクラス820は一時的なパートナービザで、サブクラス801が認可されるまでのつなぎの役割を果たします。サブクラス820が認可されてから通常2年後にサブクラス801の申請が可能になり、取得するとオーストラリアに永住できます。
申請料金は9,365豪ドル(約1,030,000円)です(2025年7月改定。最新料金は公式サイトで確認してください)。この料金で一時ビザと永住ビザの両方をカバーします。
現在オーストラリア国外に在住で、パートナーがオーストラリアに在住の場合に取得するビザです。サブクラス309は一時的なパートナービザで、サブクラス100が認可されるまでのつなぎです。サブクラス309が認可されてから通常2年後にサブクラス100の申請が可能になり、取得するとオーストラリアに永住できます。
申請料金は9,365豪ドル(約1,030,000円)です。(2025年7月改定。最新料金は公式サイトで確認してください)
現在オーストラリア国外に在住で、まだ婚姻関係にないカップルが取得するビザです。Prospective Marriage Visa(婚約者ビザ)とも呼ばれ、取得してから9〜15か月以内に婚姻関係を結ぶ必要があります。
申請料金は9,365豪ドル(約1,030,000円)です(2025年7月改定。最新料金は公式サイトで確認してください)。このビザでオーストラリアに入国した後、パートナービザ(サブクラス820、801)を申請するのが一般的で、その際は1,560豪ドル(約172,000円)の追加料金が必要になります。
サブクラス820やサブクラス309の取得時には、婚姻関係にある場合は戸籍謄本などの書類を、事実婚(ディファクト)関係の場合は証拠となる写真や文書、友人の証言などの提出が求められます。また、健康状態・犯罪歴・性格条件を満たしている必要があります。
上記のほかにも、目的に応じたさまざまなビザがあります。ここでは、以下の3つを紹介します。
トレーニングビザ(サブクラス407)は、現在の職業や専門分野のスキルを高めるために、オーストラリアの職場でトレーニングに参加するためのビザです。政府の定める英語力の基準を満たす必要があり、最大2年間の滞在が可能です。申請料金は最新の金額をDepartment of Home Affairsの公式サイトで確認してください。
短期滞在スペシャリストビザ(サブクラス400)は、自然災害の支援など、オーストラリアの利益に関わる活動や高度に専門的な仕事に短期間従事する際に取得するビザです。最大滞在期間は3か月です。申請料金は最新の金額を公式サイトで確認してください。
一時卒業ビザ(サブクラス485)は、オーストラリアの大学や専門学校で学業を修了した方が、卒業後に一時的にオーストラリアで就労・滞在できるビザです。対象者は35歳未満で(2025年7月改定)、政府認定のCRICOS登録コースで所定の資格を取得していることが条件です。
申請料金は4,600豪ドル(約506,000円)です(2026年3月1日改定。最新料金は公式サイトで確認してください)。滞在可能期間はコースの種類や修了レベルによって異なり、18か月〜最大3年間です。
オーストラリアに滞在するには、目的に合わせたビザを取得する必要があります。語学留学なら学生ビザ(サブクラス500)、働きながら滞在したいならワーキングホリデービザ(サブクラス417、年齢制限あり)、3か月以下の短期留学や観光ならETAS(サブクラス601)が基本的な選択肢です。
永住権を目指す場合には、SIDビザ(サブクラス482)からのENS(サブクラス186)申請や技術独立ビザ(サブクラス189)など複数のルートがあります。ビザの種類や申請料金は制度改定により頻繁に変更されるため、渡航前に必ずDepartment of Home Affairsの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
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