オーストラリア留学でもっとも多くの方が気になるのが費用や事前に準備する予算かと思います。費用と予算は滞在期間によって異なりますが、オーストラリア留学は欧米での留学に比べて予算が安いこともあり、とても人気が高いです。その理由には、学費、航空券が安いことに加え、オーストラリアでは学生ビザ保持者であっても、決められた時間内であれば働くことができるというのも大きなポイントです。オーストラリアに学生ビザで滞在する際には、学費、生活費、保険料など必要なものがいろいろあります。このページでは、各カテゴリー毎の費用と予算や滞在期間による支出や収入の違いからオーストラリア留学の費用を解説していきます。
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オーストラリア留学費用の内訳には大きく分けて、学費(入学金、授業料、教材費)、保険料(任意の海外留学保険、オーストラリアの海外留学生健康保険OSHC)、生活費(宿泊費、食費、交通費)等があります。
それぞれ地域や選択肢によってもちろん実際に掛かる費用や予算に違いはありますが、オーストラリアは留学費用が安く済むということで人気が高いです。多くの方が昼間は学校に行き、夜はバイトをする、もしくは昼間にバイトをし、夜間の授業を受けるなど、学校で学ぶだけではなく、バイトをしながら仕事のスキルを身につけたり、英語力を高めています。
オーストラリアでは学生ビザでも、2週間のうちに40時間以内の就労が認められており、学校が休みの間には無制限に働くことができます。よって、元々欧米に比べて授業料や航空券が安いことに加え、仕事ができることによって更に予算を抑えることが可能です。
オーストラリアで留学する際にもっとも気になるのが学費。学費の内訳には主に、入学金、授業料、教材費が含まれます。
入学金はオーストラリア全土で200〜250ドルが平均です。短期留学、長期留学、語学学校、大学、TAFEなどの種類に関わらず、学校に入学する方は必ず必要になる料金です。
授業料は語学学校で160〜400ドル/週と、学校によって大きく差があります。学校によってはキャンペーンを行なっていて、2週間授業料が無料というところもあります。
オーストラリアは教育機関のレベルがとても高く、2018年QS世界大学ランキング100にオーストラリアの大学が6校もランクインしています。また、CRICOS(Commonwealth Register of Institutions and Courses for Oversea Students)と呼ばれる政府認可制度があり、どの学校も高い基準をクリアしているので、安心して学ぶことができます。そのため、授業料が安い学校でも質の良い授業を受けられます。
しかし、料金が高い学校ではきれいな校舎や設備、一流の先生の授業が受けられるなど特典もあります。自分が何を学びたいか、どんな先生が良いか、どんな環境で勉強したいかなどを明確にし、自分にあった学校選びをオススメします!
教材費は学費に含まれている場合や、週払い、またキャンペーン中で教材費が無料というところもあります。大学やTAFEでは入学後、履修するコースで必要な教材を各自購入します。語学学校の場合、最大でも1年間で350ドル程度です。
【学生ビザの申請料金】※2024年7月1日より申請費用が変更
日本で申請する場合 ー 1,600ドル
オーストラリアで申請する場合 ー 1,600ドル
オーストラリア国内ビザ申請が2回目以降の追加料金 ー 1,600ドル+700ドル
オーストラリアの学生ビザは、以前はいろんな種類がありましたが、現在はサブクラス500というビザに統一されています。学生ビザの申請料金は1,600ドルで、日本からでもオーストラリア国内からでも同じ料金です。さらに、学生ビザを延長したい時にはオーストラリア国内ビザ申請が2回目以降であれば学生ビザ申請料金1,600ドル+追加費用700ドルとなり、2,300ドルの支払いが必要です。
学生ビザに関してはこちら
オーストラリアの学生ビザ(サブクラス500)は、オーストラリアの語学学校、専門学校、大学、TAFEなどへ3ヶ月以上、学生として通いたい方が申請するビザです。オーストラリアでは学生ビザ(サブクラス500)での就労も認められており、2週間で40時間以内、また学校のホリデー中は制限なく働くことが可能です。
日本からオーストラリアへの航空券は、片道5万円前後です。オーストラリアの学生ビザの方は片道の航空券で入国可能です。そのため航空券は多くの方が行きのチケットだけを購入し、帰国する際にまた帰りの航空券を予約します。時期や出発地、経由地、格安航空の利用の有無などによってはもっと安くなったり、高くなることもありますが、欧米への航空券に比べると、かなり安く渡航することが可能です。
もし、大学の休みの期間だけなど、あらかじめ日程が確定している場合は往復の航空券を購入した方がお得です。しかし、オーストラリアに留学に来た人はもっと長くいたい!と思う方が多く、延長する可能性があるかもしれないという方は、やはり片道の航空券だけ予約しましょう。
オーストラリアで留学する際に加入する保険には、学生ビザで学校に入学する方に義務付けられている海外留学生保険(OSHC)と任意加入の海外留学保険があります。
学生ビザ取得予定の方 | 強制加入 |
観光ビザで留学予定の方 | 加入の必要なし |
海外留学生健康保険(OSHC)とは、学生ビザの有効期間中に病気や怪我をした場合にサポートしてくれる保険で、学生ビザを取得するには加入が義務付けられている保険です。費用は1年間470〜600ドルです。保険開始期間は少なくともコース開始前から、終了日はコース終了日以降である必要があります。この保険は盗難、破損、事故などは対象外になるので、心配な方は任意の海外留学保険にも加入することをオススメします。
海外留学保険は、留学生活の間に怪我をしたり、病気にかかったり、盗難にあったりなど、日常生活で何かあった時にサポートしてくれる保険です。費用は1年間で16〜25万円程で、補償内容や保証期間、保険会社によって料金が変わります。クレジットカードの付帯保険もありますが、多くの場合が3ヶ月まで補償のため、その保険が切れた後に病気になったりしたら、自腹で払うことになります。この保険は任意のため、保険に入らず滞在しているという方も多いですが、環境の変化で体調を崩したり、長期間住んでいると何が起こるか分からないので、海外留学保険への加入を強くオススメします。
留学エージェントによっては数万円〜数十万円といった留学サポート費用を取るエージェントもあります。もちろんその費用に見合ったサポートを受けることができるのであればお金を出す価値はあります。ただ、実際現地サポートがると言われても蓋を開ければ現地にオフィスどころかサポートスタッフがいないや、基本無料といっても色んな項目で細かな追加手数料を加算するエージェントもあります。
弊社が運営するオーストラリア留学ワールドでは、留学サポート費用をいただいておりません。そのため、留学準備から留学中のサポートまで、基本サポート無料で皆様のお手伝いをさせていただいています。スタッフは全員、留学経験者なので、留学生活に関するリアルなご相談にも親身になって相談を承らせていただいています。何か気になること、不安なことが少しでもあれば、いつでも気軽にご相談ください。
ここを見れば違いが一目瞭然!オーストラリア留学ワールドサポート 一覧
オーストラリアで生活する際に必要な費用として、主に家賃、食費、交通費が挙げられます。
オーストラリア留学の際の滞在方法には主に、シェアハウス、ホームステイ、学生寮、バックパッカーズなどがあります。費用は滞在方法によって異なり、シェアハウスの場合でも部屋のタイプや地域によって、120〜500ドル/週とかなり差があります。
オーストラリアの最初の滞在方法や各滞在方法の予算などについては下記をご覧ください。
オーストラリアは日本に比べて、物価が高いです。そのため、毎日毎食、外食をしていたら食費だけでもかなりの出費になります。フードコートの安いランチセットでも大体10ドル前後、レストランやパブでのご飯も決して安くはありません。そのため、多くの方が自炊をしています。オーストラリアにはColes(コールス)とWoolworths(ウルワース)という大手スーパーが全国いろんなところにあります。
また、シドニー、メルボルン、ブリスベンなどにはコストコもあるので、シェアメイトなどと買い出しに行って節約をするという方法もあります。日本食が恋しくなりレストランに行きたいけど節約もしたい、、、そんな時にはアジアンスーパーやスーパーのアジアンコーナーで調味料を買い、自分で作ることをオススメします。
日本の食パンといえば、4〜8枚切りが一般的ですが、オーストラリアのスーパーで食パンを買おうとすると、コストコでもないのに20枚入りなどが普通です。このパンを利用し、お昼にサンドイッチを持っていくとかなり節約できるのでオススメです。オーストラリアに来て自炊をするようになり、料理上手になって日本に帰国するという方も多いです。
オーストラリアの公共交通機関には、電車、バス、トラム、フェリーがあり、各都市によって金額は異なります。シドニーの場合は、オパールカードというカードがあり、公共交通機関を使用の際に必要になります。このカードを持っていると、1週間(月〜日曜日)の間に8回以上カードを利用するとその後の料金は半額になるため、月〜木曜日に学校に行った方は、金曜日の通学費は半額になるという仕組みです。(2024年7月現在)
通学方法によっても異なりますが、シティー外から通って1週間の交通費は30〜40ドル程が目安です。もし、学校まで徒歩や自転車で行けるという方は、この費用は必要なくなり週末のお出かけの際の交通費だけになります。
携帯電話は海外専用のレンタル携帯もありますが、多くの方がSIMフリーの携帯にオーストラリアのSIMを入れて使っています。もし、日本で使用していたスマートフォンがSIMフリーにできるのであれば、現地のSIMを入れて、自分のスマホをオーストラリアで使用することが可能です。
さて、これまでは留学に必要な費用の項目をご紹介しましたが、実際にどのくらいの予算で留学できるのか、3ヶ月、6ヶ月、1年間の留学費用を元にご紹介します。
3ヶ月間の留学予算として、Aさんの留学費用を例としてご紹介します。3ヶ月間までは観光ビザで留学することができるため、Aさんは観光ビザで学校に通い、しっかり勉強に専念しました。
【Aさんの場合】
学校:学費300ドル/週の学校に12週間通う
滞在先:平均的なシェアハウス
ビザ:観光ビザ(3ヶ月まで)
仕事:観光ビザは働くことができないため、勉強に専念
項目 | 費用 | 解説 | |
学校 | 入学金 | 200ドル | |
学費 | 3600ドル | 300ドル/週の学校に12週通った場合 | |
教材費 | 120ドル | ||
渡航前費用 | 航空券 | 800ドル | LCC往復 |
保険 | 無料 | クレジットカードの付帯保険利用 | |
サポート費用 | 無料 | オーストラリア留学ワールドの場合 | |
現地費用 | 宿泊費 | 1800ドル | 150ドル/週のシェアハウス滞在の場合 |
食費 /交際費 | 1500ドル | 500ドル/月の場合 | |
交通費 | 30ドル | シティー在住 10ドル/月の場合 | |
携帯電話 | 90ドル | 30ドル/月の場合 | |
ビザ | 観光ビザ | 20ドル | |
合計 | 8160ドル (897,600円) |
1ドル=110円換算 |
観光ビザでは3ヶ月間までの留学は可能です。しかし、観光ビザは就労が認められていないため、 仕事ができません。上記の合計金額は3ヶ月間仕事をせず、短期間での学習に専念した場合の費用となります。
保険に関してはクレジットカード付帯の海外保険が3ヶ月のものが多く、クレジットカード付帯保険でまかなうことができます。しかし、任意保険に比べ保証適応範囲や保証金額が最低額制限されている場合もありますので、事前に保証内容を確認して、もし内容に不安があるようなら、別途海外保険に加入した方が良いでしょう。
次に6ヶ月間の留学予算として、Bさんの例をご紹介します。3ヶ月以上の留学には、学生ビザを取得する必要があります。Bさんは学生ビザで、6ヶ月間学校に通いました。また、オーストラリアの学生ビザでは週20時間まで働くことができるので、昼間は学校に通い、学校の後はレストランでアルバイトをしました。
【Bさんの場合】
学校:学費300ドル/週の学校に24週間就学
滞在先:平均的なシェアハウス
ビザ:学生ビザ(6ヶ月)
仕事:昼間学校に通い、夜や休日の空いている時間にレストランで週20時間アルバイト
支出
項目 | 費用 | 解説 | |
学校 | 入学金 | 200ドル | |
学費 | 7200ドル | 300ドル/週の学校に24週通った場合 | |
教材費 | 240ドル | ||
渡航前費用 | 航空券 | 800ドル | LCC往復 |
日本の任意保険 | なし | オーストラリア学生ビザ保険があるので非加入 | |
サポート費用 | 無料 | オーストラリア留学ワールドの場合 | |
現地費用 | 宿泊費 | 3600ドル | 150ドル/週のシェアハウス滞在の場合 |
食費 /交際費 | 3000ドル | 500ドル/月の場合 | |
交通費 | 60ドル | シティー在住 10ドル/月の場合 | |
携帯電話 | 180ドル | 30ドル/月の場合 | |
ビザ | 学生ビザ | 1600ドル | |
保険 | 学生保険(OHSC) | 270ドル | 強制加入・6ヶ月の平均費用 |
支出小計 | 17,150ドル | トータルの支出 |
アルバイト収入
アルバイト収入 小計 | +9,600ドル | 時給24ドルで週20時間×20週間 |
支出+収入=合計 | 7,550ドル (830,500円) |
1ドル=110円換算 |
Bさんの場合は学生ビザで6ヶ月間オーストラリアに留学をしました。オーストラリアの学生ビザは2週間で週48時間までは就労が可能なので、Bさんは学校に通いながらアルバイトもしました。
保険は日本からの任意保険には加入せず、学生ビザの方は政府から加入が義務付けられているオーストラリアの学生保険(OSHC)だけですごしました。仕事の経験もしながら、収入があったので3ヶ月の留学をしたAさんとそれほど費用に差がない金額で、6ヶ月間留学することができました。
最後に1年間の留学予算として、Cさんの留学費用をご紹介します。Cさんは学生ビザで1年間学校に通い、夜はレストランでアルバイトをしました。また、学校がホリデーの間は時間に制限なく働くことができるので、ホリデーの間は週5日フルタイムで働きました。
【Cさんの場合】
学校:学費300ドル/週の学校に1年間通う(36週就学+12週ホリデー)
滞在先:平均的なシェアハウス
ビザ:学生ビザ(1年間)
仕事:昼間学校に通い、夜や週末の空いた時間レストランで週20時間アルバイト。ホリデー期間は週35時間のフルタイムで勤務
支出
項目 | 費用 | 解説 | |
学校 | 入学金 | 200ドル | |
学費 | 10,800ドル | 300ドル/週の学校に36週通った場合 | |
教材費 | 300ドル | ||
渡航前費用 | 航空券 | 800ドル | LCC往復 |
保険 | 無料 | オーストラリア学生ビザ保険があるので非加入 | |
サポート費用 | 無料 | オーストラリア留学ワールドの場合 | |
現地費用 | 宿泊費 | 7,200ドル | 150ドル/週のシェアハウス滞在の場合 |
食費 /交際費 | 6,000ドル | 500ドル/月の場合 | |
交通費 | 120ドル | 10ドル/月の場合 | |
携帯電話 | 240ドル | 30ドル/月の場合 | |
ビザ | 学生ビザ | 1600ドル | |
保険 | 学生保険(OHSC) | 550ドル | 強制加入・12ヶ月の平均費用 |
支出小計 | 27,810ドル | トータルの支出 |
アルバイト収入
アルバイト収入 小計 | +25,440ドル | 時給24ドルで 通常期間:週20時間×32週間 ホリデー:週35時間×12週間 |
支出+収入=合計 | 2,370ドル (260,700円) |
1ドル=110円換算 |
オーストラリアの語学学校では12週間ごとに4週間のホリデーを入れることができます。Cさんの場合12週就学+4週のホリデーを3回繰り返しました。CさんもBさんと同様、学生ビザで留学したので、学校に通いながらアルバイトをしました。そして学校のホリデー中は時間に制限なく働くことができるので、ホリデー中には週5日間×7時間アルバイトをして生活しました。そのため、1年間のトータルの留学費用も抑えることができ、学校で1年間しっかり英語を学びながら仕事でも英語を使い充実した留学生活を送ることができました。
以上、3名のそれぞれの留学費用をご紹介しました。BさんもCさんも飲食店でアルバイトをしていたので、アルバイトの日には賄いを食べることができ、食事にかける費用を抑えることができました。そこが飲食店で働く一番のメリットかもしれません。また、留学生の中にはお昼ご飯も持参して学校に行く方もいて、1週間の食費は100ドル以下という方もいます。
長期留学は費用が高いから難しいと思っている皆さん!!オーストラリアでは学生ビザでも日本よりも高時給で働くことができるのでトータルの留学費用を大幅に抑えられる事ができます。
そして、オーストラリア留学ワールドでは、皆様の留学サポートを無料で承らせていただいています。スタッフは全員留学、ワーキングホリデー経験者なので、リアルなご相談にも親身になってお話しさせていただいています。少しでも気になること、心配なことなどございましたら、いつでも気軽にご相談ください。
留学はどうしても費用のかかるものですが、一生残る経験となり、今後の人生でも活かせる素晴らしい経験を得られます。日本とは全く違う環境でいろんな人に出会い、いろんなものに触れ、その経験が皆様の宝になることを祈っています。海外で暮らす、それだけでも素晴らしい経験です。ぜひ、留学に興味のある方は一歩踏み出してみてください。
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